予算オーバー回避★[結婚式のお金]卒花の工夫&やりくり15連発
「ゼクシィ花嫁会」のアンケート調査によると、結婚式の費用が当初の予算からオーバーした人の割合は51%と約半数。「そんなもんでしょ?」と諦める前に、やれることはとことん試してみませんか?たとえ見積りが途中でアップしても、工夫次第で予算内に収めることは十分可能。今回はやりくり上手な卒花さんたちの実例をたっぷりご紹介します。
【テク1】お得なプランや特典を利用しました
多くの会場が用意している結婚式のパックプラン。式に必要な項目を一通り含む便利なものから、特典がたっぷり付いたものまでさまざまな内容のプランがあり、上手に利用すれば総額を抑えることも十分可能。中でもオフシーズンや平日・夕方以降などの「季節や日時を限定したプラン」は料金的にお得な内容が多いよう。さらに「少人数プラン」「直前予約プラン」など、該当する人にとっては見逃せないプランもあるので要チェック!
その他、ドレスショップやフォトスタジオなど会場以外のお店や会社が用意しているお得なプランもあるので、じっくり探してみて。
先輩花嫁のやりくりテク
【仏滅プランを利用して100万円ダウン】
▼当初の予算:400万円→最終支払い:350万円
お日柄にこだわりがなかったので、お得な「仏滅割引プラン」を利用しました。料理が割引になったほか、会場料や乾杯酒、ウエルカムドリンクなどが無料に。DIYや持ち込みなども含めると100万円ほど費用が抑えられたと思います。(赤池希望さん)
【パックプランのアイテムをできるだけ利用】
▼当初の予算:500万円→最終支払い:400万円
会場装花や新婦ヘアメイク、ペーパーアイテムなどが含まれた「基本プラン」と、人数に応じた「パーティプラン」を組み合わせて使いました。中でも料理やケーキ、装花はそのままで十分だったので、ランクアップせずにそのまま利用。当初の予定よりも100万円ほど金額ダウンできたと思います。(みさまるさん)
【ドレスショップの割引特典で26万6000円ダウン】
◆当初の予算:600万円→最終支払い:600万円
ウエディングドレスは会場提携のショップでレンタルしたので、割引特典が適用され、通常価格の30%オフに。品ぞろえが豊富で好みのブランドのドレスの取り扱いもあったので、迷わず利用しました。(あづりんごさん)
【One more Advice】
プランはふたりに合ったものを
上手に利用するととてもお得なプランだけど、中にはふたりにとって必要のないアイテムが含まれていたり、逆に足りないものが多すぎて追加オプションが発生したりすることもあるので気を付けて。まずはどんな式にしたいのかある程度イメージを固めた上で、ふたりが希望する条件にぴったり合うプランを探すことをおすすめ。
【テク2】不要なものを削り、ランクを下げてやりくりしました
打ち合わせが進むにつれ、やりたいことはたくさん出てくるもの。とはいえ、あれもこれもと手当たり次第にオーダーしてしまうと、あっという間に予算オーバーするはめに。「別に頼まなくてもよかったかな?」「高いランクじゃなくても十分だったかも」と後悔しないよう、見積りをもらったら、本当に必要なものなのかどうか一度冷静になって考えてみよう。
見極めのポイントは、「他の人が必要と思うものでも、ふたりにとっては優先順位が低いもの」。先輩花嫁の中にも不要なアイテムを削ったり、ランクアップをやめて費用抑えに成功した人はたくさん。そのやりくりテクをぜひ見習って!
