結婚資金100万円を1年で貯めるテク~「ざっくり妻」編
貯蓄に限らず何かを達成するには明確な目標が必須。そこで、ゼクシィ調べによる「結婚式費用の見積りと支払額の差額平均が+102万7000円」という注目のデータから、目標貯蓄額100万円を設定。金銭感覚チェックで判明するタイプごとに、性に合う“貯めテク”を紹介します。4タイプのうちの“ざっくり妻”だったあなたは、この記事をチェック!
あなたの金銭感覚は?まずは診断でCheck!
“きっちり”“ざっくり”“じゃぶじゃぶ”“隠れケチ”。あなたはどれ?
自分のお金の使い方・貯蓄の仕方を意識したことはありますか?まずは当てはまるタイプを知ることからスタート!
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【全タイプ共通】100万円貯蓄テク
“1年間で100万円貯蓄”の3本柱となるのは、これ!
1年間で100万円を貯蓄するには、ある程度の額を確保する仕組みが必要です。それが“給与からの先取り貯蓄”と“ボーナスからの貯蓄”、加えて“出費見直しによる節約”の継続が重要。この3本柱を貯蓄の基本と心得て。
●給与の先取り貯蓄
会社の財形貯蓄制度を利用し給与から天引きで積み立てるか、給与振込口座から給料日に定期預金に自動振り替えをして先取り貯蓄を。自分の生活費になって使ってしまう前に、無かったものとして貯蓄へ回すこと。
●ボーナスキープ
ボーナスは“使うための貯蓄(賃貸物件更新料や車検費用、帰省、旅行、家電の買い替え等)”として毎月の給与では支払いきれないまとまったお金の出所にも。「ボーナス貯蓄には7:3の法則が。“使うための貯蓄”として50万円を目安にキープを(丸山先生)」。結婚式が目標なら、式費用として貯蓄に回すのは7割を目安に。
●出費の洗い出し
無駄遣いはもちろん、固定費の見直しを。通っていないジム、サブスクリプションの整理・解約、スマホの料金プランやそれに応じた乗り換え、サプリなど定期購入品も対象に。「人によっては、サブスクリプションや通信費の見直しで月2万円の節約になるケースも(丸山先生)」。最も効果が高いのは住居費。互いに1人暮らしならふたりでの生活の検討を。ただし引っ越し代もかかるため、短期間の2人暮らしでは経費を上回る節約は困難。実行するなら1年間を見て。
ここでの貯蓄体験が、結婚生活に生きてくる!
目標達成には目的のほか明確な期限も重要で、今回は貯蓄期間を1年間と設定。「期間が長過ぎるとだれてしまいがち。1年など期間を区切って目標を達成させましょう(丸山先生)」とのアドバイスも。そして目標金額と期間が決まったら、“毎月の給与から積み立てる分”と“ボーナスで貯蓄する金額”の2本柱で計算すること。これは貯蓄の基本であり、来るべき結婚生活でも必ず役立ちます。
診断結果“ざっくり妻”タイプのための貯蓄テクニック
まず現状把握。そして使い方の意識改革を
お金遣いは荒くはないものの、日々の生活に支障がなければお金の使い方の見直しをほとんどしないため、節約できるはずのお金がだだ漏れになっている可能性大!何にいくら使っているのかを自覚し、無駄遣いの撲滅(ぼくめつ)を。
●出費の徹底的な見直し
このタイプには、まずはこれが必要。毎日、毎週、毎月お金を使っているものを一つ一つ見直して。前段の「【全タイプ共通】100万円貯蓄テク」で挙げた内容に加え、無意識のうちに習慣化しているカフェやコンビニ、ワンコインショップや食材店等での買い物にもメスを。これらを計上するとそれなりの額になるはず。「普段レシートを多くもらっている店になるべく行かないという意識を持つことが大事です(丸山先生)」。節約できるはずの出費を探そう。
●レシートチェック10日間チャレンジ
10日分のレシートをチェック。必要アイテムでお得に買えたものには○、そうでなかったものには△を、不要だったものには潔く×を。×印の合計額を3倍(10日間×3=約1カ月)にした額が1カ月に節約可能な金額。×が付いたお店にはできるだけ行かないようにするだけでも節約につながる。
●デビットカードの活用
クレジットカードの利用はいったんストップし、デビットカードを使おう。デビットカードは、デビットカードでの支払い時に即時に自分の銀行口座から代金が引き落とされる仕組み。残高以上の支払いはできず、現金と同様の感覚で使えるのが長所。「“お金を払っている”というリアルな感覚があるため節約や無駄遣いへの意識が生まれ、買い物の際に気を使うように。お金の使い方の習慣に変化が出てくるはずです(丸山先生)」。
見直し後の手応えに、モチベーションと節約力がアップ!
見直す部分が多いからこそ結果も出やすく、またこれまでの自分のお金の使い道や流れをつかめば、改善すべき点が見つかり使い方も変わってくるはず。まずは現状を見直し、意識改革を!
From 編集部
貯蓄体験は、今後の結婚生活に役立つ財産
新生活では日常の運営をベースに子育て、家の購入、ふたりやファミリーの夢など実現させたいことも出てくるはず。そこで大事なのはやっぱりお金。「結婚資金づくりはふたりのお金の価値観を知り、貯蓄習慣も身に付く絶好の機会です」と丸山先生。貯蓄体験はこの先も役立つスキルであり、成功すれば確かな自信にもなるので頑張って!
丸山晴美 節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー
旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどさまざまなメディアで活動中。
http://www.maruyama-harumi.com/index.html
取材・文/弘中栄美 イラスト/チルチッタ
※掲載されている情報は2020年10月時点のものです。
※データ出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」(全国推計値)
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