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「少人数だからこそ!」心温まる演出アイデア&実例集

少人数での結婚式を予定しているけれど「盛り上がりに欠けそう」「演出がなくて簡素になってしまいそう」と残念に思っていませんか?実は、少人数だからこそ叶えられる素敵なウエディングがあるんです!少人数で行うことの利点をプランナーさんに、実際に盛り上がった演出の数々を卒花さんに教えてもらいました。

【プランナーさんに聞いた】「少人数だからこそ!」できることって?

少人数の結婚式は盛大でこそありませんが、人数が少ないことで叶えられることがたくさんあると、フリーランスウエディングプランナーの長谷川円香さんは言います。
「少人数の披露宴では、親族の方から『大人数だと親族は結構肩身の狭い思いをするんだけど、こんなにゆっくりとふたりと話せたのは初めて』『ふたりとたくさん写真が撮れて本当に嬉しい』という声をよく聞きます。少人数だからこそ、ゲスト一人一人が心から喜んでくれるひとときになるはずです」(長谷川さん)
そんな“少人数婚のメリット”を、長谷川さんがプランニングしたカップル実例と共に、4つあげてもらいました。

【少人数だからこそ!】 ゲスト一人一人の祝福の言葉を聞くことができる

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自分たちの成長を温かく見守ってくれた人たちからの言葉は、何よりの宝物になります。お勧めなのは、マイクリレー。15名のゲストなら、1人1分として15分あれば全員からひと言もらうことができます。
ゲストに新郎や新婦との思い出の写真を1枚持ってきてもらい、子どもの頃のエピソードを紹介してもらうなど、少し工夫するとより一層盛り上がります。(長谷川さん)

【写真1枚目】
親族から祝福の言葉を受け取る新郎新婦。温かなメッセージに目頭が熱く(Hさん・Cさん)

【写真2枚目】
両親が他界している新婦は、写真を前に思い出を手紙にして朗読。近しい親族のみだったので、思いを共有できた(同上)

【少人数だからこそ!】 大切な人たちと忘れられない一食を共にできる

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披露宴は大体2時間。余興やお色直しをすると、ゲスト一人一人と触れ合う時間はわずかです。人は一生のうちに7万回食事をするといわれています。その7万分の1回を、大切な人たちと一つのテーブルを囲んで、ゆっくり食事を楽しむ。進行を詰めすぎないことで、忘れられない会食が叶います。
少人数なら料理にもしっかりこだわることができます。例えば出身地の食材を入れる、縁のある一皿を食べてもらうなど。レストランでは、メニューから一緒に考えてくれる場合もあります。(長谷川さん)

【写真1枚目】
少人数なら一つの流しテーブルを囲んで会話を楽しみながら会食ができる(Hさん・Cさん)

【写真2枚目】
数学教師の新郎が学生時代に知った、永遠を表す記号「フラクタル」。いつか使ってみたかった記号を料理に取り入れた(Yさん・Sさん)

【少人数だからこそ!】 ゲストが参加して一緒に楽しむ時間が持てる

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少人数なら全員参加できるので、一体感のあるパーティが叶います。例えばリングリレーやキャンドルリレーなどは時間がかかるので、少人数向き。ゲストに子どもが多いのか、高齢の方がいるのかなどを考慮して、全員が楽しめる演出を取り入れてみましょう。(長谷川さん)

【写真1枚目】
新郎と新婦とゲスト、みんなで力を合わせていくという意味を込めてふたりが編んだ縄。ゲスト全員がその縄を持って、ふたりの元へ指輪を運んだリングリレー(Kさん・Sさん)

【写真2枚目】
披露宴の間にゲストと一緒に作ったフォトプロップス。大人の参加者も童心に帰り、ワイワイと工作を楽しんだ(Hさん・Sさん)

【少人数だからこそ!】 一人一人に思いのこもった贈り物ができる

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人数が少ないと引出物の数も少ないので、その分中身にこだわることができます。名入りの品やオーダーメイドのアイテムを一人一人に選ぶことができるのは、少人数だからこそ。結婚式当日に使ったグラスや皿を、お開きまでにきれいに洗って持ち帰ってもらえば、式の思い出が詰まった特別な引出物に。(長谷川さん)

【写真1枚目】
九十九里の海近くの自宅での結婚式。ゲスト全員にさりげなく足のサイズを確認し、全員に名前入りのビーチサンダルを贈った(Mさん・Sさん)

【写真2枚目】
ふたりがデザインを考えて、知り合いの陶芸家に焼いてもらった皿。実際に婚礼料理のパスタ皿として使用した後に、引出物として持ち帰ってもらった(Sさん・Yさん)

【卒花さんに聞いた】「少人数だからこそ!」盛り上がった演出って?

少人数婚を叶えた卒花さん3人に、少人数だからこそ盛り上がった演出をたくさん教えてもらいました。どれも取り入れやすそうなGOODアイデア。ぜひ参考にしてみて。

【Case1】ゲストみんなが楽しめる演出で笑顔満開!

