「何軒回る?何を重視?」会場選びに大満足の花嫁が教える見学のコツ
結婚式の会場選びは実はなかなかのハードワーク。ふたりのイメージに合うか、予算に合うか、確認することが数多くあります。後悔のないように、しかも効率よく見学して理想の会場に決めたいもの。会場選びに大満足した先輩花嫁に、見学のコツを聞いてみました。
先輩花嫁328人に大調査!
会場選びに満足している花嫁は何%?
結婚式の会場選びに満足していますか?
先輩花嫁たちに会場選びがうまくいったかどうか、その満足度を聞いてみたところ、「大満足」と答えた花嫁は67%という結果でした。「まあまあ満足」と答えた29%と合わせて、9割以上の花嫁が会場選びに納得しているようです。ただし、「まあまあ満足」「後悔あり」の花嫁は、もっとうまく見学する方法があったかも……という思いもあるよう。見学軒数や、スケジュールの組み方など、先輩花嫁の伝授するコツを知っておくのが大満足の会場選びの近道です。
見学前の事前準備、どんなことをしておくといい?
招待人数・予算・時期・式のイメージを話し合おう
会場の見学に行く前にはある程度、ふたりで打ち合わせをしておくことが必要です。事前準備として先輩花嫁の多くが、招待人数・かけられる予算・挙げたい時期を決めておくことを勧めています。特に招待人数は、最大何名呼びたいかで、会場に求めるキャパシティ―も変わってくるため、実際に近い見積りを出すにも人数は必要な情報なのです。そして、ふたりそれぞれの貯蓄額など、お財布事情を話し合っておくことも大切。もちろん、どんな挙式をイメージしているか、やりたいこととやりたくないことの擦り合わせもしておきましょう。
事前準備、何をした?
【大満足】来られそうな招待人数をあらかじめ出しておいたことで、会場ごとの料金比較がスムーズだった。(千佳さん)
【大満足】夫にどのくらいの金額なら出せそうか事前に確認しておいた。最初は豪華な結婚式にと言っていた夫も、使える額を客観的に知ってからは、この演出は不要などと選ぶようになった。シンプルな地味婚にしたかった私は大満足だった。(A子さん)
【大満足】チャペルにこだわりたいという話を夫にしていたので、事前にWebサイトを一緒に見ながら選定して雰囲気が良い会場を絞り込めた。(なーさん)
【後悔あり】夫の貯蓄額を知らずに式を挙げてしまい、新婚旅行等を含めると夫の貯蓄がマイナスになっていたのでもっと具体的にお金を試算すべきだった。(ひらりん)
〈まとめ〉結婚前にお互いの価値観を擦り合わせるいい機会に
会場を探し始める前に、ふたりがそれぞれ「どんな結婚式をしたいのか」を話し合っておくのはとても重要。男性にも自分が挙げたい結婚式へのイメージはそれなりにあるもの。もし具体的な希望がなければ、やりたくないことを聞いてみるだけでもOK。最終的にふたりで協力して会場を選んだ満足感につながるはずです。
会場見学は、何軒くらい回るといい?
会場選びに大満足した花嫁は、何軒見学した?
会場選びに大満足した先輩花嫁が何軒見学していたかを調査すると、平均2.4軒という結果に。64%の花嫁は複数見学して、比較検討をしてたことがわかりました。個々の会場のメリット・デメリットを理解できるので、選ぶときの納得度が上がり、大満足につながることから、やはり2~3軒は比べて見ることがおすすめです。一方、効率重視で1軒目で決めた人も32%と多く、最初から「この会場しかない!」と決めているケースのほか、Webサイトや資料でイメージに合う会場を事前によく検討した上で見学会場を絞った人もいました。
会場見学、何軒回った?
【大満足】4軒見学。本命の会場を一番最後に見学したので見積りの比較もしやすく、「他と比べてもやっぱりここがいい!」と決め手になった。(田村茜さん)
【大満足】2軒見学。本命の会場を後に見たので、最初に見た会場と比較して細かく質問することができた。当日成約特典も付いてお得だった。(松下美樹さん)
【後悔あり】3カ所見る予定でしたが、一番気になる会場から見学したので、1カ所目で決めてしまいました。一番気になる会場は最後に見学するのもよかったかな、と思います。(いっちゃんママさん)
〈まとめ〉1軒ではもったいない。2~3軒見ると満足度up
数軒見学して比較検討すると、会場ごとの相場観もわかるようになりますし、ふたりの好みも定まってきます。本命会場がある人も、他に1~2軒見ておくと、意外な出会いがあったり、金額について冷静に判断できたり、経験値がぐっと上がって満足度の高い会場選びができるはず。
見学のスケジューリングのコツは?
