自分にぴったりな会場は?ホテル、ゲストハウスetc.希望別おすすめタイプを紹介
結婚が決まり、夢がふくらむ一方で、「ふたりに合った結婚式会場ってどんなところ?」と迷う人もいるのでは?そこで、5つの主な結婚式会場について解説。さらにふたりの希望別のおすすめ会場や選ぶ際のポイントも紹介します。それぞれの会場の特徴を知って、自分にぴったりな会場探しの参考にしてください。
結婚が決まり、夢がふくらむ一方で、「ふたりに合った結婚式会場ってどんなところ?」と迷う人もいるのでは?そこで、5つの主な結婚式会場について解説。さらにふたりの希望別のおすすめ会場や選ぶ際のポイントも紹介します。それぞれの会場の特徴を知って、自分にぴったりな会場探しの参考にしてください。
理想の会場を見つけるには、雰囲気だけにとらわれないことが大事です。今から紹介する会場タイプの特徴やイメージを掴んだうえで、おふたりが結婚式で叶えたいことや譲れないポイントを考えてみましょう!
まず、主な結婚式会場を知っておきましょう。結婚式会場は大きく分けると、専門式場、ゲストハウス、ホテル、レストラン、挙式会場の5タイプがあります。それぞれの特徴を紹介します。
| 専門式場 |
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| オーソドックスな結婚式会場として幅広い世代になじみがある会場です。結婚式専門の施設なので、チャペルや神殿といった挙式会場や披露宴会場はもちろん、控室や写真室、更衣室といった設備面も充実しています。ふたりにアイデアがなくても、スタッフが演出や装飾についてさまざまな提案をしてくれるのもポイント。 |
| ゲストハウス |
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| 邸宅風のゲストハウスは一棟貸し切りスタイルなので、プライベート感を大事にしたい人に選ばれています。家にお招きする感覚でふたりらしい会場装飾が可能なこと、自由度が高くオリジナリティーあふれる結婚式ができることが大きな特徴。ガーデンやプールなど、施設を生かした演出ができる会場も多くあります。 |
| ホテル |
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| 格式があり、洗練された雰囲気と上質なサービスが特徴。ロビー、レストラン、駐車場など設備の充実度が高く、宿泊が必要なゲストにとっては特に便利な会場です。大小さまざまな披露宴会場があるホテルなら、大勢を招く結婚式から少人数ウエディングまで幅広く対応。主要駅から近いなど立地が良いこともメリット。 |
| レストラン |
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| レストランの魅力は、何といってもおいしい料理。シェフと相談しながらオリジナルのコース料理を決められるお店も増えています。貸し切り使用や持ち込みに柔軟に対応してくれることも多く、自由度は高め。控室や更衣室など付帯設備の有無のほか、どんな挙式が可能なのかはお店によって異なるので見学時に確認を。 |
| 挙式会場 |
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| チャペルや神社といった挙式のみを扱う会場は、厳かな挙式に憧れるカップルのほか、披露宴を行わないカップルやごく親しい人だけでお祝いの席を設けるカップルに選ばれる傾向があります。挙式後は場所を変えて食事会を実施するケースも多く、提携の専門式場やホテルに移動し、披露宴を行うカップルもいます。 |
紹介した会場以外に船上やパーティスペースといった選択肢もあります。
船上ウエディングは海の上で非日常感を味わいたいカップルに、パーティスペースでの結婚式は、1.5次会や二次会スタイルでゲストとにぎやかに楽しみたいカップルにおすすめ。どちらも控室などの設備は確認しておくと安心です。船上の場合は雨天対策も万全に。
次からは、結婚式に関するカップルの希望としてよく聞かれる声からおすすめの会場をピックアップ。それぞれのおすすめポイントを解説するので自分たちの希望やニーズと照らし合わせ、会場探しの参考にしてみて。
