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[全文掲載] 花嫁の手紙vol.24~大好きな母へ尊敬の気持ちや感謝を伝える~

花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない……なんて悩む花嫁さんもいるのでは?
そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?

「改めてきちんと手紙にして、
しっかりと感謝を伝えたいと思いました」

今回ご紹介するのは、可純さんのお手紙。「母とはとても仲が良いのですが、仲が良いからこそ、改めてきちんと手紙にして、結婚式という人生の節目の場でしっかり感謝を伝えたいと思っていました。尊敬していることや母にしてもらったことの中で特に心に残っていることを伝えられたらいいなと思ったんです」と花嫁の手紙を読みました。

■2022年7月挙式
■招待ゲスト数…43名(家族、親族、恩師、友人)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…約1カ月前
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…約2週間
■事前練習の有無…有
■式で花嫁の手紙を読んだ時間…2分30秒

可純さんの「花嫁の手紙」

花嫁の手紙を読む新婦
花嫁の手紙全文
花嫁の手紙を聞くゲスト

【GOODポイント&感動ポイント】

2000組以上のウエディングをサポートし、多くの花嫁さんから「花嫁の手紙」の相談を受けている、ウエディングプロデューサーの澤さんにコメントを頂きました。

とっても温かいエピソードがちりばめられていてGOOD!

お母さまとの何げない……でも、とっても温かいエピソードがちりばめられていて素敵な親子関係を感じるお手紙でした。

【A】からは小さい頃のことから学生時代のことまで、日々の出来事が花嫁さまにとって愛情をたくさん感じる素晴らしい思い出だったことがわかります。お子さまを思う気持ちや愛情がお子さまにとってどれだけのプレゼントかを感じるエピソードでとても素敵ですね。

【B】の一文は、これまで注がれていたお母さまからの愛情への深い感謝のひと言ですね。皆さまがいらっしゃる場でこの言葉を伝えられる花嫁さまは、本当にお母さまのおかげで幸せなんだろうなと感じました。

結婚式での花嫁さまはどうしてもご家族から巣立つ……というイメージもありますが、【C】では結婚しても変わらない気持ちを伝えており、これからも変わらず続く素敵な関係を感じました。(澤さん)

花嫁の手紙「書いてどうだった?」「受け取ってどうだった?」

今回のお手紙を書いた可純さんと、お母さまにお話を伺いました。

手紙を読んでどうでしたか?

母と自分の今までの関係を見つめ直すことができました
花嫁

手紙を通じて母との関係性や、自分にとっての母の存在を再認識するきっかけになり、改めて母は偉大だなと実感しました。私ももうすぐ母になりますが、自分の子どもにここまでしてあげられるのか正直自信がありません。でも、自分が子どもの頃、母にしてもらって嬉しかったことを忘れずに、母のような母になれたら良いなと思っています。

苦労&工夫したポイントは?

手紙にどのエピソードを書くかすごく迷いました
花嫁

母とのエピソードがたくさんあるので、どの話を書こうかすごく迷いました。いろいろ考えた結果、時系列で小学校→中学校→高校とその年代の頃の私が一番心に残ったエピソードを選びました。祖母や妹など母以外の家族への感謝も盛り込むか迷ったのですが、母に絞って書くことにしました。その代わり、別途母以外の家族へも手紙を書き、式後に手紙を渡しました。

事前練習はどうしましたか?

読む練習は一度だけですが、手紙を書くときも工夫をしました
花嫁

自分の言葉で書いた文章ですし、手紙を見ながら読めるので、特に練習しなくても読める自信はありました。そのため、練習は一度声に出して通し読みしただけです。ただ、手紙を書くときに、文節や文の区切りで改行するなど当日に読みやすいよう工夫しました。

後輩花嫁さんにアドバイスを

写真を見返すとエピソードが思いつくかもしれませんよ
花嫁

結婚式の準備ではプロフィールムービー作成時など幼少期の写真を見返すことが多いですが、「この頃そういえばこんなことがあったな、こんなことをしてもらったな」など写真を見ると思い出すことも多いです。エピソードが思いつかないときは写真を見返すとよいかもしれません。家族との今までの思い出を振り返るきっかけになると思います。

手紙を受け取ったお母さまより

自分が頑張ってきたことを娘が覚えていてくれて嬉しいです
新婦母

習い事の衣裳を手作りした話や塾に夕飯を届けに行った話など、子育てをする中で自分が頑張ってきたことを娘が理解して覚えてくれていたのがとても嬉しかったです。小さい頃から娘を見守ってきたので、顔を見れば何かあったらすぐに気が付く自信があります。これからも娘のことを温かく見守っていきたいです。

From 編集部

日常的なエピソードを盛り込みながら、手紙を書いてみて

仲の良い母子関係だからこそ、結婚式という場でしっかりとこれまでの尊敬や感謝を伝えたいと思っていた新婦。「私にとって母は自慢の母で、母が一生懸命育ててくれたおかげで、私は今とても幸せだということを伝えたかった」と教えてくれました。
幼かった頃のことなど、昔の日常的なエピソードを手紙に書くことで、日々の愛情を子どもがどのように感じていたかを親御さんも知ることができますね。

監修者
Profile

澤 智子さん 株式会社NEO FLAG.
ウエディングプロデューサー

ウエディング業界歴17年で通算2000組以上のカップルをプランナーや司会者としてサポート。
花嫁から手紙の相談をされることが多く、親やゲストにしっかり伝わる手紙の書き方 をアドバイスしている。

構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2023年2月時点のものです

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