【ゲスト調査】新郎新婦の想いを感じて嬉しかった“結婚式の招待”って?
大切なゲストを結婚式にご招待。失礼がないことはもちろん、ふたりの真心が伝わって「招待されて嬉しい」「行くのが楽しみ」と感じてもらいたいですよね。そこで今回は、結婚式にどんなふうに招待されるとふたりからの配慮を感じ、嬉しいと感じてもらえるのかを、徹底リサーチ。結婚式に複数回出席経験のあるゲストのリアルボイスを集めたのでぜひ参考にして。
新郎新婦の配慮を感じて嬉しかった!
■招待の仕方
呼びたい人には招待状を送る前にまず結婚を報告。結婚式の日取りと場所を伝え出席をお願いした後に、正式な招待状を送るのが最低限の配慮。さらに「大切な人だから来てほしい」という想いをしっかり伝え、できるだけ早めのタイミングで相手の都合を考えながら招待すれば、きっと「嬉しい」と感じてもらえるはず。
ゲストVOICE
【早め&小まめな連絡】
直接会って結婚報告してくれた際に、「結婚式に招待したい」と打診が。日程が決まったらすぐ「日程を空けておいて」と連絡があり、改めてチャットで出席を確認した後に、招待状が送られてきました。早め&小まめな連絡から「ぜひ来てほしい」という想いと配慮が伝わってきて、嬉しくなりました。(29歳・女性)
【体調への気遣い】
結婚報告を受けたとき、ちょうど妊娠がわかったばかり。「おめでとう」と祝福してくれ、「ぜひ来てほしいから招待状を送るけど、体調次第で無理しないで。出欠の返事もぎりぎりまで待つから」と気遣ってくれたのが、すごく嬉しかったです。(29歳・女性)
【早めにお車代や前日のホテルについて連絡】
遠方での結婚式。「お車代を出せず申し訳ない。前日に泊まるホテルはこちらで予約し、費用も払うね。出欠は任せるよ」と招待状を受け取る前に言われたので、モヤモヤせず「出席しよう」と決断できた。早めに挙式日を教えてもらったので、自分の都合のいい時間の航空券を安く予約できたのもよかった。(32歳・男性)
【懐かしい友達からの電話での招待】
高校時代は仲良しだったけど卒業して疎遠になってしまった友人。お互いの電話番号も知らなかったのに、わざわざ別の友人から番号を聞いて、「久しぶり?元気?」と電話が。「大切な友人だからぜひ結婚式に来てほしいんだけど、招待状送ってもいい?」と聞いてくれたのは嬉しかった。喜んで出席させてもらい、友情が復活しました。(35歳・女性)
■招待状の内容
招待状の基本は結婚式の日時の案内を印刷した「本状」と、返信先住所入りで出欠の返事を記入できる「返信用はがき」。さらに「会場までの地図」や「送迎バスの乗り場案内」はマスト。その他、赤ちゃん連れゲストには授乳室やおむつ替え、着替え室の有無や場所、ヘアセットや着付けの有無や場所など、ゲスト一人ずつの事情に応じ配慮した情報を入れると親切。また、心のこもった手書きメッセージを添えたり、近隣のお勧めスポットやショップを紹介するマップを手作りして同封しても喜ばれる。
ゲストVOICE
【妊婦が安心できる会場案内カード】
子ども連れOKと言われ、参加することにした結婚式。招待状に授乳やおむつ替えスペースの場所案内や、その他にも会場に頼んだ細かな配慮が書かれたカードが入っていて、安心できたし、嬉しかったです。(28歳・女性)
【個人に宛てた手紙】
地元から離れて住む私を結婚式に招待してくれただけでも嬉しかったのに、届いた招待状の封筒の中に手紙が。心のこもった文面で、私のことを大切な友人だと思ってくれていることがわかり、感動しました。(31歳・女性)
【アレルギーや好き嫌いの確認欄がある返信はがき】
返信はがきにアレルギーや好き嫌いの有無について記入する欄があり、きちんと配慮されているなと感心。遠慮なく苦手なものを伝えることができ、当日は別の料理を楽しめ、ありがたかったです。(34歳・女性)
【心温まるメッセージ】
招待状の片隅にひと言、「当日、〇〇さんと会えるのを楽しみにしています」とメッセージが書いてあって、ほっこりしました。(39歳・女性)
こんな招待状に注意!
