結婚式費用は誰が出す?負担割合の決め方や注意点まとめ【卒花談付き】
結婚式をすることが決まり嬉しい半面、費用の支払いや分担法などについて気になりますよね。「いつ話し合ったらいいの?」「正しい分担方法ってあるの?」など、費用についてのお悩みはいろいろ。そこで、卒花さんのリアルコメントをたくさん交えながら、納得ができる決め方をご紹介します。
結婚式をすることが決まり嬉しい半面、費用の支払いや分担法などについて気になりますよね。「いつ話し合ったらいいの?」「正しい分担方法ってあるの?」など、費用についてのお悩みはいろいろ。そこで、卒花さんのリアルコメントをたくさん交えながら、納得ができる決め方をご紹介します。
結婚式の費用の負担についてはカップルによりさまざまです。ふたりで全額負担するケースもあれば、両家の親から金額的な援助を受けたり、ゲストからのご祝儀を支払いの一部に充てるケースもあります。それぞれの家庭により、考え方や価値観が異なるので、ふたりでまず話し合い、親とも相談した上で決めていくのが円満の秘訣(ひけつ)です。
負担した人 | 割合 |
---|---|
自分たち | 52.1% |
親と自分たち | 37.6% |
親 | 4.3% |
その他 | 6.0% |
花嫁へのアンケートでは「自分たちで負担した」と回答した人がもっとも多く、次いで多かったのが「親と自分たちで負担した」という組み合わせ型。 少数派ながら、「親が全て負担した」ケースも。また「その他」と回答した中には、「ゲストからのご祝儀ですべて賄えた」「親族からのお祝い金を充てた」などの声もありました。
結婚式費用の負担については、アンケートからわかるように大きく分けて下記3パターンがあります。
親から頂いた援助金と自分たちの貯蓄を合わせて支払うケース。最近ではこのスタイルが増えており、ゼクシィのトレンド調査では8割以上のカップルが親からの援助があったと答えています。
ふたりの貯蓄とゲストからのご祝儀で全て賄うケース。「自立したい」「親に頼らず好きなようにやりたい」などの理由で全て自分たちで賄ったカップルも。こだわりたいからこそ自由に進めたいという考えが根底にあるようです。
少数派ではあるものの「親族が多い」「親の関係者も招待する」などの理由で親が全額負担するケースも。「親の希望で全額出してもらった」「お祝いとして気持ちよく払ってくれた」などの意見も。ふたりにとってはありがたい半面「申し訳なさ」を感じたという声も。
不公平感がなく、最もわかりやすいのが「半額ずつ払う」という方法です。かかった費用の総額を折半すればいいので、面倒な計算もせずに済みます。
親からの援助金を頂けたので、費用全額から援助金を差し引いて、残りをふたりで折半しました(MYさん)
結婚式の見積りが出てからふたりで話し合い、両家で折半することにすんなりまとまりました(あいりさん)
ありがたいことに両家の親と祖父母から援助金を頂けたので、残りをふたりで折半しました(いくらさん)
招待客の人数に差がある場合は、ゲストの人数比で割って金額を決める方法も。ゲスト数が多ければ支払金額が多くなりますがご祝儀もその分、増えるので不公平感もないでしょう。
彼の方が招待客が多かったので人数比で割りました。費用について話し合った際、人数比で負担することにふたりとも納得できたので即決(ryokoさん)
彼のゲスト数が多かったので、彼の親がその分負担してくれました。親から申し出てくれたのでありがたかったです(カスタードさん)
彼の親から兄の結婚式の際も人数比にしたので、そうしたいとの申し出があったので6(新郎):4(新婦)の割合で負担しました(じよんさん)
料理や引出物などゲスト数に関わる費用は人数割りで、衣裳はそれぞれ自分が着用する分を負担、装花など固定費は折半するなど、項目ごとに割合を決めて支払う方法もあります。
ゲスト数に差があったため、料理や引出物などは人数比に、衣裳や両親の着付けにかかる料金は項目ごとに、そして挙式料や会場使用料などは折半しました(かえるさん)
ご祝儀や親からの援助はないものとして自分たちが出せる金額を決めていたので、頂いたお祝い金は新婚旅行や新生活の費用に(里沙子さん)
彼の親が100万円、私がご祝儀を引いた残りの金額を出しました。私のこだわりが強かったので、援助以外の金額は私が出しました(もりもりさん)
ふたりの間ではスムーズに決められても親にとっては「なんかモヤモヤ…」ということも。そこでふたりも両家も納得できる分担法決めのプロセスを3ステップでご紹介します。
結婚式をすることが決まったら、どんな結婚式にしたいのか、ふたりが結婚式にかけられるお金はいくらぐらいなのかをまず話し合いましょう。新生活の準備やハネムーン費用など今後かかってくる費用も考えながら結婚式の予算を割り出します。支払い方法や結婚式までの貯蓄についても話し合っておくとよいですね。
親援助を期待するなら、結婚式会場を決める前に両家の親の希望を確認しておきましょう。親の意見も聞きながら進めていくことで、何にどれくらいの金額がかかるか親も理解できるので、援助のお願いもしやすくなるはずです。
ふたりの間で納得のいく分担方法を決め、その理由を親にきちんと伝えられるように擦り合わせをしておくことも大事です。中には「新郎側が多く出すのが当たり前」と思っている親もいるかもしれません。親世代とのギャップも考えながらみんなが納得できる方法を考えましょう。
費用分担について、いつ頃話し合うのがいいの?というプレ花嫁からの疑問も寄せられています。そこで相談のタイミングについて調査した結果をご紹介します。
結婚式の見積りが出てから、どこにお金をかけて、どの分をどっちが出すか見積りを見ながらじっくり話し合いました(わこさん)
式場を探す前に、ゼクシィなどを参考にしながらお互いに結婚式で何をしたいか、どれくらい結婚式に使えるかを話しました(あきらさん)
結納のやり方やお金の相談も含めて、結納前に結婚式の費用負担についてふたりで話し合い、親からの援助も受けられることがわかったので安心でした(カスタードさん)
結婚式の2~1週間前までに全額支払う「前払い」が基本です。最近ではクレジットカードが使える会場もあるので、事前に振り込みかカード払いもOKか確認しておきましょう。
ふたりの貯蓄だけでは全額賄えないなどという場合、頂いたご祝儀から不足分を支払う「当日払い」や結婚式から1週間以内に全額支払う「後日払い」が可能な会場もあります。
貯蓄が少なくて結婚式費用の支払いが不安という人は、ブライダルローンを利用するという方法もあります。銀行やカード会社が行っているもので、事前審査がありますが、金利が低いというメリットも。
「結婚式の費用を誰が出すか」に正解はなく、カップルの考え方や価値観に沿った決め方でいいということがわかりましたよね。話し合いのタイミングも会場決定前にざっくり予算を決めて、見積りが出てから分担法を決めるなど、その都度相談していくのもいいでしょう。ふたりでよく話し合い、お互いに納得のいく方法を見つけてくださいね。
文/富山閣子 イラスト/てぶくろ星人 構成/山崎裕香子(編集部)
※記事内のコメントは2025年5月に実施した「ゼクシィ花嫁会」のメンバー117人が回答したアンケートによるものです。
※掲載されている情報は、2025年7月時点のものです。