実例1

コロナの影響で結婚式を延期。高齢の親族もいることから健康面を考慮して、家族だけのウエディングに変更した。人数が少なくなったため、進行や演出をプランナーさんと練り直し、ゲスト全員が主役の一日に。

【演出1】姉と妹に誓いの言葉を依頼

人前式では、新郎の姉と新婦の妹に、サプライズで新郎新婦へ結婚の意思を問い掛ける役割を依頼。問い掛けは新郎の姉から新婦に、新婦の妹から新郎に。途中で2人とも泣いてしまい「読めない」と譲り合う状況に。その姿に笑いが起き、全員の緊張がほぐれた。

【演出2】シュークリームでロシアンルーレットゲーム

余興の代替案として考えたアイデア。一人一人にシュークリームを取ってもらい、一斉にパクッ。中身なしが当たりということに。「ワサビ入ってるんじゃない!?」などゲストは大盛り上がり。当選者には図書カードやクオカードをプレゼント。

【演出3】シェフに変身して料理をサーブ

「今日はスペシャルシェフをお呼びしています」という司会の声でキッチンのカーテンが開き、新郎新婦が登場。新郎が前日に練習したフランベを披露。出来上がった料理を父母にサーブした。ゲスト大注目の撮影タイムに。

【演出4】妹にブーケをプレゼント

幸せになってほしいという思いから、仲が良い妹にブーケを贈呈。「ドライフラワーにするのももったいない」と感動で思わず涙。

@eri0304kさんのWEDDING DATA

挙式日 : 2020年9月19日
ゲスト数 : 新郎側6人 新婦側11人
会場 : ゲストハウス

【Case2】花や植物を取り入れた全員参加のパーティ

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コロナ下で親族のみの結婚式に変更したふたり。少ない人数を生かしてアットホームな式にしようと、プランナーやフローリストと相談。当日はめいっ子たちの活躍もあり、理想通りの和やかな式に。

【演出1】めいっ子による乾杯の発声

しっかり者のめいっ子に、乾杯のあいさつを依頼。「○○くん○○ちゃん(新郎新婦の名前)ご結婚おめでとうございます。これからもいっぱいあそんでね。すえながくおしあわせに。それではかんぱいしましょ。かんぱーい!」というあいさつに、ゲスト全員が笑顔。

【演出2】フラワービュッフェ

スイーツビュッフェができない代わりにと、フローリストが提案してくれた演出。中座中、ゲストに自由に花を選んで、テーブルに飾ってもらった。会場内の雰囲気が夏らしくなり、まるで会場がお色直ししたように。余った花は、招くことができなかった職場の人に、後日お裾分けした。

【演出3】ダズンローズ

新郎が再入場する際に、ゲストからバラの花を1本ずつもらい、花束に。その後入場した新婦の前でひざまずきプロポーズ。バラを受け取るときに、一人一人と言葉を交わすことができたのが、思い出に。

【演出4】オリーブの植樹セレモニー

最初に両家の親から鉢に土を入れてもらい、次にゲスト、最後にふたりが土を入れて水やり。土を入れてもらう間、ゲストとゆっくり話すことができた。共同作業をすることで、一体感も。

@_tm_wedding0830さんのWEDDING DATA

挙式日 : 2020年8月30日
ゲスト数 : 新郎側9人、新婦側8人
会場 : ゲストハウス

【Case3】大人も子どもも楽しめる演出で和やかに

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当初3月に沖縄で結婚式をするはずだったが、コロナの影響で延期。会場を関東圏のリゾートホテルに変更して結婚式を実現した。多くのスタッフの尽力で、親族や子どもたちとゆっくり楽しいひとときに。

【演出1】バルーンリリース

用意したバルーンは50個。挙式後、1人3~4個のバルーンを持ち、新郎の掛け声と共に一斉にリリース!全員で空に飛んでいくバルーンを眺めた。バルーンリリースを経験したことがないゲストがほとんどで、大人も子どもも楽しんでくれた。

【演出2】子どもゲストへのサンクスバイト

挙式でリングボーイ、リングガール、フラワーガールを務めてくれたおいっ子めいっ子へのお礼。ファーストバイト後に、司会者が子どもたちをケーキの前に呼んで、新郎新婦からケーキを口に。子どもたちは大喜び!その姿を見て大人のゲストも喜んでくれた。

【演出3】バルーンスパーク

新郎新婦の再入場のタイミングで行った。4つのバルーンは、1つ目を新郎新婦で、残りの3つは子どもたちに1つずつ割ってもらった。割る瞬間のドキドキで、子どもたちは大はしゃぎ。歓声に包まれ、場が和んだ。

【演出4】プチギフトを手渡し

家族だけの結婚式だったため、引出物は用意せず。お見送りの際に何もないのは忍びないと思い、一人一人にプチギフトを手渡しした。選んだのは、無添加無農薬の高級ジュース。4種類の味を用意して、選ぶ楽しさも。

YoshieさんのWEDDING DATA

挙式日 : 2020年8月9日
ゲスト数 : 新郎側4人、新婦側9人
会場 : ホテル

From 編集部

少人数だからこそ楽しめる演出で、楽しいひとときを

親しい人たちだけの結婚式は、一人一人と密度の高い時間を過ごせます。プランナーや先輩花嫁の例を参考にして、少人数だからこそできる自分たちらしい演出を考えてみて。

プランナー
Profile

長谷川円香さん ハセガワブライダルサロン代表
フリーランスウエディングプランナー

2015年にフリーランスのプランナー&ウエディング司会者として独立し、現在は千葉県と東京都を中心に活動中。企業・ホテル・テーマパークの人材育成の他、NPO法人進路教育研究所の講師として全国の高等学校へのマナー指導も行っている。「ワールドワイドパーティープランナー」ジュニアマスター。プライベートでは1男1女の母。
https://hasemado.com/

構成・文/稲垣幸子 D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2021年1月時点のものです

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