ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. ゼクシィ WEB MAGAZINE
  3. 結婚準備
  4. 結婚準備全般
  5. 【戸籍・住民票・婚姻届】ケース別でわかる!結婚・新生活の手続き方法
お金・常識
Share on>

【戸籍・住民票・婚姻届】ケース別でわかる!結婚・新生活の手続き方法

これで晴れて公式に夫婦と認められるロマンチックな手続き「婚姻届の提出」ですが、その裏では「婚姻届を出すときに何が必要?」や「住民票って放っておいていいの?」など、事務的な手続きを前に右往左往する花嫁が続出。そこで「婚姻届を出す際に手続き系はスッキリ済ませたい!」と思うあなたのために、転居あるなしなどのパターン別で【二度手間にならない】手順をご紹介します。

※戸籍法の一部を改正する法律の施行に伴い、2024年3月1日より婚姻届の提出時の戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)の提出は不要となります

新婚生活のスタートを気持ちよく始めるために、結婚にまつわる3つの手続き【戸籍・住民票・婚姻届】を、できるだけシンプルにストレスなく済ませられる方法を、結婚にまつわる手続き・届け出に詳しい行政書士さんに教えていただきました。

教えてくれるのはこの方!

行政書士 若山大輔さん
行政書士 若山大輔さん

1987年生まれ。2014年に全国初のブライダル行政書士として独立。結婚生活に関する法的・資金的なアドバイスを提供しているほか、オリジナル婚姻届を企画・販売する「(株)婚姻届工房」の代表取締役としても活躍。

婚姻届提出時に必要な書類と、取得申請するとよい書類は?

必要な書類は4つ。「戸籍謄本」の用意は忘れないよう注意!

婚姻届の提出に必要な書類は? 移さない、何枚、反映、変更、いつから、世帯主

まずは婚姻届を出すときに【必要な書類】と【取得申請するとよい書類】をピックアップ。これがなくては始まりませんので、確実に用意して!

婚姻届を出すときに必要な書類はこちら!

・婚姻届
・戸籍謄本(戸籍抄本でもよい市区町村もある)
・本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
・2人の印鑑(旧姓)

婚姻届は、書いている最中に間違えてしまうことがあるので、予備に複数枚もらっておきましょう。戸籍謄本は1通につき450円。本籍のある市区町村の役所で発行するか、郵便でも取り寄せられます。本人確認書類はいろいろありますが、運転免許証、パスポート、マイナンバーカードがおすすめです。

取得申請するとよい書類はこちら!

・婚姻届受理証明書
・住民票の写し

婚姻届受理証明書は、新しい戸籍謄本が発行されるまでの間、代わりになる書類です。勤務先で扶養家族の手続きなどをする場合に戸籍謄本の代わりに使うことができます。ただし、会社によって使用できないこともあるので事前に確認を行いましょう。
住民票の写しは、運転免許証、パスポートなどの住所・氏名変更に必要になりますので、住民票の異動が済みましたら、その流れで数通取得するのがおすすめです。

これでスムーズ!婚姻届&住民票変更手続き、結婚前の状況別シンプル手順

転居が伴うカップルは住居移動の前後2週間以内に行うのがベスト!

手続きは「順番」が大切です。基本は、1戸籍謄本取得、2転出届提出(転出証明書取得)、3婚姻届・転入届を提出、4マイナンバーカードの変更、の順で進めますが、一方で、カップルごとに事情もあるはずなので、パターン別にご紹介します(記事の先頭に記載されているINDEXから該当のパターンを選びタップすると便利です)。

婚姻届を出したら、自動的に反映されるもの

婚姻届を提出後、新しい戸籍が作成され、婚姻届の提出時点での住民票に下記事項が自動的に反映されます。

・婚姻後の夫婦の氏(名字)
・夫婦の新しい本籍
・筆頭者(戸籍に載る最初の名前の人のこと)の氏名
・世帯主との続柄

A ふたりとも新居に引っ越し後、婚姻の場合

結婚を機に二人が新居に転居。その後入籍した場合。 移さない、何枚、反映、変更、いつから、世帯主

「彼も私も実家暮らし。結婚でようやく一緒に暮らせます(Pattern1)」「同居していたけど、結婚を機に広めの新居に(Pattern2)」など、結婚を機にふたりともが転居を伴う場合の二度手間にならない手続き法をご紹介します。

この流れでOK、二度手間にならない4ステップ!

