【結婚式の席札】準備方法&手作り実例~100均アレンジetc.~
結婚式の席札はどう用意すればいい?会場手配、ショップにオーダー、手作り……それぞれのメリット&デメリット、かかる費用について詳しく解説します。また、100均アレンジを中心におしゃれで高見えする実例もご紹介。ぜひ席札を用意する前にチェックして、ヒントにしてください!
席札の手配方法と費用
手配方法は、会場手配、手作り、外部ショップに依頼の3つの方法がある
●会場手配(相場200~500円/1枚当たり)
プランナーとの打ち合わせでサンプルを見ながら選びます。会場もしくは会場提携ショップにゲストのリストを渡すだけで手配してもらえるため、手間が少ないのが特徴。
メリット:手配が楽、デザインが会場の雰囲気に合っている
デメリット:価格帯の幅が少ない場合も
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●手作り(相場50~300円/1枚当たり)
新郎新婦が自分で手作り。キットなどを活用すると手軽に作れます。デザインや手書き、印刷などで時間や手間がかかるため、早めの準備が必要。
メリット:費用を抑えられる、オリジナル性が高い
デメリット:時間がかかる、不慣れだと失敗や買い直しにより費用がかかることも
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●外部ショップにオーダー(相場200~500円/1枚当たり)
ネットやSNSで好きなデザインを選んで注文。ただし、会場に持ち込み可かどうか事前に確認が必要です。価格やデザインの選べる幅は広いですが、持ち込み料がかかったり、搬入を自分たちで行う必要があります。
メリット:クオリティーが高い
デメリット:素材やデザインにこだわると費用は高め、ショップ選びに少し手間がかかる
手作りは家にプリンタやパソコンがないと難しい?
席札を手作りしたいけれど、「家にパソコンやプリンタがないと作れない?」と悩む花嫁さんも多いですが、今はスマホアプリでデザインできたり、印刷屋さんに頼む方法もあります。また、既製品やキットにひと手間加えるだけ、100均アイテムを活用するなど、プラスアルファの簡単アレンジも人気です。
【手作り実例】高見え!「100均アイテム」を使った席札
プラ板席札
ゴールドの文字&タッセルがとてもおしゃれで手作りしたとは見えないプラ板の席札。プラ板は加工しやすいのにクオリティーも高く仕上がるおすすめの素材。ブルーの色みと貝殻のアクセントがさりげなくおしゃれです。
こだわりPOINT
結婚式後も何か残る物と考えて、プラ板席札にしました!席札にも結婚式のテーマの「海」を取り入れたかったため、貝殻とタッセルを一緒に付けて、タッセルのカラーもブルー系で揃えました♪(NAGISAさん)
材料&作り方
【材料】プラ板、貝殻、画用紙、スタンプ(全てセリア)、タッセル、ボールチェーン(共に楽天市場)、丸環(ダイソー)
【費用】約90円/1個当たり
【作り方】
1.パソコンでプラ板の型紙とゲストの名前を紙に印刷する(A4でプラ板席札4個分)
2.印刷した紙とプラ板を重ねてなぞり書きする
3.プラ板を切ってチェーンを通す穴を開ける
4.プラ板をトースターで温める
5.貝殻にドリルで穴を開ける
6.プラ板に丸環でタッセル、貝殻、ボールチェーンを付ける
7.画用紙をプラ板サイズに切って「thank you」スタンプを押す
8.裏にコメントを書いてプラ板とメッセージカードを着ける
ミラータイル風席札
最近人気を集めているミラータイル風の席札。とても洗練されていておしゃれだけど、実は100均アイテムで材料が簡単に手に入るそう。シンプルでどんなテーブルコーディネートにもなじみ、反射でキラキラ輝いてテーブルが華やかになります。
こだわりPOINT
材料は100均で揃えましたが、おしゃれに見えるフォントを探し、何度か練習して書きました。指紋が付きやすいので、当日は手袋をはめてセッティングしてもらえるようプランナーさんに事前に伝えておきました。(Akaneさん)
材料&作り方
【材料】ミラー風タイルシール、ペイントマーカー(共にセリア)
【費用】約32円/1枚当たり
【作り方】
1.タイルシールの保護フィルムを剥がす
2.ペイントマーカーで名入れをする
シーリングスタンプ席札
まるで海外のパーティのような雰囲気を演出できるシーリングスタンプ。招待状の封としても人気ですが、席札へのアレンジが新鮮!ピンク×ゴールド×トレーシングペーパーで大人キュートな席札に。
こだわりPOINT
ピンク色の紙をたくさん探して、気に入った色を100均で見つけました。1つずつシーリングスタンプを作って、ゴールドに色付け。スタンプの柄がウエディングドレスと同じマーガレットなのがお気に入りです。(ももかさん)
材料&作り方
【材料】ピンクの紙、トレーシングペーパー(共にセリア)、シーリングスタンプの型(フリマアプリ)、ゴールドスプレー(ダイソー)、両面テープ(100均※店舗名不明)、ペン(シモジマ)
【費用】約10円/1枚当たり
【作り方】
1.ダイソーで購入したグルーガンでシーリングスタンプを作る
2.ゴールドスプレーで色付けする
3.ピンクの紙を好きなサイズにカッターで切って半分に折る
4.ゲストのイニシャルをCanvaというアプリで入力して、適当な紙に印刷する
5.カットしたトレーシングペーパーを重ねて白色のペンでなぞる
6.シーリングスタンプに両面テープを付けてくっつける
7.内側にメッセージを書く
レジン席札
透け感のある素材は今のトレンド。ゴールドのチェーンと金箔(きんぱく)の飾りが、シンプルなレジンをおしゃれに引き立てています。キーホルダータイプで、プチギフトのように式後も使えるのがうれしい!
