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ドレス
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ウエディングドレスのオーダーメイドGUIDE~方法・費用・卒花体験談~

ウエディングドレスを決めるとき、レンタルや購入のほか、自分だけのドレスを着たい花嫁さんの気になる選択肢が「オーダーメイド」。オーダーメイドドレスには主にフルオーダーとセミオーダーの手配方法があります。ここではオーダードレスのショップ「1+1(ワンプラスワン)」のデザイナー・宮西昌美さんがオーダー方法や相場、完成までの流れをレクチャー。さらに、実際にドレスをオーダーした花嫁さんのSNAPもご紹介。

ウエディングドレスのオーダーメイドとは

フルオーダードレスとセミオーダードレスの違い

フルオーダードレスとセミオーダードレスの違い

フルオーダーメイドとは、生地・素材、装飾など自分の好みのデザインで仕立てること。フルオーダーの仕方は、花嫁とデザイナーが共有できるイメージが必要なため、「1+1」の宮西さんによれば「好きなもの」をスクラップにして持参していただくそう。例えば、雑誌の記事や写真、ドレス以外でも洋服で好きなデザインから、花嫁が「好き」なイメージを擦り合わせて、デザインを提案、素材や装飾などのディテールを決めていきます。

セミオーダーメイドは、用意しているオリジナルデザインのドレスから、ベースとなるデザインを選び、そこに盛ったり減らしたりというイメージ。例えば、袖を変更したり、丈を短くといった簡単なデザイン変更で花嫁の好みのドレスに仕上げていきます。

サイズオーダーという方法もあり、こちらは用意された基本デザインの中から好みの型を選び、自分のサイズに合わせて調整する方法を指します。

オーダーメイドドレスの購入とオーダーレンタルの違い

フルオーダーやセミオーダーで仕立てたウエディングドレスは、自分のサイズや好みで仕立てている「自分だけのドレス」のため、購入し、結婚式で着用した後も手元に残ることが一般的。一方、仕立てたウエディングドレスを結婚式で着た後、ショップに戻すスタイルをオーダーレンタルと呼びます。ただ、現在はオーダーレンタルをしているショップはほとんどないそう。

オーダーメイドドレスの相場は?

オーダーメイドドレスの相場

そもそもオーダーメイドドレスの費用相場も知りたいところ。「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)」によれば、オーダーメイドドレスを購入した場合の費用平均は54万5000円。一方、オーダーメイドドレスをレンタルした場合は26万4000円、既製品を購入した場合は28万6000円でした。

フルオーダーメイドドレスとセミオーダーメイドドレスの価格帯の違い

例として、「1+1」さんでのフルオーダー、セミオーダーの費用相場の平均も特別に教えていただきました。

■フルオーダー 平均価格約48万円 
■セミオーダー 平均価格約35万円

すべてを自分の好みに仕立てるフルオーダーメイドのドレスと、ベースとなるデザインから選びカスタマイズしていくセミオーダーメイドドレスとでは、約13万円の差が出るよう。フルオーダーメイドのドレスはデザイン費がかかるため、セミオーダーメイドのドレスと比べて費用は高くなります。

オーダーメイドドレスの完成までの流れ

オーダーメイドドレスの完成までの流れ

ここでは、フルオーダーメイドドレスとセミオーダーメイドドレスの製作期間や流れについて、一般的なスケジュールを見ていきましょう。

フルオーダーメイドドレスは打ち合わせから納品まで約6カ月

■第1回目の打ち合わせ
花嫁がイメージするウエディングドレスや、デザインの好み、挙式会場や日程などについて基本的な内容を打ち合わします。

<次の打ち合わせまでにメールで画像などを共有し、イメージを擦り合わせていきます>

■1カ月後 
デザイン提案、見積り提示

■2~3カ月後
仮縫い用の生地で仮縫い。その時にデザインなどを修正しつつ、生地を決定。生地の雰囲気が仮縫いのタイミングでないとイメージできないこともあり、生地はここで決定し、その後パターンを起こして縫製へ。

■4カ月後 
本仮縫い。本番の生地で仕立てられたドレスに、仮で置いたレースなどの飾りを決めていきます。生地も決まり、ほぼ出来上がりの状態なので、ここでベールやグローブなどの小物合わせも行います。

■5カ月後 
ウェディングドレスが完成。最終フィッティングを行い改めて小物合わせを確認した後、式場への搬入の方法などの詳細を打ち合わせします。

セミオーダーメイドドレスは打ち合わせから納品まで約3カ月

セミオーダーメイドドレスは、ベースとなるデザインのドレスを決めて、そのドレスに対してデザイン変更する箇所を決めるところからスタートするため、デザイン提案や仮縫い用の生地での仮縫いなどの工程が省略できるそう。最初の打ち合わせから2~3カ月後には本仮縫いを経てウエディングドレスが完成します。

