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[全文掲載] 花嫁の手紙vol.27~親の大好きなところや素敵なところを伝える~

花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない……なんて悩む花嫁さんもいるのでは?
そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?

「結婚式で、親にも特別な気持ちを味わってほしいと思いました」

今回ご紹介するのは、朱美さんのお手紙。「結婚式は感謝を伝える場」だと思っていた朱美さんは、「普段しないことができる機会だからこそ、両親にも特別な気持ちを味わってほしい。義両親にも感謝を伝え、ゲストの皆さまに両親や義両親のことを知ってもらいたい」と花嫁の手紙を読みました。

■2021年10月挙式
■招待ゲスト数…46名(家族、親族、友人)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…約1週間前
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…約1週間
■事前練習の有無…有
■式で花嫁の手紙を読んだ時間…約10分

朱美さんの「花嫁の手紙」

花嫁の手紙を読む花嫁
花嫁の手紙前半
花嫁の手紙を聞く新婦の母
花嫁の手紙後半

【GOODポイント&感動ポイント】

2000組以上のウエディングをサポートし、多くの花嫁さんから「花嫁の手紙」の相談を受けている、ウエディングプロデューサーの澤さんにコメントを頂きました。

素敵なエピソード満載のお手紙でGOOD!

親御さま、お相手の親御さまとの素敵なエピソードがたくさん盛り込まれたお手紙ですね。
親御さまそれぞれへ宛てた部分の冒頭【A】にどのような方なのかを簡潔に書き、そこからエピソードに入っていますが、お人柄が端的に伝わるGOODな書き出しだと思いました。

お父さまとのエピソードでは、ユーモアを入れつつ受け取った愛情がしっかり書かれており、お父さまのお人柄が深く伝わりました。思い出のあずまやを新居にも建てること、お父さまのお得意なことをお願いすること、とても喜ばれたのではないでしょうか。

【B】に書かれた一つの教えはお母さまのお人柄を物語っており、その思いを大切にしている新婦さまも素敵なお人柄であることが想像できました。お父さまとお母さまの関係性も伝わるお手紙ですね。どのようなご家庭で育ったかは、お相手のご家族やゲストも知りたいことの一つなので、お手紙を聞いて安心されたと思います。(澤さん)

花嫁の手紙「書いてどうだった?」「受け取ってどうだった?」

今回のお手紙を書いた朱美さんと、お母さまにお話を伺いました。

手紙を読んでどうでしたか?

私にも両親にとっても絆を深めるきっかけとなった気がします
花嫁

面と向かって文章で感謝を伝える機会は最初で最後かなと思い、いままでの感謝を存分に伝えられる機会になりました。これまでの私との時間をより特別なものとして感じてもらえたと思いますし、私にも両親にとってもより絆を深められるきっかけとなった気がします。手紙を書いたことで、いままで過ごしてきた人生や両親と歩んできた時間がより濃密な時間に変わりました。改めて強く幸福感や感謝を感じました。

苦労&工夫したポイントは?

手紙に書くエピソードの絞り込みに苦労しました
花嫁

書きたいエピソードが多くて絞り込むこと、わかりやすく伝わるようまとめるのに苦労しました。まずは伝えたいエピソードをすべて紙に書き出して、その中から思い出深いエピソードを選びました。表現や言葉選びは、文章を書く中で何種類も言い回しを書き出し、声に出して読んで一番スムーズなものを選びました。ありきたりではなく自分らしい言葉を選ぶことで、より私らしく感謝を伝えられると思ったんです。

手紙の構成はどう考えた?

最初にインパクトをつける構成にしました
花嫁

自分を客観視した表現をしてもらえることが個人的には嬉しく感じるので、両親にそんな気持ちになってもらいたいなと、最初に親の人柄について書き出すことにしました。最初に全体像(親の人柄)を端的に伝えることで、聞いているゲストにもわかりやすく理解してもらえインパクトも出ると思いました。その後で具体的なエピソードを入れ、最後に感謝の気持ちを入れることでまとまって締まると思い、構成を組み立てました。

後輩花嫁さんにアドバイスを

改めて思いをはせることができますよ
花嫁

結婚式は親子どちらにとっても大切なイベント。感謝の気持ちを伝えられる貴重な機会というだけではなく、手紙を書くことで両親と過ごしてきた時間に対して改めて思いをはせることができ、思い出深い時間だったことが感じられるはずです。自分の人生を振り返る機会もそうないはずですし、手紙を通して親と思い出を共有でき、絆が深まるきっかけにもなると思います。

手紙を受け取ったお母さまより

私にとっても非常に幸せな時間となりました
新婦の母

娘を育ててきた28年間が思い出され、思わず涙がこぼれました。母である私を娘の視点から一人の人間として表現してくれたことも嬉しかったですし、自分が大切にしてきたことが知らず知らずのうちに伝わっていたことも嬉しく感じました。こんなふうに手紙を読み上げてもらえることは、もうないのかなと思うと、私にとっても非常に幸せな時間でした。

From 編集部

花嫁の手紙を通じて家族の素敵なところをゲストに紹介しよう

親御さんや新郎の親御さんとの仲むつまじさや尊敬の気持ちが伝わる朱美さんのお手紙。それぞれの人柄が浮かび上がるようなエピソード満載で、ゲストもご家族のファンになってしまったのではないでしょうか。実際に友人から「涙が出た。朱美のお母さんのように愛を表現できる母親になりたい」という声もあったようです。花嫁の手紙を通じてあなたも自身の家族をゲストへ紹介してみませんか。

監修澤さん
Profile

澤 智子さん 株式会社NEO FLAG.
ウエディングプロデューサー

ウエディング業界歴18年で通算2000組以上のカップルをプランナーや司会者としてサポート。
花嫁から手紙の相談をされることが多く、親やゲストにしっかり伝わる手紙の書き方 をアドバイスしている。

構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2023年5月時点のものです

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