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お金・常識
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会場支払いは現金のみ?ご祝儀は新紙幣NG?”結婚のうわさ”に徹底回答!

結婚のうわさ

「これって本当?」と思わずつぶやきたくなる、結婚にまつわる不確かな情報。指輪や会場探し、見積りに至るまで、ちまたにはあらゆるうわさが飛び交っているよう。今回はそんなうわさについて、マナーのプロやゼクシィ相談カウンターの担当者に聞いてみました!果たして何が真実で何がうそなのか、安心して結婚準備を進めるためにモヤモヤを解消しちゃいましょう。

1)ご祝儀に新紙幣を使うのは、縁起が悪いって聞いたけど……

新紙幣でも問題なし。大事なのはお祝いする気持ち

このうわさは、新紙幣の肖像として描かれている渋沢栄一氏の結婚観に由来したもの。でも考えてみてください。旧札が手に入るうちはいいけれど、流通しなくなれば5千円札で贈るのか?という疑問も浮かびませんか。

マナーとは、そもそも相手を大切にする思いやりの心の表現です。自分がされて嬉しいこととは何なのかを考え、されて嫌なことはしないというのが根本にあります。お札はみな貴重なもの。「人も物も大切にするのがマナー」と心得て、意味のないうわさに惑わされることのないようにしましょう。

2)婚約指輪の値段って、いわゆる“給料の3カ月分”なの?

平均購入額は39万円。3カ月分出す人は少ないと言えそう

婚約指輪

「婚約指輪は給料の3カ月分」というフレーズを耳にしたことがある人は意外と多いのでは?実はこのうわさ、かつて有名宝飾ブランドが行ったキャンペーンが始まり。当時の収入から考えると給料の3カ月分というのは現実的な金額だったようですが、時は流れ、現在のお財布事情に合った内容とはいえなくなりました。

ゼクシィの調査(*)によると、婚約指輪の平均購入額は39万円。中には100万円以上かける人もいますが、ほんの一握り。最も多く選ばれている価格帯は30万~40万円未満(30.3%)というのが実情です。婚約指輪は「感謝の気持ち」や「愛の証し」を形にしたもの。値段よりもふたりの気持ちを大切にし、予算やライフスタイルに応じて選んでみて。

3)婚約記念品といえば“指輪”一択でしょ?

8割が指輪を選んでいるけど、指輪以外でもOK!

婚約記念品と聞いて、すぐに思い浮かぶのはエンゲージリングですよね。実際にゼクシィの調査(*)でも約8割のカップルが指輪を選択。とはいえ、必ず指輪を贈るという決まりはありません。普段から指輪をあまり着けない人や、婚約期間中だけでなく結婚後も日常的に使える実用アイテムを希望する人は、ネックレスやピアスなどを選ぶケースも!

また、ジュエリー以外で人気なのは腕時計。「一緒に使えるもの」「長く愛用できるもの」という点で、おそろいの時計を購入するカップルも。指輪にこだわらず、ふたりの価値観に合ったアイテムを選んでくださいね。

4)結婚指輪は “おそろい”が当たり前!?

“おそろい”でなくても◎。好みや着け心地も大切にして

結婚指輪

結婚指輪のデザインは必ずしも完全におそろいにする必要はないんです。「ペア感を大事にしたい」と考えるカップルなら、素材やデザインなどの一部をリンクさせたり、指輪の内側に入れる刻印をおそろいにするのも素敵です。

一方で、ふたりの好みが異なる場合や、ペア感よりも婚約指輪との重ね着けを優先させたいというケースもありますよね。これから長く身に着けることを考えると、自分の好みやライフスタイルに合うものを選ぶことで満足感も上がるはず。まずは試し着けをし、デザイン・素材・フィット感などを確かめた上で、自分の指にしっくりくるか、も大切にしましょう。

5)親あいさつは、まず男性が女性の実家を訪れるのがマナー?

