結婚資金100万円を１年で貯めるテク～「隠れケチ妻」編

“きっちり”“ざっくり”“じゃぶじゃぶ”“隠れケチ”。あなたはどれ？

自分のお金の使い方・貯蓄の仕方を意識したことはありますか？まずは当てはまるタイプを知ることからスタート！

“１年間で100万円貯蓄”の３本柱となるのは、これ！

１年間で100万円を貯蓄するには、ある程度の額を確保する仕組みが必要です。それが“給与からの先取り貯蓄”と“ボーナスからの貯蓄”、加えて“出費見直しによる節約”の継続が重要。この３本柱を貯蓄の基本と心得て。

●給与の先取り貯蓄
会社の財形貯蓄制度を利用し給与から天引きで積み立てるか、給与振込口座から給料日に定期預金に自動振り替えをして先取り貯蓄を。自分の生活費になって使ってしまう前に、無かったものとして貯蓄へ回すこと。

●ボーナスキープ
ボーナスは“使うための貯蓄（賃貸物件更新料や車検費用、帰省、旅行、家電の買い替え等）”として毎月の給与では支払いきれないまとまったお金の出所にも。「ボーナス貯蓄には7：3の法則が。“使うための貯蓄”として50万円を目安にキープを（丸山先生）」。結婚式が目標なら、式費用として貯蓄に回すのは７割を目安に。

●出費の洗い出し
無駄遣いはもちろん、固定費の見直しを。通っていないジム、サブスクリプションの整理・解約、スマホの料金プランやそれに応じた乗り換え、サプリなど定期購入品も対象に。「人によっては、サブスクリプションや通信費の見直しで月２万円の節約になるケースも（丸山先生）」。最も効果が高いのは住居費。互いに１人暮らしならふたりでの生活の検討を。ただし引っ越し代もかかるため、短期間の２人暮らしでは経費を上回る節約は困難。実行するなら１年間を見て。

日々の見直しと、賢い使い方を。でも落とし穴にも注意！

ついついお金に細かくなってしまう「隠れケチ妻」のあなた。無駄なお金は出したくない、がっちり貯めたいという性分を生かし、賢く、楽しいお金の使い方を再確認・実行しましょう。そして、このタイプが陥りがちな落とし穴にも気を付けて！

●脱・トレジャーハンター
このタイプに多いのが、半額シール、アウトレット品といった“お買い得品”を探し買い求める「トレジャーハンター」。でも、お得なはずが不要なものにまで手を出し、たくさんの未使用品を抱えたり、使い切れずに捨ててしまっていることも。対策としてはネットスーパーを利用し実店舗に行く回数を減らすこと、そして在庫管理。日用品等は買った日付、使い始めと終わりの日付をメモし、購入から使い切る期間をチェック。長過ぎる場合は過剰在庫と判断し、買い物の見直しを。

●積極的なポイント活動（ポイ活）
ポイントカードと支払いカードの両方にポイントが付くようにする、ネットでの買い物はポイントサイト経由で買う、お買い物サイトのポイントアップなどの企画時にまとめて購入するなど、積極的かつ計画的にポイ活を。たまったポイントを利用し、少しずつでも確実に出費をセーブ。脱・トレジャーハンター対策としてネットでの買い物は有効なので、このテクニックは一石二鳥！

●お釣り貯金
日々の買い物で出た釣り銭をコツコツためよう。貯金箱を使うのもありだけれど、貯金アプリで自分のお釣り貯金ルールを設定し実行しては。クレジットカードを使ってのお釣り貯金なら、貯金アプリとひも付けしたクレジットカードでの買い物で出る端数を自動的にためられるので、買い物のついでに出来るのが魅力。「たまり具合を画面で確認することが可能なので、このタイプの方はやる気が出るはずです（丸山先生）」。

【丸山先生のおすすめアプリは、コレ！】
Fin bee（フィンビー）https://finbee.jp/

●食品レシート冷蔵庫貼り作戦
食品レシートを冷蔵庫にすべて貼り出し、使い切ったものにチェックを。使い切りたい食材を優先的に調理して使い切る、購入の量やペースの調整をするなどして、無駄な買い物削減を。脱・トレジャーハンターの一環にもなるはず。

Profile

丸山晴美 節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどさまざまなメディアで活動中。
http://www.maruyama-harumi.com/index.html

取材・文／弘中栄美　イラスト／チルチッタ
※掲載されている情報は2020年10月時点のものです。
※データ出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」(全国推計値)

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