【保存版】ゲストやきょうだいetc. 親以外への「花嫁の手紙」実例&文例集
「花嫁の手紙」といえば、結婚式の定番演出ですが、「親には直接思いを伝えられるし改まって式で読まなくても……」や「結婚式では親以外の相手へ手紙を読みたいけれど、いいのかな」なんて思っている方はいませんか。
「花嫁の手紙」は親へ宛ててのものだけではありません。
来てくれたゲストへ、大切な親族へ、新郎へ……。あなたが思いを伝えたい相手に「花嫁の手紙」を読んでみませんか?
卒花は「花嫁の手紙」で誰に向けてのメッセージを書いた?
親以外では、彼の親やきょうだいに向けて書いている人が多い
結婚式で「花嫁の手紙」を読んだ220人に“誰に向けたメッセージを書いた”か聞いたところ、親に向けてと答えた人が95%以上と一番多いけれど、彼の親やきょうだい、祖父、祖母や友人などへのメッセージも書いている人がいました(複数回答)。
一通の手紙の中で伝える相手を限定して、その人だけにたっぷり思いを書く人もいれば、伝えたい多くの相手に対して、ひと言ずつ思いを書く人もいます。
式を終えて、今思うと「この人にも思いを伝える手紙を書けば良かった」なんて声も寄せられたのでご紹介します。
卒花VOICE
今思うと職場の同僚たちにも『花嫁の手紙』で思いを伝えたかったです。彼らは私の日常生活や仕事での支えであり、共に働く中での励ましや協力が私の成長に大きな影響を与えてくれていました。
結婚式では時間の制約もあり、全ての同僚に感謝の気持ちを伝えることは難しかったのですが、もしもう一度機会があれば、それぞれに対して個別に感謝の意を述べたいと思います。(サガットさん)
結婚式では親に宛てて手紙を読みましたが、姉にも昔からお世話になっているし、仲が良くて助けられてきたので、手紙で感謝を伝えられれば良かったかなぁと思いました。(らぶらびさん)
新郎へ「私を選んでくれて、いつも大切にしてくれてありがとう」とみんなの前で伝えれば良かった。(みぃさん)
彼の祖父母にも花嫁の手紙で思いを伝えたかったです。彼の祖父母は私たちの関係にいつも温かい励ましと祝福を送ってくれました。彼らの存在が私たちの結婚生活にどれだけ影響を与えているかを伝えたかったです。(およそさん)
仲の良い友人たちも地元からわざわざ参列してくれたので、感謝の思いを手紙で伝えれば良かったと思う。(shocoさん)
式で「花嫁の手紙」を読んだ人でも、“今振り返るとほかにも伝えたい相手がいたな”という心残りもあるようです。
親以外に思いを伝えたい相手がいるなら、花嫁の手紙で伝えてみてはいかがでしょうか。
ここから、実際に親以外の人へメッセージを書いた人の実例を見てみましょう。
CASE1:来てくれたゲストへ思いを伝える
結婚式に来てくれたゲストへ、席札メッセージやメッセージムービー以外の方法で思いを伝えたいと考える人もいるでしょう。
「花嫁の手紙」の文頭で「皆さま本日はありがとうございます」と書くことはあるけれど、来てくれたゲストそれぞれへの思いを手紙に書くこともできるんです。
ピノさんの花嫁の手紙
「ゲストに感謝を伝えながら、同窓会のようにわいわい楽しい結婚式」をテーマとしていたピノさん。「『花嫁の手紙』の演出の時間もゲストと共有したい、家族のみに感謝を伝えるだけではなく、来てくれたゲストに対しても思いを伝えよう」とゲスト全員に向けての手紙を読みました。
手紙を書く中で、相手との関係性を知らないゲストにもわかりやすいエピソードを選び、関わった内容を具体的に書きました。特にエピソードを強調したい人には、自分の気持ちが動いた話をセレクト。
ゲストそれぞれとのかかわりや共に過ごした時間を改めて振り返ることで、ゲストへの感謝の気持ちが増しました。
読んでどうだった?