オーダーメイドドレス実例SNAP

ここでは、実際にオーダーメイドでウエディングドレスを手配した花嫁さんの実例SNAPと、手配場所やオーダー方法、費用などについて体験談と合わせてご紹介します。

ヴェラ・ウォンのドレスをぴったりのサイズに

ヴェラ・ウォンのドレスをピッタリのサイズに
ヴェラ・ウォンのドレスを本当にぴったりのサイズに

「とにかく、自分にピッタリのサイズのウエディングドレスを着たかったので、提携外ショップの『ヴェラ・ウォン ブライド(VERA WANG BRIDE)表参道グランドサロン』で購入しました。USサイズで0、2、3、4と規定のサイズがあり、私のドレスはUS 2。トップ(上半身)だけでも8カ所くらい採寸が必要に。出来上がったドレスは、本当に自分にピッタリとフィットするサイズでうれしかったのですが、体形の維持が大変でした」(Nanaseさん)

NanaseさんのドレスData

◆手配場所:ヴェラ・ウォン ブライド(VERA WANG BRIDE)表参道グランドサロン
◆オーダー方法:セミオーダーメイド
◆費用:約75万円/製作期間:約6カ月

誰も袖を通していないドレスは「自分だけのもの」という特別感でいっぱい

TAKAMI BRIDAL WEDDING DESK YOKOHAMAのドレス
TAKAMI BRIDAL WEDDING DESK YOKOHAMAのドレス

「生地や着心地の良さ、体のラインがキレイに見えるようにと、提携ショップの『TAKAMI BRIDAL WEDDING DESK YOKOHAMA』でドレスをセミオーダーしました。やはり、誰も袖を通していないウエディングドレスは、自分だけのものという特別感があったので、小物などもすべて新調しました。ただ、コロナの影響で生地の輸入に予定よりも時間がかかってしまい、また仕立て上がったドレスは、サイズ調整ができないため、太ることはもちろん、痩せてもダメというのが大変でした」(あきえさん)

あきえさんのドレスData

◆手配場所:TAKAMI BRIDAL WEDDING DESK YOKOHAMA
◆オーダー方法:セミオーダーメイド
◆費用:約60万円/製作期間:約6カ月

カラードレスをサイズオーダー&好きな色のミントグリーンに

ミントグリーンのドレス

「カラードレスは絶対にミントグリーンのドレスを着たかったのですが、イメージに合うものが見つからなかったんです。そこで、セミオーダーでデザインを選び、サイズオーダー+好きな色のミントグリーンに変更することに。色見本を取り寄せて納得できる色を選べたことがよかったです。スケジュールはまずショールームで採寸し、ショールームに同じデザインのドレスがなかったため後日自宅に郵送いただき自宅でサンプルを試着、支払いを済ませてから、選んだ色をショップに連絡、完成という流れでした」(かじまるさん)

かじまるさんのドレスData

◆手配場所:みんなのドレス
◆オーダー方法:セミオーダーメイド
◆費用:約4.8万円/製作期間:約3カ月

憧れていたヴェラ・ウォンのウエディングドレスが自分だけのサイズに

ヴェラ・ウォンのウエディングドレス
ヴェラ・ウォンのウエディングドレス

「ずっと憧れていた『ヴェラ・ウォン(VERE WANG)』のウエディングドレスを、提携ショップ『ザ・トリート・ドレッシング』で購入。サイズがピッタリなので、着ている時の不自由さがほとんどなく、とても快適でした。ただ、製作に半年ほどかかるため、結婚式からさかのぼって、かなり前に確定しなければならず、選ぶ期間も短くなってしまい、オーダー後にほかの新しいドレスに万が一にも目移りしないか……という不安がありました。それでもやはりオーダーメイドのドレスは美しくて、心配や不安は取り越し苦労でした」(YUIさん)

YUIさんのドレスData

◆手配場所:ザ・トリート・ドレッシング
◆オーダー方法:セミオーダーメイド
◆費用:秘密/製作期間:約6カ月

自分の体型に合わせているので、裾の長さもちょうどよく歩きやすかった

自分の体型に合わせているので、裾の長さもちょうどよく歩きやすかった
自分の体形に合わせているので、裾の長さもちょうどよく歩きやすかった

「レンタルと比べて、料金がほとんど変わらなかったことと、自分の体形にもピッタリに合わせていただけるのでセミオーダーしました。仕上がったドレスは、裾の長さも適切な長さにしてもらえたので歩きやすかったです。ただ、コロナの影響で結婚式が延期になったので延期期間に体形を維持するのが大変でした」(sayokoさん)

sayokoさんのドレスData

◆手配場所:提携ショップ
◆オーダー方法:セミオーダーメイド
◆費用:約26万円/製作期間:約2カ月

From 編集部

素材やデザイン、サイズだけでなく、費用や製作期間も含めて検討を

素材やデザイン、色、サイズ……etc.自分の好みで仕立てることができるフルオーダーメイドドレスと、ある程度決まったサンプルから好みのデザインに仕上げていくセミオーダーメイドドレス。いずれも自分で選択できる幅だけでなく、費用や製作期間なども大きく異なるので、しっかり検討して納得のいく方法を選んでくださいね。

Profile

宮西昌美 デザイナー

ドレスメーカー企画室、フリーランスのデザイナーを経て、2001年にデザイナー・森永幸徳と共に、オーダーメイドのウエディングドレスショップ「1+1(ワンプラスワン)」を港区白金にオープン。国内外の良質なレースやシルクなどの素材にこだわり「ここにしかないドレス創り」をモットーにドレス創りを続けている。
http://www.one-plus1.com/

構成・文/青山のりこ イラスト/itabamoe D/ロンディーネ
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)」によるものです
※掲載されている情報は2022年1月時点のものです

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