先輩花嫁のやりくりテク
【装花のランクを下げて1万8000円ダウン】
▼当初の予算:300万円→最終支払い:270万円
卓上装花は一番下のランクでも十分華やか。1卓当たり2000円のダウンで9卓分なので、トータルで1万8000円費用を抑えることができました。(上野絵里さん)
【写真のランクを下げて15万円ダウン】
△当初の予算:400万円→最終支払い:420万円
スナップ写真は撮影データがもらえるので、アルバムは一番下のランクをオーダー。ハイランクのものと比べると15万円ほど抑えられたと思います。さらにブーケは1つにしてお色直し分の3万円を節約。白ドレス・カラードレスどちらにも似合うようにアレンジしてもらいました。(ayumiさん)
【ドレスを2WAYにして衣裳1着分カット】
▼当初の予算:300万円→最終支払い:258万円
お色直しは和装を含めて全部で3回。そのうち2着目→3着目は2WAYドレスを選んだので、かかった費用は小物チェンジ料3000円のみ。さらにヘアメイクも和装・洋装どちらにも合うようオーダーし、髪飾りのチェンジ料8000円で済みました。(popoさん)
【One more Advice】
優先順位を決めておこう
まずは「ここは妥協できない」「これはなくても大丈夫」と、ふたりの中での優先順位を考えてみて。やりたいことを諦めるのではなく、こだわりたいものがあればそこはきちんとグレードアップし、その分を優先順位の低いアイテム(削ってもいいもの・ランクを落としても構わないもの)で上手にやりくりすれば、見積りアップを防ぐことができるはず。
【テク3】「別の何か」とチェンジしました
何かと何かをチェンジして費用抑えに成功した先輩花嫁も結構いる。例えばウエディングケーキ。会場によってはイミテーションだと無料というケースもあり、生ケーキからそちらにチェンジすれば費用がまるまる浮くことに。「コースのデザートもあるし、ケーキは無理に食べなくてもいいかな?」というカップルなら、入刀用と割り切る手もあり。
他にも会場装花を造花に替えたり、お金のかかる演出を無料の演出に替えたりと、ふたりが納得できればアイデア次第でさまざまなチェンジ&コストダウンが可能。
先輩花嫁のやりくりテク
【乾杯酒をウエルカムボトルに替えて6万円ダウン】
◆当初の予算:380万円→最終支払い:380万円
高額な乾杯酒をウエルカムボトル(ドリンク)にチェンジし、ガーデンで乾杯!見た目もおしゃれでゲストに喜んでもらえた上、約6万円分も節約できました。(copanさん)
【装花を造花とバルーンにして20万円ダウン】
▼当初の予算:150万円→最終支払い:120万円
会場装花は当初生花で見積もっていましたが、予算内に収めるために造花とバルーンにチェンジして約20万円カット。華やかさをキープしつつ素敵にアレンジしてもらって満足しています。(Kazusaさん)
【ファーストバイトをおむすびに替えて5万円ダウン】
▼当初の予算:300万円→最終支払い:258万円
和装ということもあり、ケーキ入刀&ファーストバイトを“おむすびバイト”にチェンジ。「縁を結ぶおむすび」演出はゲストにも大好評でした。巨大おむすび代が5000円かかりましたが、ケーキ代の見積りが一番下のランクでも5万5000円ということを考えると、かなりの節約に。(popoさん)
【One more Advice】
プランナーさんにも相談を!
何かと何かをチェンジする方法については、プランナーさんにも相談してみることをおすすめ。会場には「やりたいことを予算内で叶えるためのアイデア」が蓄積されているはずなので、まずは予算を含めふたりの希望を伝えた上で、費用を抑えるための代替案がないかどうか尋ねてみよう。
【テク4】DIYや自前のアイテム、持ち込みで出費を削りました
やりくりテクの中で、「DIYが節約に結び付いた」と考える人はとても多い。中でも招待状・席札・席次表といったペーパーアイテムや、ウエルカムアイテムなどは手作り率が高く、「うまく節約できた!」と実感できるアイテムでもある。
また、自分でお得なショップを見つけて利用する人も。単価の高いドレスやまとまった数が必要なギフトなどは、会場以外のショップで調達するケースも少なくない。中には「持ち込み料を払ってもお得だった」という声もあるので、さまざまな手配方法を選択肢に入れながら探してみるのがおすすめ。
先輩花嫁のやりくりテク
【ペーパーアイテムやムービーをDIYして6万円節約】
◆当初の予算:380万円→最終支払い:380万円
ペーパーアイテム(招待状、席札、エスコートカード、メニュー表)とウエルカムアイテム(ボードと装飾)、ムービー2種(オープニング、プロフィール)を全て手作り。かかった材料費は約2万円です。オーダーした場合と比べて6万円ほど節約できたと思います。(copanさん)
【ムービーを2種類自作して5万4500円節約】
▼当初の予算:420万円→最終支払い:380万円
オープニングムービーと生い立ちムービーはフリーソフトを使って自作し、材料費5500円に収めました。プロに頼むと6万円はすると思うので大満足!(Lioさん)
【フォトグラファーを持ち込みにして80万円節約】
▼当初の予算:400万円→最終支払い:280万円
フォトグラファーを会場以外で手配しました。料金は「前撮り・当日スナップ(約1000枚)・記録ビデオ撮影」を全部合わせて20万円。同じ条件で会場に見積もってもらうと約100万円したので、いい決断だったと思います。(sayokoさん)
【One more Advice】
DIYは労力と時間も念頭に!
