【結婚式のお金】予算オーバーでも9割の花嫁が納得!どうやりくりした?
結婚式準備を進める中で、結婚式の費用が当初の予算よりオーバーしそう……ってことありますよね。アンケートによると、予算オーバーした花嫁は8割、そしてそのうちの9割以上が「予算オーバーしたけどやって良かった(納得している)」と感じていました。卒花から、予算オーバーにつながった項目と「やって良かった!」の声、オーバーした費用の工面方法について聞いてみました。
結婚式費用、当初の予定より予算オーバーした項目は?
ドレスやアクセサリーなど衣裳関連で予算オーバーした花嫁が76.1%
結婚式費用の予算オーバーにつながった項目は、上記がTOP5。
ドレスやアクセサリーなど衣裳関連の予算オーバーが7割以上で最も多く、次に料理や装花・装飾などが続きました。
ちなみに、6位以降は以下の通り。
6位:ブーケ・ブートニア 21.7%
7位:ムービーなどの式中演出 19.6%
8位:ゲストのお車代や宿泊費 17.4%
9位:引出物・ギフト 13.0%
10位:会場費 10.9% (複数回答)
ここからTOP5の項目について、予算オーバーした理由と金額、予算オーバーした結果の感想を卒花に教えてもらいました。
1位:衣裳・衣裳小物(下着や靴など)・アクセサリー……76.1%
「当初予定されていたプランでは気に入ったドレスが見つからなかった」「試着を繰り返す中で、絶対に着たいドレスに出会ってしまった」。ドレスなど衣裳関連で予算オーバーした花嫁のコメントからは、「一生に一度のことなので自分で納得したものを身にまといたい」「後から後悔したくない」というこだわりが見られました。
予算オーバーしても納得!
【自分の体にフィットしたドレスを選んで35万円オーバー】
試着を繰り返す中、自分の体にぴったりのドレスに出会いました。セット外のもので35万円ほどオーバーしましたが、自分に最も似合っているドレスを着ることができて満足です。ゲストや写真を見た友人からも好評でした。妥協せずに選んだことで、一生このドレスを着て良かったなと思えるだろうと確信を持っています。(レイチェルさん)
【ロングベールを身にまとって4万円オーバー】
ベールなどの小物類は最初は見積りに入っていませんでした。ロングベールをどうしても身に着けたかったので、1番高いプランに変更した結果、4万円オーバーしましたが「ロングベールに絶対にする!」と決めていたので満足してドレスを着ることができました。(ayumiさん)
【気に入ったドレスを購入して50万円オーバー】
レンタルのウエディングドレスを着る予定でしたが、購入限定のドレスを気に入り「それ以外もう考えられない……」と50万円ほどオーバーでしたが購入。自分しか袖を通さないという特別感や、ぴったりのサイズ感などすべてが特別な一日を過ごす気持ちを盛り立ててくれました。当日も、写真で振り返る今も、満足感や幸せな気持ちが絶えないので、後悔はありません。(YUIさん)
納得いく衣裳が着られて大満足!
予算オーバーした花嫁からは、「後からアルバムや動画を見返して、やっぱり納得のいくものにして良かったと思う」「一生に一度の結婚式で思い描いた花嫁になれて良かった」などの声が。
自分がこだわった衣裳や衣裳小物、アクセサリーを身にまとうことは式当日の気持ちを高めるだけでなく、式後の思い出としても続く満足感につながるようです。
2位:料理・ドリンク……45.7%
「試食した結果、少し物足りないと感じたので品数を追加した」「アルコールが提供できない分、ノンアルコールの種類を増やした」など、ゲストのおもてなしとして料理を重視する花嫁が予算アップしている傾向がみられました。「コロナ下で演出を削ったりゲストを少人数にした分、料理でゲストに満足してもらいたかった」という花嫁も。
予算オーバーしても納得!
【デザートビュッフェにBBQもプラスして4万円オーバー】
当初はデザートビュッフェをする予定だったのですが、準備していく中でBBQもしたくなったので取り入れました。4万円オーバーしてしまいましたが、海鮮BBQはゲストから一番好評で即完売!みんなに喜んでもらったので満足です。(sakiさん)
【料理の品数を追加して14万円オーバー】
ゲストに喜んでほしくておもてなしでは料理を重視しました。お見積り時のコース料理では物足りないかなと思い料理を1品追加することに。ゲストからは追加した料理がおいしかったと好評でした。予算はオーバーしましたが、ゲストに喜んでもらえたので料理を重視して良かったです。(えぃみぃさん)
【料理やドリンクのプランを上げて25万円オーバー】
ゲストが少人数だったので、料理にこだわってプランを上げました。新郎新婦のことは記憶になくても「料理おいしかったな」ということだけでも印象に残ってくれればと思ったんです。ドリンクも、まん延防止等重点措置で酒類の提供ができなかったので、せめてノンアルでも種類を増やしたくてプランを上げました。料理に厳しい母からも好評で満足しています。(萌香さん)
ゲストからの反応もよくて大満足!
