[年収別] 結婚が決まったときの貯蓄、いくらだった?不足分どうした?
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によると、結婚式のおおよその費用総額は327.1万円(※)。とはいえ、ふたりの式を具体的に考えるためには、全国平均ではなく、自分たちと同じ年収のカップルがどのくらいの貯蓄があったか、結婚式費用はいくらだったかを知りたいと思いませんか?今回はそんな声に応えるべく、年収別の結婚式費用のための貯蓄状況をリサーチしました。
結婚が決まった時、
みんなの貯蓄額はいくらだった?
ふたりの合計貯蓄額は600万円以上が最多で、32%
過去3年以内に結婚した花嫁に、結婚が決まった時の彼と彼女の合計貯蓄額(結婚式のための貯蓄)を聞いたところ、600万円以上が32%と一番多い結果に。100万~200万円未満が18%、200万~300万円未満が14%がそれに続きました。
「意外に貯蓄している人が多いんだな」と驚くのはちょっと待って。ひと口に結婚のための貯蓄額と言っても、それぞれの収入によって状況は異なりますよね。
では、ここから年収別に「結婚が決まった時点の貯蓄額」「実際に挙げた式の費用」「不足分の賄い方法」などを詳しく見ていきましょう。
CASE1:
合計年収が600万円未満カップルの場合
合計貯蓄額は100万~200万円未満が最多
ふたりの合計年収が600万円未満のカップルでは、結婚が決まった時点でのふたりの合計貯蓄額は100万~200万円未満が34%とボリュームゾーン。次いで100万円未満、200万~300万円未満が続きました。
そして、年収600万円未満カップルの結婚式費用平均値は270万円。式のための費用はふたりの貯蓄ですべて賄えたのか、不足分はどう賄ったのかを次にご紹介します。
44%のカップルがふたりの貯蓄金額内での式を挙げていたけれど、貯蓄が不足していた人は、親からの援助や式までの間定額貯蓄をするなどで費用を手配していたよう。「その他」と答えた人の中には、「後払いできる会場だったのでゲストからのご祝儀150万円を支払いに充てた」などと、後払い対応が可能な会場を選んでいる人が見られました。
私たち、こうして式を挙げました
彼が大学院生で収入がなかったので、私の貯蓄を結婚式費用に充てようと思っていました。貯蓄金額より実際の式には30万円ほど不足していたのですが、両家からの支援金、彼の祖母と両親から200万円、私の両親からも100万円お祝いとして頂いたのでそのお金を費用に充てました。(k.kさん)
ふたりとも20歳で結婚を決め、その時には結婚のための貯蓄が0円だったので、式を挙げるまでの2年半の間ふたりで貯蓄し330万円貯蓄に成功。貯蓄が完了する見込みの時期に式を挙げました。(みつやすさん)
CASE2:
合計年収が600万~900万円未満カップルの場合
100万~300万円未満が多い
ふたりの合計年収が600万円~900万円未満のカップルの、結婚が決まった時点でのふたりの合計貯蓄額は100万~200万円未満が23%、200万~300万円未満が22%、600万円以上が20%とこの3つがボリュームゾーン。
そして、結婚式費用平均値は303万円でした。
不足がなかったのは50%と半数のカップルは貯蓄金額内での式を挙げた様子。不足していた人は、親からの援助や定額貯蓄、親族からのご祝儀など、貯めた方法は年収600万円未満のカップルと同様でした。「その他」と答えた人の中には、「ブライダルローンを利用した」や「当日のご祝儀で当日会場へ支払いをした」という声が寄せられました。
私たち、こうして式を挙げました
結婚が決まったときのふたりの貯蓄が500万円でしたが、これからの生活を考えて結婚に充てられる分は350万円と思っていました。実際の式は440万円と90万円ほど足りませんでした。足りない分は、両家の親から全額支援してもらうことができました。(ちぇねさん)
結婚に必要な金額は450万円。結婚が決まった時の貯蓄は100万円だったのですが、私の父からの援助と、当日のご祝儀を支払いに充てました。(かなさん)
CASE3:
合計年収が900万~1200万円未満カップルの場合
ふたりの合計貯蓄額は600万円以上が37%
ふたりの合計年収が900万円~1200万円未満のカップルの、結婚が決まった時点でのふたりの合計貯蓄額は600万円以上が37%、200万~300万円未満が15%、500万~600万円未満が10%という結果に。
そして、結婚式費用平均値は322万円でした。
半数以上の67%が不足がなかったと回答。不足した人の中では100万~200万円未満が16%という結果に。不足した金額を貯めた方法としては、こちらも親からの援助が一番多いようでしたが、ボーナスなどの臨時収入を使って貯めたことがそれに続きました。高収入であればあるほど、不足金額も少ない傾向が見られます。
私たち、こうして式を挙げました
結婚が決まった時の貯蓄が200万円、実際の式は350万円と150万円ほど不足。結婚が決まってから1年後の挙式だったので、その1年間の間はお弁当を作ったり、日々の節約を通じて貯蓄しました。(miyukiさん)
式の費用は650万円で、ふたりの結婚式のために使える貯蓄は550万円。足りない100万円については私の貯蓄で立て替え、式後に頂いたご祝儀で貯蓄を補填(ほてん)しました。(Kさん)
CASE4:
合計年収が1200万円以上カップルの場合
貯蓄額ボリュームゾーンは600万円以上で65%
ふたりの合計年収が1200万円以上のカップルの合計貯蓄額は600万円以上が半数以上の65%と、収入に伴い結婚のための貯蓄も潤沢に準備できている様子。
そして、結婚式費用平均値は373万円と今回調査分けした4つのケースの中では一番高額でした。
77%の人が不足がなかったと回答。4つのケースの中では一番高い割合でした。不足分を貯めた手段としては、他のケースと大きく違いはなく、親からの援助や親族からのご祝儀、定額貯蓄やボーナスなどでの臨時収入などで賄っている人が多いようです。
私たち、こうして式を挙げました
結婚が決まった時の貯蓄が300万円でした。式のために必要な金額は350万円。急きょ親からの援助があったので、不足分の50万円として使いました。(B.Aさん)
From 編集部
ふたりの結婚式にかかる費用を彼と話すところから始めよう
年収別の貯蓄状況、不足費用分をどう賄ったかの実態調査をお届けしましたが、いかがでしたか。
これらはあくまで一例です。実際の懐事情はそれぞれ異なりますよね。ただ、自分たちと同じ年収のカップルの貯蓄事情を知っておいて損はないはず。
まずはふたりの式について、彼と話すところから始めてみましょう。貯蓄をするにしても二人三脚でふたりで進めていってくださいね。
構成・文/RIE☆ イラスト/てぶくろ星人
※記事内のデータならびにコメントは2023年11月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー65人が回答したアンケートおよび、20~30代の既婚女性440人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2024年1月時点のものです
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