日常の延長線上でサラリと着こなす「自然体ドレス」SNAP11
自由度の高い少人数婚やフォトウエディングの人気が拍車を掛け、肩肘張らずに“日常の延長線上”で好きなドレスを選ぶ花嫁が急増中！そこで今回は、自分らしくリラックスできる「自然体ドレス」をサラリと素敵に着こなした、おしゃれ花嫁のSNAPをご紹介。スタイリスト土田麻美さんが、自然体ドレスの魅力やコーデのポイントを解説するので併せてチェック！
自分らしくいられる、日常の延長線上の「自然体ドレス」って？
ゼクシィでおなじみのスタイリスト土田さんに、自然体ドレスを選ぶときに押さえておきたいポイントを聞いてみました！
一つでも取り入れられたらOK！
自然体ドレスの選び方POINT
●POINT１＜素材＞
着心地や肌触りがよいさらりとした素材や、風になびくような柔らかくて軽やかな素材感のドレスを意識して選んでみて。
●POINT２＜デザイン＞
肌見せ具合がちょうどいい「透け感」のあるドレスや、気負わず洋服感覚で着られる「抜け感」のあるデザインがおすすめ。
●POINT３＜シルエット＞
細身でパニエなしのAライン、シンプルなスレンダーライン、ボディラインを強調しすぎないマーメイドラインなど、ストンとした縦ラインのドレスがGood。さらに、自分らしさが伝わる“oneアクセント”があれば、しゃれ感がよりUP！
それでは早速、日常の延長線上でおしゃれを楽しんだ先輩花嫁たちの「自然体ドレス」を見てみましょう！
自然体ドレス１：
着心地がよくて「柔らかな」素材感
＜SNAP 01＞紗貴さん
神戸・旧居留地での前撮りに選んだのは、動くたびにひらひら舞うシフォンのロングスリーブドレス。「程よく透ける軽やかなシフォンとシンプルなデザインのおかげで、長袖でもラフな雰囲気に。ドレスが軽くてフラットシューズも歩きやすかったので、思いのままに動き回れ、表情も自然と豊かになりました」（紗貴さん）
From Stylist
風をたくさんまとって大胆になびく軽やかな素材が、長袖でも重さを感じさせないポイント！おしゃれな街並みに溶け込むようなゴールドのレースアップシューズもピリッと効いていて、都会的な雰囲気を醸し出しています。
＜SNAP 02＞@___wd___wdさん
楽に着られてリラックスできそうと、お色直しにスレンダードレスを選んだ@___wd___wdさん。「オーガンジーのサラッとした素材感やスレンダーなのにかわいさも出せるパフスリーブにひと目ぼれ！ドレスがちょっぴり甘めだったので、メイクで赤リップを足し、ピアス、ベロアリボン、シューズをブラックにしてエッジを利かせました」
From Stylist
甘さを抑えた構築的なパフスリーブはトレンドど真ん中！サラッとした素材ならではのきれいな落ち感とVネックで程よい抜け感を演出し、アクセサリーやリボンを黒にすることでシックなトータルルックが完成。
＜SNAP 03＞@f____cafeさん
ガーデン挙式に合うナチュラル＆カジュアルな雰囲気にしたくて、滑らかな素材が心地よいこのドレスをセレクト。「着ていて心地よいするりとした素材感や肩に一癖あるデザインに惹かれましたが、ガーデンなので動きやすさも重視。お気に入りのカチューシャを合わせたら、日常の延長のような気分で着ることができました」（@f____cafeさん）
From Stylist
滑らかで動きやすい素材とアシンメトリーなデザインスリーブはガーデンでのフォト映え間違いなし！トレンドの太めカチューシャやショートベールでカジュアルな雰囲気にまとめているのもGood。
＜SNAP 04＞@wd___miさん
形式にとらわれず、普段通りの距離感でみんなと楽しめるカジュアルな式にしたくて、肌なじみがよく動きやすいスレンダードレスに決めた@wd___miさん。「このクラシカルなドレスがアンティーク調のチャペルにぴったりだと思ったんです。つやととろみのある質感、前後に施された首元の刺しゅう、背中に真っすぐ連なるくるみボタン。全て気に入りました！」
From Stylist
首元まで覆う長袖ドレスは重厚感が出やすいけれど、とろみ素材とスレンダーなシルエットで抜け感を出すとこなれた雰囲気に。レーシーな刺しゅうやくるみボタンを引き立てるシニヨンヘアもアンティーク感が増してドレスとマッチ。
自然体ドレス２：
「透け感・抜け感」のある気張らないデザイン
＜SNAP 05＞＠a1218i_weddingさん
沖縄のビーチや森での前撮りで着たのは、ヘルシーなセパレートドレス。「少しおなかが見えるレーシーなショート丈トップスが、南国らしくてお気に入り。キメすぎないルーズなダウンヘアやアースカラーのブーケ＆ヘアパーツもスレンダードレスと相性がよかったです。暑い中での撮影でしたがサラリと着られ、自然体の写真がたくさん撮れました！」（＠a1218i_weddingさん）
From Stylist
太陽の下が似合うヘルシーなおなか見せセパレートは、ビーチ映えも抜群！スレンダーなスカートなら、ロケフォトでの動きやすさも叶いますね。風を誘うダウンスタイルも、程よく力が抜けていて好バランス。
＜SNAP 06＞＠moookio422さん