両家が納得するなら、どちらからでもOK。大事なのは敬意と配慮

親あいさつ

「親あいさつは女性側の実家から」という考え方は、昔の結婚のしきたりに由来。かつて「結婚は家と家との結び付き」とされ、女性が男性側の戸籍に入るのが一般的でした。「大切な娘さんを嫁に迎える」という思いやりの気持ちを込め、男性が先に女性側の親にあいさつをする慣習が生まれたとされています。

けれど現代は、結婚の形も多様化しています。例えば男性が女性の姓を名乗るなら、女性が先に男性側の親にごあいさつするのが自然ですし、両家の都合に応じて順番を決める場合もあります。大切なのは、相手の家族に対して感謝と敬意を示すこと。ふたりにとって最もよい形を探ってみましょう。

6)「本命会場の見学は最後に行く!」がセオリー?

最初or最後、それぞれにメリットがあるんです

そのうわさには一理あります。まず本命会場の見学を最後に回すことのメリットは、冷静に比較検討でき納得感を持って決められる点です。初めての会場見学は見るもの全てが新鮮でテンションも上がるもの。けれど、本命の会場を最後にすることで先に見る他の会場も冷静な視点で見れ、比較検討ができるんです。その上で、「やっぱりココが一番!」と納得感を持って決められます。

一方、早い段階で本命会場を見学することにもメリットが。空き状況を早めに確認することができる点と、当日に会場決定をすることでの割引や特典などが受けられる点です。人気の日取りは争奪戦になることもあり、希望する日取りが決まっている場合は早めに確認したいところ。もし他の会場も見ておきたいと考えるならば土日を使って、土曜の午前・午後、日曜の午前で3会場見学に行き、日曜の午後に決める流れをおすすめします。

7)結婚式の日取りは「大安」や「友引」がベスト?

六曜は日柄を決める方法の一つ。あまりとらわれ過ぎなくてもOK

六曜

大安や友引といった六輝/六曜(ろっき/ろくよう)は、吉凶を示す暦の一種で、これを参考にしながら式の日取りを決める人も少なくありません。

六輝は鎌倉時代に中国から入り、一日の時間の吉凶を占うものとされていました。例えば、大事な相談をするとき「今日の何時に行えばうまくいくのか」という具合に用いました。その後、江戸時代に入ると日にちの吉凶を占うものへと変化し、現在に至ります。

そのため、六曜の由来を踏まえて日柄を決めることも方法の一つですが、その他にも天赦日や一粒万倍日など、六輝以外にも「縁起のいい日」はあります。このような日柄を参考にしつつ、「みんなが過ごしやすい日」であることを大切にしましょう。

改めて知りたい!六曜の意味

【大安】「万事に吉」とされ、結婚式や祝い事に最適とされる
【友引】「朝晩は吉、昼は凶」とされ、時間帯で吉凶が異なる
【先勝】「午前中が吉、午後が凶」とされ、早い時間の式に適している
【先負】「午前中が凶、午後が吉」とされ、午後からの式に適している
【赤口】「正午のみ吉、それ以外は凶」※現代ではあまり気にしない
【仏滅】「全て凶」。ただし「物事を一新する日」とポジティブに解釈されることも

一般的に避けられがちな仏滅や赤口の日にもメリットが!会場によっては料金が割引になったり、お得なプランが用意されていることもあるんです。さらに仏滅や赤口なら、予約が取りづらい人気会場や、希望する時間帯に空きがあるケースも。

8)結婚式の見積りは最終的に100万円上がるって本当?

100~120万円上がった人は約2割だけど、工夫次第で防ぐことは可能

見積り

ゼクシィの調査(*)によると、見積りが上がった人は約80%いるなかで、100万~120万円上がった人は24%でした。そうしたなか、なるべく金額のギャップを減らすことが大切なんです。

ふたりが重視したいポイント(料理・衣裳・装花・写真・映像など)を、初回見積りの段階でどれだけ具体的に伝えられるか。例えば、見学の際にセッティングされた会場を見せてもらい、装花やテーブルコーディネートなどのイメージを具体的に湧かせて、見積りに盛り込んでもらう方法も。

自分たちにとって必要なものをしっかりイメージし、さらに変動しがちな項目も把握しておけば、大幅な金額アップを防ぐことができるはずです。

9)結婚式会場への支払いは「現金」のみ!?