1、戸籍謄本を取る @本籍のある市区町村の役所
2、転出届を提出し、転出証明書をもらう @前居住地の役所
3、婚姻届と転入届を提出する @新居住地の役所
4、マイナンバーカードの住所・氏名変更を行う @新居住地の役所

詳しくCheck!

1、戸籍謄本を取る
本籍のある市区町村の役所で(郵送でも依頼できます)、婚姻届の提出に必要な戸籍謄本をおふたりそれぞれが取得してください。

2、転出届を提出し、転出証明書をもらう※
おふたりがそれぞれ現在お住まいの役所に行き、転出届を提出してください。その際、転出証明書がもらえますので、必ず受け取り保管しておいてください。(※引っ越し先が同市区町村ならこの手続きは不要)

3、婚姻届と転入届を提出する
婚姻届を提出後、2で受け取った転出証明書を添え、転入届※を市民課などへ提出してください。これで住民票の異動は完了、住民票の写しももらえるようになります。後に運転免許証やパスポートなどの住所・氏名変更に必要になりますので、目的を伝えて数通もらっておくといいでしょう。(※引っ越し先が同市区町村なら転居届を提出)

4、マイナンバーカードの住所・氏名変更を行う
結婚したからといって、マイナンバーカードの番号が変わるわけではありませんが、転居して住所が変わったり、結婚で名字が変わった場合は住所・氏名の変更手続きがそれぞれ必要になります。

先輩花嫁の工夫を伝授

先輩花嫁の工夫を伝授

婚姻届を提出する2か月くらい前に引っ越しをしたので、転居届と婚姻届を提出するために2度市役所に行く必要がありました。婚姻届を提出する日と引っ越しを2週間以内の間ですることができれば、一度に手続きをすることができたんだろうなと思いました。(たかこさん)

花嫁アイコン

とにかく事前にスケジュール管理と、変更項目、場所のチェックをすること。普段使わないクレジットカードやECサイトの登録情報の変更も必要になってきますので、優先順位を付けた上で焦らず行いましょう。名字が変わる側の負担感が大きいので、パートナーにもサポートやフォローをお願いしたり、ご褒美にちょっとしたランチなどごちそうしてもらうのもよいかもしれません。(30代女性)

B どちらか一方が相手がすでに住んでいる住所に引っ越し後、婚姻する場合

結婚を機に一人が転居。その後入籍した場合。移さない、何枚、反映、変更、いつから、世帯主

「彼が私の実家に引っ越し、同居することになりました(Pattern3)」「彼の実家で一緒に住むことになりました(Pattern4)」など、カップルのどちらかがどちらかの家に住むことになった場合の二度手間にならない手続き法をご紹介します。

この流れでOK、二度手間にならない4ステップ!

1、戸籍謄本を取る @本籍のある市区町村の役所
2、引っ越す人が転出届を提出し、転出証明書をもらう @前居住地の役所
3、婚姻届と引っ越す人の転入届を提出する @新居住地の役所
4、マイナンバーカードの住所(引っ越しした人)・氏名変更を行う @新居住地の役所

詳しくCheck!

1、戸籍謄本を取る
本籍のある市区町村の役所で(郵送でも依頼できます)、婚姻届の提出に必要な戸籍謄本を取得してください。戸籍と一致する実家に住んだままで転居のない方は不要です。

2、引っ越す人が転出届を提出し、転出証明書をもらう※
転居する方のみ、現在地から転出する手続きが必要に。お住まいの役所に行き、転出届を提出を。その際、転出証明書がもらえますので、必ず受け取り保管しておいてください。(※引っ越し先が同市区町村ならこの手続きは不要)

3、婚姻届と引っ越す人の転入届※を提出する
婚姻届を提出後、転居する方は2で受け取った転出証明書※を添え、転入届※を市民課などへ提出してください。これで住民票の異動は完了、住民票の写しももらえるようになります。(※引っ越し先が同市区町村なら転居届を提出)

