盛り上がりも手頃さも♪【ゲスト全員参加型】演出アイデア実例11
ゲストみんなで楽しめる演出を行って、共通の思い出をつくりたい!そう考えている花嫁のために、卒花さんが叶えた「全員参加型演出」をご紹介。どの演出も、会場が一体になれて、ふたりのアイデアが光るものばかり。予算も手頃なので、ぜひ参考にしてくださいね。
ゲーム1:ウエルカム謎解きゲーム
待ち時間もみんなでワイワイと♪キーワードを集めて謎を解け!
[亜理沙さん・翔さん]
「披露宴が始まるまでの待ち時間、暇を持て余して茶話会や同窓会のような雰囲気になってしまうのは申し訳なくて」と、ふたりが考えたのは、自分たちにちなんだ謎を解き楽しんでもらう体験型ゲーム。
事前に用意した、カタカナの「フタリノケッコンキネンビハ?」のキーワードを一文字ずつ貼ったクリスマスオブジェを会場内に配置。受付でゲストに回答用紙を配布したら、謎解きがスタート!
ゲストにはキーワードを集めてもらい、そこから導かれた正解を用紙に書いてもらうことに。フォトラウンドの際に回答用紙を受け取り、ふたりが答えを発表すると、なんと正解率は100%!あえて問題を簡単にしたことで、正解発表も盛り上がった。
実施してみてどうだった?
人を楽しませるには、自分たちが納得する以上のものが必要!時間をかけて考えることも大切だと感じました。また、上位2人には景品を用意し、宝箱に入れて選んでもらう演出も喜ばれました。(亜理沙さん・翔さん)
【演出DATA】
[演出費用]5000円以内
*その他景品代6000円
[準備方法、アイテム]
クリスマスオブジェを12個購入し、キーワードとなる文字をマスキングテープで貼り付ける。回答用紙を印刷し、赤の色画用紙に貼り付け、一緒に配る簡易ペンを用意。景品を購入。会場にオブジェを飾る。
[ゲスト人数]30人(親族16人、友人14人)
ゲーム2:ゲストキャッチフレーズでビンゴ
気になる“ゲストのキャッチフレーズ”で楽しくコミュニケーション!
[萌さん・勇馬さん]
席次表のゲスト名に添えたのは、ふたりで考えた一人一人のキャッチフレーズ!演出では、用意した空欄のビンゴカードにそれぞれが気になるゲストのキャッチフレーズを記入。ゲストインタビュー演出と組み合わせ、書き込んだキャッチフレーズがインタビューを振られた人に当たれば升目を開けられるという、アレンジを効かせたビンゴゲームに。
1列揃ってビンゴが成立した人にはプレゼントも。会場はインタビュー指名のたびに歓声が上がり、キャッチフレーズのおかげでゲストへの注目度が上がるなど、「全員にスポットを当てたい」という思いがゲームで実現できた。
「永遠の20歳」「ダム好き双子パパ」など、キャッチフレーズをつくる時間は、ゲストのことを改めて考えるきっかけにもなったそう。
実施してみてどうだった?
ビンゴ自体も盛り上がりましたが、ふたりで一生懸命考えたキャッチフレーズもすごく楽しんでもらえたのもうれしかったです。キャッチフレーズをつくるときは、笑顔になれるハッピーな内容がおすすめです。(萌さん)
【演出DATA】
[演出費用]ビンゴカード代1000円程度
*その他景品代3000円
[準備方法、アイテム]
キャッチフレーズを考えて席次表を作成。ビンゴカード、鉛筆(エスコートカードに使用)を用意。インタビュー者のリストと質問内容を提出。景品、景品パネルの準備。
[ゲスト人数]60人(親族20人、友人30人、職場関係10人)
ゲーム3:トランプラウンドくじ引き
フォトラウンドでトランプを1枚ずつ。引いたカードのなかで当選するのは?
[まいこさん]
招待ゲスト人数は53人。これは、ジョーカーを1枚加えたトランプと同じ数。そこで考えたゲスト全員参加型演出が、「トランプラウンドくじ引き」。
フォトラウンドでテーブルをまわる際、ゲストにトランプを1枚ずつ引いてもらい、ラウンド後新郎新婦が読み上げた数字とマークが一致した人にプレゼントを進呈するというもの。
ふたりは、「できるだけ多くの人に当たりを出したい!」と、ゲストの半数に近い量の景品を用意したそう。全員になじみがあるトランプを使ったことで、子どもから高齢のゲストまで、みんなが同じ温度で楽しめる演出に。
実施してみてどうだった?
