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【資金ゼロ】の私たちが結婚式を挙げるまで~期間・貯め方・やりくり法~

「結婚が決まってうれしいけれど、貯蓄は少ないし、新生活資金も必要。結婚式は無理かな?」と悩む花嫁さん、諦めないで。今は貯蓄ゼロでも、自己負担が最小限で済む結婚式にしたり、式までしっかり時間を取って貯蓄を増やしたり……。工夫次第で結婚式は叶うのです。先輩カップルの結婚式ストーリーを参考にしてみて。

今、貯蓄ゼロでも結婚式は諦めなくていい理由

実質の自己負担額や式費用の支払い時期を知ろう

費用の流れイメージ

上記の流れを知った上で、結婚式を諦めなくていい理由を詳しくご紹介。

●理由1)必要なのはご祝儀と親援助で足りない分だけ

結婚式費用を全額自分たちで用意しなくてはいけないわけではありません。ゲストから頂くご祝儀や親からの援助も結婚資金。式費用総額からこれらを引いた金額を貯蓄できれば式は挙げられます。

●理由2)工夫次第で式費用を抑えられる

先輩カップルからは「お得なプランがある会場を選んだり、お金のかけ方を工夫したりして、最小限の自己負担で済む結婚式にした」という人たちが多数。まずは結婚式のお金のかけ方についてふたりで相談を。

●理由3)自己負担分は式直前までに貯められればOK

会場との契約時には平均14万4000円*の予約金・内金が必要。その他、式までに自己手配した費用など細々とした支出もありますが、会場への支払い時期は挙式1カ月前~式後(会場によって異なる)。それまでに自己負担分を貯めるという方法も。まずは貯蓄目標額や無理なく貯められる毎月の貯蓄額を設定し、どのくらいの期間があれば結婚式を挙げられそうかを検討してみてもいいでしょう。

次からは、結婚式の資金ゼロからスタートした5組の先輩カップルをご紹介します。

注)*のデータは「花会調査2022」によるものです

Case1/低コストでこだわりを実現!ふたりの負担ゼロを目指した

資金ゼロ婚

引っ越しなどふたりに関わるイベントに使うお金として、結婚祝いを双方の親からもらった、くまこさんカップル。この残りとご祝儀を式費用に使うことにし、低コストでふたりの負担額が最小限で済む会場をリサーチ。星空のような幻想的空間にすることができるプラネタリウム演出を挙式でしたいと思うようになり、このこだわりが叶うリーズナブルな会場をセレクト!

質問

会場選びで重視したのは?

花嫁

【可能な限り費用を抑えられることと、挙式でプラネタリウム演出ができること】
絞り込んだ2軒のうち、1軒目はプラネタリウム演出が精巧で厳かな雰囲気もいいが、費用が高い。もう1軒は比較すると多少劣るが、プラネタリウム演出としては問題なく、かつバリアフリー対応のカジュアルな会場で、150万円くらいリーズナブル。1軒目ほどお金をかけるつもりはなかったので、2軒目に。

質問

費用面で会場に確認したことは?

花嫁

【装花や料理は一番下のランクを実物チェック】
上がりがちな装花やブーケ、料理なども「一番下でもボリューム感や華やかさに欠けないか」質問。料理は実際の式で出されている写真を撮って見せてもらい、最終的にひとつ上にランクアップしましたが、他のアイテムは一番下のランクでも十分と判断しました。また、キャンペーンで1着8万円のドレスが2着無料になったのですが、その金額内のドレスがあるかもショップで確認。

結婚資金のやりくり法
【自己負担が増えないように工夫!】

会場への支払いは半分前払いで、半分後払い。将来のために貯蓄を残しておきたかったので、自己負担が増えないようにやりくり。
たとえば、最低価格+5万円までのドレスしか試着せず、シビアな目で差額なしのウエディングドレスを選ぶ、衣裳小物はフリマアプリで購入、持ち込みできる物は自作するか外部で探すなど。
最終的に遠方ゲストのお車代やお礼、宿泊代などの支出が加わり総額が上がったが、ふたりの負担は10万円で済んだそう。

Case2/ふたり併せて200万円を貯蓄!参加型演出でコストを抑えた

Rikaさんカップル

「ゲスト関係の費用は会費から出す北海道の会費制なら、両家負担分が貯まれば式はできる!」と思ったRikaさんカップル。全額自分たちで出すつもりで貯蓄開始。会場見学をして「理想の式を叶えるためには余裕がある方がいい」と考え、目標額を各自100万円にした。
日取りは費用がお得な金曜に行い、会費を大人2万円、子ども4000~7000円に。当日はゲーム、福笑い、餅つきなど、低コストでもできる「みんなが楽しめる演出」をたくさん盛り込んだ。70万円の親援助があって、ふたりの負担額は150万円で済み、残った貯蓄はハネムーンに使用。

質問

会場選びで重視したのは?