人によって伝えたいことは違いましたが、とにかくみんなにたくさんの「ありがとう」を伝えたかったんです。
ピアノの先生からは、「こんなにお手紙で感謝を伝えられたのは初めて」、彼の親戚からは「親戚の自分たちのことを気にかけた手紙を書くなんてさすがね」と言ってもらえました。「手紙の中に自分も出てきて嬉しかった」という言葉もたくさんもらえたので、ゲスト全員に宛てた手紙にして良かったです。(ピノさん)
CASE2:新郎へ思いを伝える
結婚式では、これからパートナーになる「新郎」に向けて手紙を書くこともできます。
出会った頃のことから、ふたりで乗り越えた思い出、これから共に進んでいくことへの思いなど、結婚式という場でラブレターという形で読むのはいかがでしょうか。
MKさんの花嫁の手紙
婚姻届を提出して約1年半後にふたりきりの結婚式を行ったMKさん。その中の演出として新郎新婦で互いに手紙を読み合いました。
「私の幸せを自分の幸せ以上に考えてくれる彼に対して、彼の普段のひとつひとつの行動が私の幸せの源であることを伝えたかった」とMKさん。手紙を書いていく中で、彼への感謝の思いがより強くなりました。
彼からは、「MKさんに支えられていること、これから先も楽しい時間を一緒に過ごそう」という手紙が読まれました。彼の手紙を聞いてMKさんは「お互い感謝し合って生きているんだな、これからも助け合っていこう」と思いました。
読んでどうだった?
コロナ下で結婚し、気持ちの面でたくさん助けてもらったことを伝えました。新婚生活の中で、日頃感謝をあえて伝えることはしなくなっていたので、良い機会になりました(こんな気持ちを伝えるのは普段は照れくさくてできないです……)。
改まった場面でない限り、なかなか感謝の思いは伝えにくいので、「花嫁の手紙」はおすすめです。手紙は取っておけるし、手紙の温かさがあり、たまに見直すとほっこりします。(MKさん)
CASE3:祖母へ思いを伝える
親代わりとして育ててくれたり、幼い頃から可愛がってくれた祖父や祖母へ。孫の結婚式という場で思いを伝えることもできます。
今だから感じる祖父、祖母のくれた愛情の温かさや、「これからも長生きしてね」の思いを伝えてみてはどうでしょう。
aiさんの花嫁の手紙
リゾートウエディングをすると決めた時から、普段は照れくさくて伝えられていなかった家族への感謝の気持ちを「花嫁の手紙」で伝えたいと決めていたaiさん。父子家庭で育ち、お父さまが単身赴任で不在がちだった幼少期にaiさんを育ててくれたおばあさまに一番に感謝を伝えたいと思っていました。
「当時、父子家庭は珍しく周りにも同じ境遇の友人はいなかったのですが、祖母が愛情たっぷりに育ててくれたおかげで、当時も今も母がいなくて寂しいと感じたことはなかったという気持ちを伝えたいと思っていたんです」とaiさん。
手紙を書く中で幼少期の頃のことを思い出し、懐かしさから涙しながら手紙を書きました。
読んでどうだった?
「花嫁の手紙」を書いて、実際に感謝の気持ちを言葉にすることで、相手も喜んでくれるだけではなく、自分自身も新たなスタートのけじめになったような気がしました。
祖母は手紙を聞きながら涙を流してくれ、その後も手紙を大切に取っておいてくれて手紙を読み返したり、近所の人に「aiが手紙書いてくれたんよ」と見せたりしているという話を聞き、思い出を手紙にして読んで良かったなと感じています。(aiさん)
CASE4:当日参加できなかった相手へ思いを伝える
他界した家族など、当日は参加できないけれど自分にとって大切な人に宛てて、手紙を書いてみるのはどうでしょうか。
人生の節目となる場で思いを伝えることはあなたの気持ちにも変化をもたらすかもしれません。
まどかさんの花嫁の手紙
照れくさいので、当初は「花嫁の手紙」を書く予定がなかったまどかさんでしたが、式の準備を進めていくうちに、「感謝の気持ちを少しでも伝えたい」とゲスト全員に対して手紙を送る演出を取り入れました。
そんな時に頭によぎったのが他界した家族のこと。まどかさんの結婚式を楽しみにしていてくれた家族に対して、「どうしても何か言葉を残したい」と「花嫁の手紙」を書きました。
叔父や祖父、祖母、そして父へ宛てたメッセージ。自分の思いを書き出して、一番心に残っていることを伝えました。
読んでどうだった?
