寅の日・巳の日は開運日?やるといいこと&避けた方がいいこと
「寅の日」や「巳の日」って知っていますか?どちらもお金に関する開運をもたらすと言われている日です。ですが、入籍をするのには向いていないかも?など気になる人もいるよう。この記事ではそれぞれがどんな意味を持つ日なのかを解説しますので、婚姻届の提出など結婚に関するイベントを控えたふたりはチェックしてみて。
寅の日・巳の日とは?
寅の日・巳の日は「金運、商売繁盛、健康長寿」のご利益がある!
[寅の日]寅の黄金色と黒色のしま模様は金運の象徴とされており、寅の日は吉日の中で最も金運を招く日だと言われています。
[巳の日]巳=ヘビは七福神の一人で芸術や財運をつかさどる弁財天という神様に縁のある日であるため、巳の日は金運や商売繁盛を招く日だと言われています。
また、巳の日の中でも己(つちのと)の日が重なる日を(己巳(つちのとみ)の日」と言い、さらに金運アップのご利益が期待できます。
寅の日と巳の日の違いは?
共に「金運、商売繁盛、健康長寿」のご利益があると言われている寅の日・巳の日ですが、大きく異なるのはその「周期」。
寅の日は干支(えと)を軸に12日ごとに巡ってくる吉日で、巳の日は約20日から40日の間に一度訪れる吉日の一つです。
寅の日にやるといいこと・避けた方がいいこと
寅の日は、財布の購入&使い始め、大きなお金を動かすことがおすすめ!
寅の日は、財布の購入をしたり、使い始めたりすること、車や家を買うなど大きなお金を動かすこと、引越しをすることがいいとされています。一方で避けた方がいいこととされているのは、婚姻届を出すことや結婚式を挙げること。結婚にまつわる大きなアクションにとっては縁起がいい日とは言えないので、気になる場合は避けた方がよいかもしれません。
寅の日・巳の日に婚姻届の提出や結婚式などはしてもいい?
婚姻届の提出などは避けた方が良いとされているが、 気にしすぎなくてよい
寅の日は、“出て行ったものが必ず戻ってくる”という意味を持つ日となるので、戻ることを期待しない方がよい行事を執り行うには向いていない日となります。そのため、寅の日に婚姻届を提出するのは避けた方が無難です。
巳の日も寅の日と同様に婚姻届の提出や結婚式などは避けるのがよいとされています。理由は、弁財天が嫉妬して運気を下げてしまうからと言われています。
しかし、これらはあくまで言い伝えであるため「必ずしも」ということではないことも留意しておきましょう。寅の日や巳の日であったとしてもその日がふたりにとって特別な日であれば、あまりとらわれすぎず、柔軟に考える手も。
2024年の寅の日・巳の日はいつ?
2024年の寅の日・巳の日は次の通り。
[寅の日]
1月3日、15日、27日
2月8日、20日
3月3日、15日、27日
4月8日、20日
5月2日、14日、26日
6月7日、19日
7月1日、13日、25日
8月6日、18日、30日
9月11日、23日
10月5日、17日、29日
11月10日、22日
12月4日、16日、28日
[巳の日(己巳の日)]
1月(6日)、18日、30日
2月11日、23日
3月(6日)、18日、30日
4月11日、23日
5月(5日)、17日、29日
6月10日、22日
7月(4日)、16日、28日
8月9日、21日
9月(2日)14日、26日
10月8日、20日
11月(1日)13日、25日
12月7日、19日、(31日)
※( )は己の日が重なる「己巳の日」です。
【最強日】一粒万倍日や天赦日など縁起のいい日と重なるのはいつ?
特に「最強日」なのは3月15日!
寅の日や巳の日だけでもご利益があるのですが、さらに縁起がいいと言われる「一粒万倍日」や「大安」、「天赦日」などと重なることでそのパワーはアップします。そんな2024年の「最強日」をご紹介します!
こんな最強日であれば、避けた方がいいとされている婚姻届の提出や結婚式を挙げるなどの行動への制限は和らぎますので、候補として考えてみてもよいと言えるでしょう。
1月6日:己巳の日、大安
2月20日:寅の日、大安
3月3日:寅の日、大安
3月15日:寅の日、天赦日、一粒万倍日
3月27日:寅の日、一粒万倍日
4月11日、23日:巳の日、大安
5月5日:己巳の日、大安
6月22日:巳の日、一粒万倍日
10月5日、17日、29日:寅の日、大安
12月7日、19日:巳の日、大安
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From 編集部
寅の日や巳の日だから結婚にまつわる事柄は「絶対だめ」ではない!
寅の日は、お金にまつわることや新しいことを始めるのに向いている吉日とされ、結婚式や婚姻届の提出には向かないと言われることもありますが、その日がふたりにとって大切な記念日であったり、どちらかのお誕生日であったり……それぞれに事情はあるかと思います。この日は「絶対にだめ」ということではないので、もちろん気になる場合は避けた方がよいけれど、それだけにとらわれてしまうのももったいないかも。ぜひ、ふたりで話し合って決めてくださいね!
構成・文/奥野瑞歩 イラスト/田中麻里子
※参考文献/『現代こよみ読み解き事典』(柏書房)、『暦のおしえ: 季節と寄り添い、幸運を導く 』(徳間書店)、国立天文台 暦計算室、日本記念日協会ホームページ
※「入籍」はすでにある戸籍に入ることです。しかし本記事では便宜上、結婚を入籍と表現しています。
※掲載されている情報は2024年2月時点のものです。
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