花嫁

【費用内に抑える方法を積極的に提案してくれるかどうか】
やりたいことを伝えれば実例を紹介してくれ、持ち込みの相談をすれば、どうすれば衣裳代が安く済むか考えてくれる。説明が分かりやすく、スタッフに好感を持ちました。土日よりもお得な平日プランや最寄り駅からの送迎バス無料も魅力でした。試食した料理も美味しく、ゲストも楽しんでもらえる!と思って決めました。

質問

お金はどのように貯めた?

花嫁

【支出を減らし、その分を貯蓄に回す習慣づけ】
ふたり共通の趣味の旅行や新しい洋服は我慢、お互いの誕生日プレゼントや外食は控え、化粧品をリーズナブルなブランドにするなど支出削減。園芸が趣味の親から野菜やお米の差し入れがあり、食費が助かったことも。こうして毎月彼は3万~4万円、私は7万~8万円を貯蓄。2回のボーナスも全額結婚資金に。

結婚資金のやりくり法
【お金の掛けどころを決め、メリハリを】

撮って出しのエンディングビデオやデザートビュッフェを追加したり、飲物をランクアップするなど、譲れないことやゲストにはお金をかけました。一方で席札をミラー風タイルシールにしたり、キャンドルやゴールドのキューブも卓上に飾ってお花が少なくても華やかになるようにしたり、メイン卓の後ろを布にして装花代を節約。ゲームの景品も品物ではなく、一緒にファーストバイトができる権利などの「体験」にして費用を抑えました。

Case3/結婚式を産後にし、時間をかけて貯蓄。友人は会費制に

花嫁実例

妊娠が分かって同居を始めた頃は式の予定もなく、なんとなく貯蓄。出産の半年後、「そろそろ結婚式をしたい」と思い、口コミで式費用の総額などをチェックしてから、会場選びを始めた、みつやすさんカップル。
招待する友人たちは、みな今も学生であることから、友人だけ会費制に。また、基本的なスタンスは「節約するよりも、後悔のないようにしっかりお金をかける」。選んだ会場で理想の結婚式を挙げるため、日々の節約に励んで、貯蓄を頑張った。気心の知れた友人たちに囲まれ、子どもとの演出も盛り込むなど、アットホームな結婚式ができた。

質問

費用面で会場に確認したことは?

花嫁

【予算を低めに設定した見積りで実現可能な内容を知る】
予算を300万円と想定しましたが、見学時は「お金があまりありません。頑張っても総額250万円」と低く伝え、やりたいことをなるべく入れた見積りをお願いして、費用を確認しました。

質問

お金はどのように貯めた?

花嫁

【家計簿をつけて、無駄遣いを減らした】
貯蓄は婚約当初から。出産にもお金がかかり、最初は少なめでしたが、会場予約後は「お金がないという理由で、何かを諦めたり、後悔したくない」と思い、家計簿をつけて節約生活。コンビニ禁止、お菓子禁止、外食や飲み会を控えるなどのルールをつくり、毎月給料日に一定額を、6回のボーナスはほぼ全額貯蓄し、2年9カ月間で300万円貯めました。

結婚資金のやりくり法
【必要な貯蓄額を把握し、逆算で挙式日を設定】

見学時の見積りは総額220万円。貯蓄が少なかったこともあり、「この会場での式にどのくらい必要か」を計算し、挙式日を1年半後に延期してしっかり貯めることに。最初から50万円程度の増額は覚悟していたけれど、ふたりが負担した親の衣裳(30万円)や前撮り(25万円)などを追加し、総額が110万円膨らんだものの、しっかり貯蓄したおかげで、支払いは問題なかったそう。

Case4/自己負担30万円!会費制の手づくりウエディングフェス

花嫁

「ガーデンにキッチンカーを呼んで、バンド演奏をして、フェス感覚の結婚式にしたい!」という結婚式のイメージを描いた、ぽんこさんカップル。でも、貯蓄がないからといって、ご祝儀や親援助に頼るのは違う。会費制にしてゲストの負担も少なくし、より多くの人が参加できるように計画した。
式当日はみんなカジュアルな服装で参加。人前式、ウエルカムパーティから始まったウエディングフェスには音楽仲間のバンド3組が登場し、輪投げ、水風船など子どもが楽しめる屋台も。最終的な総額は予算通り。会費は大人1人1万2000円、子ども無料にして、会費からグルメなギフトも用意した。

質問

会場選びで重視したのは?