現金払いが主流なのは本当。ただし、会場によってはカードOKのところも

結婚式費用の支払いが現金が主流の会場が多いのは事実ですが、クレジットカード払いや、ブライダルローンが利用できる会場も。会場への支払いのタイミングは、大きく分けて以下の3つ。

1.申し込み時(内金の支払い)
2.最終見積りが出た段階(一部前払い)
3.式前後(残金の支払い)

1~3を全額クレジットカードで決済できるケースは少なく、主に1の「内金の支払いにのみ使える」という会場が多いです。手持ちの現金や貯蓄が少ない場合は、親御さんからの一時的な借り入れや、ブライダルローンの活用も選択肢とし考えておくと安心です。まずは会場見学の際に支払い方法も確認しておきましょう。

10)披露宴の席次は「上座・下座」を厳格に守るのがマナー?

席次マナーにはそれなりの理由が。ただし柔軟に対応しても大丈夫

席次

結婚式の席次は、「目上の人が上座、主催者側の親族は下座」という形式が一般的。特に日本では、主賓など重要な方を上座にお招きし、感謝の気持ちを込めてもてなすという慣習があります。一方で、国際儀礼では主催者がホストとして主賓の隣に座り、ゲストと同じ空間で交流するスタイルが主流。また、会費制ウエディングが主流の北海道や東北の一部、親・親族を重んじる沖縄では親族を上座にすることが多い傾向も。どちらの形式にもそれぞれ文化的背景があり、どのような席次にするのかはケース・バイ・ケースで対応しても構いません。

最近では「親族との距離を近く」「ゲスト全員がリラックスして過ごせる席の配置に」という希望に沿った、柔軟な席次アレンジも増えています。「上座・下座はルール通りでなくてはいけない」と決めつけず、両家やゲストの希望を尊重しながら検討してみましょう。

11)結婚式のゲスト数は、新郎と新婦で合わせるべき?

異なっていても問題なし。人数差が気になるなら席次を工夫する手も

席次

招待するゲストの人数は、必ずしも新郎側・新婦側でそろえる必要はありません。親族や友人、職場関係者などの人数が異なっていても気にしなくて大丈夫。結婚式はふたりが今後の人生を共有していくことを祝う場。それぞれが大切に思う人や、これからも長く付き合っていきたい人を呼ぶことが大切です。

とはいえ、両家のバランスがどうしても気になるという場合は、1卓あたりの人数を調整したり、テーブルを縦形にして両家混合の配置にするなど、工夫することで人数差を目立たなくすることも可能です。

12)遠方ゲストのお車代は、ふたりが全額負担するべき?

ある程度の配慮は必要だけど、“全額負担”はマストではない

お車代

お車代は全額負担しなければならないわけではありませんが、感謝を伝える手段として、遠方から来るゲストにはある程度配慮をしたいもの。例えば、新幹線や飛行機を使う方には1万~3万円程度、車で来る方にはガソリン代相当を包むケースが多く見受けられます。

なお、友人の場合は「取り決め」を優先しても構いません。結婚式はお金もかかりますし、「お互いさま」という共通認識があれば自己負担にしても。ただし、先に式を挙げた友人が交通費やホテル代を出してくれた場合は、自分も同じように包むのがマナーです。グループ内で自分が初めて式を挙げるのなら、交通費をどの程度出せるのか前もって伝えておくと親切です。

13)ギフトは「引出物・引菓子・縁起物」の3点を用意すべき?

