グループLINE・疎遠の友人etc.悩むケース別【結婚式へのお誘い文面】
友人を結婚式にお誘いするときのLINE文面。疎遠の友人、妊娠中の友人、グループに声をかけるとき…などの少し特別なケースについて、「気に障る言い方になっていたらどうしよう」「浮かれた表現になっていないかな」と悩んでいる花嫁さんも多いのではないでしょうか。今回は、気遣いができる先輩花嫁さんたちが実際に送った「結婚式へのお誘い文面」を、工夫ポイントと併せてご紹介!ぜひ、文面を考えるヒントにしてみて。
CASE1:まめに連絡をしない友人を招待
個別ではなく「グループLINEでの招待」にして、相手の負担を軽減
私が悩んだのは…
転勤などでどこに住んでいるのかわからない人もいるし、結婚式に出るのはお金も時間もかかるので、結婚式に招待すること自体が迷惑じゃないかと思ったり、個人へ連絡するのも、相手の温度感によっては迷惑になるかな……と悩みました。(真優さん)
<文面のPOINT【A】>
なるべく相手に負担をかけたくなかったので、式の招待ではなく結婚報告をメインに伝えた。
<文面のPOINT【B】>
個別LINEだと、相手が「返信しなくちゃ、結婚式行かないと!」と感じそうだと考えて、グループLINEで招待→個別LINEに連絡をもらうという流れに。
<+POINT>
あえて絵文字は使わない
絵文字がたくさんだと、幸せアピールのキラキラした文面になりそうだったので、絵文字は入れずシンプルな文面にしました。(真優さん)
CASE2:久々に集まる友人グループを招待
あえて「ライトな文面」で、まずは結婚式への温度感を聞いてみる
私が悩んだのは…
久しぶりの連絡なので、気付かないうちに関係性が変化していないか心配でした。仲がよかった学生時代のメンバーには、結婚式にぜひ来てほしいけれど、相手からはそこまで思われてなかったらどうしよう……という不安もありました。(りあさん)
<文面のPOINT【A】>
ひとまず招待状を送るために住所を教えてもらって、行くか行かないかは招待状のお返事で大丈夫、という内容に。
<文面のPOINT【B】>
初めから詳細を伝えると、「絶対行かなきゃいけないのかな?」というプレッシャーになるかなと思い、日時など簡単な情報だけを記載。行けない場合も、お祝いや電報など気を使わせてしまわないように、会場も会費も伏せた。
<+POINT>
仕事の時間を避けて送信
文面以外にも気にかけたのは、LINEの送信時間。久しぶりに連絡をする友人については、現在の事情もわからないので、早朝や深夜などは避けるようにし、多くは仕事が終わっていそうな20時を選択しました。(りあさん)
CASE3:遠方に住む友人を招待
素直な気持ちを伝えつつ、「断られることを前提」にした文面に
私が悩んだのは…
来てほしいから声はかけたいけど、遠方からの参加だとお金も時間もかかって負担になるし、断わりたくても断りにくいだろうなと悩みました。(ゆうさん)
<文面のPOINT【A】>
断られるのが前提だけど、来てほしいから招待の声かけだけはさせてね!というニュアンスになるように工夫。
<文面のPOINT【B】>
素直な気持ちを書いて、参加は無理でも来てくれたら「嬉しい」と伝わるように。
<+POINT>
お車代はめどがついた段階で早めに伝える
最初のお声がけの時点では、お車代をどれだけ渡せるかわからなかったので、特に触れず。参加を希望してくれた友人には、お車代のめどがついた段階で早めに「ホテルには泊まる?全額は出せないと思うけど、交通費の片道分はお渡しするつもりだよ」とさらっと伝えるようにしました。(ゆうさん)
CASE4:一人参加になる友人を招待
断りやすいようにあくまで「軽めに聞いて、事前に状況も説明」
私が悩んだのは…
完全に一人参加ではないのですが、姉と私の共通の友人を招くときに悩みました。姉は夫婦参加の子ども連れ。さらに他の共通の知り合いもいたので、友人が一人になる瞬間が絶対ありそうだなと思って心配でした。(ぱるかさん)
<文面のPOINT【A】>
メンタル強めな友人なので、あんまり心配した感じの文面だと逆におかしいかなと思い、あえていつも通りのテンションで招待&一人参加になるという状況を報告。
<文面のPOINT【B】>
週末は忙しいタイプの友人だったので、軽めの文面ながら、最初のLINEから明確な日時は記載。
<+POINT>