結婚式で出される料理はゲストにとっても楽しみなポイント。「おいしかった」「料理も楽しめたよ」、ゲストからのそんな声が「予算オーバーして良かった」という気持ちにつながっていました。
式中にゲストが料理に舌鼓を打っていたり、ビュッフェで楽しそうに料理を選んでいる様子なども見ていて嬉しいですよね。
3位:会場装花・装飾……33.7%
「豪華な印象になるよう、ドライフラワーを生花にした」「季節を感じてもらいたくて、たくさんの旬の花で会場を装飾した」など、会場を華やかに彩りたい花嫁が予算オーバーしている傾向。
装花や装飾もゲストをおもてなしする大切な要素の一つです。中には「コロナ下で招待ゲスト数を減らした分、寂しくならないように装花を増やした」という花嫁もいました。
予算オーバーしても納得!
【フラワーアーチを設置して20万円オーバー】
挙式会場に豪華なフワラーアーチを設置するのが夢だったので、見積りプラス20万円で設置しました。用意したフラワーアーチはフォトスポットとして大活躍。どの写真を見返しても、全部の写真が映えていて大満足です。夢が叶ったし、ゲストも目で楽しんでくれたのではないかと思います。(じゅんなさん)
【装花、装飾をランクアップして5万円オーバー】
当初は最低ランクの装花でお願いしようと思っていたのですが、コロナ下で1卓当たりのゲスト数が少なくなってしまったため装花・装飾でボリュームを出すことに。約5万円オーバーしました。おかげで、当日は人数の少なさを感じることはありませんでした。(みさきさん)
【装花をボリュームアップして5万円オーバー】
当初見積りに入っていた装花だとチープな印象になりそうだったので、季節の花を取り入れたり、小物を取り入れることでボリュームアップさせました。5万円ほどオーバーしましたが写真映えもしていたし、ゲスト卓の装花はゲストにミニブーケとして持ち帰ってもらえたので好評でした。(Lioさん)
華やかな空間に包まれ、後から見返しても大満足!
装花や装飾は、会場へ入ったときの印象を大きく左右します。「写真映えもして大満足」「ゲストが少なくても寂しい印象にならなくて良かった」。予算オーバーしてもやって良かったと感じている花嫁からはそんな声が聞こえました。
装花をミニブーケとしてゲストに持ち帰ってもらうことで、ゲストにも喜んでもらえて良かったという花嫁も。華やかな空間で撮影する写真や動画は映えますね。
4位:当日の写真撮影・焼き増し・アルバム代……28.3%
「親へのプレゼント以外に自分たちの分も欲しくなってアルバムの数を増やした」「当日自分たちが見られないゲストの姿なども見たい」など、記念としてしっかり残しておきたいという花嫁が撮影枚数やアルバムの数を追加した結果、予算オーバーしている傾向がみられました。
予算オーバーしても納得!
【撮影シーンを追加して20万円オーバー】
式当日の集合写真や、ロケーションフォトを追加したので、20万円弱見積りより高くなりました。記憶に残るものですし、ゲストにも喜んでもらえたので良かったです。(みぃさん)
【式の様子をプロに撮影してもらって20万円オーバー】
式当日の写真はゲストみんなからスマホで撮影したデータをもらおうと思ってアルバムも頼んでいなかったのですが、一生に一度の記念のシーンをプロのフォトグラファーに撮影してもらいたくなり追加で頼みました。20万円オーバーしましたが、後から見返してもすごく記念になりましたし、両親も写真を見て喜んでくれたので追加して良かったです。(ろじさん)
【式当日のアルバムを頼んで10万円オーバー】
記念としてアルバムを追加で頼みました。10万円高くなりましたが、データもすべてもらえたし、式当日には見られなかったゲストの様子なども写真で見返すことができました。(まだんちゅさん)
しっかりと記念に残って大満足!
予算オーバーした花嫁からは、「枚数も多く、しっかりした材質のアルバムで納品してもらえたので大満足」「コロナ下で招待できなかった人にも見てもらえて良かった」という声が挙がっていました。
後から見返すことで、当日を思い出して幸せを再認識している人も。撮影データは年賀状などにも活用できますね。
5位:エンドロールなど当日のビデオ撮影
……23.9%
「余興をなくした分、当日の取って出しムービーを頼むことにした」「最初は自作するつもりだったが、やはり形に残るものはプロに頼んだ方が安心」と、当初の見積りにはなかった当日のビデオ撮影の費用を追加したり、当日の撮影シーンを追加することで予算オーバーしている傾向がみられました。
予算オーバーしても納得!
