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タイニーハウスで暮らすふたりの幸せのカタチ~連載『1/LOVERS』

結婚したって、しなくたって、何度したって、いい。
一緒に暮らしても、それぞれに住まいがあっても、いい。
家族が増えても、ずっとふたりっきりでも、誰が何と言おうとも。

ふたりの決めた幸せは、全部、いい。

みんなのカラフルな“幸せのカタチ”をシェアしていきましょう。今回は、移動式の小さな家、タイニーハウスに暮らすふたりの話──。

物が少なくローコスト!
移動もOKだからいつも自由、いつも軽やか♪

マッチングアプリで出会った。共に世界的なベストセラー『アルケミスト』の愛読者で通じ合うものがあった。その本は、強く望めば、何事も実現するように助けが現れるという愛と勇気の物語。ふたりの人生も“強い望み”が原動力だ。

その一つが、タイニーハウスと呼ばれるタイヤ付きの小さな家。

由季さんはネット記事でタイニーハウスの存在を知り、「家なんて自分で造れないし、多額のローンが必要で、もちろん動かない」という概念の全てを覆され、タイニーハウス暮らしをする人々に会うため本場ポートランドへ。

そこでは、小さいからこそ住人らしさが色濃く出る住居に一層魅せられ、不器用で非力なのに「家を造る!」宣言。「どこに住むかより誰と住むかが大事」と考える哲平さんは、タイニーハウスに興味はないが驚きもせずに応援してくれた。

限られた空間でどう暮らすのが幸せなのか、家造りの過程で考え抜いた。思い浮かんだのは、料理好きな彼がおいしい一皿を振る舞いふたりで頬張る光景。だから7畳ほどの小さな家だけど、3口コンロの広々キッチンを備えた。

実際の暮らしは快適そのもの。彼も「不思議とリラックスできる」と話す。第一のポイントは物の循環だ。必要なら買うが不要なら手放し、服は横幅60cmのミニクローゼットと、40cm四方の一箱に全てを収納。水道光熱費は、赤い屋根の住居だけだと月1万円とお手頃だ。思い立った時に好きな土地へ引っ越しもできる。

小さいから、身軽だから、心はいつも自由で軽やか。

彼女が会社を辞めて起業した時も、彼が世界の名峰に登りたくて秘境ツアーコンダクターに転職した時も、ヒョイとできた。「未来は読めないけれど、生きたい方向に柔軟に」とふたり。

小さな住まいは、伸びやかな大きな人生をもたらしてくれている。

Photo Episode

[Photo1]
材木街の倉庫を間借りし、設計士やビルダーを何度も訪ね、道具の使い方を教わりつつ、ほぼ1人で完成させた

[Photo2]
小柄な由季さんは、高所が苦手。脚立に立って恐る恐るのコツコツ作業

[Photo3]
高台に春の訪れ。野生のリスも元気に走り回って、ふたりの口元もほころぶ

YouTubeでふたりのトークを配信中

夫婦のプロフィール写真
Profile

哲平さん(30代)
由季さん(30代)

50件以上の土地を巡って出会った眺めのいい高台で、彼女が造ったタイニーハウスに暮らす。家の修繕は彼女担当、元すし職人の彼は料理担当。

構成・文/千谷文子 撮影/保田敬介 D/mashroom design
※掲載されている情報は2025年4月時点のものです

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