【要注意】ヘアメイクがリハーサル通りにならないことも!?[卒花の証言集]
ヘアメイクリハーサルは、結婚式当日に理想通りの花嫁姿にする確認のために行うもの。ところが、卒花さんの証言により、リハ通りにいかないというまさかの事態が起こりえることがわかりました。そこで、実際にあった後悔談をご紹介。卒花さんのアドバイスも要チェックです!
オーダーした内容と違った!
【解決策】リハの時の画像や記録を残そう!
【卒花の証言】
■「前髪のこだわりポイントとして『産毛を利用し、前髪は薄く流し、かつ束感を残してほしい』と伝えたが、なかなか伝わらず、当日は少し重めの前髪になってしまった。お色直しでも、前髪が少し左右非対称になってしまった」(みかんさん)
■「リハーサルではダウンヘアの巻き加減が理想通りだったのですが、ヘアメイク担当者が変わったことで、自分の希望より少しボリュームのある巻き髪に……。それはそれでかわいかったのですが、リハーサル時の方が艶感もあって良かったなと思います」(梶野真唯さん)
■「アイラインは目尻だけと伝えていたのに、本番で目頭から描かれそうになった」(ちゃんまりさん)
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ヘアやメイクは小さな違いが見え方に大きく影響することもあるもの。本人にとっては重要なポイントでも、他の人には些細なこととして、十分に伝わらない可能性もあり得ることを押さえておきましょう。そのため、リハーサルの際の写真をしっかり残し、特にこだわっているポイントはアップにして撮影したり、使用したコスメやポイントをメモしておくとより安心です。
卒花はこう回避!
【写真や動画を残す】
リハーサルではかなり細かくイメージを聞いてくださいましたが、メイクさんも何件も担当しているので、当日は結構忘れていました。メモはされてますが、自分でもイラストやメモ、写真や動画などを残しておくといいと思います!(めいちゃん)
【メイクの使用カラーをメモする】
チークやアイシャドーの色など、どの色を混ぜていたか、記録してもらった方がいいです。ヘアメイクさんも忘れていて、どの色にしますか?と当日言われてもこちらが把握できていないと、リハーサルと色みが変わることがあります。(えぃみぃさん)
【当日も要望書を用意】
当日は時間が限られた中でヘアメイクさんも急いで仕上げてくれるので、事前に要望書を渡して、こだわりは忘れられることがないようにしました。ヘアメイクさんからも「助かります!」と言っていただけたのでおすすめです。(えりさん)
当日時間が足りなかった
【解決策】当日の進行をヘアメイクさんに共有
【卒花の証言】
■「お色直しは短時間で衣裳チェンジ、ヘアチェンジ、アクセサリーチェンジなどを行うので難しいヘアはおすすめしません。こだわったが故に、少しボサボサに見えてしまいました」(えださん)
■「挙式でシニヨンにした後、ふわふわロングにしたら、シニョンのせいなのか、髪の毛が思った以上にくるんくるんになってしまい、イメージと違った。リハーサルではうまくいったので、髪の毛を固めていた時間が影響したのかも」(かなさん)
■「リハーサルのときははやりの編み下ろしスタイルで決めましたが、当日の進行が押し気味だったので、急きょハーフアップに変更することに」(がいちさん)
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結婚式当日、特にお色直しではヘアメイクさんは時間との闘い。ヘアについては、複雑なヘアやお色直し前とギャップの大きいスタイル、ウエットなどへの質感の変更といった手間のかかるチェンジだと、イメージ通りに仕上がらなかったり、崩れてしまったりということになりかねません。リハの際には当日の進行について伝え、さらに時間を測るなどして無理がないか確認すると安心です。
卒花はこう回避!
【お色直しの時間を確認】
挙式から披露宴などで髪型を変える場合は、全体の流れをよく頭に浮かべ、髪型をイメージすると安心。また、お色直しに取れる時間を確認した上で、ヘアメイクさんに理想のヘアが可能かどうか相談した方がいいと思います。(匿名希望さん)
【いざというときのメイク道具も持参】
当日は緊張や浮かれた気持ちになり、ヘアメイクがリハ通りにされていないことに途中まで気付かないまま入場直前の時間に。メイクさんも忙しいので、自分でもメイク道具を持参し、いざという時は修正できるように準備しておくといいと思います。(らーさん)
当日の状況を想定できなかった!