料理を重視するのであれば、まずチェックしたいのは、レストランやホテル。レストランの主体は料理なのでクオリティーが高く、シェフと相談してメニューを決められるお店も。一方、ホテルはフレンチ、和、中華などバリエーションがあり、ゲスト層に応じて選べるのが魅力です。アットホームなパーティにしたいならレストラン、正統派のフォーマルな結婚式が希望ならホテルがいいでしょう。
演出などの自由度が高い会場として人気なのはゲストハウスや専門式場。多くは、オリジナルの挙式演出やプログラムにも対応しています。具体的に希望する演出がある場合は、その演出が叶う会場という視点で探すのが近道。具体的にしたいことが決まっていない場合は、プランナーが専任制でサポートが手厚い会場を候補に入れるとよいでしょう。
ゲストハウスは、邸宅を一棟まるごと貸し切りでき、ガーデンやテラス、プールなどを使った演出ができるという点でもおすすめです。
上司や目上のゲストをお招きし、きちんとした結婚式にしたいなら格式があるホテルや専門式場が候補に挙げられるでしょう。「親世代が安心してくれそう」という理由で、有名な会場に決める人も多いものです。控室や更衣室といった設備やクロークなどのサービスが整っていること、多くの場合、交通の便が良いこともおすすめの理由です。
新郎新婦もゲストもリラックスして過ごせるカジュアルなパーティが希望であれば、一棟貸し切りのプライベート空間が特徴のゲストハウスがおすすめ。オリジナルのプログラムや演出にも柔軟に対応してくれる会場が多く、ゲストとたくさん触れ合いたい人、堅苦しくないパーティを望む人にはぴったりです。多くの場合、デザートビュッフェや挙式と披露宴の間の待ち時間を利用したウエルカムパーティが行えるのもポイントです。
家族やごく親しい人と過ごす少人数ウエディングが希望なら、おすすめの会場はアットホームな雰囲気のレストランや小さめの宴会場があるホテル。ゲストと近い距離で触れ合う結婚式が叶います。
日程にもよりますが、専門式場やゲストハウスを少人数で利用できるケースもあり、広い空間でゆったり過ごしたいなら候補に入れてもよいでしょう。家族だけの結婚式の場合、旅行を兼ねてリゾートウエディングを選ぶカップルもいます。
白無垢での挙式が希望なら、挙式に対応している神社がおすすめ。神聖な雰囲気の中、古式ゆかしい儀式を体験できます。歴史ある社殿や木々に囲まれた境内など、和装が映えるスポットがあるのも人気の理由。ただし、参列できる人数や控室など付帯設備の充実度は神社によって異なるので事前に確認しておきましょう。
また、館内に神殿がある専門式場でも白無垢姿で神前式が挙げられます。天候に左右されない点やバリアフリー設備があり、ゲストが移動しやすいことを考慮して選ぶケースもあります。
遠方からのゲストが多い場合、宿泊できることや主要駅や空港からのアクセスが良いことが会場選びの条件になり、ホテルがふさわしい会場といえます。宿泊するゲストが荷物を持って結婚式会場と宿泊先の間を移動するわずらわしさがないという点でもおすすめ。周辺施設の情報や観光案内のサービスが受けられるのもメリットです。
まず、挙式をする・しないを決め、その上でどんな写真を残したいのかを考えると選びやすいでしょう。挙式をするならチャペルで挙式と共に撮影を行うのがおすすめです。挙式をしないなら、フォトウエディングのプランがある会場をチェックしてみてください。ゲストハウスの中には館内チャペルやバンケット、ガーデンなどで撮影ができる会場もあり、結婚式のような写真が残せる点で人気です。
ふたりにとってぴったりな会場を見つけるためには、どんな結婚式がしたいのか、希望やイメージを話し合うことが大事。漠然とした希望で構わないので、擦り合わせることで方向性が見えてきます。さらに、予算やアクセスなどの優先順位を決めると、自然に会場が絞られてくるでしょう。後は、実際に足を運んで自分たちに合う会場か検討を。雰囲気に流されず、希望が叶う会場かどうか確認することが、ぴったりな会場に出会うための第一歩です。
伊藤夏帆さん
ゼクシィなび 新宿カウンター
ブライダルアドバイザー
ゼクシィ相談カウンターのアドバイザーとして3年のキャリアを持つ伊藤さん。会話を通じてふたりが大切にしている思いを引き出し、最適な会場を提案してくれる。「おふたりにとって最も良い選択になるように、一番の理解者であり、一緒に考えるチームのような存在になれるよう、心がけています」
取材・文/関原のり子 イラスト/EccO
※掲載されている情報は2025年8月時点のものです