ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. ゼクシィ WEB MAGAZINE
  3. 結婚式・挙式全般
  4. 結婚式全般
  5. プランナーが語る!「シンプルだけどセンスがいい」少人数婚づくりの極意とは?
結婚式スタイル
Share on>

プランナーが語る!「シンプルだけどセンスがいい」少人数婚づくりの極意とは?

華やかすぎず、シンプルで親しい人だけの結婚式に憧れる!だけど、シンプルすぎて寂しく見えたりゲストが退屈しないかちょっと心配……。そんな花嫁さんへ、ウエディングプランナー二谷さんに聞いた「シンプルだけどセンスがいい」結婚式づく作りの極意を伝授します!

少人数のシンプル婚とは?

大切な方のみを招いて感謝を伝える結婚式

・本当に親しい人だけを招いた、ゲスト人数30人以下の結婚式
・演出や装飾は控えめ、全体的にシンプルでナチュラル志向
・お金をかけないのではなく、おもてなしにこだわり

「少人数婚といっても、新郎新婦さまの意向によってスタイルはさまざまです。その中でも、派手すぎず大切な人だけをお招きして感謝を伝えたいと考えている方にとって、ただシンプルで時間がゆっくりなだけでは満足な結婚式とは言えないですよね。結婚式のテーマや、ゲストの方とどんな時間を過ごしたいと考えているか、それをどう形にするかが大切です」(二谷さん)

シンプル婚で削りすぎてしまいがちなアイテムを、「センスがいい」に変える極意を見ていきましょう。

[装飾]の極意

高砂スペースの活用と意外性のある装花がポイント

高砂フォトスペース

△単にお花や装飾が少なくて寂しい

○ゲストの目に留まるポイントにこだわりの装飾
_________________________

「少人数婚の結婚式では、会場にもよりますが、流しテーブルの『晩餐会スタイル』を選ばれる方が多いです。新郎新婦はゲストと同じテーブルで食事をして、高砂席の場所をフォトスペースとして活用すると、ゲストとくつろいで写真を撮ることができます。

また、ゲスト卓が少ないと装花も少なくなるので、そのぶん追加でウエルカムスペースなどに装花を置くのもおすすめ。あえてウエルカムスペースにお金をかけて、ウエルカムボードと華やかな装花でお迎えするおもてなしが素敵です。
装花は季節感を取り入れたり、例えばカスミソウだけ1種類、または1色でまとめるテーマ性があると、センスを感じられそうです」(二谷さん)

ゲストvoice

装花が素敵だったシンプル婚
Nさん

クラシックでレトロな会場に合った装花が、新郎新婦のおしゃれさを際立たせていてとても素敵でした。(Nさん)

Kさん

ゲスト卓はユーカリの葉などグリーンのみでセンスよく、メイン卓はボリュームがある華やかな装花で、バランスが素晴らしいと思いました。(Kさん)

MMさん

リゾートウエディングで、ガーデンで摘んできたようなナチュラルなお花が並べられていて、会場の雰囲気に調和していました。(MMさん)

[演出]の極意

会話を引き出す仕掛けや雰囲気づくりを

新郎新婦が司会進行

△演出なしで少し間延び感

○会話を大切にメッセージを伝えて
_________________________

「新郎新婦が話すのが得意なら、司会者を入れずに自分たちで進行すると柔らかい雰囲気に。ゲストに話を振るなど和やかな結婚式になります。
大事なのは、お招きした方とどういう会話を楽しみたいのかということ。ただの歓談でも楽しいですが、写真を飾って思い出話を引き出し、『今までありがとう。これからもお付き合いをよろしくお願いします』のメッセージを伝えられると、ゲストも温かい気持ちで帰れます。

映像は大がかりだと感じる方もいるかもしれませんが、少人数婚だからこそ一人一人に向けた映像を用意するのもよいですし、アナログですが、席札に書き添えたメッセージからも思いが届きます」(二谷さん)

ゲストvoice

演出が素敵だったシンプル婚
ほのかさん

BGMがピアノの生演奏で他の余興などはなく、新郎新婦や他の参列者とゆっくり話せました。(ほのかさん)

ゆかおさん

新郎新婦が歌いながら登場したのには驚いたけれど、それぞれのゲストとの思い出をモチーフにした手作りメッセージカードが心に残りました。(ゆかおさん)

Picoさん

歓談メインでゆっくり話せたのも嬉しかったし、デザートビュッフェで新郎新婦が自らウエディングケーキを手渡ししていたのが印象的でした。(Picoさん)

レナさん

ガーデンの小道に思い出の写真が時系列に飾ってあって、学生時代の思い出がよみがえりました。おしゃれだし話が弾みました。(レナさん)

[ペーパーアイテム]の極意

一体感を高める工夫をアイテムにプラス

エスコートカードに花コサージュを付けて

△少人数なので省く

○ゲストが楽しめるアイテムを用意する
_________________________

「今までは席次表が一般的でしたが、最近では海外スタイルの『エスコートカード』を取り入れる方が増えています。おしゃれなカードですが、ゲストがわかりにくければ意味がありません。席や名前がわかりやすい工夫はもちろん、メッセージを添えて、披露宴が始まる前に司会者さんからの呼びかけで一斉にカードを読む時間を設けると心に残ります。エスコートカードに花コサージュを添えてみんなに身に着けてもらうと、一体感が高まる素敵なプレゼントに。

