【少人数婚】ゲストと心地よい時間を。洗練ウエディングのつくり方
ゲスト数が少なめの結婚式がいいけれど「寂しい雰囲気になってしまうかも」「オシャレな場づくりができなさそう」と不安なプレ花嫁さんも多いはず。そこで今回は、少人数婚でも心地よく楽しい時間と、洗練された雰囲気づくりを工夫した、先輩花嫁たちのテクニックをご紹介します。
少人数×洗練ウエディングの3つのポイント
ゲストと心地よい時間を過ごせる少人数婚をつくるためには「ゆとりをつくる」「距離を近づける」「ふたりらしさを散りばめる」の3つがポイント。
先輩花嫁の実例を見ながら、具体的にどうしたらいいか?どこに気を付けるべきか?ポイントごとに解説していきます。
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POINT1:ゆとりをつくる
ゲスト数が少ないからこそスケジュールは詰め込みすぎず、余裕のある時間配分にしてゆったりと過ごすのが◎。
予定よりも時間が余れば、みんなとの歓談に充てるなど、臨機応変に対応できるようにゆとりを持っておいて。特別なことをしなくても「スペシャルな場所で、時間に追われずみんなと歓談する」それだけでもう非日常の上質な時間になるんです。
【貸し切り空間でゆっくりと会話を楽しむ】( ___901107さん)
ゲストも自分たちもいつものように自然体で過ごせるようにと“AS USUAL”をテーマにし、海外のようなアットホームでカジュアルな雰囲気を作りました。自然に囲まれた開放感あるロケーション、ペンションを貸し切りにしたプライベート空間だったからこそ、ゆったりとゲストと過ごせるウエディングになったと思います。
WEDDING DATA
ゲスト数:34名(親族・友人のみ)
会場タイプ:ガーデンウエディング
<ふたりがアクティブに動いてカジュアルな雰囲気をつくる>
歓談中わたしたちはなるべく高砂に座らずに、自由に動いてみんなの席まで出向くことで、ゲストも気負わずいつも通り会話を楽しんでもらえました。少人数だからこそ、みんなと話す時間をたっぷりとれたので、演出などはせず歓談がメインのパーティにして良かったと思っています。
ゲストVOICE
ふたりで頑張って作り上げた結婚式は素敵だったし、素晴らしい一日になったよ。(新婦親)
ようやく式ができてたくさんの人達から祝ってもらえたね。最高の式となって本当によかった!(新婦兄)
装飾もこだわっていて全部がおしゃれな空間に感動!素敵な人たちに囲まれて、みんなから愛されているのが伝わるとても良い結婚式でした(新婦友人)
【派手な演出はせずゲストとの会話をメインに】(m_n_wedさん)
ゲストにゆっくりとリラックスして楽しんでもらえることを大切にし、同窓会のような楽しい空間づくりを意識。派手なプログラムなどは入れず、ゲストとの会話がたくさんできるように心掛けました。おかげで私たちも普段と変わらず自然体でいられたのも◎。
WEDDING DATA
ゲスト数:47名(親族、友人)
会場タイプ:レストランウエディング
<歓談とメッセージカードでしっかり感謝を伝える>
派手な演出などはせず、親や友人との歓談の時間を大切にして、みんなに直接ありがとうを伝えました。メッセージカードも一人一人に書き、予め席にセッティング。しっかりと時間をかけて感謝の気持ちを伝えることができたのも良かったです。
最初は、歓談だけだと特別感がないのかなと思っていましたが、当日は歓談の時間が足りないと思うくらい!このご時世だからこそ、会えることの豊かさを感じたり、直接気持ちを伝えることができて幸せな時間になりました。少人数だからこそ濃い時間を過ごせることができますよ。
ゲストVOICE
楽しいパーティでした。僕もふたりの友達みたいな友達を作りたい!(新郎弟)
ふたりらしい楽しくて明るい結婚式だったね、久しぶりに会って話せて本当に楽しかった!(新婦友人)
POINT2:距離を近づける