縁起がよいとされる奇数だけど、事情に合わせて増減してもOK

ギフト

結婚式のギフトを「引出物・引菓子・縁起物」の3点セットで用意するのは、日本で伝承されている形式。「3」という数字は、昔から奇数は縁起がよいとされ、引出物や結納品といった慶事にまつわるアイテムは奇数で調えられてきたことに由来。また、3つのギフトそれぞれには意味も込められているんです。

【引出物】ゲストへの感謝の気持ちを形にしたもの
【引菓子】幸せのお裾分けを意味するお菓子
【縁起物】昆布・かつお節など、喜びや夫婦円満を願うもの

そうした由来がありますが、3点セットを5点に増やしたり、引出物をカタログ式ギフトなどの1点で済ませても問題はありません。品物の点数は地域のしきたりやゲストの好みなども考慮しながら決めるのがベストでしょう。

14)ウエディングケーキは全部食べられるのが普通!?

食べられるのは生ケーキ。イミテーションケーキは可食部分が少ない

大きくて見た目も華やかなウエディングケーキ。入刀セレモニーの後はみんなで分けて食べられる?と思っていたら、全部がそういうわけではないんです。基本的にまるごと全部食べられるのは「生ケーキ」だけ。見た目のインパクトを重視したケーキの場合は、入刀する部分だけ生ケーキで、その他はイミテーションであることが多いのです。

また、その他に生ケーキとイミテーションケーキを併用するケースも。華やかさと実用性を考慮しながら、ふたりの結婚式にマッチするケーキを選びましょう。

【生ケーキ】と【イミテーションケーキ】
それぞれのメリットって?

【生ケーキ】
ケーキ全体が食べられるので、ゲストとシェアできる。デザインやフレーバーのオプションオーダーも可能。

【イミテーションケーキ】
ゴージャスで写真映えする。気温や湿度の影響を受けにくく保管がしやすい。生ケーキと比べて費用を抑えられることが多い。

15)披露宴を盛り上げるためのスピーチや余興はマスト?

マストではない。ゲストに負担をかけずに盛り上げる方法も!

演出

ゲストのスピーチや余興で盛り上がる披露宴もありますが、必須というわけではありません。最近は式のスタイルも多様化し、ゲストに負担をかけたくないと考えるカップルも増加。ゲスト調査でも、演出盛りだくさんの式よりも食事会メインの方が嬉しいといった声が74%(**)という結果も。プログラムを埋めるために無理にスピーチや余興を行わなくても、食事や歓談、雰囲気を充実させたりと、楽しい時間を過ごす方法はいくらでもあります。

ふたりが準備できそうな演出もいろいろ、人気の映像演出を始め、ケーキにソースをかけるドリップケーキ演出や、料理のライブパフォーマンスやデザートビュッフェ、テーブルラウンドなどがあります。プランナーさんとも相談しながらイメージに合う披露宴を叶えてくださいね。

うわさに答えてくれたのは……

マナー講師岩下さん

マナー講師
岩下宣子さん
「マナーとは思いやりの心。うわさに惑わされず、まずはさまざまな人の立場になってじっくりと考えてみましょう」

ゼクシィ相談カウンター 宮嶋玲弓さん

ゼクシィ相談カウンター
宮嶋玲弓さん
「多様な結婚式がある今。全てのカップルに寄り添った祝福の形を一緒に考え、全力でサポート致します!お気軽にご相談にお越しください」

From 編集部

正しい情報を知り、安心して結婚準備を進めよう

結婚準備を進めていくと、ネットやSNSで色々なうわさに直面することも!中には根拠のない話や思い込みといった、うわさの域を出ないものも結構ありました。ただでさえ気持ちが揺らぐこの時期、ネガティブな話に惑わされてあたふたしないよう、正確な情報を知って心穏やかに結婚準備を進めてくださいね。

文/南 慈子 イラスト/別府麻衣 構成/間宮 愛(編集部)
※(*)記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)」によるものです
※(**)記事内のデータは過去2年以内に結婚式に出席したことのある20~70代の男女332人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2025年1月時点のものです

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