DIYは節約とお楽しみを兼ねられる楽しい作業だけど、気を付けたいこともある。例えば苦手な作業にトライした結果、やり直さなくてはいけなくなって材料費がかさんだり、結局市販のものを購入してしまうようなケースも。また、費用は抑えられても貴重な時間を費やすことになるので、そのあたりも含めてじっくり考えてみて。
【テク5】フリマアプリやお譲りを上手に活用しました
フリマアプリやSNSのお譲りなどでウエディングアイテムを調達する人は年々増えている。特にアクセサリー・インナーといったドレス小物は利用率が高いアイテムで、場合によってはかなりお得な料金でGETできるケースもあるよう。
結婚式のおまじない“サムシングオールド(何か古いもの)”や“サムシングボロウ(何か借りたもの)”にあやかって、母親や姉妹から譲ってもらったり借りたりしたものを身に着ける花嫁もいる。新品にこだわらないという人はぜひチェック!
先輩花嫁のやりくりテク
【小物をフリマアプリで購入して3万5000円節約】
▼当初の予算:350万円→最終支払い:300万円
フリマアプリを利用して、衣裳小物をトータル2万7000円で購入。ドレス用のインナーも1500円でGETできました。(ゆきさん)
【お譲りのドレスを着用し、お色直し1着分をカット】
▼当初の予算:300万円→最終支払い:270万円
披露宴で着たウエディングドレスはいとこが譲ってくれたもの。素敵な思い出になった上、結果的に衣裳1着分の節約にも結び付きました。(上野絵里さん)
【ドレス&小物をフリマアプリで購入して30万円節約】
▼当初の予算:150万円→最終支払い:120万円
カラードレスと二次会用のドレス、ティアラ、靴はフリマアプリで購入し、トータルでなんと3万円。会場やドレスショップで手配した場合と比べて約30万円もお得でした。(Kazusaさん)
【One more Advice】
個人取引はリスクも確認の上で
フリマアプリやSNSでのお譲りといった個人取引にはリスクが伴うことを理解しておこう。品質や状態は届いてみないと分からないこともあるし、送料や手数料が想像以上にかかってしまうケースも。小物程度ならいいけれど、何十万円もするドレスなどの場合は失敗すると予算にも大きく響くので、あらゆるリスクを想定しておくことが大事。
From 編集部
ふたりのスタイルに合う節約テクを取り入れて
卒花さんたちのやりくりアイデアの数々、参考になりましたか?費用を抑える方法はいろいろあるので、ふたりが無理なく実践できそうなものを取り入れてみて。もちろん1つではなく、複数のテクの合わせ技で臨んでもOK!ただし節約が目的にならないよう、かけるところにはきちんとお金をかけ、納得のいくお金の使い方をしてくださいね。
構成・文/南 慈子 イラスト/高篠裕子
※掲載されている情報は2021年11月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは、2021年9月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー77人が回答したアンケートによるものです
※費用に関しては、ご本人のお話に基づいて編集しており、時期や内容によって変わることがあります
※会場によって映像の持ち込み、および使用する音源に制限があるため、事前に会場に確認をしましょう
※北海道、青森、山形の一部エリアでは、会費制ウエディングが一般的です。なお、会費とは別にお祝いとしてご祝儀をいただくこともあります。会費制ウエディングについては、親や会場担当者に相談、確認をしましょう
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