少人数婚の大きなポイントは、ゲスト数が少ないからこそ叶う、距離感の近さ。ふたりとゲストはもちろん、ゲスト同士がより仲良くなれるのもポイント。
テーブルの配置を工夫したり、全員が参加しやすいプログラムを工夫したりと、ゲストとの距離を近づけてアットホームで心地の良い雰囲気をつくって。
【ただ見てもらうだけでなく全員参加で楽しめる時間に】(恵美さん)
両家とも家族仲が良く、新郎新婦も楽しいことが大好き!コロナ下で少人数になりましたが、人数が少ないからこそ全員参加型にしてアットホームに楽しめるようプログラムを構成。実際、当日は大変盛り上がりで私たちらしく笑顔にあふれる一日になりました。
WEDDING DATA
ゲスト数:12名/家族のみ(親、兄妹)
会場タイプ:ホテルウエディング
<一つのテーブルを囲み、距離感を近くする>
テーブルは大きいものを1つだけ用意し、全員でおしゃべりが楽しめるよう工夫しました。雰囲気が寂しくならないよう装花はボリュームを大切に、動きがある花材を使い流れるようなデザインで依頼。落ち着いた色みで上質さを出しつつ、キャンドルを多用してゴージャス感のあるディスプレーに仕上げました。
<ゲスト参加型の愛にあふれた演出>
司会者に進行をお願いし、ゲスト全員からコメントをもらう時間をつくりました。普段なかなか家族から気持ちを話してもらうことはないので、みんなで涙を流す温かくて愛があふれる演出に。
【演出内容】
●ゲスト一人一人からのコメントタイム
●当月に誕生日だった家族へのお祝いセレモニー
●マタニティー性別発表 ●親へのサンクスバイト
ゲストVOICE
とってもあったかい雰囲気で、ふたりが家族のことを大切に思っているのがしっかり伝わる素敵な式でした。(新婦親)
【お食事会をテーマに料理と会話を楽しむ一日に】(@yk01.13さん)
ゲストがリラックスして楽しめるよう、招待する際は「お食事会」という感覚で来てくださいねとお伝え。事前に服装や式のイメージを画像等で共有して、堅苦しくなく参加しやすい雰囲気づくりを工夫。
当日は、夫婦で自分たち&ゲスト一人一人を紹介。それぞれの人となりを知ってもらったり、デザートをビュッフェスタイルにしてゲスト同士が気軽に話しかけられる場づくりをしたりと、距離感を縮める工夫もしています。
WEDDING DATA
ゲスト数:17名(両家親、兄弟とその家族、友人)
会場タイプ:ガーデン・ダイニングウエディング
<フラットな会場づくりで距離感を縮める>
ゲストとの距離感を近くするため、高砂スペースが立派になりすぎないようテーブルを小さくしてゲストが話しかけに来やすいように工夫。余興やスピーチもなくしたので、私たちもゲストとの会話や食事を楽しめました。
みんな気心の知れた人達ばかりなので終始リラックスムードでしたが、パーティの最後に感謝の言葉を伝える時間を設けたことで、アットホームでありながらもしっかり結婚式らしい雰囲気もつくることができました。
ゲストVOICE
ふたりとの距離が近くて、話す時間も多くて楽しかった!温かい気持ちになったよ(新婦親)
カジュアルでリラックス感もあり、海外のウエディングのような雰囲気だったね(新郎親)
家族のように過ごせて、すごくアットホームでふたりらしい式だったよ(友人)
POINT3:ふたりらしさをちりばめる
大人数婚よりもゲストと濃密な時間を過ごせるからこそ、どこかに自分たちらしさを取り入れて、心に残る一日にしたいもの。
演出や料理、装花、DIYアイテムなどなど、それぞれのカップルによってこだわりたいポイントは違うものの、招待するゲスト数が少ない分、かかるお金や手間も少なく、こだわりやすいのは大きなメリット。
【演出やディスプレー、ギフトなどにもしっかりとこだわる】(芽衣さん)
少人数婚ではありますが、歓談だけにならないように演出やサプライズもしっかり準備。お色直しやケーキカット、ウエルカムスペースなど結婚式らしさが出るものは省略せずに行ったことで、私たちらしさが発揮でき、来てくれたゲストの思い出に残る一日にすることができました。