4、マイナンバーカードの住所(引っ越しした人)・氏名変更を行う
結婚したからといって、マイナンバーカードの番号が変わるわけではありませんが、転居して住所が変わったり、結婚で名字が変わった場合は住所・氏名の変更手続きがそれぞれ必要になります。

先輩花嫁の工夫を伝授

先輩花嫁の工夫を伝授

事前にインターネットなどで調べておいて、忘れ物を減らすことが大切。あと、婚姻届提出時に撮影したくなるので、ちゃんと化粧しておくべき。私は普段着のままで行ったので、ちゃんとおしゃれしていけばよかったと思いました(笑)。(30代女性)

C ふたりとも引っ越しはせず、婚姻する場合

同棲したまま、転居なしで入籍した場合。移さない、何枚、反映、変更、いつから、世帯主

「ずっと同居していて、いよいよ結婚となってもそのまま同じ家に住みます(Pattern5)」というカップルや、「お互い別々に住んでいて、婚姻届提出後もしばらくは別居婚です(Pattern6)」という、そんな婚姻前後で住居が変わらないカップル向けに、二度手間にならない手続き法をご紹介します。

この流れでOK、二度手間にならない3ステップ!

1、戸籍謄本を取る @本籍のある市区町村の役所
2、婚姻届を提出する @現居住地の役所
3、マイナンバーカードの氏名変更を行う @現居住地の役所

詳しくCheck!

1、戸籍謄本を取る
本籍のある市区町村の役所で(郵送でも依頼できます)、婚姻届の提出に必要な戸籍謄本を取得してください。

2、婚姻届を提出する
お住まいの役所で婚姻届を提出すれば、住民票の異動は完了、住民票の写しももらえるようになります。後に運転免許証やパスポートなどの氏名変更に必要になりますので、このタイミングで数通もらっておくといいでしょう。

3、マイナンバーカードの氏名変更を行う
国民一人一人にナンバーが振られたマイナンバーカード。結婚したからといって、この番号が変わるわけではありませんが、結婚で名字が変わった場合は氏名の変更手続きが必要になります。

※結婚前に同居していたカップルが婚姻届提出後、そのまま同住所に居住する場合、世帯変更届を市民課などに提出する必要があります。

先輩花嫁の工夫を伝授

先輩花嫁の工夫を伝授

新姓の印鑑が必要になるので、この機会に夫婦お揃いの印鑑を作るとよいと思います。「結婚後に届け出や契約する印鑑は全部これで!」と思うと後々の手続きも楽だし、後日家の購入など印鑑を使うたびに思い出すのでおすすめです。(30代女性)

D 婚姻届を提出した後に、ふたりとも引っ越し

別居状態で婚姻届を提出した後、新居に同居。移さない、何枚、反映、変更、いつから、世帯主

「独身時代は別々に暮らしていましたが、婚姻届を提出後に新居に引っ越しました(Pattern7)」、「同居していたのですが、けじめをつける意味で婚姻届を提出しました。その後落ち着いてから新居に引っ越しです(Pattern8)」という、婚姻届提出後にふたりとも転居をするカップル向けに、二度手間にならない手続き法をご紹介します。

この流れでOK、二度手間にならない6ステップ!

1、戸籍謄本を取る @本籍のある市区町村の役所
2、婚姻届を提出する @その当時の居住地の役所
3、マイナンバーカードの氏名変更を行う @その当時の居住地の役所
4、新居に転居後、転出届を提出する @その当時の居住地の役所
5、新居の市区町村にて転入届を提出する @新居住地の役所
6、マイナンバーカードの住所変更を行う @新居住地の役所

詳しくCheck!

1、戸籍謄本を取る
本籍のある市区町村の役所で(郵送でも依頼できます)、婚姻届の提出に必要な戸籍謄本を取得してください。

2、婚姻届を提出する
婚姻届を提出すれば、住民票の異動は完了、住民票の写しももらえるようになります。

3、マイナンバーカードの氏名変更を行う
結婚したからといって、マイナンバーカードの番号が変わるわけではありませんが、結婚で名字が変わった場合は氏名の変更手続きが必要になります。

4、新居に転居後、転出届を提出する※
お住まいの役所に行き、転出届を提出し、転出証明書を受け取ってください。(※引っ越し先が同市区町村なら不要)

