【試着レポ】自分の”体形に合う”ドレス選び!卒花たちはどう決めた?
限られた時間や条件の中で行われるドレス選び。自分の体形に似合うベストな一着を選びたいものですよね。そこで今回は、体形との相性をしっかり考慮してウエディングドレスを選んだ先輩花嫁の試着レポをお届け。「似合う」にこだわって選んだからこそわかったドレス選びのポイントを、ドレスショップのプロによる「似合わせアドバイス」と共にご紹介します!
アドバイスをくれたのは……
ドレスショップ「JUNO」
恵比寿・表参道店マネージャー
梅澤今日子さん
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好みと叶えたい花嫁姿のイメージを引き出し、最愛の日にまとう運命の一着を提案。気になるパーツや体形を生かすスタイリングを大切にしています。
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試着写真のハートマークは、花嫁さんの「お気に入り度」を表しています!
Case1:顔形や首の長さを考え、全身バランスを意識
Yuaさんの試着レポート
顔が比較的面長で首が長いYuaさん。縦のラインを強調しすぎないよう、ドレス選びでは、横にボリュームのあるデザインでバランスを取ることを大事に。そんなYuaさんの試着ドレスから4着をピックアップ!
試着してみて気付いたこと
胸元のデザインやウエストの位置でかなり印象が変化。私の場合は、Vカットやハートカットだと面長が強調されるように感じました。また、腰位置が少し高めなのでハイウエストにすると上半身が詰まったように感じ、バランスが悪かったです。
(Yuaさん)
Yuaさんが選んだのは……
肩回りのケープカラーが、顔周りにボリューム感をプラスし、面長と首の長さを程よくカモフラージュ。さらに体形に合うかなり低めのウエスト位置と、ボリュームのあるシルエットで横広がりの視線効果を演出。
また、ロイヤルウエディングを意識したヘアは、高めのシニヨンでふんわりとしたシルエットに。サイドも耳に少しかかるようにすることで顔の長さを中和させたのもポイント!
<ドレス試着DATA>
・試着したドレス点数/約60着
・回ったドレスショップの軒数/12軒
・試着をスタートした時期/挙式2年半前
プロの似合わせアドバイス
「顔の形や首の長さに合ったデザインって?」
面長や首が長めの方は、横に広がるデザインや比較的丸みのあるイヤリングなどでバランスを取るのがおすすめです。パフスリーブなど袖に特徴のあるドレスもピッタリ。
一方、丸顔や首が短いタイプの方は、ハートカットで胸元にV字を作るなど、縦のラインを強調するデザインのドレスを。イヤリングも長さのあるタイプがいいでしょう。
(JUNO 梅澤さん)
Case2:後ろ姿を重視し、メリハリボディを上品に見せる
かかさんの試着レポート
バックスタイルにこだわりがあり、肩甲骨や背中を美しく見せ、スタイルアップするデザインを検討していた、かかさん。細い腰に対して、胸やお尻が大きめだったので、ネックラインが浅めに開いたタイプでセクシーになりすぎない点も意識したそう。そんな、かかさんの試着ドレスから4着をピックアップ!
試着してみて気付いたこと
背中が大きく開いている方がスッキリとした印象に。ドレスによってスタイルの見え方がかなり違うことがわかりました。バストにおいては、タンクトップタイプが胸元のホールド感があり安心して着こなせそう。
(かかさん)
かかさんが選んだのは……
タンクトップのトップスで胸元をしっかりホールド。背中が深いV字にカッティングされていることで、キレイな骨格を生かしスッキリとした印象を演出。シルバーの糸を組み込んだ細かい花柄レースの素材感によって、メリハリのあるボディを上品ながらも優しい雰囲気に!
<ドレス試着DATA>
・試着したドレス点数/9着
・回ったドレスショップの軒数/1軒
・試着をスタートした時期/挙式6カ月前
プロの似合わせアドバイス
「背中をスッキリ見せるドレスって?」
実例の花嫁かかさんのように、V字に開いているデザインなら細見え効果がさらにアップ。下に向かって先細でシャープに見えるため、特にウエストはほっそりとした印象になります。
大胆な肌見せに抵抗がある方は、ロングベールやダウンヘアでさりげなく隠すなど小物やヘアスタイルで調整するのもおすすめです。
(JUNO 梅澤さん)
Case3:華やかトップスとハイウエストでスタイルアップ!
真子さんの試着レポート
チャームポイントのデコルテと背中をよりバランス良く見せ、骨格や顔のタイプに合わせるデザインで試着していた、真子さん。重視したポイントは上半身にボリュームがありハイウエストで高い位置に目線が行くこと、そしてふんわりとしたライン。そんな真子さんの試着ドレスから4着をピックアップ!
