【式12カ月前から始める花嫁ヘアケア】プロが徹底アドバイス!
きれいな花嫁になるために重要なパーツであるヘア。どんな髪型にしようかなと考えがちだけれど、実は髪自体を美しくケアしておくことも大事!髪が美しいとそれだけで花嫁の魅力は何倍にも輝くんです。具体的なケアの時期や方法をヘアスタイリスト・野口さんにお伺いしました。
ヘアケアって大事なの?
メイクをするときに、お肌の調子が悪いとイマイチきれいにならないこと、ありますよね。それは髪の毛も同じ。いくらヘアアレンジを頑張っても、髪の毛自体が整っていないと、美しさを十分に引き出すことができないんです!
ぜひ、式の12カ月前に動きだしてください。
基本はココから!【おうち編】
毎日のケア方法って?
ヘアケアの基本は、自宅で毎日しっかり続けること。花嫁にとって効果的なアイテムや方法、順番を伝授!
【1サラサラ、柔らか、なめらかタイプのシャンプーを使う】
式が決まったらまずはシャンプーをチェンジ。おすすめは髪の毛が柔らかく、ふんわり、サラサラな質感になるもの。サロンなどで購入可能。ダメージケアやハイトーン用のものを使う場合も、 しっとりさせすぎないものをチョイス。 ブライダルヘアはアップや、カールにするなどふんわりさせることが多いので、髪の毛の質を合わせて。
【2しっとりタイプのトリートメントをする】
トリートメントはしっとり系のものに。シャンプー を軽い種類にするとパサつきやすいこともあるの で、トリートメントでカバー。ポイントは荒歯のコームでとかすことと、入念にすすぐこと。
【3乾かす前にヘアミルクを付ける】
ドライヤーはどうしても水分を奪ってしまうので、乾かす前にヘアミルクを付けて乾燥を予防。
手のひらに広げて髪になじませ、粗歯のコームでとくのがおすすめ。
【4出掛ける前にヘアオイルを付ける】
紫外線や乾燥など、外部のダメージから髪を守るためにヘアオイルでガードを。
【式の1週間前】
ヘアアレンジがしにくくなることもあるので、ヘアオイルを付けるのをやめ、その他は上記の通りにケアを。
先輩花嫁はどんなヘアケアをしてた?
美しい髪を手に入れた先輩花嫁に、自宅でどんなケアをしていたかを聞いてみました。
おうちケアこうやって成功♪
アイテムを揃えて季節で使い分け
同じシリーズのトリートメントやオイル、スプレーを購入し、夏は紫外線ダメージケアをするなど、季節によって使い分けをしました。式当日はもちろん、日常でもツヤツヤだねと褒められることが多く、ヘアアレンジもしやすかったです。(海老田 歩さん)
ちょっと高級なヘアオイルを購入
普段は購入しないような少しお高めのヘアオイルを使って、お風呂上がりにドライヤーをする前に塗っていました。式当日、ヘアメイクさんに「髪のまとまりがいいね!」と褒められました。(A子さん)
式に向けてドライヤーをチェンジ
SNSを見たり、親しい美容師さんにアドバイスをもらって、髪の水分バランスを整えるドライヤーを購入。髪のパサつきが気にならなくなり、職場や美容室でも褒められるようになりました。(みみみさん)
花嫁の疑問をプロが解決!
自宅でヘアケアをする場合の気になる疑問を花嫁から大募集。ヘアスタイリスト・野口さんに答えてもらいました。
Q1
家にいても窓からの紫外線を浴びたり、乾燥することはあるので、ヘアオイルを軽く付けておくことをおすすめします。
Q2
髪の長さや細さなど、その人の髪質によって最適な量は違ってきます。まずは1週間、量を変えて試してみるのがおすすめ。自分なりに一番まとまるなと思う量を見つけてみてください。
Q3
まずは根元から乾かすことが重要です。その後に毛先を乾かしましょう。下から風を当ててしまうとキューティクルがめくれてしまうので注意。
忙しい花嫁におすすめなのが、ドライヤーを当てる前に、タオルターバンを巻いて5~10分ほど置いておくこと。自然に水分を取ることができます。
Q4
寝返りで起こる摩擦を防ぐことが重要なので、縛るのはおすすめです。ゆるく三つ編みにしてシュシュで結ぶなど頭皮を引っ張りすぎないようにすると良いと思います。
Q5
式当日のヘアをイメージして、髪型に合わせたシャンプーを使うのがおすすめですが、式直前に慣れていないものを使うとヘアトラブルが起こる可能性も。早めにヘアケアを始めて、自分に合うものを見つけてください。
さらに上を目指すなら【サロン編】
まずやることは?
