［ゲストに喜ばれる会場を大調査］料理・立地・時間帯・雰囲気etc.

婚礼料理はどれもおいしいものですが、中でもフランス料理は「ザ・結婚式という感じがして楽しみ」「普段あまり口にする機会がないので」というような理由で、多くのゲストに喜ばれていました。最も選ばれているメニューということもあり、結婚式で食べる機会が多いのも理由の一つに挙げられそうです。
 
2位の折衷料理や3位の日本料理は、お箸を使える安心感や、四季折々の食材が楽しめるところが人気でした。特に何度も結婚式に出席している人からは、「フランス料理が多いので和食が入っていると新鮮」「ヘルシーな感じがする」と高評価。高齢者が多いなど、ゲストの顔触れに応じて決めてもいいかもしれません。

圧倒的に支持されていたのは駅から近い会場。理由はさまざまですが、「慣れないハイヒールであまり歩きたくない」「雨の日でもぬれずに行きたい」「手荷物が多いと駅近の方が楽」というような声が多く聞かれました。
 
ただし、駅から多少離れていても、シャトルバスなどの送迎手段がきちんと確保されていれば、ゲストの不安は解消されるので、会場選びの際にはそのあたりも要チェックですね。
 
さらに、気になる人がちらほら見受けられたのが、国内外のリゾート会場。実際に出席した経験のある人は少ないものの、「興味がある！機会があれば旅行がてら行ってみたい」という人もいました。

最も多くのゲストが嬉しい時間帯は「午後早めのスタート（～14：00）」という結果が。早起きしたり前泊したりする必要がなく、ゆっくり準備をして臨めるところに人気が集まりました。美容院でヘアセットをする場合も、午後スタートなら「お店が開いていない！」という心配をせずに済みそうです。
 
それぞれの時間帯にはメリットもあればデメリットもあります。例えば夕方スタートの式は、高齢者や小さい子どもがいる人には出席しづらい時間帯ですが、一方では「夜景が見られる」「ディナーが楽しめる」と歓迎する声も。
 
また、「土曜日なら遅めでもOKだけど、日曜日は翌日仕事があるので、なるべく早めスタートの方が嬉しい」と、状況によって“ゲストが嬉しい時間帯”が変わることもあります。

最も多くのゲストが最も心地よいと感じたのは「ナチュラル＆カジュアルな雰囲気の会場」でした。ガーデンがあったり、貸し切り使用できるプライベート空間だったりという会場自体のスペックだけでなく、ソファ席やグリーン多めの装花なども好まれているようです。また、リラックス感のある会場の人気が高い一方で、「今どきのスタイリッシュな雰囲気の会場」が2位に付けるなど、非日常感を求める人もたくさん！
 
ゲストが「いいな」と思う雰囲気は、ゲスト数（式の規模）や集まる人の顔触れといった条件によっても変わってきます。またどんなタイプの会場でも、装花や装飾、レイアウトなどを工夫することで、目指す雰囲気をつくり出せることも覚えておきましょう。

チャペルに響く賛美歌や、親と腕を組みバージンロードを歩く花嫁、指輪交換など、どのシーンを切り取ってもゲストに感動を与える「キリスト教式」。同年代は花嫁と自分を重ね合わせ、親世代は親の目線というように、それぞれの立場で感情移入する人が多いようです。
 
次に多かった「人前式」は、ふたりらしい誓い方や、みんなで参加できる一体感が人気の理由。出席経験者が少なく、それが結果に出てしまった「神前式」についても、列席した人からは「厳かな雰囲気がとても良かった」という感想が寄せられています。
 
さらに注目すべきは「どんな挙式も感動的！」と、挙式スタイルを問わない声が少なくなかったこと。どのように結婚を誓うのかは、ゲストの声に左右されず、ふたりの理想を優先させてくださいね。

ゲストが最も嬉しいと感じたのは、41人～70人程度の中規模の結婚式でした。「多すぎず少なすぎず」という式は、程よいにぎやかさがあって、新郎新婦との距離感もちょうどよく、アットホームな雰囲気で過ごせるところが人気のようです。
 
だからといって、もともと計画していた人数を無理やり増やしたり削ったりする必要は全くありません。「親族や親しい友人だけで行いたい」と思えば、おのずと人数も絞られてきますし、お世話になった人や式に呼びたい人たちがたくさんいるなら、遠慮なく呼んで、わいわい大勢で楽しむのもあり！
 
“ちょうどいい規模”は、ふたりを取り巻く環境や考え方によって異なります。ふたりが「これがベスト！」と思える人数・顔触れなら、ゲストもきっと嬉しい一日を過ごせるはずです。