5、新居の市区町村に転入届を提出する
4で受け取った転出証明書※を添え、転入届※を市民課などへ提出してください。(※引っ越し先が同市区町村なら転居届を提出)

6、マイナンバーカードの住所変更を行う
転居をした後、マイナンバーカードの住所をこのタイミングで変更しておきましょう。

※結婚前に同居していたカップルが婚姻届提出後、そのまま同住所に居住する場合、世帯変更届を市民課などに提出する必要があります。

先輩花嫁の工夫を伝授

先輩花嫁の工夫を伝授

戸籍謄本自体に有効期限は設定されていないので、婚姻届の提出日など決まり次第早めに取得しておくことをおすすめします。たまに本籍のある場所を勘違いしており、婚姻届提出日当日にバタバタしてしまったと聞くことも多いです。(さおりさん)

E 婚姻届を提出した後に、どちらか一方が引っ越し

別居状態で婚姻届を提出した後、片方が住む住居に同居。

「先に婚姻届を提出し、その後落ち着いてから彼が私の実家に同居です(Pattern9)」、「婚姻届提出後しばらくは別居してましたが、寂しかったので彼のアパートに転がり込みました(Pattern10)」というように、婚姻届提出後にどちらか一方が転居するカップル向けに、二度手間にならない手続き法をご紹介します。

この流れでOK、二度手間にならない6ステップ!

1、戸籍謄本を取る @本籍のある市区町村の役所
2、婚姻届を提出する @その当時の居住地の役所
3、マイナンバーカードの氏名変更を行う @その当時の居住地の役所
4、引っ越してくる人が転出届を提出する @その当時の居住地の役所
5、引っ越してくる人が新居の市区町村にて転入届を提出する @新居住地の役所
6、マイナンバーカードの住所変更を行う @新居住地の役所

詳しくCheck!

1、戸籍謄本を取る
本籍のある市区町村の役所で(郵送でも依頼できます)、婚姻届の提出に必要な戸籍謄本を取得してください。

2、婚姻届を提出する
婚姻届を提出すれば、住民票の異動は完了、住民票の写しももらえるようになります。

3、マイナンバーカードの氏名変更を行う
国民一人一人にナンバーが振られたマイナンバーカード。結婚したからといって、この番号が変わるわけではありませんが、結婚で名字が変わった場合は氏名の変更手続きが必要になります。

4、引っ越してくる人が転出届を提出する※
お住まいの役所に行き、引っ越してきた方が転出届を市民課などへ提出し、転出証明書を受け取ってください。(※引っ越し先が同市区町村なら不要)

5、引っ越ししてくる人が新居の市区町村にて転入届を提出する
4で受け取った転出証明書※を添え、転入届※を市民課などへ提出してください。(※引っ越し先が同市区町村なら転居届を提出)

6、マイナンバーカードの住所変更を行う
転居した後、マイナンバーカードの住所をこのタイミングで変更しておきましょう。

先輩花嫁の工夫を伝授

先輩花嫁の工夫を伝授

免許証の更新ができれば、銀行口座変更もでき、証明書として利用できます。その後、クレジットカードなどの名前や住所変更は時間を見て行けばいいかと思います。(りりぴさん)

From 編集部

知っているだけで、スムーズな手続きに。結婚の手続きは怖くない!

「婚姻届を提出する」というのは人生の中でも素敵なセレモニーの一つだけど、手続き的には引っ越しが伴うことも多いからちょっと面倒。ノープランで臨むと二度手間になりがちです。でもご心配なく。一緒に済ませられる手続きも多いから、あらかじめちょっと調べておくだけで、グンと楽に済みますよ!

構成・文/dai イラスト/徳丸ゆう
※掲載されている情報は2020年6月時点のものです
※記事内のコメントは2020年5月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー89人が回答したアンケート、2019~2020年に結婚式を挙げた男女200人が回答したマクロミル調査によるものです

  • 挙式
  • 挙式後
  • 挙式・披露宴予定なし
  • 婚姻届け出
  • 結婚の手続き
  • 結婚決まりたて
  • 常識・マナー
  • ダンドリ
  • 花嫁実例
  • きちんとしている
  • 安心したい
Share on>

pagetop