自宅でのヘアケアはもちろん、さらにサロンでのヘアケアを取り入れることで、自宅ではケアし切れないカラーリングやサロントリートメントなどを行うことが可能に。サロンケアも直前ではなく、式の12カ月前からサロンのスタッフと相談して定期的に行っていくのがおすすめ。
まずは会場や着てみたいドレスの雰囲気を思い浮かべて、ざっくりとどんな花嫁になりたいかをイメージ。イメージに合わせてサロンケアを行って。
「きれいめスタイルで」「クールになりたい」 そんな花嫁のケア方法は?
【なりたいイメージ】
ホテルや邸宅など、クラシカルな会場で挙げる花嫁や、思い切りモードな雰囲気になりたいという花嫁。
式当日のヘアスタイルイメージはタイトにまとめたシニヨンやタイトなローポニーなど。
【サロンでのケア方法】
ツヤツヤの黒髪が似合うので、カラーリングよりも、サロンでのトリートメントで髪を根元から整えていくことに力を入れて。
「おしゃれに」「抜け感を出したい」 そんな花嫁のケア方法は?
【なりたいイメージ】
リゾートウエディングや、海辺のゲストハウスなどで、華やかな抜け感のあるスタイルにしたいと思っている花嫁。
ヘアスタイルはエアリーなカールを利かせたふわふわイメージ。
【サロンでのケア方法】
明るめの茶色で、透明感のある色が似合うため、カラーリングやハイライトが重要に。サロンで計画的なカラーリングを。
「ナチュラルにしたい」「かわいい感じに」 そんな花嫁のケア方法は?
【なりたいイメージ】
木目を生かしたナチュラルな会場での式や、派手すぎないスタイルをイメージしている花嫁。
程よくカールしたシニヨンや、後れ毛が出すぎないヘアなど。
【サロンでのケア方法】
暗めの茶色い髪が似合うので、カラーリングはしながらも明るくしすぎず、サロントリートメントでツヤ感を出すことも重要に。
サロンに通うスケジューリングは?
式12カ月前から直前まで、サロンに通う頻度が少しずつ変わってくる。下記を参考にスタッフと相談を。
式12~6カ月前 2カ月ごとにサロンへ
式6~2カ月前 1.5カ月ごとにサロンへ
式2~1カ月前 1カ月ごとにサロンへ
式直前 1週間前までにはサロンへ
先輩花嫁はどんなヘアケアをしてた?
サロンでのケアで美しい髪を手に入れた先輩花嫁の体験談を聞いてみました。
サロンケアこうやって成功♪
ショートからツヤツヤロングへ
もともとショートだった髪を式当日に向けてロングに。毎月サロンへ通い、伸ばしかけ用のカットをしてもらったり、トリートメント、ヘッドスパも。サロンに通うことで、ツヤツヤのロングヘアを実現!(Marikoさん)
計画的なカラーリングで映える髪に
美容師さんと相談しながら、式に向けてハイライトやカラーリングを計画的に行いました。式当日はハイライトがきれいに映える髪が叶って大満足!(Saoriさん)
サロンならではのトリートメントを
ホームケアでは補い切れない髪の毛の芯の部分へアプローチするトリートメントをしてもらっていました。髪の絡まりが少なくなり、保湿効果も持続。(海老田 歩さん)
花嫁の疑問をプロが解決!
サロンに通う場合の疑問も花嫁から大募集。ヘアスタイリスト・野口さんに答えてもらいました。
Q1
パーマは髪の水分を奪ってしまってパサパサになってしまうので、できることなら式が決まった後はパーマをかけないことをおすすめします。
ヘアアイロンは100℃前後に設定すれば使用しても大丈夫です。
Q2
ダブルカラーという手法がおすすめです。まず1度目は一番明るいカラー剤で髪を明るくして、その後にヘアカラーで希望の色を入れる方法です。こうすることで色の発色が良くなり透明感が出ます。
Q3
増やしていくことをおすすめしますが、人によって髪の状態が違ってくるので、専属で付いてくれるサロンスタッフを見つけて、長い目で相談するのがいいと思います。
Q4
ブライダルが得意だったり、ウイッグも取り扱っているサロンへ行って相談するといいと思います。そのときには実際にウイッグや資料を持って行くと、イメージが擦り合わせやすいですね。
Q5
一般的にブライダルヘアは重すぎない方がいいのですが、その人の髪質や式当日のヘアスタイルによって、必要なボリュームが変わってきます。サロンスタッフにどんなヘアスタイルにする予定なのか、式の日程も含めて共有して相談してみてください。
From 編集部
時間をかけてじっくりとヘアケアすることが大事
花嫁の印象を左右する髪だからこそ、長い目でメンテナンスすることが大事!結婚式の12カ月前を切ったら、ぜひ少しずつでも始めてみてね。
野口 忍 ヘアスタイリスト
美容師兼ブライダルヘアメイクとして活動。事前メンテナンスから当日までを徹底サポートし、カット・カラー・トリートメントまで、花嫁ならではのスタイルをプロデュースしている。
構成・文/齊藤亜由美 イラスト/IKULA
※記事内のコメントは2021年10月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー68人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2021年12月時点のものです
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