試着してみて気付いたこと
ハリや光沢のある素材や装飾があまりなくシンプルで上品なタイプは、私の場合、顔の印象がぼやけたり、物足りなく感じたりしました。逆に装飾のある柔らかい素材との相性が◎。また、ハートカットなどでデコルテの開きが広いと間延びして見えました。
(真子さん)
真子さんが選んだのは……
スッキリキレイながら間延び感が気になっていたデコルテを、ホールド感と高さのあるトップスが包み込み安心して着られたそう。絶妙に配された立体フラワーが程よく花を添え、可愛らしさの中にスタイリッシュな印象をもたらす。高めの位置からふんわり広がるチュールスカートもトップスとの素材違いで目にも楽しい一着に。
<ドレス試着DATA>
・試着したドレス点数/約60着
・回ったドレスショップの軒数/5軒
・試着をスタートした時期/挙式1年半前
プロの似合わせアドバイス
「ハイウエストとローウエストの特徴は?」
ハイウエストは腰位置を高く見せるため、目線も上がり、足長効果が期待できます。特に背が低めの方はバランスよく着こなせます。
一方、ローウエストはウエストのメリハリがわかりやすいデザインのため、女性らしいシルエットを主張できます。少し目線が下がるため、高身長の方や高めのヒールを履いて全体のバランスを取ると素敵に着こなせます。
(JUNO 梅澤さん)
Case4:デコルテ周りをすっきりさせ、華奢見えを叶える
夏希さんの試着レポート
ボリュームのある下半身が目立たないよう、ふんわりとしたドレスラインで上半身の華奢見えを意識した夏希さん。袖付き袖無しなど、タイプが異なるさまざまなトップスデザインのドレスを試着し見比べたそう。そんな夏希さんの試着ドレスから4着をピックアップ!
試着してみて気付いたこと
存在感のある大柄レースや装飾の多いデザインなど上半身にボリュームがあるドレスは、かなり重たく見えることがわかりました。トップスに関してはシンプルな方が華奢見えしたと思います。
(夏希さん)
夏希さんが選んだのは……
上品に艶めくミカドシルク素材とたっぷりとした美しいAラインで、遠くから見ても存在感抜群。ハートカットによって鎖骨が引き立ち、胸の谷間を隠す布をプラスしたことで、よりスッキリ。目指していた華奢な上半身を実現できた。挙式ではさらにロングスリーブ&ハイネックのシースルーブラウスをインし、正統派の花嫁姿に 。
<ドレス試着DATA>
・試着したドレス点数/10着
・回ったドレスショップの軒数/3軒
・試着をスタートした時期/挙式1年前
プロの似合わせアドバイス
「ネックラインで印象はどう変わる?」
ビスチェタイプのドレスは、主に真っすぐなラインを描く「ストレートカット」とハートの上半分のような曲線を描く「ハートカット」に分かれます。
「ハートカット」は胸元がV字のため、縦のラインが強調され、デコルテをスッキリ見せてくれます。首が短い人やよりほっそり見せたい人におすすめ。
「ストレートカット」は高さにもよりますが、胸元をしっかり包み込む安心感があります。ハートカットに比べると格好良さやカッチリとした印象になります。
(JUNO 梅澤さん)
Case5:キレイな骨格を引き立たせるスレンダードレス
ri____wdさんのドレス選びレポート
肩のラインなど直線的な骨格を活かし、スラリと見えるスレンダードレスを中心に試着。中でもボディラインの曲線がより美しく見えるようなシルエットを重視したri____wdさんの試着ドレスから4着をピックアップ!
試着してみて気付いたこと
体にフィットしているデザインのため、サイズがピッタリ合っているかどうかも美しく着こなすためのチェックポイントに。華やかさや上品さを感じる適度な光沢感もシンプルなデザインにおいては映えることがわかりました。
(ri____wdさん)
ri____wdさんが選んだのは……
体にピッタリフィットしつつ、ひざの少し上からコンパクトに広がるマーメイドラインの絶妙な切り替えが、より美しいメリハリのあるシルエットを実現。肉厚でマットなクレープ生地のドレスに、袖とロングトレーンは異なる質感のクレープ生地を使用したデザインは、肩先の細見え効果と一味違う個性を演出するのに一役。
<ドレス試着DATA>
・試着したドレス点数/約50着
・回ったドレスショップの軒数/11軒
・試着をスタートした時期/挙式8カ月前
プロの似合わせアドバイス
「スレンダードレスでメリハリを出すには?」
ハリ感のあるシルクやマットなジョーゼット、クレープといった素材なら、陰影が加味されることでメリハリのある印象に仕上げてくれるのでおすすめです。
また、トレーンが付いたデザインやロングベールを合わせれば、上半身のシャープさとウエスト辺りからの広がりでAラインを視覚的に作ることができ、横や後ろから見てもメリハリが出ます。
(JUNO 梅澤さん)
From 編集部
体形を生かして、花嫁姿をより魅力的に!
普段のファッションに比べて、体にフィットし、露出する面積も多いため、体形の特徴が出やすいドレス。それだけに、「似合う」を意識することはとても大切です。先輩花嫁の試着レポートを参考に、体形の魅力を生かして自分らしく着こなせる、運命の一着を見つけてくださいね♪
取材・文/小松ななえ D/mashroom design 構成/間宮 愛(編集部)
※掲載されている情報は2024年2月時点のものです
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