
結婚式の二次会する?しない?費用・人数・会場選びetc.やることリスト
結婚式の日取りが決まったら、次に決めておきたいのが二次会の準備。ただし「交友関係があまり広くない」「親族のみの式だから二次会が必要が分からない」など、近年では二次会をするかしないかで迷うカップルも多いよう。ここでは、先輩たちの二次会体験談を紹介しながら、開催すると決めた場合に知っておきたい二次会準備の基本の流れをご紹介します。
INDEX
結婚式の二次会、やる?やらない?
「ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)」によれば、結婚式の二次会を実施したカップルは24.2%、一方で実施しなかったカップルは75.0%でした。
二次会を実施した派が声を揃えて主張していたことは「二次会を開いて、仲良しの友人や披露宴に招待できなかったゲストと、ゆっくり話す時間を持ちたかった」というもの。一方、実施しなかった派は「結婚式の準備で手一杯だった」「日曜日午後の式だったから」「親族のみの結婚式だったから不要だった」など、カップルによってさまざまな理由があるようです。
ちなみに、コロナ下だった2022年は、二次会を実施しなかったカップルが9割以上。その頃と比べると、最近は二次会の実施を検討するカップルが少しずつ増えてきていることも分かりました。
どう決めた?「開催した理由」「開催しなかった理由」
ここでは、結婚式をした花嫁さんが二次会を「開催した理由」「開催しなかった理由」をそれぞれ紹介します。コロナ下だった2020年~2022年は「感染防止」を理由に二次会を断念した卒花が多かったようですが、最近では「開催しなかった理由」がどう変化しているのかにも注目してみてください。
二次会を開催しました!

[ゲスト同士の交流の場として]
結婚式には多くの友人を招待したものの、新郎ゲストと新婦ゲストでテーブルが分かれてしまっていたので、友人同士が自由に交流できる場として二次会を開催しました。私たち夫婦としても、結婚式でゆっくり話せなかった友人たちと話すことができましたし、ゲスト同志が積極的にコミュニケーションを取って楽しんでくれたので、開催してよかったです。(あしゅさん)

[同窓会みたいにワイワイしたかった]
私のゲストが多すぎて、披露宴だけでは全員としゃべれないと思ったため。また、夫との共通の友人も多かったため、同窓会みたいになればいいなと思って開催。二次会では、今まで交友関係のなかったゲスト同士が笑い合ったりしていて、とても幸せな空間に。友達の友達はみんな友達、を体現できた最高の会でした。(りーちゃんさん)

[ゲストとより多く会話するために]
結婚式では友人ゲストと深く関わることができないと思ったので、友人のみ招待してわちゃわちゃできる居酒屋で二次会を行いました。結婚式であまり話せなかった疎遠になっていた友人もと久しぶりに集まって話すことができて、写真もいっぱい撮ることができ、開催してよかったと心から思っています。(ぽにょさん)
二次会は開催しませんでした

[翌日が仕事のゲストを思って]
結婚式が日曜日の日中だったので、翌日の仕事に響いてしまうゲストもいるのではないかと考えて二次会はしませんでした。遠方のゲストや仕事前に来てくれたゲストもいたので、開催しなくて後悔したことは特にありません。式後は後撮りとしてロケーション撮影をしたり、ふたりでのんびり過ごせたのでよかったです。(Nさん)

[結婚式で十分交流できた]
親しい人は披露宴に招待したので、二次会は開催しませんでした。実際私たちふたりとも披露宴後はくたくただったので、開催なしでちょうどよかったです!悔いなく結婚式ができました!(まいみーさん)