【エンドロールやビデオ撮影を追加して40万円オーバー】
エンドロールの撮影シーンを延長しお色直しも撮影してもらい、ビデオ撮影も追加で依頼しました。両方でプラス40万円となりましたが、エンドロールはゲストにも好評でしたし、ビデオも記念となり両親へプレゼントしたら喜んでもらえたので、頼んで良かったです。(あきえさん)
【エンドロールの撮影シーンを追加して7万円オーバー】
エンドロール撮影を16万円で頼んでいました。後でそのプランでは披露宴の様子が入らないことがわかったので、7万円追加して披露宴のシーンも入れてもらいました。エンドロールは自分たちで作ることができないし、シーンを追加することでお気入りのカラードレスや階段を下りるシーンも撮影してもらえたので費用を追加して満足しています。(aiさん)
【会場の提携業者に撮影を依頼して12万円オーバー】
予算を抑えるために、ビデオ撮影は外注しようとしていましたが、撮って出しムービーは外注だと不安が残ったので、会場提携の業者に頼むことにしました。予算はオーバーしましたが、納品された映像には花束贈呈のシーンも入っており、ダイジェストムービーまで付けてくれたので大満足でした。(みさきさん)
思い出のシーンを動画で残せて大満足!
当日のビデオ撮影で予算オーバーした花嫁からは、「撮って出しのエンドロールはゲストにも大好評だった」「静止画じゃなく動画でいつでも見返せるのが嬉しい」という満足の声が聞こえてきました。
式当日は自分たちのことに必死で余裕がなくても、当日の動画を見ることでゲストの様子も改めて見られますね。動画を見るたびに、結婚式を挙げて良かったと思えそうです。
予算オーバー分、先輩花嫁はどうやりくりした?
DIYなどでオーバー分をカバーした花嫁が58.7%
自分でDIYするなどで予算オーバー分をカバーしている人が約58%、アイテムや演出を省略して予算をやりくりした人が約41%という結果に。予算オーバーした分をさまざまな方法で工面しているようです。実際にやりくりした方法や金額について先輩花嫁に聞いてきました。
アイテムのDIYでカバー
【手作りできるものはDIYして10万円分節約】
映像演出はエンドロール以外は手作りに。会場装飾も100円ショップのグッズをフル活用してウエルカムボードやぺーパーアイテムなどをDIYしました。10万円近くは節約できたと思います。お金を払えば素敵でおしゃれなものが簡単に手に入ると思いますが、手作りすることで思い入れのある自分たちの個性を生かしたものを作ることができて良かったです。(Lioさん)
【無料のテンプレートを使ったDIYで5万円節約】
席次表やメニュー表はプロフィールブックにまとめて一冊に。無料のテンプレートを使って自作しました。自分のやりたいようにアレンジできるので楽しめました。(まだんちゅさん)
演出変更などでカバー
【演出を変更して10万円節約】
お色直しで入場する際、バルーンを割って各テーブルを回ろうと思っていましたが、写真撮影に変更し10万円節約。各テーブルを回ってゲストと写真が撮れたので良かったです。(m.nさん)
【演出をカット・変更して10万円節約】
フラワーシャワーの演出をカットして、リボンワンズへ変更。また、プロフィールムービーをカットし、余興として自分たちのダンスを組み込みました。親族婚だったので、派手な演出をやめてオリジナルの演出に変更し10万円分節約しました。(まやさん)
自分たちで工面してカバー
【食費節約で30万円工面】
予算オーバーした30万円を日々の食費などを抑えることで工面しました。節約のためにギリギリの生活をしましたが、ゲストに喜んでもらえる式ができたので良かったです。(ぷぅさん)
親からの援助でカバー
【オーバーした50万円を親に援助してもらった】
ドレスの金額がオーバーしたので、親に援助を頼みました。50万円援助してもらったのですが、親が気に入ったドレスを着たので、親にも喜んでもらえて良かった。(みーさん)
アイテム費用の削減でカバー
【アクセサリーを義母に譲ってもらい15万円節約】
義母にティアラやネックレス、イヤリングを譲っていただくことでオーバーした金額を節約しました。15万円節約できたのですが、譲っていただいたアクセサリーも華やかだったし、義母にも喜ばれたので得した気持ちになれました!(ぬぬぴさん)
予算オーバー分の工面や節約を考え方次第で楽しんでいる花嫁も
できる範囲でDIYに挑戦した花嫁からは、「結婚式を自分たちでつくっていることを実感できて良かった」などDIYのプロセス自体を楽しんでいる様子が。
そのほか、アイテムをメルカリなどのフリマアプリで購入することで費用を抑えたり、装花の種類を変更、装飾する箇所を減らすなど、さまざまな工夫でオーバーした費用をやりくりしていました。「節約のためにヘアチェンジをやめましたが、お気に入りの髪型で長時間いれて良かったと思うようにしました」など、ポジティブに考えている人も。
From 編集部
予算オーバーするなら、こだわりどころを明確に!
大切な結婚式の思い出は、後から振り返っても後悔が少ないものにしたいですよね。
先輩花嫁のコメントからは、それぞれが結婚式にかけるこだわりが浮かび上がってきました。
予算管理は大切だけれど、自分のこだわっているポイントにはお金をかけて後悔の少ない選択をすることも大切。
お金のかけどころや工面方法は彼とも相談しながら進めてくださいね。
構成・文/RIE☆ イラスト/moko.
※記事内のデータおよびコメントは2021年1月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー86人と過去2年以内に結婚した110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2022年3月時点のものです
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