WEDDING DATA
ゲスト数:14名/親、兄弟、親族(※友人は挙式のみ参加)
会場タイプ:ホテルウエディング
<サプライズ演出も取り入れ、しっかり感謝を伝えた>
華やかな雰囲気が出るように、メインカラーの赤いバラを流れるように飾ったケーキ。サンクスバイトは両家の母にサプライズでお願いし、ふたりともすごく喜んでもらえたのでやって良かった演出の一つ。親への手紙を読んだり、前撮り写真を使ってDIYした感謝状も贈り、しっかり感謝を伝えられました。
<ふたりのパーソナルを知ってもらう工夫も>
プライベートで撮影した写真や前撮り写真などをたくさん飾ったり、手作りしたプロフィールブックを配って中座の際に見てもらうなど、しっかりとふたりを知ってもらう工夫もしました。
<全員お揃い!名入れで世界に一つだけのギフトに>
京都出身なので、京都の陶器ブランドに依頼し、一つずつ名入れしてもらえるオリジナルのマグカップを全員お揃いで制作。大人数だと一つのアイテムをプラスするだけで費用がかさみますが、人数が少ない分一つ一つのアイテムをこだわって選べるので、ふたりらしさは出しやすいんです。
式後、私の実家や彼の実家に帰省した際にみんなが使ってくれているのを見たときはとてもうれしかったですね。
ゲストVOICE
ウエルカムスペースに写真がたくさんあって、ずーっと見てられるなぁーって思いました♪ふたりのこともさらに知ることができたしすごく良かったです。(新婦いとこ)
アットホームでとっても楽しい一日でした。私もふたりと同じような結婚式がしたい!(新郎妹)
【食べ&飲みが好きなふたりならではのレストラン婚】(久美子さん)
食べることが大好きなわたしたちにとってお料理は絶対に妥協できなかったので、会場はふたりが大好きなレストランをセレクト。ゲストが少ない分みんなと席が近いので、テーブルラウンドをしなくてもおしゃべりしながらお食事を楽しめたのが◎。お食事がメインではありましたが、会話に夢中になって、楽しそうにしてくれているゲストの姿を見られたのはうれしかったです。
WEDDING DATA
ゲスト数:17名(両家親、祖父(新婦のみ)、兄弟、友人)
会場タイプ:レストランウエディング
<セレモニーでもふたりらしさを発揮>
ふたりともお酒が大好きなので、水合わせの儀をお互いの出生地のワインでオリジナルにアレンジ。自分たちの名前と結婚式の日を彫ってもらったエルヴァージュボックスに、シャンパンやお手紙などを入れるセレモニーも入れました。1年後にボックスを開けてシャンパンを飲む日が、今から楽しみです。
ケーキはデザインだけでなく味にも徹底的にこだわり、私の大好きなフレジェを依頼。一流レストランのパティシエさんが作ってくださったフレジェは本当においしくて、ゲストみんなから「こんなにおいしいウエディングケーキ初めて食べた!」と喜んでもらえました。
ゲストVOICE
ゆっくりお食事をしながらリラックスして過ごせる、とても素敵なお式でした。お料理が本当においしくて、おじいちゃんもペロリと食べていたよ!(新婦親)
ゲストのことを考えてる空気が伝わってきて、いい結婚式だったよ。料理が本当に美味しくて、おかわりしたかったー!(新婦兄弟)
おしゃべりしながら、こんなにゆっくりお食事が楽しめる結婚式は初めて!(友人)
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From 編集部
ポイントさえ押さえれば、洗練された少人数婚は叶えやすい
大人数婚に比べ、準備も手間がかからないから、ゲストと過ごす心地よい時間や、洗練された雰囲気が比較的容易につくれるのも少人数婚のメリット。3つのポイントを押さえ、ぜひふたりらしい洗練ウエディングを叶えて!
構成・文/滝 紀子 D/mashroom design
※掲載されている情報は2022年3月時点のものです
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