【顔合わせ食事会】のエリアとお店、「どこを選んだ?どう決めた?」
両家の顔合わせ食事会って、どこで行えばいいのか迷ってしまいますよね。でもこの記事を読めば大丈夫!誰がどんなことに配慮しながら、どのようにエリアや会場を決めたのか、先輩花嫁のさまざまな証言を基にお教えします。
どのエリアで行った?どうやって決めた?
[パターン1]ふたりが現在暮らすエリアで行った
顔合わせ食事会をふたりが暮らしているエリアで行った人は21%。該当者からは「お互いの地元が一緒で、親たちもみんな近くに住んでいるから」「それぞれの実家が遠方同士で、ちょうど中間地点にふたりの住まいがあったから」という声が寄せられた。なお、両家が遠方にある場合は、集まったついでにふたりの暮らしぶりを見てもらうことができるし、中間地点に集合できれば両家の負担も平等。
私たちはこう決めました
■主に誰が決めた?
結婚あいさつの際には親にお世話になったので、顔合わせ食事会は私たちふたりで決めました。
■その場所に決めた理由は?
彼の実家は京都、私の実家が北海道。ふたりが住んでいた東京が両家の中間地点ということもあって決めました。彼が働いているオフィスビルの展望レストランで行ったので、普段どんな所で働いているか親にも見てもらえてよかったと思います。(むーさん)
■主に誰が決めた?
土地勘があり、調べものをするのが好きな私が担当。
■その場所に決めた理由は?
私たちふたりと新婦側の親は首都圏在住。さらに新郎側の義妹夫妻も近くに住んでいるので、孫の顔を見に来てもらうついでにこちらで食事会を行うことにしました。(うーきさん)
[パターン2]どちらかの地元で行った
アンケートでは最も多い39%の人が、新郎か新婦、いずれかの地元を顔合わせ食事会の場所に選んでいる。例えば「顔合わせは新婦宅で」と昔ながらの慣習を大事にする親もいれば、仕事の都合や祖父・祖母の介護で長時間家を空けられないという親もいるので、まずは相手の状況を把握した上でお互いに歩み寄り、両家にとってベストなエリアを選ぼう。
私たちはこう決めました
■主に誰が決めた?
地元をよく知る新郎が、双方の親の仕事の都合や移動の利便性などを考えて決定。
■その場所に決めた理由は?
彼のご両親の身体的負担を考え(足が悪くバスや電車での長距離移動が大変)、新郎の地元で行うことにしました。(ぽんちゃんさん)
■主に誰が決めた?
彼の親が、彼経由で伝えてくれました。
■その場所に決めた理由は?
「こういうときは、新郎側が新婦側に出向くのが礼儀」というのが彼側の親の考え方。お言葉に甘えてこちらの地元に来ていただきました。(ミホさん)
[パターン3]地元と関係なく、行きやすい場所で行った
両家やふたりにゆかりのある場所かどうかにはこだわらず、行きやすい場所で行ったケースは34%。例えば別々の沿線に住んでいても、全員が乗り換えをせず電車1本で行ける主要ターミナル駅近くなら便利だし、よく買い物やお出掛けで使う土地勘のあるエリアだと迷うことがなくて安心。行ってみたいお店がたくさん集まっているエリアも要チェック!
私たちはこう決めました
■主に誰が決めた?
ふたりで。まずは彼と私で決め、それぞれ自分の親から意見を聞きました。
■その場所に決めた理由は?
住んでいる所も交通手段もバラバラだったため、みんなの負担を同じくらいにするのが一番と思いました。最終的に、全員が30分以内で行けるエリアを選択。(A子さん)
■主に誰が決めた?
新婦の父。「仕事先から行きやすい場所を」と彼側に提案。
■その場所に決めた理由は?
私の父が仕事の合間を見ての参加になりそうだったので、それに合わせたエリアでも構わないかどうか相談して決めました。(池本 綾さん)
エリア決めは、それぞれの事情を考慮しながら
まだこの段階では、両家の親同士が話し合って決めるのは現実的ではないので、ふたり主動でエリア選びに取り掛かろう。それぞれ自分の親の意向を聞き、持ち寄った上で調整することをお勧め。強い希望を持つ側に合わせてもいいし、みんなの負担を同程度にするために中間地点を選ぶなど、エリアの決め方はケース・バイ・ケース。相談しながら両家に最もいい方法を探って。
どうやってお店を選んだ?重視したことは?
[パターン1]両家が求める雰囲気に合うお店を選んだ
エリアが決まったら次はお店選び。数あるお店の中から探すのは結構大変だけど、まずは親に「どんな食事会にしたい?」と、イメージする雰囲気を聞いてみて。「ある程度の格式は欲しい」「個室は欲しいけど、かしこまらずに」というように、当日の過ごし方も含めた希望が出てくれば、後はそこから絞り込んでいくだけ。両家の親の意見が分かれたときには、「私たちはこうしたいと思っているんだけど」と、ふたりの希望という形で切り出しながら調整していこう。
私たちはこう決めました
■お店を選んだ理由は?
「きちんとしているけど、堅苦しくないお店」で、全員の意見が一致したから。
■どんな雰囲気のお店に決めた?
お互いにかしこまるのはやめましょうという話になり、懐石料理を中心とした和食レストランを予約しました。窓から素敵な庭が見える個室もあり、いい雰囲気の中で顔合わせができたと思います。(内門尚子さん)
■お店を選んだ理由は?
新婦の母の「かしこまりたくない」というリクエストで。
■どんな雰囲気のお店に決めた?
