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お任せでも失敗なし!「似合うメイク」をオーダーするために伝えたいこと

メイクに詳しくないと、ついヘアメイクさんにすべてお任せしてしまい、「やっぱりなんか違うかも……」と違和感を持ってしまう花嫁さん、実は多いんです。でも大丈夫。似合う花嫁メイクを提案してもらい、リハーサルの満足度を上げる近道があります。それは、きちんとヘアメイクさんとコミュニケーションを取ること。今回はそのコツをお伝えします!

今回教えてくれるのは

武田史彦さん/椿山荘ビューティーサロン ヌーベルマリエマサコ トップメイクアーティスト

武田史彦さん/ホテル椿山荘東京ビューティーサロン ヌーベルマリエマサコ トップメイクアーティスト

「メイクアップで一人一人の一番美しいイメージを表現する」をモットーに、これまで4000人超の花嫁のヘアメイクを担当。

西山由記さん

西山由記さん/roomN°6 ヘアメイクアップアーティスト

ブライダルを主に活動し2019年にroomN°6を設立。色や形にこだわって作り出すヘアメイク、花嫁への似合わせが支持を集めている。

そもそも「似合う」花嫁メイクってどんなメイクなの?

似合う花嫁メイク:3つの条件

そもそも自分に「似合う」花嫁メイクとはいったいどんなものなのでしょう?顔は人によって違うし、目指すイメージもそれぞれだから、「似合う」へのステップも人によって違うのでは?いえいえ、2人のヘアメイクさんに伺ったところ、本当に「似合う」花嫁メイクは、次の3つの条件を満たすだけで叶うのだそうです。

似合う花嫁メイク:3つの条件

1 花嫁の顔の形や雰囲気に合う 
まずは、自分自身の顔の形や普段の雰囲気に合っているかが第1条件。いつもの姿を知っているゲストから見て「すてき」と思ってもらえるには、本当の自分らしさを大切にしなくちゃ。ヘアメイクさんは一人一人の顔の輪郭とその人の持つ雰囲気をプロの目でチェックするところから、メイクプランをスタート。観察は大事なステップなんですって。

2 花嫁の好みに合う
トレンドや定番も大切だけど、それだけでなく、自分の好きな色やテイストを生かして個性をちゃんと表すことも譲れないポイント。結婚式の時間を楽しく心地よく過ごすためにも「好き」って重要です。だから、武田さんは、花嫁メイクだけでなく、普段のメイクやファッション、何気ない会話の中からその人の「好き」を見つけ出しているのだそう。

3 結婚式のイメージに合う
メイクがヘアやドレス、会場の雰囲気と合うと、マッチングの相乗効果で「すてき」は何倍にも、何十倍にもアップするもの。目指すテーマを実現するのに、メイクの役割は大きいです。西山さんによると、どんな結婚式にしたいのかのイメージを共有すれば、それに合わせた花嫁らしい美しさの提案ができるのだそう。

「似合う」花嫁メイクを叶えるのに大切な3つの条件は、ヘアメイクさんが知りたいと思っている重要なポイントでもあります。3つの「合う」についてコミュニケーションを取り、情報共有ができれば、プロの視点でしっかりと見て提案してくれます。だから、リハーサルではいろいろ聞いて、話して、あなたに「似合う」花嫁メイクを見つけましょう。

1「自分の顔形や雰囲気に合う」は、ヘアメイクさんにお任せ

求心顔・遠心顔

ヘアメイクさんは、一人一人の顔立ちを客観的に見てくれるので、ここはお任せしてOK!

プロが最初に見るのは、顔の形と目鼻立ち。「丸顔、面長、エラ張りなど顔の輪郭とパーツの配置を見て、美しく見える配置とされている黄金比バランスにどう近づけるかを考えます」(西山さん)。
目鼻立ちでは、パーツがきゅっと集まっている求心的な配置ならクール(求心顔)、離れている遠心的な配置だとキュート(遠心顔)な雰囲気の2つに分けられます。

そこで、「黄金比バランスに近づけていくには、例えば求心的な配置に優しい感じをプラスして遠心的になるようにすると、理想形になるんです。また、メイクプランによってはもともとの雰囲気を生かしてバランスを整えていく方法も。希望を聞きながら、その人に合わせて提案します」(武田さん)