[ゲストが個別で開催していた二次会に夫婦で参加]
結婚式が日曜日の午後挙式で終了が夜だったので、ゲストの負担を考え実施しませんでした。ただ、夫婦主催の二次会はしませんでしたが、友人が個々にやっていた二次会に、夫婦で顔を出して楽しい時間を過ごしました!(あんさん)
二次会開催の是非は、披露宴でゲストと歓談の時間が取れているかで判断を
卒花たちの声によると、二次会開催の多くの理由が「ゲストとゆっくり話す場を設けたかったから」というもの。また、実際に二次会中にゲストと楽しく会話できたことが嬉しかったという声も多く見受けられました。
ということで、二次会の開催で迷った際には「披露宴中にゲストとゆっくり歓談できる時間があるかないか」で判断するのがおすすめです。披露宴中にゲストとしっかり話せる機会を設けていれば、二次会を開催しなかった場合の後悔も少なくなりそうです。
また、コロナ下だった2022年は多くの花嫁がコロナ感染防止のために二次会を断念していましたが、今回の調査では「遠方ゲストが多い」「日曜日の結婚式だった」など、ゲストの負担を軽減するために開催しなかったという声が多く見受けられました。
いつ何をする?二次会までの流れをチェック
ここからは、二次会を開催すると決めた場合のダンドリをご紹介。二次会準備は、誰に幹事をお願いするか、ゲストの顔ぶれや会費、プログラムなど決めるべきことがたくさんあります。いつまでに何をするかというTo Doを決め、計画的に進めていけるようにしましょう。
日程、幹事・ゲスト、予算の決定
(8~6カ月前までに)
日程を決めよう
結婚式当日である披露宴の後に二次会を開催するのか、別日に改めて行うかをまず決めましょう。別日に開催する場合は「結婚したばかり」というお祝い感が薄れてしまわないように、挙式・披露宴から1~2週間のうちに開催するのがおすすめです。
幹事を依頼しよう
信頼できる幹事さんは二次会を成功させるためにも欠かせませんが、誰にお願いするかは悩みどころ。新郎の友人や新婦の友人、あるいはふたり共通の友人など、信頼できて気心が知れている存在にお願いするのが安心です。また、負担が大きくなり過ぎないように新郎側、新婦側からそれぞれ1~2名ずつ立てるのも良いでしょう。
ゲスト人数を決めよう
ふたりの希望や交友関係の広さで異なるため、二次会のゲスト人数はさまざま。アンケートでは、二次会のゲスト人数は20~49人までが全体の約6割を占めていました。また、二次会は披露宴に呼べなかった人を中心に招待するのが一般的です。会場選びの前段階で、何人くらいになりそうかをふたりで話し合っておきましょう。
コロナ下と今でどう変わった?
コロナ下だった2022年の調査でも、二次会のゲスト人数のボリュームは20~49人までが全体の約6割と、大きく変わりはありませんでした。コロナ下の二次会ゲストの平均人数は29.5人で、その頃と比べると、二次会へ招待する人数も少しずつ増えてきているといえそうです。
二次会の会費・予算を決めよう
二次会の会費は、男性が平均5900円、女性が5400円という結果に。ちなみに、二次会会場に支払った総額の全国平均は19万9000円でした。会費で賄う内容は飲食代と会場代、景品代が一般的。参加してくれるゲストの費用負担が大きくならないように適正な金額を考えて設定しましょう。
コロナ下と今でどう変わった?
コロナ下だった2022年の二次会の平均会費は男性が6000円、女性が5200円となっており、今と比べるとコロナ下の頃は男女の会費差が少し大きく開いている結果に。二次会会場に支払った総額の全国平均は20万4000円と、現在より5000円高い結果となっていました。
二次会のお金にまつわる参考記事はこちら
会場の決定
(8~4カ月前までに)
二次会会場として最も人気が高かったのは居酒屋で、次いでカフェ・バー、レストラン、と続きました。結婚式・披露宴はホテルや式場で開催し、カジュアルな雰囲気の店で二次会を楽しむカップルが多いようです。
結婚式・披露宴と同日に二次会を開催する場合は、披露宴会場から近い会場が移動しやすくておすすめ。披露宴から引き続いてのゲストが多いなら、披露宴会場と同じ建物内でスペースを探すのもありです。