結婚式の雰囲気と文面のトーンを合わせる
結婚式自体も堅苦しい感じではなく、楽しい雰囲気にしたかったので、招待状の案内もライトな感じのメッセージになるように意識しました。(ぱるかさん)
CASE5:親族メインの挙式に友人を招待
挙式のみへの招待になるがゆえの「イレギュラーな動きを丁寧に説明」
私が悩んだのは…
親族の出席者割合が多く、友人たちが気を使わないか心配でした。また、友人ゲストが少ないため、せっかく来てもらっても盛り上がりに欠けるのではと思っていました。(千咲さん)
<文面のPOINT【A】>
式の詳細が決まる前だったので、まずは、挙式のみの招待である旨と、ご祝儀が不要である旨を伝えるようにした。
<文面のPOINT【B】>
当日は挙式のみで、かつ、親族ゲストが多いので、友人たちが戸惑わないよう、あらかじめ「当日の流れ」「服装」「動き」まで、とにかく細かく記載。
<+POINT>
参列経験がないゲストに対しても配慮を
今回は親族が多い挙式のみの結婚式だったことに加え、友人が皆、結婚式の参列経験がなかったので、当日のことがわからず不安にならないように、詳しめに記載することで、安心して参加してもらえるようにしました。(千咲さん)
CASE6:産後間もない友人を招待
「急いで決めなくていいこと」「ギリギリでも問題ないこと」を強調
私が悩んだのは…
産後の体調は本人にもわからないので、参加したいと思ってくれていても、体調によっては難しいことがあるため、配慮が必要だと感じていました。(優奈さん)
<文面のPOINT【A】>
小さい赤ちゃんがいるので、「無理はしてほしくないけども、ぜひ来てほしい」という素直な気持ちを記載。
<文面のPOINT【B】>
産後1カ月にたたない日程だったので、出欠の連絡はギリギリまで待つことを伝え、体調を最優先に考えてもらえるように配慮。
<+POINT>
出産前に心配させないように期日を設定
小さい赤ちゃんがいると先の予定の判断が難しくなるのも当然。招待状に記載されている締め切りは少し余裕を持たせた日程のため、引出物や料理など実際の締め切りまで待つつもりで、判断を急がなくてよいと伝えました。(優奈さん)
CASE7:妊娠中の友人を招待
安心して参加してもらえるよう、招待後の文面も「気を使い過ぎ」くらいが◎
私が悩んだのは…
お互いの結婚式では受付をやろうねと約束していた友人。私の結婚式がコロナ下で2年半延期した後、結婚式の予定を伝えたところで妊娠していると教えてもらいました。そんな状況の中でも来たいと言ってくれたので、こちらも安心してもらえるよう可能な限り配慮したいと思いました。(SHIOさん)
<文面のPOINT【A】>
妊娠中の体調の変化は予測できないもの。無理してほしくないので、直前でも気にせずに何でも伝えてもらっていいよということを伝えた。
<文面のPOINT【B】>
結婚式までの期間も、わからないことは本人に聞き、気を使い過ぎなくらい優先して配慮するようにした。
<+POINT>
招待過程だけでなく、当日の配慮も徹底
友人はまだ安定期前。周りもまだ妊娠を知らない状況だったので、会場のみに伝えておき、友人の妊娠を知られないように注意。食事の個別対応も「アレルギー対応」という見え方になるよう考えました。(SHIOさん)
From 編集部
先輩花嫁さんたちは「断りやすいように」気配り
遠方、一人参加、出産直後、久々の連絡…と悩んだポイントはさまざまですが、先輩花嫁さんたちに共通していたのは、断りやすい雰囲気づくりを心がけていたこと。その上で「来てくれたら嬉しい」という気持ちをしっかり伝えていました。欠席するときに罪悪感がないように配慮する工夫はぜひまねしたいポイントです。プラスアルファの配慮で相手の出欠判断がしやすくなるので、ぜひ取り入れてみてください。
取材・文/竹本紗梨 イラスト/山本あゆみ D/mashroom design 構成/紺矢里菜(編集部)
※記事内のコメントは、2023年10月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー72人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年12月時点のものです
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