結婚式の二次会する?しない?費用・人数・会場選びetc.やることリスト
結婚式の日取りが決まったら、次に決めておきたいのが二次会の準備。ただし「交友関係があまり広くない」「コロナ下でたくさんのゲストを呼んでパーティを開催することについて慎重になってしまう」など、二次会をするかしないかを迷う花嫁も多いよう。ここでは卒花の体験談を紹介しながら、開催すると決めたら知っておきたい二次会の基本の流れをご紹介します。
結婚式の二次会、やる?やらない?
実施は7.8%。コロナ下では慎重派が圧倒的
「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によれば、二次会を実施したカップルは7.8%、一方で実施しなかったカップルは91.6%でした。二次会のメリットは何といっても、仲良しの友人や披露宴に招待できなかったゲストを招いて、ゆっくり話す時間を持てるところ。とはいえ、感染拡大への懸念に加え、結婚式の準備に加えて二次会の準備が増えることや、ゲストの費用負担などを心配するカップルもいるようです。
どう決めた?「開催した理由」「開催しなかった理由」
新型コロナウイルスの影響で、大勢のゲストが集まるシチュエーションをためらうカップルがいる一方、できるだけ感染対策を行って二次会を開催したカップルも。ここでは結婚式をした花嫁さんが二次会を「開催した理由」「開催しなかった理由」をそれぞれ紹介します。実際に行ったという感染対策も参考にして。
二次会を開催しました!
結婚式は二次会もすることが理想だったので、感染対策をしながらレストランを貸し切りにして開催しました。感染対策で気を付けたのは、マスクケースとマウスシールドを自費で用意し受付でゲストに配り、立食ではなく全員が着席できるスタイルにしたこと。ゲストは60人ほどでしたが、全員の集合写真の撮影は諦めました。でも、にぎやかに楽しい時間を過ごすことができ、開催して良かったと思っています。(かおりんさん)
夫と勤めている会社が同じで、共通の知り合いも多いことから、会社関係で結婚式に呼ばなかった人たちを招待したかったので二次会を開催しました。会場はレストランで100人ほど招待しましたが、結婚式であまり話せなかったゲストを含め、多くの人と話したり、写真を撮影したりと楽しい時間を過ごせたので開催して良かったです。(まりぶさん)
結婚式に呼ぶほどではない友人も気軽に誘うことができるし、旧友と会えるチャンスなので二次会を開催しました。会場はレンタルスペースで、ゲストは55人。余興をお願いしたこともあり、とてもにぎやかで楽しい時間でした。久しぶりに会う友人も多くて時間が足りませんでした。(SAORIさん)
二次会は開催しませんでした
私も夫も交友関係があまり広くなく、親しい友人は挙式と披露宴に全員招待したので二次会は開催しませんでした。挙式と披露宴には遠方ゲストも多く、演出を控えめにして歓談の時間を多く取ったので、ゲストと話し足りないということもなく楽しく過ごせたので、二次会を開催しなかったことに後悔はしていません。(まなみさん)
新型コロナの影響もあり、二次会は中止にしました。結婚式を挙げられたことだけでも十分うれしいことなのですが、コロナのタイミングでなければ当たり前のように二次会を開催できていたと思うと、やはり開催したかったなと悔しい気持ちになります。(れーみんさん)
新型コロナが流行している状況下で二次会をやりたいとは思えなかったので開催しませんでした。でも、結婚式当日になってみると、楽しい気持ちが大きくて、友達にも久しぶりに会えたうれしさから、コロナさえなければ二次会をやりたかったなぁと思いました。(rinaさん)
二次会開催の是非は、披露宴でゲストと歓談の時間が取れているかで判断を
二次会の開催をするかしないかを迷うのは無理もないこと。さまざまな理由で結婚式に呼ぶことができない友人がいたり、披露宴でゆっくりゲストと歓談ができなそうであれば、二次会を開催するのがオススメです。
ただし、コロナの影響などで二次会開催が難しそう……という場合は、披露宴で歓談の時間をしっかり取って、ゲストへ感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
いつ何をする?二次会までの流れをチェック!
二次会の日取りをはじめ、誰に幹事をお願いするか、ゲストや予算、プログラムなど決めるべきことはたくさんあります。ここからは、いつまでに何をするかといった、二次会までの流れをご紹介します。
日程、幹事・ゲスト、予算の決定(6~8カ月前まで)
◆日程を決めよう
結婚式当日である披露宴の後に二次会を開催するのか、別日に改めて行うかをまず決めましょう。別日に開催する場合は「結婚したばかり」というお祝い感が薄れてしまわないように、挙式・披露宴から1、2週間のうちに開催するのがオススメです。
◆幹事を依頼しよう
信頼できる幹事さんは二次会を成功させるためにも欠かせませんが、誰にお願いするかは悩みどころ。新郎の友人や新婦の友人、あるいはふたり共通の友人など、信頼できて気心が知れている存在にお願いするのが安心です。また、負担が大きくなり過ぎないように新郎側、新婦側からそれぞれ1、2名ずつ立てるのも良いでしょう。
ゲスト人数を決めよう
ふたりの希望や交友関係の広さで異なるため、二次会のゲスト人数はさまざま。アンケートでは、20~49人までが全体の約6割を占めていました。二次会は披露宴に呼べなかった人を中心に招待するのが一般的です。会場選びの前段階で、何人くらいになりそうかをふたりで話し合っておきましょう。
予算を決めよう
二次会の会費は、男性より女性を安くするケースが多いよう。平均金額は男性が6000円、女性が5200円という結果に。ちなみに、二次会会場に支払った総額の全国平均は20万4000円でした。会費で賄う内容は飲食代と会場代、景品代が一般的。参加してくれるゲストの費用負担が大きくならないように適正な金額を考えて設定しましょう。
二次会のお金についてもっと知りたい人はこちらをCHECK!