景品はみんながもらってうれしいもの、遠方ゲストの荷物にならないものを考えて商品券に。フォトラウンドといっしょに行うことで、和やかな交流の時間になりました。(まいこさん)
【演出DATA】
[演出費用]トランプ代440円
*その他景品代4万2500円(25人分/1人あたり1700円)
[準備方法、アイテム]
トランプと景品を用意。
[ゲスト人数]53人(親族13人、友人25人、職場関係15人)
クイズ1:新郎新婦クイズムービー
正解はどっち?新郎新婦真剣勝負の勝敗の行方は?
[由布子さん・翔平さん]
家族式で流すプロフィールムービーを、「せっかくなら自分たちの思い出にもなるものに」と「みんなで当てよう!新郎新婦クイズ」と題し、クイズ形式にして参加型演出に。
「激辛焼きそばを食べているのは?」「50m走で早くゴールするのは?」「ラムネをお皿から早く移動できたのは?」。3つのテーマでふたりが競争する動画を撮り、クイズにしてゲストに答えてもらった。
激辛の焼きそばを食べるシーンに笑いが起き、元陸上部同士の全力疾走に興奮し、ふたりの箸使いに大注目!ゲストには動画を見ながら自由に答えてもらい、景品のお菓子は参加賞として全員へ。クイズの合間には、自作のパロディーCMを挟み、BGMもふたりで歌うなど、尽きないサービス精神にゲストは大喜びだったそう。
実施してみてどうだった?
ムービーだけでは味気ないと思ったので、新郎が司会進行をして盛り上げました。手作り感満載だったけど、ゲストみんなが笑って楽しんでくれたのでOK!準備期間もいい思い出です。(由布子さん)
【演出DATA】
[演出費用]1000円
*その他景品代3000円
[準備方法、アイテム]
出題用の焼きそば、ラムネ、CM映像用のかつらを用意。自宅や近くの公園で動画撮影。撮影した動画を編集。
[ゲスト人数]22人(親族のみ)
クイズ2:ウエディングクイズラリー
スマホで参加!ORコードを読み込んでふたりにまつわるクイズに挑戦!
[美希さん・洋平さん]
「新郎新婦が海外旅行をした国は?」「新婦が思う新郎の好きなところは?」「プロポーズの場所は?」など、ふたりにちなんだクイズは全6問。「ゲストに私たちのことを知ってもらえたら、より良い結婚式になりそう」と考え、コロナ下で他者との接触も避けられるスマホを使った、新郎新婦クイズラリーを行ったふたり。
ゲストはスマホでふたりが用意したQRコードを読み込みクイズに回答。全員が楽しめるよう、ウエルカムスペースやプロフィールムービーなどにヒントを散りばめ、正解に辿り着きやすくする工夫も。クイズの答え合わせはふたりが担当し、ゲストの反応を見ながら和気あいあいと進行したそう。
実施してみてどうだった?
自分たちらしい結婚式になり、やってよかったと思います。また景品として、ふたりがお気に入りのお菓子を参加者全員に渡しましたが、抽選にしても盛り上がったかも。クイズラリーの制作には時間が必要なので、余裕を持って準備するといいですよ。(美希さん・洋平さん)
【演出DATA】
[演出費用]印刷代のみ
*その他景品代1人300円
[準備方法、アイテム]
プランナーと流れを打ち合わせ。ふたりでクイズを考え、無料のWebサイトを利用してクイズラリーを作成。QRコードとルールを書いた説明書を作り印刷。クイズの答え合わせ用パワーポイントを自作。景品を用意。
[ゲスト人数]63人(親族15人、友人30人、職場関係18人)
コンテスト1:LINE公式アカウント利用フォトコンテスト
スマホで撮影、LINEで応募、新郎新婦の審査でベストショット発表!
[misaさん]
コロナ下のため二次会の開催が難しく、それに代わる景品付きのイベントを、と考えたのがフォトコンテスト。
LINE公式アカウントを利用し、ゲストには結婚式当日に撮った写真の中からベストショット1枚を送信してもらうことに。エントリーされたたくさんの作品から、新郎賞、新婦賞、MVPのベスト3を選び、受賞作は画像をゲストに一斉送信して結果発表!
