卒ムコから伝えたい!会場探しでの「ボクたちの失敗」ランキング
結婚準備中の男子諸君!彼女から結婚式の話題を振られて「君の好きなようにしていいよ~」と甘い言葉を繰り返してないか?それは数カ月後の君自身が後悔するバッドフレーズ。一世一代の結婚式、会場探しから本気を出すべし。卒ムコの「失敗ランキング」を参考に、さぁ今からスタートダッシュ!
花ムコも会場選びから本気になるべき!
その理由とは?
「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」によると、結婚式の総額は平均354万9000円。結婚式ではご祝儀を受け取れるため、全額を自腹で支払うわけではないが、少なくとも100万円前後の出費を想定する必要がある。
結婚式は、会場を決定する時点で日取りやアクセス、できる演出など多くが確定事項となる。
今までに100万円を超す買い物を人生で何回したことがあるだろうか? コツコツ貯めてきた貯蓄を使うのなら、会場をしっかり吟味することが大事だ。
結婚式は彼女の思い通りにさせてあげることこそ“愛”!という考えも悪くはない。が、しかし自分の親族や上司、友人へのもてなしを彼女任せにするのは“愛”ではないはず。
そこで、過去2年以内に結婚式を挙げた先輩卒ムコが会場選びの際にどんなことを後悔したのか、168人に大規模アンケートを実施。「会場を探す段階」「見学する段階」「契約する段階」での先輩の後悔ランキングを参考に、会場選びを成功させよう。
【会場を探す段階】での卒ムコの失敗ランキング
結婚式についての基礎知識のなさが、彼女との情報格差を招く原因に・・・
結婚式をするとなると、まずはどんな会場があるのかを調べることからスタート。女性は、友人の結婚式やネットでの情報などから、自然とウエディングの基礎知識を得ていることが多い。そのため、どうしても彼女主導での会場候補選びとなる。
後悔ランキング1位は、「自分が出せる金額を計算していなかった」。主導権は彼女にあってもOKだが、出せる金額は自分で確認しておくことが大事だ。
また、結婚式の見積りには「ゲストの人数」が必須。2位の「ゲスト数を適当にカウントしてしまった」も注意を。
3位以降、4位には「やる気がなく彼女と険悪になった」(10.1%)、5位には「自分は確認せず、彼女の趣味に任せた」(8.3%)がランクイン。
会場候補を探すときには一夜漬けでもいいので、できる限り結婚式の情報収集に励むべし。
会場検討で「あぁ、後悔」
後々考えると、やはり最後まで頭を悩ませたのは予算でした。自己負担できるかは最も重要ですが、サービスの内容や質を見定めながら、費用を極力抑えることも考えた方がいいです。(品川太郎さん)
契約時はゲスト数90名の予定が、自分が適当に人数をカウントしていたのが原因で、最終的には110名になってしまいました。そのため、会場がかなりギュウギュウでした。(ろっぴーさん)
「そろそろ結婚を決めて、婚姻届を出さないと!」と結婚の時期のことばかり考えていて、結婚式の中身のことは全く考えていませんでした・・・・・・。(シュウコジさん)
会場はどこでも一緒だと思っていたので正直やる気が出ず、妻とけんかになりました。妻にとって結婚式は人生の大切な一ページだと後になって知りました・・・・・・。(YWさん)
<花ムコの心得1>会場検討でやっておくべきこと
【1】負担できる金額を計算しておく
【2】自分が招きたいゲストの人数を数えておく
【3】結婚式の基礎知識を身に付ける
【会場を見学する段階】での卒ムコの失敗ランキング
結婚式の相場観を知らずに行くと、自分に基準がないため判断できない・・・
結婚式会場の見学は、挙式や披露宴を行う場所を見たり、スタッフから結婚式でできることの説明を受けたり、ときには試食や試着も行う、一大イベント。一つの会場の見学に半日かかることも。そして、最後にその会場の見積りをもらう。
見学時の卒ムコの失敗ランキング1位は、「見積りが予算より高かった」。「ゲストを呼んで食事でもてなすだけじゃないか」と思っている人は、主な項目の平均額をアタマに入れてから見学に行くべし。
□挙式・・・平均37万1000円
□料理・・・平均1万5500円(1人当たり)
□装花・・・平均17万1000円
□新郎衣裳・・・平均17万円
□新婦衣裳・・・平均47万9000円
□写真・・・平均21万6000円
会場から提示された見積りは、こちらから特に指定しなければ、最低限のランクのものが入っている場合もある。見学時に飾られていた花や料理と同じランクになっていないこともあるので、確認が必要だ。
以降は「衣裳のラインナップを確認しなかった」(9.1%)が4位、「希望日が空いていなかった」(8.5%)が5位にランクイン。結婚式は1年以上前から予約することが多いので、会場見学はできるだけ早目に行くのがお勧めだ。