ちなみに「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると「二次会と披露宴・ウエディングパーティは違う場所(会場)で行った」と回答した人が84.8%で、「同じ場所(会場)で行った」人は14.3%という結果になっていました。
コロナ下と今でどう変わった?
コロナ下での二次会開催場所のランキングTOP3は、1位:居酒屋、2位:ホテル・式場の宴会場、3位:カフェ・バーという結果に。1位の居酒屋は変わらないものの、移動が少なくて済むホテル・式場の宴会場が人気だったことが特徴的。コロナが収まった後から現在にかけて、カジュアルな場所へと少しずつ二次会会場のトレンドが変化していっているようです。
招待状の発送
(3~2カ月前までに)
会場やゲスト人数などが決まったら、招待状を送りましょう。結婚式・披露宴と同じ日に二次会を開催することが決まっている場合、返信の期限を結婚式の招待状と同じ期日にしておくとスムーズにダンドリを進めることができます。
近年では、結婚式の招待状は郵送するものの、二次会の場合はWEB招待状やメール、SNSを活用する人が増えてきています。どんな招待状の出し方がお互いにスムーズか、ゲストの顔ぶれを思い浮かべて、このタイミングで決めておきましょう。
プログラムやドレスの決定
(2~1カ月前までに)
プログラムを決めよう
1カ月前を目安に二次会のプログラムを確定します。結婚式でも人気のケーキ入刀やブーケトス、エンゲージカバーセレモニーなどの演出をはじめ、クイズやゲームなど、全体的に間延びしないようにメリハリのある内容を組み立てて。
衣裳を決めよう
結婚式・披露宴よりも自由に衣裳を決められるのが二次会の魅力だけれど、忘れてはならないのが「主役感」と「華やかさ」。花嫁なら、抜け感のあるデザインのセパレートタイプのウエディングドレスや、スタイリッシュな黒のカラードレスで遊び心を演出したり、花婿ならシャツやネクタイでカジュアルダウンするのもおすすめ。
二次会の衣裳選び「上級者テクニック」を知ってもっとおしゃれに
景品などの購入・料理やゲスト人数の確定
(1カ月前~直前までに)
景品を購入しよう
二次会でビンゴ大会やクイズなどの演出を行うなら、景品を用意します。景品選びのポイントは「自分がもらってもうれしいもの」。旅行券やテーマパークのチケット、高級食材やスイーツ、高級家電などちょっと特別感のあるものが喜ばれるようです。ゲストの顔ぶれを思い浮かべながら、本当に喜ばれそうな景品を選びましょう。景品の買い出しは、ふたりが行うか幹事に任せるかなども決めておきます。
ゲスト人数を確定しよう
このタイミングで出席予定のゲストや、返事が保留になっている人にリマインドをして人数を確定し、二次会開催場所へと連絡を入れます。キャンセル料が発生するタイミングは会場によって異なるので、人数の確定は慎重に行いましょう。
From 編集部
二次会の準備の流れを把握して、楽しい準備期間を過ごそう!
ふたりの希望や交友関係の広さだけでなく、ゲストへの負担を考慮した上で「やるか、やらないか」を決めるのが近年の二次会事情のよう。準備や決めることなど、やることはたくさんありますが、ふたりが結婚式準備で忙しい場合、幹事の協力が必須です。そして幹事を依頼したとしても、幹事に丸投げにせず、決定の負担が大きいものはふたりも一緒になって決めたりするなど、準備がスムーズに進められるように配慮しましょう。
親しい友人同士で和気あいあいと楽しめるのが二次会の魅力。どんな風に過ごしたいかを今から彼とふたりでしっかり話し合ってみてくださいね。
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/二階堂ちはる D/ロンディーネ
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)」によるもので、コメントは2024年9月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー106人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2024年11月時点のものです
- 挙式1年前
- 二次会
- 結婚式場検討期
- ダンドリ
- トレンド