2「自分の好みに合う」は、譲れない「好き」「嫌い」を伝えて

好みは人それぞれ。さらに、普段の自分の延長線上の仕上がりがいいのか、違うイメージに挑戦したいのかなど、外見からわからないこともいっぱい。だから、ここは自分で話さないと!もしあなたが話し下手でも、ヘアメイクさんが多彩な質問でリードしてくれるから、ご安心あれ。マストで伝えたい項目は次の3つです。

ヘアメイクさんに伝えたいこと

・好みのメイク、NGなメイクについて
カラーの好き嫌い、質感では艶派・マット派など、好みをどんどん伝えましょう。その上で「例えば好みが“ブラウン”でも、ブラウンの中に様々な色味があるので、1人1人にピッタリな色と組み合わせを提案します」(西山さん)と、プロがしっかり受け止めてくれます。

・希望の仕上がりイメージについて
「ドレスがかわいいイメージだから、メイクはかわいく甘くなりすぎないようにして大人っぽく見せたい」など、完成イメージや雰囲気がすでにあれば、ぜひ共有を。ブライダルのものでなくても、メイク写真を見せるのもOKです。
また、これ!というイメージが湧かなくても心配しないで。「普段のメイクやファッション、またお話しする中で、その人らしさや希望はつかめます。パーソナルカラーをベースに似合う色を探って提案することも」(武田さん)

・コンプレックスやアレルギーなど
肌トラブルやアレルギーはもちろん、顔のパーツのコンプレックスなど気になることは小さなことでも相談。「例えば、小さな目はシャドーの入れ方でくっきりと、大きな口はカラーを選んで生き生きと活発な印象に」(西山さん)など、プロは気になるところをカバーするだけじゃなく、生かして魅力的に見せる方法も提案してくれるんです!

3「結婚式のイメージに合う」は、会場やドレスの情報を共有する

メイク×ヘア×ドレス×会場が一体となるトータルビューティ

当日、ゲストは会場という大きな空間の中で花嫁さんの全身像を見ます。だから、目指すべきは、メイク×ヘア×ドレス×会場が一体となるトータルビューティ!それをかなえるためにはヘアメイクさんとの強いタッグが必要なので、次のようなステップで情報を共有して世界観を創り上げましょう。

STEP1:会場やドレスの写真・動画を見せる
会場や装花、ドレス、ブーケなど、決まったものは写真や動画を用意。わかりやすいし、「写真を見ながら選んだ理由や惹かれたポイントを聞いていくと、その人の好みの微妙なところまでがわかって、メイクプランに生かせます」(武田さん)のだそう。

STEP2:結婚式で力を入れていることも共有
演出、手作りや準備で力を入れていることもヘアメイクさんには重要な情報の一つ。「ブーケがお母さまの手作りという場合には、ブーケの色に合わせたメイクを提案します。結婚式をどういう時間にしたいかをぜひ聞かせてください」(西山さん)

STEP3:細部だけでなく全体像をチェック
いよいよメイクリハーサル。普段と違うパーティメイクにドキッとするかもしれませんが、大切なのはトータルバランス!「メイクを手鏡で見るのではなく、ヘア×ドレス×アクセサリーなどを着けた全身を見てください。そこからのアレンジや引き算も可能です。例えば、もうちょっとナチュラルにというのであれば、リップの色みを調整したり、メイクイメージにより合うように赤リップを青みを帯びた赤、朱赤、ブラウン系へ変えたり、カラートーンを薄くしたりすることも」(武田さん)

From 編集部

プロからのアドバイスを受けられる機会を徹底活用しよう!

結婚式のメイクはプロからの提案を受けられる貴重な機会。思い込みや恥ずかしさはいったん忘れて、自分にはない視点やアイデア、メイクのトレンド、そしてプロの客観的な意見を聞きながら、「似合う」花嫁メイクを目指しましょう。ヘアメイクさんはいつだって花嫁の理解者です!

取材・文/福原敦子 イラスト/NicoMaison 監修/武田史彦(ホテル椿山荘東京 ヌーベルマリエマサコ 03-3945-9615)、西山由記(roomN°6 https://roomjune.com/) 構成/小堀そら(編集部)
※掲載されている情報は2020年8月時点のものです

  • 挙式1ヶ月前
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