会場見学で「あぁ、後悔」
予算までは深く考えずにフェアに行きました。彼女が気に入った会場は想像以上に高く、金額的に無理だと言いづらくて困りました。同じような雰囲気で、予算が低めの会場を探して彼女に提案しました。(いもさん)
外資系のホテルだったので料理のメニューが特徴的だったのですが、契約後の試食会まで気付きませんでした・・・・・・。(おずさん)
コーディネートされている会場自体は見学したのですが、「この華やかさを出すのにどれくらいの金額が必要か?」という視点で見ていませんでした。(MM旦那さん)
会場見学に行ったのが遅く、予約できる日程が限られてしまい、ゲストの移動などを考慮した日を選べませんでした。遠方から来るゲストが多いので、土曜日の夕方にしたかったのですが、日曜日の午前しか空いてませんでした。(T.Kさん)
<花ムコの心得2>会場見学でやっておくべきこと
【1】結婚式の相場を頭に入れておく
【2】見積りの中に入っている項目のランクを確認
【3】式を挙げたい日が1年以内なら早く動く
【会場を契約する段階】での卒ムコの失敗ランキング
見積りの内容精査と比較検討を怠ると、後で思わぬ出費増に・・・
結婚式の契約は、まず希望日を1週間だけ仮に押さえることができる「仮予約」と、手付金を払って契約を交わす「本契約」がある。手付金は10万~30万円程度。これを払うと、その後はキャンセル料がかかる。契約書は必ず一読して、規定を確認しよう。
契約時の後悔ランキング1位は、「必要なものが見積りに入っていなかった」。結婚式の見積りは最初から全てが含まれてはおらず、ふたりの希望を聞いて追加していくシステム。“プラン”と記載していても、ふたりの希望が全て含まれているとは限らない。これを見落とすと、後で金額アップにつながるため、見積りはしっかり確認を。
2位は、「会場以外の出費を計算していなかった」。結婚式は主賓や遠方のゲストに「お車代」や「宿泊代」を出すことがある。また、会場以外で購入するものもあるので、予算に余裕を持たせておきたい。
3位は「複数の見積りを取らずに決めてしまった」。「他会場と比較せずに決めたら、もっといい会場があった」(6.4%)が4位と、比較せずに後悔したという声が多数。見学は複数行くことが大切だ。
5位は「契約時点で現金が要ることを知らなかった」(5.7%)。手付金は期限までに銀行振り込みか現金を持参することが多い。数十万円は、手元に用意しておこう。
会場契約で「あぁ、後悔」
当日撮影の動画は最初の見積りに入っていなかったのですが、そういうものがあることも知らず、途中の打ち合わせで知りました。撮影料は高かったですが、打ち合わせをしてみたら必要と思い、演出に加えました。(MMさん)
彼女が費用を削るために手作りのアイテムをたくさん準備してくれました。でもその制作時に材料費などが必要なため、彼女の負担が多くなっていることに、後で気付き申し訳ないと思いました。(babyryoさん)
「会場はココ!!」と初めから決めていたので、1軒目で契約。ただせっかくの機会なので、もっといろんなブライダルフェアに参加して、他の会場も見た方がよかったなと後で気付きました。(コーディーさん)
契約時に呼ぶと宣言した人数が呼べないと、キャンペーンの特典や割引が受けられない可能性があると後で知りました。割引がなくなるのは大変だと思い、ゲスト集めに奔走しました。(トムさん)
<花ムコの心得3>会場契約でやっておくべきこと
【1】契約内容や規定をしっかり読む
【2】会場以外での出費を計算する
【3】手元に現金を用意しておく
【4】複数の会場を比較して決める
From 編集部
結婚式はふたりのもの!会場選びから本気で取り組もう!
結婚式は彼女だけのものではなく、ふたりの門出を祝うセレモニー。傍観者として付き合うのではなく、会場選びから本気で取り組もう。一生懸命準備した結婚式は、きっとふたりの絆を深めるかけがえのない宝物になるはず。
構成・文/稲垣幸子 イラスト/トーマス・オン・デマンド
※掲載されている情報は2020年6月時点のものです
※記事内のデータおよびコメントは2020年5月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバーのパートナー65人が回答したアンケートおよび、2年以内に結婚式を挙げた男性103人が回答したマクロミル調査によるものです
データ出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」
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