本命会場のブライダルフェアを中心に予定を組んで
先輩花嫁たちは見学予定を組むときに、どんなことに気を付けたのでしょうか。多かったのは「ブライダルフェアのあるときに見学した」という声。テーブルセッティングが確認できたり、試食や試着などができるため、実際の結婚式をイメージしやすい上、成約特典が付くこともあるなどメリットは盛りだくさん。タイミングがあえば見学予定に組み込みたいところです。続いて「短い期間で集中して会場選びをした」「候補の会場を少なく絞り込んでから見学した」という意見が多く見られました。
見学予定を組むコツは?
【大満足】料理にこだわりたかったので、試食があるフェアを積極的に予約しました。自分たちがおいしいと思うものをゲストに食べてほしかったし、サービススタッフについてもさりげなくチェックしていました。(タイコさん)
【大満足】良い日程や時期はどんどん埋まるので、短い期間で決めるのがいいです。私は5軒見ましたが、エリアごとに午前と午後を分けたりして、効率よく見学できました。(りこさん)
【後悔あり】一番興味のある会場に最初に下見に行ったため、何を聞けばいいのか、比較すべき事項がよくわからなかった。まずは参考程度に1カ所下見に行ってから、希望の施設を見に行けばよかったと思っています。(メイ)
本命会場は後半がおすすめ
思いの外多かったアドバイスは、本命会場は後半に見るのがおすすめ、という意見。最初に本命を見てしまうと、別会場を見る気にならなくなってしまったり、2番手以降の会場見学が控えているためにその場で成約できず、成約特典を逃す結果になることも。また、成約特典につられて急いで決めたものの、後から別会場に変えてキャンセル料金がかかった、という後悔談も見られました。候補会場で揺れている人は、きちんと見て回った上で決定することがおすすめです。
会場を比較検討する際、見るべきポイントは?
会場の雰囲気・料理の質・交通の便はぜひ確認しておきたい
実際に会場に足を運んだときに、どこを重視して比較検討すべきか、先輩花嫁に聞いてみました。一番重視されていたのが「会場の雰囲気」。ネットや資料ではなかなかわからないからこそ、見学会で雰囲気をしっかり体感しておきたいもの。続いては「料理」。料理は結婚式の会場選びの要ともいえます。ベストは試食会に行ってボリューム、味、クオリティーなどを確かめたいところですが、試食会がない会場の場合、ネットの口コミを調べたという花嫁も。「交通の便」も現地で確認したいポイントです。駅からの距離、送迎バスの有無や駐車場の広さなど、ゲストがどうやって会場に来るかを考えながらチェックしましょう。
まだある!見学で重視した点
【スタッフ】担当の人が相談しやすいかどうかは重要です。いろんな案を出してくれて、でも押し付けがましくない人かは大事。(はるか)
【付帯設備】プロジェクションマッピングがしたかったので、できる会場を探した。(KK)
費用やスタッフについて確認しよう
雰囲気、料理、交通の便に続いて、花嫁たちがチェックしていた項目は、「費用」「スタッフ」「挙式スタイル」「会場の広さ」などが多く挙げられました。項目の中でも、スタッフは実はとても重要です。ゲストへのサービスがよさそうかどうかはもちろん、ふたりをサポートするプランナーがどのような対応をしているか、見ておきたいところ。
<最後に>気になる結婚式会場がまだ見つかっていないなら
「結婚式準備って何をするの?」「希望の結婚式会場が見つからない」そんなあなたは、準備全体の流れや人気の傾向からイメージを膨らませてみて。
準備中のふたりは要チェック!
From 編集部
見学は短期間に。できれば複数の会場を見ておこう
迷いすぎないように、効率重視で、なるべく少ない軒数を見る花嫁が多いのが昨今ですが、ふたりのイメージ通りの結婚式を後悔なく挙げるためには、本命だけでなく、数軒、足を運んで会場の雰囲気や設備、サービスを確認しておくことがおすすめです。特に、大きなお金がかかる結婚式ですから、1軒だけの見積りで決めてしまわず、相場感をつかんでおいた方が、会場との交渉がしやすく、また自分たちも取捨選択がしやすくなります。情報集めをしっかりした上で、実際の会場を見て、比べて、大満足の結婚式を挙げてくださいね。
構成・文/河内千春 イラスト/Sachicafe
※記事内のデータならびにコメントは2021年7月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー122人が回答したアンケート、および過去3年以内に結婚式を挙げた20~30代の女性206人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2021年9月時点のものです
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