ゲストと同じ目線で一緒に楽しみたかったのと、海外挙式のようなリラックスした雰囲気になるよう、王道系ではないドレスを選んだ＠moookio422さん。「アクセサリーを思わせるビーズのスリーブやヌーディーなカラーは、繊細でありながらも華やか。あまり見掛けないドレスでリラックス感を演出できたし、歓談中も歩き回れたのがよかったです」（＠moookio422さん）
From Stylist
ビージングの袖で一味違う透け感を演出した海外ムードのドレス。所々のピンクのビーズとブーケの色みをリンクさせることで、デザイン性が高いドレスとブーケが調和。フィンガーウエーブのヘアもホテル婚のリュクスな雰囲気にフィット。
＜SNAP 07＞サナさん
「とにかく自分たちの好きなものを詰め込んだ式にしたかったので、王道系よりも好き！を優先。これだ！！と思ったドレスにしました。大胆に入ったスリットやビジューが個性的。ポケットも付いていて、あまりかぶらないデザインがつぼでした」（サナさん)。ヘアは個性派ドレスに合わせて変形ポニーに。足元にはチラ見えするたびにキラッと輝く、ビジューのクリアヒールをプラス。
From Stylist
深く切れ込んだスリットが、ストンとしたシルエットにメリハリを与えつつもモードな仕掛けに。フロントに施されたビーズ刺しゅうとモチーフをリンクさせたピアスや、オールバックの変形ポニーでリラックス感もUP。
＜SNAP 08＞NATSUKIさん
挙式ではベールを合わせ、披露宴では背中にケープを付けてパーティ仕様に。「とにかくシンプルが好き！冬のガーデン挙式でアットホームな雰囲気にしたかったこともあり、サラリと着こなせるドレスを選びました。前から見るとシンプルなロングスリーブなのに、背中がばっくり開いているところが印象的。友人たちからも私らしいドレスだと褒めてもらえました」（NATSUKIさん）
From Stylist
一見ノーブルなロングスリーブでも、大胆な背中開きのおかげで抜け感と大人の余裕が感じられます。潔いオールバックのショートヘアや大ぶりのアシンメトリーなアクセサリーも、計算し尽くされた自然体ルックの秘密。
自然体ドレス３：
ストンとした「縦ライン」＋oneアクセント
＜SNAP 09＞kedamaさん
ゲストとリラックスして会話や撮影ができるスレンダードレスがいいと決めていたkedamaさん。「ビスチェとスカートが分かれたセパレートタイプで、ビーズ刺しゅうのトップスも付いた２ＷＡＹだったので、お洋服を選ぶような感覚で自分好みに組み合わせられるのが楽しかったです。トップスのビーズを見せたかったので、パーティでは高さのあるおだんごヘアにしました」（kedamaさん）
From Stylist
パーティで重ねた半袖トップスは、生地と同色のビージングが自然光の下でさりげなく輝き、ガーデンに映える着こなしに。スタイリッシュなマーメイドドレスの印象をガラリと変え、おだんごヘアでカジュアルダウンしたのもお見事。
＜SNAP 10＞＠t_ykr_wdさん
結婚式もファッショナブルに自分らしく！と考えていた＠t_ykr_wdさん。ドレスも特別なパーティで着るワンピース、という感覚で選んだ。「リラックス感×ウエディングの特別感という正反対のように思える２つのバランスが悩みどころでしたが、ラインはコンパクトでも長いトレーンの繊細さが主役感を高めてくれました」。式後はJIL SANDERのアクセやシューズを普段遣いしているそう。
From Stylist
柔らかい総レースのスレンダードレスを、あえてのフラットシューズとゆるっとしたシニヨンヘアでカジュアルに見せることで、ゲストとの距離もぐっと近くなったはず。花嫁さんの日常の延長線上を感じられるトータルバランスが何よりおしゃれ！
＜SNAP 11＞＠__n_z_w_d_さん
「王道系も試着したのですが、会場を選ぶ際にアットホームな感じにしようとふたりで決めたので普段の自分に近いドレスを選びました。フロントから見るとシンプルでも、バックが華やか！着心地のよさも決め手になりました」（＠__n_z_w_d_さん）。ヘアにはベロアのブラックリボン、足元にはベロアのブラックヒールを忍ばせて、冬婚＆おしゃれのアクセントに。
From Stylist
シンプルなビスチェのソフトマーメイドが、背中にデザイン性のあるトレーンでラグジュアリーな雰囲気に。タイトな編み下ろしにベロアのリボン、ブラックヒールやシンプルなブーケなど、絶妙な足し引きで自分らしさを貫いているところがさすがです。
From 編集部
自然体ドレスで自分らしくリラックス♪
「結婚式だからって頑張りすぎず、自分らしくいられるおしゃれを楽しみたい！」。そんな思いに応えてくれるのが、そう！日常の延長線上のようにサラリと着こなせる自然体ドレスなんです。さらに、アクセサリーなどの小物やヘアとのトータルコーデであなたらしさを高めれば、肩の力が程よく抜けた今っぽ花嫁になれるはず！
構成・文／大平美和 監修／土田麻美 土田さん顔イラスト／itabamoe D／ロンディーネ
※掲載されている情報は2022年8月時点のものです
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