【婚姻届】記入&提出時も妖怪にご用心!~本当にあった花嫁の怖い失敗15~
これから婚姻届を提出しようと思っている皆さんにちょっぴり怖いお話を。実はこの世には、婚姻届を手にした幸せそうなカップルをうらやんで、ひそかに失敗させようとうごめく恐ろしい存在がいるとかいないとか……。人気連載「花嫁の後“怪”談」のスピンオフ企画、先輩カップルたちが恐る恐る語ってくれた後悔(怪)談を、とくとご覧あれ。
怪現象その1
「うっかりミス」であわや婚姻届が受理されず……
「何か大事なものを忘れている気がする……」。そう感じたら、きっとふたりに忘れ物をさせようと狙っている妖怪のせい。本人確認書類は用意しましたか?記入欄に抜け・漏れはありませんか?まさか婚姻届そのものを忘れてきたりしていませんよね。必要なものが一式そろっていないと、受理してもらえない恐れがあるので気を付けて。
私も妖術にハマりました
婚姻届を提出する直前、彼が本人確認書類を忘れてきたことが発覚!家に戻って出直すことになり、ちょっとテンション下がりました……。(ゆいさん)
ふたりの記念日の24:00ジャストに出したかったのに、うっかり寝てしまい、起きたのが23:55。役所へ猛ダッシュしました。(ぞえさん)
記念に残したくて、役所へ提出する前にコンビニで婚姻届をコピー。その際、危うくコピー機に置き忘れかけてヒヤリとしました。(Rituさん)
魔よけの呪文「ふたりで指さし確認!」
用意するものなどは相手に任せきりにせず、お互いにチェックし合うことがおすすめ。ちなみに、婚姻届と一緒に提出を求められるものは以下の通りです。ご参考に。
<婚姻届の提出時に必要なもの>
・記入済みの婚姻届
・本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
怪現象その2
「正しく書く」が守られないと修正地獄が待っている
婚姻届は正しく分かりやすい字で、抜け・漏れなく記入するのが鉄則。空欄があったり、住民票の記載内容と異なっていたり、読み取りづらい文字で書いてしまうのも、妖怪の仕業かもしれません。実際に、「何度も何度も書き直した」という声は思いの外多いので、きちんと記入見本を見て、慌てずゆっくりと書くことが大切です。
私も妖術にハマりました
なぜか本人氏名記入欄に赤ペンを入れられた!字にクセがあって読みづらかったのかもしれませんが、ちょっとショック……(B.A.さん)
婚姻届の紙質のせいか、万年筆で書いたら文字がにじんでしまいました。(知香さん)
彼が「消せるペン」で記入したことに直前で気付いて大慌て。書き直したものの、消し跡が残り汚くなっちゃった。(さにゃんさん)
魔よけの呪文「心配なら下書きを」
最近は、オリジナルやご当地デザインの婚姻届を使用する人も多いようですが、せっかく手に入れた用紙を記入ミスで無駄にしたくないなら、面倒でも一度下書きをすることをおすすめします。それでも不安な人は提出前に、記入内容や添付書類を最寄りの市区町村の窓口で確認してもらいましょう。
怪現象その3
「過度な緊張」がもたらす悲劇とは?
普段は目を閉じても書けるくらい慣れ親しんだ自分の名前や住所、生年月日などなど。ところがいざ婚姻届に記入するとなると、なぜか体がカチンコチンに固まり、書き間違いをしたり、手から変な汗が出て用紙をぐちゃぐちゃにしたりする怪現象。人はそれを「緊張」と呼ぶようです。
私も妖術にハマりました
婚姻届に名前を書く際、緊張しすぎて手汗で紙がクシャクシャに。結局2回書き直しました。(O.Nさん)
下書きをしないままボールペンで記入していたら、自分の名前を書き間違えた!こんな失敗、 27年間生きてきて初めてです……。(ゆいさん)
妻が先走ってしまって失敗!自分の名前は旧姓で書かなくちゃいけないのに、僕の名字を記入していました。(ぞえさん)
魔よけの呪文「記入の前に深呼吸」
先輩カップルの中にも「緊張のあまり、あり得ない記入ミスをしてしまった!」という人たちが結構いました。実際に、過度に緊張すると汗をかく・手が震えるといった体の変化が生じることもあります。「今から書くぞ」という前には、深呼吸でリラックスし、緊張を和らげてみてはいかがですか?
怪現象その4
「リサーチ&準備不足」で疲れが倍増!
「婚姻届を特別な日に提出したい」と考えるのはみんな一緒。ところが、よく調べずに役所を訪れたところ、窓口の長蛇の列にびっくり……なんてことも。長時間待たされたり、記載内容や提出物の不備で受理されなかったりする原因をつくっているのは、「なんとかなるよね」という読みの甘さなのです。
私も妖術にハマりました
提出日は人気の「大安の一粒万倍日」ということもあり、窓口が混み合って長時間待ち。そのため予定していた豪華ディナーも近くのうどん屋さんへ変更する羽目に。以来、結婚記念日は“うどんを食べる日”になりました。(りなさん)
付き合い始めた記念日に婚姻届を出すことにしましたが、ワクワクしながら役所へ向かうと、土曜日でまさかのお休み……。その後、開いている近くの支所を教えてもらい、提出しに行きました。(寧々さん)
魔よけの呪文「急がば回れ!」
ぶっつけ本番で大胆にいくと、失敗しがちなのが婚姻届の記入や提出。役所の受付時間や休業日、提出時の必要書類などもネットやアプリで簡単にリサーチできるので、入念に調べた上で臨みたいものです。面倒くさがらず、「急がば回れ」の精神で。
怪現象その5
時には「え?誰の責任?」という悲劇も起こり得る
自分自身がどんなに気を付けていても、周囲の人に取り付き悩ませる妖怪もいるようです。例えば証人欄への署名を頼む相手。多いのは主に住所の書き間違いや記入欄のミスですが、中には自分の名前を間違って書いてしまうケースもあるので、場合によっては先回りしたフォローも必要です。
私も妖術にハマりました
証人欄への署名をそれぞれの父親に頼みましたが、2人ともバッチリ住所を書き間違えていました。(まゆさん)
目の前で婚姻届の証人欄に記入してもらいましたが、何を思ったのか、1人が署名の代わりに愛のメッセージを書いてしまいました。(ちゃとさん)
妻が「今は本籍を書かなくてもいいんだって!」と強く主張。言う通りにしたら、役所から「本籍が抜けているので来所してください」と呼び出された。(なまけものさん)
魔よけの呪文「人任せにしない」
「自分で調べてきちんと書いてくれるだろう」といった楽観的な思考はミスのもと。ふたりのための婚姻届ですから、誰かにお願い事をする際には、注意点や間違えそうなポイントは、事前に伝えておく配慮が必要です。もちろん、ふたりで確認し合うことも忘れずに。
From 編集部
希望日に提出できるよう、しっかり準備をして臨んで
「婚姻届なんて、ササッと書いて提出するだけでしょ?」と思っている人は、すでに妖怪に狙われているかも。ふたりの希望日に確実に提出し、受理されるためにも油断は禁物!記入も提出物の準備も余裕を持って行い、晴れやかな気持ちで役所へ向かいましょう。
構成・文/南 慈子 イラスト/平井さくら
※記事内のコメントは、2023年11月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー44人が回答したアンケート、および過去2年以内に婚姻届を提出した20~30代の既婚男女110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2024年1月時点のものです(2024年5月21日更新)
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