みんなでいっしょに楽しみたいという希望と、たくさん写真を撮ってもらいたいという思いが同時に叶って、手元に残った写真も大切な宝物に。フォトコンテストの参加方法ははがきに印刷し案内。受付時に一人一人に配布したそう。
実施してみてどうだった?
素敵な写真をたくさん撮ってくれたので、3つに絞るのが大変でした!賞をもっと増やしても良かったかも。ゲストには、「結婚式でフォトコンテストなんて初めて!」と言ってもらえました。(misaさん)
【演出DATA】
[演出費用]0円
*案内はがき印刷代はキャンペーン利用で0円、その他景品代2万円
[準備方法、アイテム]
プランナーにフォトコンテスト実施を相談。結果発表のタイミングや方法、受賞者へのインタビューなどを打ち合わせ。ご案内はがきを準備。LINE公式アカウントのアプリをインストールし、あいさつ文や応答メッセージの登録などアカウントを設定。
[ゲスト人数]85人(親族29人、友人45人、職場関係11人)
コンテスト2:お題にお絵かきコンテスト
テーブル対抗でお絵かき。絵心に自信があるゲスト卓は?
[奥 由季さん・聡史さん]
地元テレビ局で放送されている情報番組の名物コーナーを、ふたりの結婚式バージョンで再現。ふたりが司会を担当し、事前に決めていたお題を出して、テーブル対抗のお絵かきコンテストがスタート。
調べて描くのはNG。ゲスト同士の団結力と絵心が試される演出に。お絵かきタイム用のBGMも用意し、完成した絵を一斉に掲げた瞬間は、個性的な絵に笑いが起きたり、上手な仕上がりに感心したり。和気あいあいとした雰囲気に包まれたそう。
審査はもちろん新郎新婦。お題を2問用意して、1問ごとに選ばれたテーブルのゲストへ景品を贈った。
実施してみてどうだった?
番組内では既婚女性(奥さん)しか参加できず、「(名字だけど)同じ“奥さん”なのに……」と思っていた彼。その念願を結婚式で叶えました。うまい下手は関係なく、ゲストの絵心が垣間見えて楽しかった!(奥 由季さん・聡史さん)
【演出DATA】
[演出費用]1408円
*その他景品代1万7376円
[準備方法、アイテム]
回答用紙、回答用紙の台紙を購入し回答パネルを自作。演出の説明スライドをパワーポイントで作成。お絵かき時間用BGM、景品を用意。
[ゲスト人数]48人(親族14人、友人23人、職場関係11人)
コンテスト3:ベストドレッサー賞付きフォトコンテスト
ふたりのお気に入りゲスト撮影写真&おしゃれさんを表彰!
[micoさん・舜矢さん]
この日ゲストが撮影してくれた、幸せいっぱいのふたりや会場の様子、そして、こだわりのアイテムや抜群のロケーション。結婚式中の写真なら何でもOKの「Photo Contest」を開催し、会場を沸かせたふたり。
お色直しまでにゲストがスマホで撮影したお気に入りの写真を送ってもらい、ふたりで4つの賞を選出。結果はパソコンからスクリーン投影をしてスライドショーで発表した。
また、ふたりが楽しみにしていたことの一つがゲストのファッション。おしゃれをして来てくれたゲストへの感謝として、フォトコンテストと同時にベストドレッサー賞も選んで発表。ドキドキの授賞式は大盛り上がりに!
実施してみてどうだった?
景品代以外に費用もかからず、目新しい演出として楽しんでもらえたのでおすすめです。美容関係である仕事にちなみ、女性への景品はデパコス(デパートコスメ)を。男性には商品券や肉、お酒と贈り分けも。(micoさん)
【演出DATA】
[演出費用]0円
*その他景品代4万円
[準備方法、アイテム]
景品を用意。当日はパソコンを持参。
[ゲスト人数]100人(親族20人、友人40人、職場関係40人)
その他1:あなたの願いが叶うかも?演出
やりたいこと、欲しいものを返信はがきでふたりに教えて!
[綾南さん・築さん]
ゲストみんなにスポットが当たる演出をと、招待状の返信はがきに「結婚式で叶えてほしいお願い事」という項目を作ったふたり。書かれていた願い事の中から、叶えられそうで、かつ場が盛り上がりそうなことを考慮して、ランダムに選び実現させることに。
「宝くじ当たれ!」と書いた人には宝くじを、「かわいいお花が欲しい」というお願いにはタオル花束をプレゼントしたほか、おいしいケーキを希望した人には、ウエディングケーキのサードバイトを用意。特に、「バーベキューがしたい」という願いに応えた屋外のバーベキューは、みんなに喜ばれたそう。
実施してみてどうだった?