また、プロフィールブックやゲストブックなど、『本日のゲストたち』を新郎新婦目線でまとめると、ふたりは作るのが楽しいし、受け取るゲストも嬉しいでしょう」(二谷さん)

ゲストvoice

ペーパーアイテムが素敵だったシンプル婚
MTさん

プロフィールブックのゲスト紹介が、新婦が描いたイラストでかわいかったです。ゲスト数が少ない分、詳しく書かれていて思わず読み込みました。(MTさん)

はっちさん

和の結婚式で、エスコートカードがただの紙ではなく、持って帰って使える箸置きだったのは良いアイデアだと思いました。(はっちさん)

ちいさん

使い捨てカメラのラベルをおしゃれな模造紙に張り替えていて、個性的でかわいかった。新郎新婦のおいめいや、友人たちもたくさん写真を撮って盛り上がりました。(ちいさん)

[料理・ドリンク・デザート]の極意

料理の質やドリンクの種類はセンスの見せどころ

選べるドリンク

△ベーシックな料理、飲物

○ゲストが「今までと違う!」と記憶に残るおもてなし
______________________________

「少人数でお料理を会話と共に楽しみたいという思いを持った方は、お金を削りたいから少人数にされているわけではないので、納得できる料理や飲物を選ばれることが多いです。その中でもポイントになるのはドリンクです。結婚式の列席経験が多くお酒をたしなまれる方には、ドリンクメニューにこだわりを出すと、おもてなしを感じながら楽しく過ごしていただけます。おしゃれなクラフトビールやハイボール、カクテルなど、種類が豊富に用意できるとかっこいいですね。

演出に取り入れやすいのはデザートです。会場の対応力にもよりますが、デザートプレートにメッセージを添えると喜ばれます。メッセージが難しい場合は、アイシングクッキーを用意したり、昔からある演出ですがお皿の裏にメッセージシールを貼ったり、大がかりではないけれども、かわいいサプライズが可能です」(二谷さん)

ゲストvoice

ドリンク・デザートが素敵だったシンプル婚
MRさん

新婦のお色直し中に新郎がシェフ姿になり、デザートのシャーベットを作ってくれたのが印象的でした。(MTさん)

かおるさん

ビールもノンアルコールカクテルの種類も豊富で、ゆっくり味わえました。会場内のバーにあるドリンクコーナーもおしゃれ。(かおるさん)

さくらさん

デザートのタイミングで別フロアに移動して、バイキング形式で好きなものを取り、ソファやテーブルで自由なグループで食べられるスタイルで、ゆっくり歓談できました。(さくらさん)

プランナーが語る 少人数のシンプル婚のOther Tips

少人数のシンプル婚で今人気なのが、ゲスト全員にお役目をお願いすること。新婦母のベールダウンや新郎母のジャケットセレモニーに加えて、ブーケを姉妹から渡してもらったり、親友にチーフを入れてもらったり、結婚証明書などスタッフが用意するものをゲストに運んでもらったり……。全員にお役目があって、対面で「おめでとう」を言えるのは、少人数婚ならではです。

また、新郎新婦のファーストミートだけではなく、家族同士のファーストミートも好評です。新郎新婦が母や姉妹などにヘアメイクをプレゼントして、それぞれの夫婦や家族間でファーストミートをすると新鮮だし、結婚式らしく「夫婦」「パートナー」をあらためて意識するきっかけに。パーティ中だけでなく、お支度や段取りにもお時間をかけて思い出に残してください。

From 編集部

30年、40年後に写真を見てどう思うか?

結婚式では何にセンスを求めるかが大切です。トレンドを押さえたセンス、花嫁らしい花婿らしいパーソナルなセンス、気に入った結婚式会場と調和したセンス……。結婚式は写真にずっと残るものなので、30年、40年後に写真を見た時に「好みじゃないけどこの時は流行っていたのよ」とちょっぴり恥ずかしくなるのか、「こういう感じがずっと好きだったの」とキュンと思い出すのか、式準備で迷った時はそんな観点で選んでみてはいかがでしょうか。

二谷さん
Profile

二谷真知子 ウエディングプランナー(ウェディングプロデュースCALARS)

プランナー歴16年。2010年、夫と共に「ウエディングプロデュースCALARS」を設立。地元・京都から関西を中心に、新郎新婦の希望に合わせた場所で、ふたりらしさを叶える自由なオーダーメイド結婚式をプロデュース。

構成・文/竹本紗梨 イラスト/吉岡香織(アスタリスク)
※記事内のコメントは2023年10月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー49人が回答したアンケート、および過去5年以内に結婚式の参列経験がある20~30代の女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年12月時点のものです

  • 挙式半年前
  • 挙式・披露宴
  • 式イメージ収集期
  • スタイル提案
  • ふたりらしい
  • 少人数ウエディング
Share on>

pagetop