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お金・常識
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恋人と「金銭感覚」の擦り合わせできている?話題や切り出し方をアドバイス

結婚後に始まる彼との生活。恋人である今のタイミングから、相手の金銭感覚を知っておきたいけど、早すぎるのかな……という人もいるのでは。なかなか切り出しにくい「お金」の話、先輩カップルはどのタイミングで話したのか、調査しました。ファイナンシャルプランナー・丸山晴美さんのアドバイスと併せて参考にしてみて。

そもそも「お金の話」って
みんなはどのタイミングでしてるの?

「結婚話が出る前、付き合っている段階から」が過半数という結果に

graph

既婚男女234人に調査したところ、上記のように「結婚話が出る前、付き合っている段階から」が56.0%という結果に。過半数の人が、お金の話(金銭感覚の擦り合わせ)は恋人時代からしていることがわかりました。
「結婚式や新生活準備に動き出した段階から」という人も32.9%と多く、これらを合わせると、9割近い人が結婚前にお金の話をしているようです。

今回は、「結婚話が出る前、付き合っている段階から」お金の話をしたカップルにフォーカスし、みんなが話し合ったテーマを紹介していきます。

1)食費にまつわる部分を擦り合わせよう!

切り出し例:「いつも夜ご飯ってどうしてる?」

仕事

生活費の中でも欠かせない食費。一緒に生活をすることを見据えて、早い段階から擦り合わせておくことが大切です。まずは「いつも夜ご飯ってどうしてる?」といった話題から聞いてみるのがおすすめ。外食と自炊の頻度によっても食費は変わるもの。話を広げていけば、自然と食費に関する価値観を探ることができるはず。

例えば、スーパーで一緒に買い物をしてみると、同じ食材でも高級品・お買い得品など相手が何を選ぶかで見えてくることも。金銭感覚はもちろん、健康や自炊へのこだわり度合いもわかり、新生活をイメージしやすくなるでしょう。(ファイナンシャルプランナー・丸山さん)

私たちはこう話しました!

花嫁

【外食を楽しむための話し合いを】
ふたりとも食べることが好き、外食も好きなので、普段の食費は自炊で抑え、行きたいお店には我慢せずに行くように決めました。(ゆうかさん)

花嫁

【ライフスタイルの違いの話から】
お互い1人暮らしをしていたので、自然と食事の取り方の話に。出張の多い彼は外食や弁当購入も多く、私は自炊が基本だったので、月にどれくらい食費を使ってるかなど話しました。(Arisaさん)

花嫁

【外食がちな彼の懐事情が気になって】
一緒に住む前は彼がほぼ外食だったため、お金は大丈夫?という話から、お互いの金銭感覚についての話になりました。その後一緒に住むことになり、お互い昼食は弁当、夜の外食は週2回までと決めました。(もここさん)

花嫁

【宅飲みのコスパの良さをアピール】
土日は食事の支度が面倒で、よく外食していましたが、宅飲みの方がコスパが良いことと、実際の金額を伝えると彼もその良さに気付き、頻度が増えました。(Kさん)

2)趣味・娯楽費にまつわる部分を擦り合わせよう!

切り出し例:「私は趣味に月○円くらいかかってるかな」

イラスト

趣味・娯楽費は、息抜きやリラックスといった精神衛生面にも大きく影響してくる部分。ふたり共通の趣味であればいいけれど、例えば相手だけが所属しているスポーツのチームで練習後に飲み会がある、推し活で全国を駆け回っている……などお金も時間もかかる趣味の場合、結婚後に夫婦の時間が取れないと感じてしまうこともあるので早めに擦り合わせたいところ。

例えば、自分に趣味や習い事などがあるなら『私は○○(趣味)に月○円かかるんだ』などと先に自分の情報を開示すると、相手のことも聞き出しやすくなりそう。そして結婚までに、予算の上限や、お小遣いの範囲内でやりくりするなど、ある程度のルールを決めておくと安心です。(ファイナンシャルプランナー・丸山さん)

私たちはこう話しました!

花嫁

【自分の趣味の話から彼の話に】
お茶を習っていることから、ボーナスで着物を買っていると伝えました。彼もバイクが好きでこだわったものを買っていると話してくれました。(みゆきさん)

花嫁

【ドライブ中に自然と車の話を】
彼が車が好きでゴルフをしていたので、趣味にどれくらいかけているか知りたくて、ドライブ中など車の話題になった時に維持費の話をしたりしました。当時私も車を持っていたので自然でした。(Arisaさん)

花嫁

【飲み会に行くタイミングで】
飲み会に行く時に、互いにどのくらいのお金を交際費にかけているのかを話しました。(むぅさん)

女性

【休日を一緒に過ごしながら】
休日一緒にいることが多かったので、自然と1カ月の交際費についてはお互い理解していて、「どれくらい使う?」とさらっと話しました。(りりすさん)

3)旅行費にまつわる部分をすり合わせよう!