手紙を書く前は、他界した家族のことを引きずっていて、ずっと胸につかえるものがありました。言えなかった「ありがとう」をきちんと言葉にしたことで、自分の中で受け入れる準備ができ、「これで大丈夫」と思えました。
自己満足であったとしても、他界した家族に対して「ありがとう」と口にしたかったんだと思います。最後に他界した家族へ読んだ手紙は、水に溶かすという演出を取り入れました。(まどかさん)
<文例>「彼の親」や「自分のきょうだい」にも思いを伝える
ここまでご紹介したのは、実際に式で花嫁さんが読んだ手紙です。親以外へ向けての「花嫁の手紙」は、ほかにも「彼の親へ」や「きょうだいへ」など頭に思い浮かんだ相手へ書いてももちろんOK。
「親以外へどんな内容で手紙を書いたらいいかわからない……」と思うプレ花嫁さんに向けて「彼の親」や「きょうだい」へ書く場合の手紙文例をご紹介します。
彼の親への手紙の文例
結婚を機に、関係がより深くなる彼の親への手紙を読んでみるのはどうでしょうか。
初めて会った時のエピソード、温かく迎えてくれたことへの感謝や、彼と共に歩んでいく決意などを手紙に盛り込んでみるのはいかがでしょう。
お義父さん、お義母さん
初めて家にお邪魔した時のことを覚えていますか。
あの時私はまだ学生で、たかしさん(新郎)と付き合い始めたばかりでした。
彼の親に会うという初めての経験に、緊張でカチカチだった私を優しい笑顔で迎えてくださりありがとうございます。
あれから、3年。
遊びに行くたびに、おいしいごはんをごちそうして
くださったり、「咲江ちゃんに食べてもらいたくて
買ったの」と珍しいお菓子を用意してくださって
ありがとうございました。
親とけんかして家を飛び出した時も、
話を聞いてくださいましたね。
「いつか本当の娘になってくれるといいね」と笑い話をしていましたが、今日、それが実現しました。
お二人と本当の家族になれましたね。
嬉しい気持ちでいっぱいです。
これから、たかしさんと笑いの絶えない家庭を
築いていきたいと思っています。
お義父さんとお義母さんも、いつでも新居に
遊びにきてくださいね。
これからも楽しい思い出をいっぱいつくって
いきましょう。
末永くよろしくお願いいたします。
きょうだいへの手紙の文例
長く一緒に過ごしてきたきょうだいに対して、「花嫁の手紙」で今だからこそ伝えられる気持ちや、いつもありがとうの感謝を伝えることもできますね。
近い存在ということで、これまで改めて言葉にしてこなかったことはありませんか。そんな言葉を伝えるチャンスです。
お兄ちゃんへ
いつもお兄ちゃんっ子だった私。
お兄ちゃんは私の中で絶対的なヒーローで、
同級生からも人気があるお兄ちゃんが自慢でした。
社会人になってもそれは変わらず、希望の職種に
就いて、夢に向かって全力投球のお兄ちゃんを
いつも尊敬しています。
「お兄ちゃんが弱音を吐くことはあるのかな」
なんて、心配になったことはあるけれど、
今ではパートナーの友希さんがお兄ちゃんを
支えてくれているから安心しています。
お兄ちゃんと友希さんみたいな素敵な夫婦に
なりたいです。
亜樹へ
1歳違いだったこともあり、亜樹とは双子のように育ってきたよね。習い事も同じで、どこに行くにも2人一緒で親友でもあり、ライバルでもある存在でした。
亜樹も先月結婚して、まさか結婚まで同じ年にするとは思わなかったよ。
これからは、新婚同士の話ができると思うと心強いし、とても楽しみです。
一番の親友だけれど、亜樹は私にとって大切な妹です。いつでも力になりたいと思っているから、
安心して頼ってね。これからもよろしくね。
ふたりときょうだいで私は幸せです。
これからもずっと3人仲良しきょうだいでいようね。
From 編集部
花嫁の手紙は、あなたが思いを伝えたい相手へ書こう
「花嫁の手紙」は定番の演出だけれど、親以外の相手へ思いを伝える場合は、その相手にとってのサプライズになるでしょう。
伝えた相手との関係性もぐっと深いものになるに違いありません。
結婚が決まって、「誰にどんな気持ちを伝えたいかな」と真っさらな気持ちで考えたときに、頭に浮かんできた人は誰ですか?
その相手へ、あなたのありったけの思いを込めて「花嫁の手紙」を書いてみませんか。
構成・文/RIE☆ イラスト/寺澤ゆりえ D/ロンディーネ
※記事内のデータならびにコメントは2023年10月に、結婚式で「花嫁の手紙」を読んだ女性220人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年12月時点のものです
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