【advice】ヘアメイクさんに会場の情報を共有する
【卒花の証言】
■「ゆるめのシニョンにしましたが、実際にドレスを着てみるとキッチリまとめた方がキレイに見えたので急きょ変更してもらいました」(うたさん)
■「眉マスカラを塗ったところ、リハーサルよりも暗めに見えて明るいものに変更してもらいました。ところが、挙式前のお直しで眉が明るすぎて浮いていました。リハーサルした意味が……と自分で反省しました」(うたさん)
■「ホテルの客室で支度したのですが、リハーサルはブライズルームだったので、照明の感じが違うため、全然違って見えました。特にナイトウエディングだったので、カラードレスの支度をしている時は部屋が暗すぎてあまり見えなくて、よくわからない状態で披露宴会場に戻りました」(波田絢子さん)
■「リハーサルではリップの色が濃く見えたので薄くしてもらいましたが、写真を見返すと色が着いていないように見えました。思っているより濃くていいと思います」(えださん)
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結婚式当日とリハーサルでは状況が異なります。ドレスを着ているか否か、照明、温度、風、背景、経過する時間……。それらはヘアやメイクの見え方や持ちにも大きく影響してしまうもの。リハーサル時点で会場の写真、装飾のイメージなどをヘアメイクさんに共有し、当日はどんな状況になるか一緒に想定しておきましょう。
卒花はこう回避!
【盛れない写真で確認】
白くてデコルテの開いた洋服でリハに臨む。明かりを落とした状態でも顔を確認した方がいいです。また、アプリを使用せず、スマホのアウトカメラを使い、盛れない写真を撮ってもらうのも大事。ヘアメイク時は、高揚感を排除して冷静に見つめ直し、自分を美化しすぎない!(まみこあらさん)
【崩れた時の対応についても相談しておく】
ガーデン挙式などの場合は、湿気や風、温度など「こうなるかもしれない」と予想しながら相談するとよいです。また、前髪に割れ目ができやすいなど、癖がある場合は、そうなった時どう対処するかも決めておくといいです。(M.tomomiさん)
【ドレスに近い服装でリハに臨む】
リハーサルにはドレスの写真を持参し、トップスはドレスくらい広くデコルテが見える、白を着るのがおすすめです。できれば、カラードレスと同じ色の服も持参するといいと思います。(なっつさん)
リハの時と髪や肌の状態が違ってしまった!
【advice】ヘアカットの予定があるなら相談を
【卒花の証言】
■「リハーサルの時の方が髪色が明るかったため、全体的に暗くしすぎてしまったので少しイメージと違ったように見えてしまった」(野中早知さん)
■「巻き髪のダウンスタイルにした時に長さがあと10センチくらいあると良かった。毛先のカールが少し取れかけてしまっていた」(野中早知さん)
■「リハーサルでは前髪のサイドを少し長めにし、気になるフェイスラインをカムフラージュしてもらった。ところがヘアカットでサイドのヘアが短くなってしまい、顔の大きさが気になってしまった」(ゆめさん)
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ヘアは巻いたり編んだりすると、思った以上に長さが必要。リハーサルの時から大胆にヘアカットしてしまうと、イメージしていたヘアスタイルに髪の長さが足りなかったという事態も起こりかねません。また、肌の状態によっては使用する化粧品も変わり、微妙にイメージが変わってしまう可能性も……。特にヘアカットについては、どのくらいまで切っていいのか、おくれ毛や前髪の長さのバランスなど、リハの時にアドバイスしてもらうといいでしょう。
卒花はこう回避!
【カットするヘアの長さを意識合わせ】
リハーサルの時に前髪を直前にこのくらい切る、など細かく意識合わせをしました。(はるさん)
【カラコン装着など当日に近い状態で臨む】
当日アイプチをする、カラコンを入れるなど伝えておいたり、リハーサルの時に準備しておいたりすると、メイクさんとも共有できるので安心。(Yuuaさん)
【カラーはブライダル専門店で】
ヘアカラーはブライダル専門のサロンでしてもらった方が満足度が格段に良くなります!(Erikaさん)
【肌のコンディションを保つ】
化粧品の合う、合わないがあるので、当日に近い肌のコンディションで臨むとよいです。(HTさん)
リハーサルの詰めが甘かった!
【advice】リハまで小物類も決めておく
【卒花の証言】
■「持ち込みのアクセをリハーサルで忘れてしまって、当日初めて着けた。写真で見ると少しイメージしてたものと違いました」(ちゃんまりさん)
■「お色直しでヘアパーツを生花に。後ろや横の姿は良かったですが、前から見ると耳が生えてるみたいでちょっと変だった」(野中早知さん)
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ヘッドドレスやアクセサリーを決めきれなかったり、リハ中に用意できなかったりすることで、ヘアメイク自体には満足していても、式当日に合わせてみたら、イメージの違いに焦る人もいるようです。顔周りのアクセサリーやヘッドドレスはヘアメイクとのバランスが大事。リハ前には決定し、使用するアイテムの実物や写真を用意して臨みましょう。
卒花はこう回避!