こだわりPOINT
ゲストの年齢層がバラバラだったので、名前は読みやすいフォントを選びました。金箔の散らし方も、おしゃれかつ文字が見やすいように意識しました。(akaneさん)
材料&作り方
【材料】OHPフィルム、金箔ネイルホイル、ボールチェーン、ピンセット、紙コップ(全てセリア)、レジン液 クリスタルレジンNEO、シリコンモールド(共に楽天)
【費用】約160円/1個当たり
【作り方】
1.OHPフィルムにゲストの名前を印刷してカットする
2.レジン液の主材と硬化剤を紙コップに入れ、よく混ぜる
3.レジン液をモールドに流す
4.カットしたOHPフィルムと金箔をレジン液に沈める
5.24時間ほど放置して硬化させる
6.モールドからレジンを外し、ボールチェーンを付ける
ミニボトル席札
ミニボトルとくるみボタンの組み合わせが愛らしい手作り席札。イニシャルがボタンになっている凝った作りで、目にしたゲストも思わず笑顔になりそう。100均のミニボトルをおしゃれなアイデアで活用した、気持ちの伝わるDIY席札です。
こだわりPOINT
豪華な披露宴会場でも、手作りのものが浮かないような素材選びや色選びにこだわりました。できる限り費用を抑えつつ、ゲストの名前を記すものなので、見たときにワクワクしてもらえるように工夫して作りました。(nanaさん)
材料&作り方
【材料】コルク瓶(Can Do)、アルファベット小文字ハンコ(100均※店舗名不明)、アルファベット大文字ハンコ、糸(共に私物)、くるみボタン本体(石崎プラスのホームツツミボタン)、くるみボタン用布(ダイソー)、NTラシャの台紙(紙屋さん)
【費用】約80円/1個当たり
【作り方】
1.布をくるみボタンキットの台紙に合わせて切る
2.買った布にアルファベット大文字ハンコを押す
3.準備した布でくるみボタンを作る
4.コルク瓶に合うサイズに紙を切る
5.切った紙に小文字ハンコで名前を作る
6.1~3で製作したくるみボタンを5のイニシャル部分に縫い付ける
7.6をコルク瓶に入れて完成
子どもゲスト用キーホルダー席札
子どもゲストにかわいい席札を用意。キーホルダーになっているので、幼稚園や保育園、習い事バッグにも使える優れもの。出席した子どもにとっても、親ゲストにとっても、素敵な気配りがうれしい♪
こだわりPOINT
席札としてだけではなく、その後も使ってもらえるようなデザインにしました。子どもが見たときにかわいいと思うデザインかつ、親も「かわいい!使いたい!」と思えるデザインを考えました。(ayumiさん)
材料&作り方
【材料】フォトキーホルダー(ダイソー)
【費用】130円/1個当たり
【作り方】
1.スマホアプリなどを使い好きな画像に名前を入力する
2.スマートフォンの写真編集機能で、写真のサイズを3:2の比率にする
3.セブン-イレブンマルチコピーのアプリをダウンロードする
4.セブン-イレブンに行きメニュー画面からプリント→写真プリント→分割プリントの4.5cm×3.5cm4コマを選び裏表分2枚ずつ印刷
5.はさみで切り両面テープで裏表を留める
6.フォトキーホルダーに差し込む
【手作り実例】おしゃれすぎ!「ワザあり素材」を使った席札
ドライオレンジ席札
ドライのオレンジと葉っぱ、名前を印刷した布とクリップを1人分ずつ組み合わせて、接着。歓談中に、友人たちがロゼットのように服に付けて見せに来てくれたそう。
こだわりPOINT
会場や装花がとてもナチュラルだったので、席札も木や自然素材のものがいいと思い、ドライオレンジと葉っぱ、木製クリップの組み合わせで統一感を演出。プロフィールブックに挟めるようにクリップタイプにしました。(tsutsu_weddingさん)
フェザー席札
しっかりとしたガチョウの羽根を購入し、100円ショップで購入したイニシャルスタンプを押印。約2時間で完成した。当日は、テーブルの他の装飾と合わせておしゃれな写真を撮影してくれたゲストもいたそう。「スタンプ押すの大変だったね」というねぎらいの言葉も。
こだわりPOINT
結婚式のテーマがビンテージとおとぎ話で、チャペルの壁の柄やフェザーシャワーの演出とリンクさせ、天使の羽根をイメージしたフェザーに。名前は一文字一文字スタンプを押しました。(Mayuさん)
ミニイーゼル席札
海外のフリーフォントのサイトからダウンロードしたものを参考にしながら、油性の黒いペンで名前を手書き。30分で完成。手作りで味があるのを気に入ったようで、ゲストは大事に持って帰ってくれたそう。SNSに写真をアップしていた人も!
