［地元・国内リゾート・海外］ 結婚式のお金、いくらかかる？ スタイル別相場

特に異なるのはウエディングスタイルとゲスト人数。

一般的な結婚式は、大勢のゲストに囲まれて、室内で挙式やパーティをすることが一般的。一方、国内リゾート婚・海外婚は大自然を感じる場所でカジュアルな式を挙げるカップルが多い。
また、国内リゾート・海外婚は移動や宿泊が伴うためゲスト人数が減り、一般的な式の平均49.1人（★）に比べ、国内リゾートは平均27.5人、海外婚は平均8人となる。

【一般的な結婚式】花嫁の大多数がこのスタイルで挙式を行う

生まれ育った土地や、今住んでいる場所で行う基本スタイルの結婚式。家族や友人知人など、40～70名くらいを招待して行うことが比較的多い。会場タイプはホテル、ゲストハウス、専門式場などさまざま。また、準備期間は半年から1年と、じっくり準備を進めるカップルが多め。

【国内リゾート婚】自然に囲まれながら過ごす結婚式

沖縄、軽井沢、北海道など日本の大自然を感じるリゾート地で行う結婚式。海や緑に囲まれた挙式・パーティを行うことが多く、ゲストとアットホームな時間を過ごすことができる。大自然を生かしたロケーションフォトも人気。

【海外婚】ハネムーンも兼ねて行うことが多い結婚式

ハワイやグアム、バリ、ヨーロッパなど、海外で行う結婚式。その土地ならではの大聖堂や海をバックに挙式・パーティができるので非日常の時間を楽しめる。ゲストを招待するとしても家族のみで行うのが一般的で、ふたり婚も多い。ハネムーンを兼ねて挙式をするカップルが多く、旅行好きカップルにおすすめ。

ゲスト人数の多い一般的な式が最も高く、海外婚、国内リゾート婚と続く

ゲスト人数が多いほど料理代やギフト代などがかかってくるため、一般的な結婚式が平均327万1000円（★）と一番高くなる。海外婚、国内リゾート婚は一般的な式に比べると抑えめだが、ゲストの旅費負担をするかどうかで大きく変動するので注意。

【一般的な結婚式】総額平均は327.1万円（★）と一番高いが嬉しい点も

ゲスト人数が多く、ご祝儀を頂けるので、総額の一部をご祝儀でまかなうことが可能。自己負担の平均は約153万円（★）なので、上手にやりくりしているカップルが多いことがうかがえる。最近はゲスト人数の少ない家族婚を選ぶカップルも多いので、その場合は総額もご祝儀額も減る。

費用総額いくらだった？

歴史ある高級ホテルで結婚式をし、ゲスト人数48人で約330万円でした。ホテル婚が夢だったので、憧れのホテルで式を挙げられて大満足！　ただ比較的金額が高めに設定されている部分もあり、賢くやりくりして費用は調整しました。（C.Aさん）

白く美しい大聖堂が特徴のゲストハウス。ブライダルフェアの特典で申し込んだので、90万円ほど割引になり、ゲスト人数40人で総額250万円に。お得になったのでよかったです。（えぃみぃさん）

【国内リゾート婚】招待人数が少ない分、平均142万円と抑えめに

人数が少ない上、現地の非日常のロケーションを生かして演出を少なめで結婚式をすることが多く、平均総額は3スタイルの中で一番抑えめ。総額平均には、ふたりの旅行代とゲストの旅行代金が含まれているが、ゲストの旅行代金をどのくらい負担するかで費用が大きく変動する。ご祝儀を頂く場合、ふたりで旅費を負担するケースが多いが、全て負担したカップルは約2割、一部負担したカップルは約4割ほど。

費用総額いくらだった？

沖縄のロケーションを楽しめる会場で9名104万円でした。家族のみでのパーティ＆地元で1.5次会も予定していたので、披露宴ではなくカジュアルな食事会にして価格を抑えました。ゲスト分の旅費も12万円ほど負担しました。（＠tan_brideさん）

自然が大好きなこともあり、家族旅行も兼ねて軽井沢を選択、緑豊かなリゾートホテルで挙式・パーティを行い、19名で250万円でした。ゲストの旅費負担は58万円に。（hitomiさん）

【海外婚】国や地域で多少異なるが、平均は約213.3万円

ハワイは平均225.3万円、ヨーロッパは平均212.1万円、グアムは平均195.6万円と、行き先によって多少違いが出る。ハネムーンを兼ねる人がほとんどで、それを考えるとお得と考えるカップルも。旅費負担については、パーティ代をふたりで負担する代わりに、ご祝儀を辞退し、旅費をゲストに負担していただく場合が多い。