ゲスト全員の願いを叶えることは難しいので、1人1回ずつ遊べるカプセルトイくじも用意し楽しんでもらいました。くじにはずれはなし。挙式で使うシャボン玉やケーキのセカンドバイト券を当たりとして。その他にはチョコレートを入れました。(綾南さん)
【演出DATA】
[演出費用]0円
*その他バーベキュー費、景品代など22万9600円
[準備方法、アイテム]
招待状を作成。返信の内容から願い事をランダムに選び、プレゼントの購入やバーベキューの相談など、叶えるための準備をスタート。
[ゲスト人数]103人(親族27人、友人42人、職場関係34人)
その他2:くじ引きボトルオープン
カードを引いて、ふたりといっしょにパーティ開始の祝砲を!
[Maoさん]
ウエルカムスピーチの後、パーティの始まりを告げるボトルオープン演出を盛り込み、ゲストといっしょににぎやかに。「みんな大切なゲストだから、自分たちで誰かを選べない」と、全員参加のくじ引きで大役を決めたMaoさんカップル。
結婚式当日、ゲストには受付でアルファベットのカードを引いてもらい、ボトルオープン演出の直前にふたりがそれぞれ好きなアルファベットを発表!カードを手に、その瞬間はドキドキワクワク。
当たった新婦母や叔父と並んで、こちらもドキドキのボトルオープンを行うと、緊張感が漂っていた会場が一気に和み、最高のスタートになったそう。
実施してみてどうだった?
アルファベットカードと、シールで装飾したくじ引きボックスは自作。何が始まるのか、誰に当たるのか、たくさんのワクワクもいっしょに演出できました。チョコレートやキャンディーをカードの代わりにしてもいいかも。(Maoさん)
【演出DATA】
[演出費用]1200円
[準備方法、アイテム]
アルファベットのシールを貼ってカードを手作り。くじ引き用の箱をシールでデコレーション。
[ゲスト人数]17人(親族9人、友人8人)
その他3:披露宴前ギフトマルシェ
小さな引菓子マルシェで好みのものをセレクト!迷う時間も楽しんで
[みうさん]
挙式後、ふたりの準備ができる、披露宴開始までの待ち時間、ジャムやコーヒー、紅茶など、バラエティーに富んだ引き出物用の引菓子が並ぶ特別なマルシェへゲストを招待。
テーブルにずらりと並べられた中から2品を自由にピックアップし、持ち帰ってもらうことに。イベント性があり、好きなものを選べるお得感もあって、「たくさんあって迷っちゃった」「1人2個なんてうれしい!」とゲストは大喜び。引菓子は引き出物といっしょに贈るものだけど、これならゲストの楽しみにもなってみんながハッピー。
また引菓子は最後の人まできちんと選べるよう、人数分より多めに用意したそう。
実施してみてどうだった?
和気あいあいと楽しく一体感が生まれ、自然とリラックスしてもらえる演出になりました。引菓子は夫婦や家族参加などでも関係なく「お1人2個」にして、お一人ずつ好きなものを選べる仕様にしたのも正解でした。(みうさん)
【演出DATA】
[演出費用]0円
*引菓子費用は元々込みで1人あたり2376円
[準備方法、アイテム]
会場のプラン利用のため、会場に手配を依頼
[ゲスト人数]33人(親族17人、友人16人)
From 編集部
全員で盛り上がれる参加型演出で思い出に残るパーティに♪
ゲスト参加型の演出は、新郎新婦によるおもてなしの一つ。そんな演出を全員参加型にすることで、会場はより楽しい雰囲気になり、ゲスト同士の交流が生まれるきっかけにもなります。今回紹介したアイデアは、どれも費用負担少なめでかつゲストの評価が高いものばかり。ふたり流にアレンジしながら、ゲストと盛り上がって!
取材・文/関東博子 D/mashroom design 取材協力:赤坂ル・アンジェ教会(由布子さん・翔平さん分)、センティール・ラ・セゾン函館山(奥 由季さん・聡史さんカップル分)、Pleats.I(萌さん・勇馬さんカップル分)、ラ・クラリエール(綾南さん・築さんカップル分) 構成/松隈草子(編集部)
※掲載されている情報は2022年10月時点のものです
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