【事前に何の連絡もせずいきなり招待状を送付】
ゲストを驚かせてしまうし、相手への配慮がなく、自分勝手な印象を与えてしまうかも。
【挙式まで2カ月を切ってからの招待】
通常、返信はがきの締め切りは1~2カ月前に設定することが多いので、その時期に「結婚式に来てほしい」と声を掛けると「欠席者が多く出たの?人数合わせ?」と受け取られてしまう可能性も。
【名前の漢字が間違っている】
旧字使いなども含め、間違うと失礼なので要注意。親族は年賀状などで親と一緒に確認。年賀状などのやりとりのない友人や職場関係者はチャットやメールで住所を聞くときに、名前の漢字もしっかり書いて送り返してもらおう。発送時はダブルチェックを忘れずに。
結婚式が楽しみになって嬉しかった!
■招待の仕方
どんな結婚式になるのか、ゲストの顔ぶれや同じ卓にする予定のメンバーなど、実は一番ゲストが気になる情報。招待するタイミングで伝えると呼ばれる側も心の準備ができるし、当日をイメージできて楽しみな気持ちもアップ。どんな結婚式になるか、ゲストの期待が膨らむ言葉をさりげなく伝えるのも◎。
ゲストVOICE
【事前に招待ゲストを報告】
高校時代の同級生の結婚式。誰を呼ぶのか、事前にメンバーを教えてくれたので、「みんなとも久しぶりに会えるな」と同窓会気分で楽しみになった。(32歳・男性)
【式のテーマを予告】
親友の結婚式。「海外ウエディングみたいな結婚式にするつもり」と嬉しそうに招待されたので、私もわくわくが止まらなくなりました。(27歳・女性)
【初めて会う、席が隣になるゲストと事前につなげてくれた】
1人参加の結婚式。ちょっと不安だったけど、「〇〇ちゃんも1人で来るよ。隣の席にするからね」と、会ったことはないけど、新婦からよく話を聞く子も同じ卓だと教えてくれ、ほっ。さらに、挙式2週間前に新婦がその子とチャットでつなげてくれ3人で画面越しに話すこともできたので、当日会うのが楽しみになりました。(28歳・女性)
■招待状の内容
招待状を開けた瞬間から、素敵な結婚式のイメージが自然に膨らんだり、ふたりの人となりや自分を大事に思ってくれているという配慮が伝わってきたら、ゲストもわくわく。「早く行きたい」「新郎新婦に会いたい」と当日が楽しみに!
ゲストVOICE
【開けると飛び出す招待状】
開けると飛び出す立体的なデザインの招待状。こんなのもらったことがなかったし、ユーモアたっぷりで、「どんな結婚式になるんだろう」と行くのが楽しみになりました。(28歳・男性)
【学生時代を思い出すメッセージ付き招待状】
学生以来、連絡を取っていなかった友人から、かしこまったフォーマットの招待状が届いたが、端に手書きでノリのいいメッセージが。当時の思い出がよみがえり久しぶりに皆とも会えるとテンションが上がった。(38歳・男性)
【新郎新婦のプロフィールが書かれた招待状】
招待状の中にふたりの写真と簡単なプロフィールの記載が。「結婚相手はどんな方だろう」と気になっていたので、このタイミングで相手のことを知ることができ、親近感がアップ。当日お会いするのが楽しみになりました。(30歳・女性)
【テーマパークのチケット風招待状】
送られてきたのは、テーマパークのチケット風の招待状。ひと目でときめき、わくわくしました。(34歳・女性)
【アンケート付き招待状】
アンケートが同封されていて「当日使用します」と書いてあったため、「何に使うんだろう」と期待が膨らみました。(36歳・女性)
From 編集部
ゲスト一人ずつの笑顔を思い浮かべて喜ばれる工夫を考えよう!
招待するゲストは、一人残らずふたりにとって大切な人。招待時には全員に向けた配慮はもちろん、「この人にはどんな配慮が必要?どう伝えれば安心&喜ばれる?」とゲスト一人ずつに向き合って考えることが大事。ふたりの真心が伝われば、ゲストもきっと「嬉しい」「行きたい」と思ってくれるはず。大切な人との絆を深める配慮を忘れずに、素敵な結婚式を叶えてください!
文/笠原恭子 イラスト/タカヒロコ 構成/紺矢里菜(編集部)
※掲載されている情報は2021年1月時点のものです
※ 記事内のコメントは、2020年11月に「マクロミル」の会員(ゲスト経験がある人)206人が回答したアンケートによるものです
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