費用総額いくらだった？

ステンドグラスの美しい会場での挙式と、ラグジュアリーホテルのレストランでのパーティをハワイで。ゲストは4名、約256万円でした。ハワイのロケーションを生かし、装飾や演出を削り、憧れのホテルでゆっくり過ごす滞在費にお金をかけました。（Ayakaさん）

グアムでゲスト4名、267万円でした。美しい海が目の前に広がるリゾート感あふれる会場で挙式・パーティを楽しみました。招待した家族にも楽しんでほしくて交通費・宿泊費を56万円負担しました。（あずささん）

一般的な結婚式ではゲストが多い分、おもてなしの項目や演出が増え、費用の中身はかなり細かくなる。国内リゾート・海外婚の場合はパックプランという結婚式をするために必要な項目がひとまとめにされているプランを選ぶ場合が多く、演出をする人も少ないので明細の中身はすっきりめ。以下に各スタイルの費用明細の一例を掲載しますので、参考にしてくださいね。

【一般的な結婚式】挙式もパーティも、項目が多くなる傾向

料理やドリンク、ギフトなど、ゲスト人数分必要な項目で金額が大きく変動。またいろいろな演出やお色直しをするカップルが多く、その分金額が増えていく。

何にこだわった？何を節約した？

すべてにこだわりましたが、特におもてなしに重点的にかけました。お料理は1人1万8000円のメニューにランクアップ、親族ゲストには特に喜んでもらえました。親ギフトも4万円のビンテージワインをセレクト。（小林朱美さん）

ドレスが一番目立つ所だと思い、基本プランからウエディングドレスは11万円、カラードレスは9万円アップに。一方で、アクセサリーは式後に売るつもりでフリマアプリや通販で探しました。インナーもフリマアプリで探して4万円の節約に。（mimoriさん）

【国内リゾート婚】項目は地元婚より少ないが、旅費が別途かかる

演出は少なめ、歓談メインでプログラムを組むカップルが多い。ゲストの旅費の負担有無はカップルによるが、ご祝儀ありの場合は一部負担or全額負担をしているカップルが多め。交通費の片道分、挙式前後の1泊分など、どのくらい負担するのか招待時に伝えておくのがベター。

何にこだわった？何を節約した？

ゲスト4名、総額は200万円の沖縄婚。ケーキはミニマルなものにするなどしてお金の使い方にはメリハリをつけました。ロケーションを生かせる動画撮影には34万円とお金をかけ、ドレスはお色直しをしなかった分、ブーケは2種類を持ち印象を変えました。（ちなさん）

自然に囲まれた場所で思い出を残すことを重視し、アルバム代は18万円、ムービー撮影は13万円とお金をかけました。記録にも残って自分の好きなブーケには4万円、装花には15万円とこだわってお金をかけました。（hitomiさん）

【海外婚】国内リゾートと同じで項目は少なめだが、旅費が大きくかかる

パーティは、3スタイルの中で特にカジュアルな傾向のため、料理とミニマルなケーキ、最低限のお花だけの場合が一般的。ハネムーンを兼ねて長期滞在するカップルが多いため、ふたりの渡航費＆宿泊費がかなり大きくなってくる。ゲストの旅費負担については、パーティ代をふたりが負担する分、ご祝儀は辞退する場合が多い。

何にこだわった？何を節約した？

フランスでのふたり婚で総額は約177万円。本格的な教会で挙げたい気持ちがあり、約59万円挙式にかけました。ドレスは理想のものを約52万円でオーダーするなどやりたいことをすべて叶えました。（Sさん）

ドレスは国内披露宴でも着たので約40万円で購入、レンタルするよりお得でした。滞在費も工夫し、到着した日はエコノミー、挙式前後は家族全員ラグジュアリーホテルに、最後は夫婦二人でリゾートホテルに滞在、3種類のホテルに泊まって楽しみました。（あずささん）

構成・文／田原奈奈　イラスト／別府麻衣　D／ロンディーネ
※記事内のデータおよびコメントは2022年8月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー165人が回答したアンケート、および2022年5月に過去2年以内に国内リゾート婚を実施した20～39歳の女性206人が回答したマクロミル調査によるものです
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023（全国推計値）」（★印のもの）、「ゼクシィトレンド調査2020【海外ウエディング編】」によるものです
※掲載されている情報は2023年2月時点のものです

• 挙式1年前
• 結婚決まりたて
• お金
• 結婚のお金相場
• 見積もり
• 憧れ・夢
• 安心したい
• 海外ウエディング
• 国内リゾートウエディング
• 地元婚
• 景色にこだわるウエディング