会場の決定(4~8カ月前まで)
結婚式・披露宴と同日に二次会を開催する場合は、披露宴会場から近い会場が移動しやすくてオススメ。披露宴から引き続いてのゲストが多いなら、披露宴会場と同じ建物内でスペースを探しても。
アンケートでは「二次会と披露宴・ウエディングパーティは違う場所(会場)で行った」と回答した人が76.6%で、「同じ場所(会場)で行った」人は20.2%でした。また、二次会会場として最も人気が高かったのは居酒屋で、次いでホテル・式場の宴会場、カフェ・バーと続きました。結婚式・披露宴はホテルや式場で開催し、カジュアルな雰囲気の店で二次会を楽しむカップルが多いようですね。
コロナ下で気を付けること
ほんの少し前までは、立食で気心の知れたゲストと楽しくにぎやかに過ごすことが当たり前だった二次会ですが、コロナ下においては配慮しなければならないポイントがたくさん。会場を見学する際には、出入り口や窓など適切な換気ができるか、余裕のあるレイアウトが可能でソーシャルディスタンスが保てるかを確認しましょう。
料理の提供方法に関しては、ビュッフェスタイルなら衛生管理が徹底されているか、ワンプレートでの提供が可能かなど感染対策には万全を期して。ほか、ゲストが1カ所に集中するような演出や余興は避けたり、マスクやミニサイズのアルコールスプレー、フェイスシールドなどをゲストに配るカップルも多いようです。
招待状発送(2~3カ月前まで)
会場やゲスト人数などが決まったら、招待状を送ります。結婚式・披露宴と同じ日に二次会を開催することが決まっているなら、返信の期限を結婚式の招待状と同じ期日にしておくと便利です。
近年では、結婚式の招待状は郵送するものの、二次会の場合はWEB招待状やメール、SNSを活用する人が増えてきています。どんな方法がお互いにスムーズか、ゲストの顔ぶれを思い浮かべて、このタイミングで決めておきましょう。
プログラムやドレスの決定(1~2カ月前まで)
◆プログラムを決めよう
1カ月前を目安に二次会のプログラムを確定します。結婚式でも人気のケーキ入刀やブーケトス、エンゲージカバーセレモニーなどの演出をはじめ、クイズやゲームなど、全体的にだらけないようにメリハリのある内容を組み立てて。
◆衣裳を決めよう
結婚式・披露宴よりも自由に衣裳を決められるのが二次会の魅力だけれど、忘れてはならないのが「主役感」と華やかさ。花嫁なら、抜け感のあるデザインのセパレートタイプのウエディングドレスや、スタイリッシュな黒のカラードレスで遊び心を演出したり、花婿ならシャツやネクタイでカジュアルダウンするのもオススメ。
二次会の衣裳選び「上級者テクニック」を知ってもっとオシャレに
景品などの購入・料理やゲスト人数の確定(直前~1カ月前まで)
◆景品を購入しよう
二次会でビンゴ大会やクイズなどの演出を行うなら、景品を用意します。景品選びのポイントは「自分がもらってもうれしいもの」。旅行券やテーマパークのチケット、高級食材やスイーツ、高級家電などちょっと特別感のあるものが喜ばれるようです。ゲストの顔ぶれを思い浮かべながら、本当に喜ばれそうな景品を選びましょう。景品の買い出しは、ふたりが行うか幹事に任せるかなども決めておきます。
◆ゲスト人数を確定しよう
このタイミングで出席予定のゲストや、返事が保留になっている人にリマインドをして人数を確定します。キャンセル料が発生するタイミングは二次会の会場によって異なるので、人数の確定は慎重に行いましょう。
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From 編集部
二次会の準備の流れはもちろん、コロナ対策などしっかり押さえて
ふたりの希望や交友関係の広さだけでなく、新型コロナウイルスの感染対策にも考慮して「やるか、やらないか」を決めるのが近年の二次会事情のよう。準備や感染対策などやることはたくさんありますが、開催することに決めたら幹事の協力は必須です。幹事は大変な調整を無償でやってもらうことになるので、常に感謝の気持ちを忘れずに。また、幹事に丸投げせず決定の負担の大きいものはふたりが決めたりするなど、準備がスムーズに進められるようにしましょう。
構成・文/青山のりこ イラスト/南 夏希 D/ロンディーネ
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2022(全国推計値)」によるもので、コメントは2021年8月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー174人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2021年10月時点のものです
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