花嫁

【持ち込みOKでリーズナブル!自由度の高い会場を選んだ】
ロケーションがいい、さまざまなアイテムの持ち込みに寛容で自由度が高い、費用がリーズナブルなところがポイントに。決定した会場は、私たちのイメージを聞いて「面白い!」と乗り気になってワクワクするようなプランを提案してくれ、一緒に結婚式をつくろうとする姿勢が感じられて心強く思いました。

質問

お金はどのように貯めた?

花嫁

【自炊生活でおうち時間を充実させ、節約】
ふたりとも弁当・水筒持参で3食自炊。好きな居酒屋飲みもやめて、おうち居酒屋を楽しむなどの方法で節約。フリマアプリで処分して得たお金でほしいものを買うなど無駄遣いを防ぎました。そして、家計用の口座にある程度貯まったら貯蓄専用の口座に移し、3年間で200万円貯蓄。

結婚資金のやりくり方法
【お金のかからない工夫をし、予算内で実現】

貯蓄はだいぶ増えたので資金の心配は不要でしたが、総額100万円に収めたかったので、予算管理はしっかりしました。キッチンカーと屋台4台は顔なじみの人に出店料ゼロで頼み、ゲストにはチケット制で利用してもらって、実際の売り上げだけ精算。カラードレスをフリマで購入し、招待状はSNSに添付、じゃんけん大会などお金のかからない演出を多く取り入れたのが主な工夫点です。

Case5/ブライダルローンを利用し、思い通りのテーマウエディング

花嫁

「親もゲストとして招きたかったので、自力で式を挙げたかった」とmiyumimiさん。自己資金はなかったため、ブライダルローンを利用することに。「ハロウィンの夜に楽しいパーティをしたい」というイメージがあり、ぴったりな会場をセレクトした。
一生に一度だからと妥協せず、好きなものを選びつつ、招待状や衣裳をリーズナブルな外部で選んだり、ムービーをDIYするなど、費用を抑える工夫も。最終的に300万円ほど自己負担になったが、すべて納得した上で行った「思い通りの結婚式」なので、後悔なし。

質問

会場選びで重視したのは?

花嫁

【イメージする結婚式が予算内で叶う会場かどうか】
ハロウィンナイトウエディングを行いたいというイメージがあり、1軒目の会場で雰囲気と費用(見学時の見積りは60名で317万円)、プランナーの人柄に魅了され、「この素敵な会場で、この金額でできるなら」と即決。念のため、他の会場を訪れたものの、接客や自由度なども考え「1軒目に勝る会場はない」と決断しました。

質問

費用面で会場に確認したことは?

花嫁

【結婚式の支払いを行うための選択肢を確認】
見学時に、貯蓄がゼロであることを伝えた上で、見積りや特典の内容、ブライダルローンの仕組み(借りられる範囲や返済期間、手数料、金利など)をしっかり確認しました。

結婚資金のやりくり法
【会場外の支払いも対象の銀行ローンを利用】

会場のブライダルローンは会場の支払い分が対象。外部ショップで選んだ衣裳代などには適用されなかったので、預金口座を開設していた地元の銀行のローンを利用し、十分な金額を借りました。無理なく返済するため、毎月5万円で設定。

From 編集部

無理なく理想の結婚式を挙げる方法を考えてみよう

「お金が貯まるまで式の日取りを先延ばしする」「自己負担が少なくてもできる結婚式にする」など、今回紹介した先輩カップルの他にも資金ゼロでも結婚式を挙げるにはさまざまな方法があります。ふたりの経済状況や結婚式に対するイメージ、親からの援助の有無などさまざまな角度から考え、理想の結婚式を叶える方法を見つけてみてはいかがでしょう。

取材・文/渡邊博美 D/mashroom design 構成/間宮 愛(編集部)
※記事内のデータ、および、コメントは2023年6月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー82人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年8月時点のものです

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