切り出し例:「今回の旅行の予算はいくらにする?」

イラスト

旅行はかかる金額も、それぞれの好みの違いも大きい部分なので、徐々に擦り合わせていくことが大切!温泉でゆっくり、景色を楽しむなど、コンセプトが変われば金額も変わってくるので、まずは予算を決めてから計画しましょう。

例えば、「今回の旅行の予算はいくらにする?」と切り出してみるのもおすすめ。予算に合わせてエリアや移動手段、コンセプトなどを話し合うことで、お互いの歩み寄りポイントが見つかりやすくなってくるでしょう。
また、旅行とは違うけれど、実家が遠いなどの場合は”帰省”についてもすり合わせておきたいもの。ふたりで1往復どれくらいかかるのか、どのタイミングやスパンで帰省するのか話しておくと安心です。(ファイナンシャルプランナー・丸山さん)

私たちはこう話しました!

花嫁

【予算内のやりくりを提案】
記念日は豪華にして、たまに旅行するときは予算を決めてその中でやりくりする楽しさも味わえるようにしようと話しました。(珠奈さん)

花嫁

【貯蓄をしてから旅行をすることに】
貯蓄が出来ていなかったこともあり、突発的な旅行はせず、お互いに貯蓄をして目標額が貯まってから旅行をしようね!と話していました。(みさきさん)

花嫁

【旅行スタイルの違いから予算を会話】
旅館でゆっくり過ごしたい私と、宿は寝るだけで予定を詰め込みたい彼。宿泊場所や観光によって旅費も変わってくるので、彼と話し合いを。一度くつろげる旅館に泊まって満足してもらえたことをきっかけに、旅行に関しては合わせてくれるようになりました。(さやこさん)

花嫁

【旅行の計画は費用や目的を決めて】
旅行は計画を立てる時、どこに重点を置くかを話してから決めるように。お互いに旅行費の目安も違う部分があったので、ホテルでゆっくりのんびりしたいのか、レジャー施設でがっつり遊びたいのかなどを決めてから計画して擦り合わせました。(HARUKAさん)

4)貯蓄・収入にまつわる部分をすり合わせよう!

切り出し例:「NISAとかやってる?」

NISA

結婚を視野に入れたふたりの間で、貯蓄や収入は確認しておきたい項目!最近は、マッチングアプリなどで出会うカップルも多く、交際前からある程度把握していたという先輩カップルも。今の貯蓄や収入だけではなく、将来ふたりで資産形成していく能力があるかどうかも大切なこと。

例えば、「NISAやiDeCoとかやってる?」と聞いてみるのもおすすめです。興味を持ってくれたり、教えてくれたりする人は、金融リテラシーが高めといえそう。ただし、それを判断するためにも、まずは自分自身が勉強する必要があります。(ファイナンシャルプランナー・丸山さん)

私たちはこう話しました!

花嫁

【仕事の話からお互いの貯蓄額を】
仕事の話をしていた時に、自然とお金の話になり、お互いの貯蓄額を伝え合いました。(あおいさん)

花嫁

【引っ越し費用の話から貯蓄額を確認】
同居をするタイミングで、引っ越し費用の話の流れで貯蓄があるかどうかについても会話をしました。(kumanatsu0312さん)

花嫁

【積立投資についての話から収入を開示】
彼が積立投資をやっているのをきっかけにお互いの収入を知るようになりました。将来のためにも貯蓄や投資をしようという話にも繋がりました。(愛子さん)

女性

【まずは自分から貯蓄額を伝えた】
彼を安心させるためにも、自分の貯蓄額は伝えていました。彼の収入などはふるさと納税の話の流れで確認しました。(みうさん)

From 編集部

結婚するふたりにとって大事なお金の話。今のうちから話し合っておこう

お金に対する感覚や価値観をお互いに理解した上で結婚するのが理想的。そのためにも「まずは自分自身が経済的にも精神的にも自立していることが大前提」と丸山先生。金銭感覚を自分軸で持ちつつ、相手との擦り合わせは早いうちから始めておきたいですね。恋人時代からナチュラルにお金の話ができる関係を築くことで、結婚後の生活も安心して送れるはずです。

監修者
Profile

丸山晴美さん 節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理・運用のアドバイスなどさまざまなメディアで活動中。
https://www.maruyama-harumi.com/

取材・文/前川ミチコ イラスト/Pai D/mashroom design 構成/間宮 愛(編集部)
※記事内のデータならびにコメントは2023年10月に「ゼクシィ花嫁会」と「ゼクシィ花婿会」のメンバー124人が回答したアンケートおよび、20~30代の既婚男女110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年12月時点のものです

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