［47の県民性プロポーズ］第30話“宮崎カップル”はサラッとテンション高めに……！？

登場人物（県民性からの想像）

仲間が大好き。ノリがよく積極的、何事もバリバリ豪快に楽しむ熱血漢。自然に人望を集め世話好きでもあるので、組織ではリーダーを買って出ることが多い。頭に血が上りやすく飽きっぽいところも。彼女とのお付き合いではもちろん俺主導。意外にひとり行動も好きだったりする。

友人から「おっかさん」と慕われるほどの人情派。世話好き＆気配り上手でおしゃべり好き。困っている人にはさっと手を差し伸べられる。人に喜ばれたいという気持ちが時々空回りしてどーんと自己嫌悪に陥ることも。恋愛は引っ張られたいタイプで、積極的な彼に惹かれているけれどけんかも多め？

直感型という言葉がぴったりの宮崎県民。男性はパーッと豪快に明るく、女性は朗らかでおしゃべり好き。うれしいこと、楽しいことでワイワイ盛り上がる一方で、怒りや不満が噴き出すことも。そのストレートな感情表現が宮崎のスタンダードなのだ。

遊園地デートでノリノリのふたり。途中で彼にプチ切れ案件もあったけれど、すぐに気持ちを切り替えてアトラクションを満喫した帰り道、突拍子もなくプロポーズが訪れた！うれしいセリフに当然OKした彼女だけれど、なぜ今だったの！？「仕事が成功したから」というその理由は、仕事やプロジェクトの達成感を重んじる宮崎男性らしさといえそう。一見思い付きっぽくてもちゃんと計画的だった彼の優しさを知って、宮崎女性のきゅんが高鳴る。

恋愛中は、主導権のある彼を頼もしく感じていた宮崎女性。しかし、実は結婚生活では自分主導を求める傾向に。夫の浪費癖もしっかり引き締めて、家庭を引っ張っていってくれるでしょう。

次はあなたの都道府県のプロポーズかも！？
乞うご期待！

【美里さんのプロポーズSTORY】

釣りが趣味のマイペースな彼は宮崎市内出身、ちゃきちゃきしている私は日向市の出身で、共通の知人を通じて知り合い意気投合。

お付き合いから間もなく３年目という頃の私の誕生日。私の家で夕飯を食べているとき、「そろそろ結婚する？」と照れながらラフな感じでプロポーズを受けました。私もくすっとしながら「なんでご飯食べてる今やと～？でもよろしくお願いします！」と返事をしました。すると「荷物を取りに行く」と自分の車に戻った彼。ケーキと一緒に手渡された紙袋の中には、ハート形の指輪ケースが。彼が中身を取り出し、私の薬指に着けてくれました。とてもうれしくて記念に残る誕生日になりました。

その後のふたりは……

結婚後も、付き合っていた頃と変わらない感じ。けんかもなく、常に笑いが耐えない夫婦だと思います。

Profile

木原誠太郎さん ディグラム・ラボ「県民性研究会」所長

企業でマーケティングコンサルティングに携わったのち、ディグラム・ラボ株式会社を設立。心理学×統計学で人間の本音を分析、カウンセリングする「ディグラム」の研究を進めている。京都芸術大学客員教授。『47都道府県ランキング発表！　ケンミンまるごと大調査』（文藝春秋）ほか著書多数。

取材・文／伊藤佳代子　イラスト／みかん　方言監修／美里　構成／松隈草子（編集部）
※記事内のデータや県民性についての情報は、木原誠太郎・ディグラム・ラボ県民性研究会著『47都道府県ランキング発表！ ケンミンまるごと大調査』（文藝春秋）、および木原誠太郎著『47都道府県格差』（幻冬舎）の調査によるものです
※掲載されている情報は2021年１月時点のものです

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