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[全文掲載] 花嫁の手紙vol.35~結婚準備の中で湧き出てきた思いを伝える~

花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない……なんて悩む花嫁さんもいるのでは?
そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?

「昔の写真を見ているうちに、ちゃんと自分の口で感謝を伝えたいと思った」

今回ご紹介するのは、渚さんのお手紙。文章を書くのが得意ではなく、自分の声も好きではないという理由から、当初は「花嫁の手紙」の演出を考えていなかったそう。しかし、準備を進めていく中で昔の写真を見たり、思い出を振り返るうちに「ちゃんと自分の口から感謝の気持ちを伝えたい」と思うようになり、式で手紙を読みました。

■2023年5月挙式
■招待ゲスト数…30名(家族、親族、友人、職場同僚)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…約1カ月前
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…約1週間
■事前練習の有無…有(時間を計って練習)
■式で花嫁の手紙を読んだ時間…約5分

渚さんの「花嫁の手紙」

花嫁の手紙を読む新婦
手紙前半
手紙を聞いている新婦親
手紙後半

【GOODポイント&感動ポイント】

2000組以上のウエディングをサポートし、多くの花嫁さんから「花嫁の手紙」の相談を受けている、ウエディングプロデューサーの澤さんにコメントを頂きました。

人と人とを繋いでいく心意気が感じられてGOOD!

当初は花嫁の手紙を読まないと考えていた新婦さまが、結婚準備の中で昔の写真を見返す中で、心からの感謝の気持ちが湧き上がった経緯が書かれている【A】は、結婚式という貴重な機会に、感謝を伝えようと思った正直な気持ちの変化が書かれており良いと思いました。

お手紙には心温まるエピソードがたくさん書かれていますが、特に【B】では「二人が似ている」=「理想の男性」ということを伝えており、お父さまはとっても喜ばれたことでしょう。また、この一文でお父さまと新郎さまの絆も自然に深まるかと思いました。素敵な伝え方ですね。

【C】の一文では、「よろしく」だけではなく、これから自分も一緒に強い絆を持つ家族になっていこうという気持ちが伝わってきました。手紙を読むことは、自身の心を伝えると同時に、さまざまな人との心の距離を縮め、人と人とを繋ぐことができるなと感じた一文です。(澤さん)

花嫁の手紙「書いてどうだった?」「受け取ってどうだった?」

今回のお手紙を書いた渚さんと、お母さまにお話を伺いました。

手紙を読んでどうだった?

周りにきちんと聞こえているか、気になりながら読みました
新婦

親に甘えっ放しだったのに、家を出る時にきちんとお礼を言えないままだったので、結婚式という機会で感謝を伝えようと思い読みました。読みながら昔のことが走馬灯のように思い出されてきて、泣いてしまいました。
泣いたことでもごもごした話し方になってしまい、きちんと聞き取ってもらえたか、親がどんな顔で聞いているか途中で気になってしまいました。

手紙を読もうと思ったのはなぜ?

準備中に感謝と尊敬の気持ちが芽生え、自分の口からお礼を伝えようと決めました
新婦

人前で手紙を読むなんて恥ずかしくて考えられなかったのですが、顔合わせのしおりやムービーなどアイテムを作る過程で、いかに親が私のことを大切に育ててくれたのかがわかってきました。
結婚について親と話すことも増えて、“結婚とは何か、家族が増えることの喜びと大変さ”も教えてもらい、感謝と尊敬の気持ちが芽生え、自慢の親をゲストに紹介したいと思うように。ちゃんと自分の口からお礼を伝えようと決めました。

苦労&工夫したポイントは?

親の呼び方の表現方法をネットで検索したり、例文をたくさん読みました
新婦

きっと親も寂しい気持ちがあると思うので、今までと関係が変わらないこと、お嫁に行っても二人の娘であることは変わらないということを伝えて安心してもらおうと思いました。
普段はパパママ呼びなので、結婚式という場でそう呼んでもいいものか悩みました。ネットで検索し、例文で前置きがあると良いと書かれていたのでまねしました。ゼクシィの手紙記事もネットでたくさん読んで参考にしました。

後輩花嫁さんにアドバイスを

昔の写真を見ると親への感謝の気持ちが募ってきますよ
新婦

披露宴で読む、読まないにかかわらず手紙は書いた方がいいと思います。手紙を書くことで、親への感謝が強くなり、具体的に「親孝行とは何か」を考えるようになりました。これからたくさん親孝行したいと思っています。
手紙を書く前に、昔の写真を見ると親への感謝の気持ちが募ってくるのでおすすめです。親と一緒にアルバムを見ながら思い出話をすると、忘れていた当時のことを思い出したりしますよ。

手紙を受け取ったお母さまより

思い出が走馬灯のように浮かんできて涙が出ました
新婦母

小さい頃からの思い出が走馬灯のように浮かんできて涙が出ました。あらためてお嫁さんに行ってしまうことが寂しくて、おめでたいことなのに泣いてしまいました。隣で聞いていた夫は「結婚しても二人の娘であることには変わりはありません」という一文で涙があふれたようです。

From 編集部

準備中に感謝の気持ちが湧き上がったら「花嫁の手紙」で伝えてみよう

「最初は人前で手紙を読むなんて恥ずかしくて考えられませんでしたが、準備を進める中で親への感謝と共に芽生えた尊敬の気持ちを、伝えたいなと思いました。また、3姉妹で私が一番結婚式が遅く、この日をもって親は子育て卒業となるので、やはりきちんと口でお礼を伝えようと決めました」と渚さん。

感謝を伝える方法はたくさんあるけれど、演出としてしっかり時間を取って「花嫁の手紙」を読むことは、手紙を宛てた相手だけではなく、読んだ新婦自身にとっても尊い時間になることでしょう。あなたも結婚準備中に湧き上がってきた思いを「花嫁の手紙」で伝えてみませんか。

監修者
Profile

澤 智子さん 株式会社NEO FLAG.
ウエディングプロデューサー

ウエディング業界歴18年で通算2000組以上のカップルをプランナーや司会者としてサポート。
花嫁から手紙の相談をされることが多く、親やゲストにしっかり伝わる手紙の書き方をアドバイスしている。

構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2024年1月時点のものです

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