こだわりPOINT
Pinterestで海外ウエディングのアイテムを探していたときに、キャンバスとイーゼルを利用したものを見つけてひと目ぼれ。美大生の義理の妹からミニイーゼルとキャンバスをもらえたので、そこに名前を書き込んで用意しました。(aliiisaさん)
手配方法&費用
【手配方法】花嫁の手作り
【費用】無料で12個用意してもらった
※ミニキャンバスやミニイーゼルはネットや100円ショップなどでも購入できるそう
カプセル席札
タイムカプセルをイメージして、新郎新婦からの手紙を入れてゲストに持ち帰ってもらうようにカプセル型の席札を選択。かわいらしく仕上げるために、ゲストの名前に用いた書体にこだわり、カプセルの中には一人一人異なるデザインのドライフラワーを詰めた。
こだわりPOINT
「かわいい!」と大好評でした。Instagramのストーリーや投稿で、カプセル席札の写真を上げてくれている友人もたくさんいました。男性ゲストにも持って帰ってもらえたので良かったです。(__mami22.coさん)
手配方法&費用
【手配方法】カプセルはオンラインショップで注文し、ドライフラワーは店舗で購入したものと、花嫁自ら制作したものを使用。ゲスト名の紙も、自宅でプリントアウトして作成。用意した総数は約120個。
【費用】約300円/1個当たり(120個で約3万6000円)
キーホルダー席札
過去の参列経験から席札は処理に困るだろうなと思い、形に残ってその後もカジュアルに使えるものをとキーホルダーを作成。
こだわりPOINT
完成した席札が並んだときは、こんなにたくさんのゲストが来てくれるんだと温かい気持ちに。式の終わりにはすでに鍵やかばんに付けている方が多くびっくりしました。(@inmihogramさん)
手配方法&費用
【手配方法】プレートは外注し、キーホルダーは個人輸入。それらを花嫁自ら組み立て、女性ゲストにはオーガンジーのリボンを結んだ。用意した総数は50個。
【費用】600円/1個あたり(50個で3万円)
コースター席札
紙よりもインパクトがあり、思い出として残せるものにしたいと手作り。会場が森の中にあるような雰囲気だったため切り株のコースターをセレクトした。
こだわりPOINT
1時間に4個ほどしかできず、予想以上の大変さと難しさに準備中は後悔……!でも完成したものには愛着が湧き、ゲストも自宅に飾ってくれて、頑張ったかいがありました。(@ d_wedding1003さん)
手配方法&費用
【手配方法】切り株コースターをネットショップで購入。文字を写したトレーシングペーパーを切り株の上からボールペンでなぞって下書きし、100円ショップのハンダゴテで焼いた。用意した総数は73個。
【費用】約105円/1個当たり(73個で7700円)
From 編集部
自分の得意・不得意を見極めて手配方法を決めよう
DIY好きで細かい作業やデザインが好きなら自分で手作り、とことんおしゃれにこだわりたいなら外部ショップにオーダー、時間を節約して会場に合ったテイストにしたいなら会場手配……とこだわりと時間、得意分野を考えて決めると◎。ゲストの印象に残る素敵な席札を用意しましょう。
構成・文/竹本紗梨
※掲載されている情報は2024年1月時点のものです
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