【アイテムはできるだけ持参】
アクセサリーなどこだわりがあるアイテムは、リハーサル時も当日も持参すべき。似たようなアイテムでも着けてみるとヘアメイクとのバランスや色みなど、ささいなことが気になってしまうかも。(あいさん)
【アクセの位置を写真で残して】
写真を何枚も違う角度から撮り、ヘッドアクセの位置などもきちんと指示しました。前撮りであまり良くなかった点もまとめて、当日は変更してもらうようにしました。(岡部夏希さん)
【違和感は漏らさず伝える】
鏡を見ながら自分で違和感を感じたら、はっきりヘアメイクさんに伝えることが大事だと思います。なかなか言いにくいですが、後から後悔するので、思い切って伝えてみてほしいです。(波田絢子さん)
こんなことにも気を配って!
ヘアメイクリハの後でも挽回は可能
もしヘアメイクリハーサル後に気付いたことがあったり、気持ちが変化したら?卒花さんたちが、リハ後に行った対処について、ご紹介します!
卒花はこう対処!
【式当日も挽回可能!】
ヘアメイクリハでは気にならなかったのですが、その時に撮ってもらった写真を見返したら、細かい部分で気になる部分が出てきてしまいました。式当日に、きちんと伝えてその部分を直してもらいました。(岸本優貴奈さん)
【念のため使い慣れたメイク道具を持参】
へアメイクさんもたくさんメイク道具を準備して来てくれますが、普段使い慣れている自分のお気に入りがあれば、持参しておくといざというとき安心です。(須山沙也加さん)
【当日までに気づいたことがあれば伝える】
ヘアメイクさんに任せすぎず、自分でもチェックした方がいいです。ヘアメイクリハから当日の間に気付いたことがあれば前もって連絡を入れて、式の前に伝えておくと安心だと思います。(えださん)
【自分でも改善点をチェック】
リハーサルの出来がイマイチでどうすれば改善できるか、画像を見ながら考え抜きました。当日朝にヘアメイクさんに伝えることで完璧な仕上がりに。修正したのは、分け目を変える、シニヨン位置を少し下げるなど本当に細かい点です。それだけで全然印象が変わりました。(ぱるかさん)
【当日も最終確認を】
ヘアメイクの指示書をリハの時に用意してしっかり伝えることと、妥協せずにリハを行うことをおすすめします。スタッフの変更がある際は事前にしっかり伝達をしてもらうように手配し、当日も早めに最終確認できるように望むといいと思います。(鈴木美紗さん)
リハーサルを無駄にせず成功するための
CHECK POINT
□ こだわりがある部分(使用したコスメの色・髪の巻き方など)を覚えておく
□ リハーサル時のヘアメイクを撮影し、当日まで画像を残しておく
□ 可能であれば、指示書を用意するのも手
□ 当日着用する衣裳に近い色、トップスのデザインを用意する
□ 式当日の進行、会場の雰囲気、照明について写真などで情報を共有する
□ リハーサルの後、時間経過とともにヘアメイクの持ちを確認する
□ ヘアカットする際はリハーサル時にどのくらいカットしてもいいか確認する
□ 式当日はいざというときのために、使い慣れたメイク道具を持参する
□ 用意できる場合はアクセサリーやヘッドドレスも用意する
□ リハーサルから当日までの間に気付いたことがあれば、連絡できるようにしておく
□ 当日ヘアやメイクが崩れた場合にどう対処するか相談しておく
□ 式当日の照明の中でヘアメイクに違和感がないか最終確認する
From 編集部
結婚式当日をしっかり想定してリハを!
リハーサルと式当日にギャップが出てしまうことが起こる理由として、ヘアメイクはその時の環境や状況によっても影響されるということが大きいようです。いかに結婚式当日の状況をヘアメイクさんと共にイメージしておくかがカギ。また、プロに頼りっ放しではなく、自分のこだわりがあればしっかり伝えるなど、コミュニケーションを取ることも大切にしたいものですね。
構成・文/小松ななえ イラスト/山中玲奈
※記事内のデータならびにコメントは2022年12月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー96人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年2月時点のものです
- 挙式半年前
- 挙式3ヶ月前
- ヘアメイク
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