[地元が違うカップル]“顔合わせ食事会”の場所、ふたりに合うのは?
顔合わせ食事会は初対面のことが多く、ふたりの実家が離れていると特に開催地についても両家に対してあれこれ気を使って迷うようです。先輩カップルたちが選んだ開催地は、大きく3つのケースに分かれていました。それぞれどんなカップルが選んだのか、メリットや見落としがちなこともご紹介しましょう。スッキリ決めきって!
[CASE1]片方がもう片方の地元へ出向く
地元が遠く離れているふたりが選択することが多い
新婦親が新郎のふるさとへ、または新郎親が新婦のふるさとへ出向くケース。両家が飛行機や新幹線など利用するほど遠く離れているカップルが選ぶことが多く、親から「お相手のふるさとを見たい」という要望があって選んだ人も。
迎える方の移動は楽でも意外な負担が生じることも
お相手の地元へ出向く方のメリットは、わが子の結婚相手の育った環境がよく分かり、旅行気分も楽しめること。迎える方はアクセスの負担が少ないのが魅力。でもお相手の親を出迎えるとなると、店の選定や自宅に招いた際のおもてなしなど意外な負担が生じることもあるので、見落とさないように。
片方の地元で開催して良かった
将来は彼が実家の仕事を継いでその土地に暮らすので、遠距離でしたが私の母が彼の地元に出向きました。街の雰囲気を見た母が「住みやすそうで安心した」と言ってくれて良かったです。お店や段取りは彼のご両親が準備してくれました。(山本梨沙さん)
彼の祖母が高齢のため、彼の地元で開催。祖父のなじみのお店でアットホームな顔合わせとなりました。食後にはみんなで神社にお参りをし、写真撮影をして良い思い出に♪(今井恭乃さん)
私の家族と私たちは広島在住、彼の家族は岡山在住で、人数が多い方の広島で集まることに。義両親は食事会の前に彼の1人暮らしの部屋を初訪問、彼の今の暮らしぶりを見ることができたのも良かったようです。(なっつさん)
両家はとても離れていますが、時間の融通が利く私の家族が、彼の地元へ出向きました。父は前泊して隣県にも足を運び歴史的スポットを観光、母は後泊して街を散策し旧友と再会。「顔合わせ食事会がなかったら来ることもなかったかも」と両親ともに旅行も楽しんでくれました。(中野野依さん)
[CASE2]両家の中間地点で開催する
両家のアクセス負担を平等にしたいカップルが多い
例えば新郎家は千葉、新婦家は埼玉で、その中間の東京で開催するという距離感のカップルが多く選んでいるよう。両家のアクセス負担を同等にしたいと考えるカップルも多いです。
両家スタンスが平等で◎。でも、なじみの薄い街では道に迷う可能性も念頭に
アクセスの負担もお出掛けするという気分も、両家が同じスタンスなのが最大のメリット。中間地点が栄えていれば店の選択肢も増えますが、ただ地元だったら分かるサービスなどの評判はクチコミなどで見落とさないようにしたいポイント。中間地点に親が行き慣れていないなら、店までのアクセスも配慮が必要です。
両家中間地点で開催して良かった
両家のほぼ中間地点である、都内の料亭で開催。両家ともアクセスしやすく、お店も豊富にあって選びやすかったです。(ゆうかさん)
どちらかの自宅でも構わなかったのですが、両家が電車で乗り換えなしで来られる街で、ホテルの個室レストランを予約しました。コース料理でタイミングよく食事が出てきて、終わりの時間が見えるのも良かったです。(えみさん)
両家のほぼ中間地点で開催し、みんながお出掛け気分で参加してくれて楽しい会になりました。(せいちびママさん)
両家とふたり、全員の中間地点を選びました。なかなか一堂に会することがないのでホテルに宿泊、レストランで顔合わせ食事会を開き、さらに結婚式の会場見学までみんなでできました。(マヤさん)
[CASE3]思い入れのある会場で開催する
結婚式会場や特定の店などをセッティングするカップルが多い
顔合わせ食事会の開催地を“エリア”や“アクセス”から検討するのではなく、結婚式を挙げるホテルや家族が憧れている料亭など“会場”に決め打ちするケース。ふたりや親たちの中に具体的なイメージがあるようです。
結婚式会場にすると親の気分も高まる一方で、話題は式のことに偏りがちに
結婚式の会場で顔合わせ食事会を行うケースは少なくなく、親の祝福ムードも高まり、事前に会場の動線を確認できることなどから安心してもらえるのも魅力。タキシードや留め袖など親の衣裳試着を行うタイミングに合わせるのもおすすめ。ただ本来の目的は両家が知り合う場なのに、式の話題で盛り上がって終わってしまうこともあるので気を付けて。
特定の場所を選んで良かった
結婚式を挙げる会場で行ったので、ひと通り見学もでき、プランナーさんにもあいさつをして両家とも大満足。結婚に対する気持ちも一気に高まりました。(小池知香さん)
アクセスなどはそれほど考えず、料理の好みや座席スタイルを検討材料に。義母は生ものが苦手で膝が悪いので、肉料理があり落ち着くテーブル席のある店を厳選。慶事なども行われる日本料理メインのきちんと系居酒屋にしました。(まみこあらさん)
両家間は遠距離ですが結婚式準備などにも足を運んでもらう予定だったので、なるべく親の負担を減らすため、義両親のタキシードと留め袖の試着タイミングに合わせて結婚式の会場で顔合わせをしました。(あやさん)
From 編集部
親心にも耳を傾けて開催地を決めよう
ふたりは「中間地点が平等でいい」と思っても、親は「お相手のふるさとを見てみたい」「憧れの料亭に行ってみたい」という気持ちがあるかも。ふたりで話し合うのはもちろんのこと、親の意見も取り入れて、メリット・見落としがちなことも参考にしつつ、顔合わせ食事会のベストな開催地を決定しましょう。
構成・文/千谷文子 イラスト/松元まり子 D/mashroom design
※記事内のコメントは、2023年9月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー52人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年11月時点のものです
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