顔合わせをしたのはカジュアルなカフェの個室です。私の母の「かしこまらず、みんなでワイワイ話したい」という希望を彼側にも伝え、軽食とドリンクで顔合わせをしました。(宇都宮優香さん)
[パターン2]料理やサービスに定評のあるお店を選んだ
おいしい料理や飲物があると会話が弾むので、ここも大事にしたいところ。顔合わせによく使われるような料亭やレストランだと、特別な会食用に四季折々のメニューが用意されていることも多く、料理そのものを話題にしながら楽しむこともできる。気持ちよく過ごすにはお店のサービスも重要。食べられない食材や好き嫌いがある場合は、相談できるかどうか確認してみて。また、行ったことのないお店から選ぶ場合は口コミなどもチェックしておくと安心。
私たちはこう決めました
■どんな方法でお店を選んだ?
まずはふたりで候補のお店をいくつか選び、それぞれ自分の親にヒアリング。その後、意見を持ち寄ってふたりで決めました。
■どんなお店&料理に決めた?
遠方から来てくれる新郎のご両親に地元の特産品を味わってもらおうと思いました。場所が港町ということもあり、新鮮な魚介類が食べられるおすし屋さんをチョイス!(北島絢生さん)
[パターン3]ゆっくりとくつろげる場所や、眺望などを重視して選んだ
顔合わせ食事会のお店は、周囲を気にせずに両家だけでくつろげるよう個室を備えていることがマスト。お互いに緊張しているので、できれば窓のない閉鎖された空間よりも、景色を眺めながら食事ができる方がリラックスして臨めそう。特に遠方から出てきてもらう際には、景色を楽しんでもらうこともおもてなしと心得て。
私たちはこう決めました
■どんな方法でお店を選んだ?
私の両親が外食好きでお店をよく知っているため、アドバイスしてもらいながら決めました。
■どんなお店&料理に決めた?
選んだお店は個室を備えた料亭です。広々とした空間で部屋からの景色が良いところが気に入りました。さらにコース料理なのでゆっくりとしたペースで話せると思って。(Pららさん)
■どんな方法でお店を選んだ?
プランニングが得意な彼に全てお任せ。今までいろんな所へ連れて行ってくれた経験から、きっと素敵なお店を選んでくれると信じていました。
■どんなお店&料理に決めた?
ホテルのレストランのフレンチです。雰囲気が良くて高級感があり、開放的な個室があることも決め手になりました。(内田早紀さん)
[パターン4]「顔合わせプラン」のあるお店を選んだ
お店によっては、顔合わせ食事会や結納などの「お祝い膳プラン」を用意している所があるのでチェックしてみよう。グルメやホテルサイトから「顔合わせ」とシーン検索すると、プランのあるお店が見つかることも。また顔合わせプランを頼むと、料理そのものはもちろん、サーブのタイミングや空気を読む気遣いなど、場に慣れたスタッフがフォローしてくれるので安心感もある。
私たちはこう決めました
■どうやって探した?
SNSやゼクシィアプリを駆使し、皆さんがどんなお店で顔合わせをしているのかをリサーチ。そこからお店をピックアップして彼と相談して決めました。
■何が決め手になった?
落ち着いて臨める独立型の料亭ということ。顔合わせにふさわしい「お祝い膳」があったのもポイントでした。さらに彼の父が好きな銘柄のビールがメニューにあったことも決め手の一つです。(yunyanさん)
■どうやって探した?
お互いの地元のお店なので、調べるまでもなく、候補に挙がっていました。ふたりの希望と両親の意向が一致した所で決定。メニューや時間はふたりで決めました。
■何が決め手になった?
有名な料亭でということと、お部屋付きの担当スタッフの方が顔合わせのお手伝いをしてくれるということを聞き、安心して臨めると思ったので。(まっぴさん)
[パターン5]結婚式を挙げる予定の会場で行った
ホテルや専門式場など、結婚式を予定している会場も候補の一つ。館内にある料亭やレストランのほか、会場によっては個室などを借りて行うこともできる。こちらで行うメリットは、ずばり親に会場や料理の味、最寄り駅からのアクセスなどを確認してもらえること。プランナーさんにあらかじめ相談しておけば、食事会の前後に会場見学ができることが多い。
私たちはこう決めました
■結婚式を挙げる会場にした理由は?
式を挙げる所だと、会場の雰囲気も分かっていいのでは?と考えたから。
■そこに決めてよかったことは?
結婚式会場の個室を借りて行った顔合わせ食事会。場所は高層階の一室でしたが、シェフと給仕スタッフ付きだったので、料理の味やサービスも確認してもらえました。(あきさん)
雰囲気・料理・利便性の3つを考えながらお店を選ぼう
上で紹介したように、お店の選び方は両家が求める雰囲気、料理の内容、会食プランの有無などが柱になってくる。何に重きを置くのかは人それぞれポイントが異なるけれど、みんながリラックスしながら顔合わせや食事を楽しめて、思い出に残る一日になるように、3つのポイントを念頭にお店選びをしよう。
From 編集部
親の意見を第一に、全員が納得できるエリア&お店探しを
顔合わせ食事会は両家が絆を深める大事な場。遠方同士だったり仕事が忙しかったりと、それぞれ事情がある中での調整は大変だけど、まずは双方の親の意向を確認し、ふたりが率先して動くことが肝心です。先輩花嫁たちのさまざまな視点でのエリア&お店選びもぜひご参考に!
構成・文/南 慈子 イラスト/moko.
※記事内のデータおよびコメントは2021年12月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー80人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2022年2月時点のものです
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