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お金・常識
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結局、いくらあればいい? 結婚式の“自己負担額”算出方法

「結婚式ってどのくらいのお金があればできるんだろう?」。そんな疑問を抱いている花嫁さんも多いのでは? そこで、ふたりが用意しなければいけない「自己負担額」の算出方法を伝授。自分たちの招待したいゲスト人数に合わせて計算してみて。

「結婚式にかかる総額=自己負担額」ではないんです

総額から親援助とご祝儀を引いた金額がふたりの負担額

自己負担の計算方法

結婚式って数百万円かかるというけれど、全額自分たちで用意しなくてはいけないわけではありません。結婚式を挙げれば、ゲストからご祝儀を頂けますし、親から費用援助が受けられることも。ご祝儀と親援助は結婚式に使っていいお金。この2つで足りない分だけ用意できれば、結婚式はできるんです。
ふたりも早速、結婚式費用の予算を立ててみて。その総額からご祝儀と親からの援助額を引いた金額が自己負担額の目安です。

結婚式の予算ってどのように立てたらいい?

自分たちのゲスト数に合わせて世間の相場からプラスマイナス

ゲスト人数別の式費用総額

結婚式費用は会場やゲスト数、結婚式の内容で変わります。まずは呼びたい人の名前を書き出して、おおよその人数を出しましょう。そして、ゲストの人数別に出した結婚式費用総額の平均を参考に、予算を立ててみて。
式の費用には挙式や衣裳、演出など人数に関係なくかかる「固定費」と、料理、引出物など人数で変わる「変動費」があります。ご祝儀制の1人当たりの変動費は2万5000~3万円が目安。招待したい人数が70人なら、「50~79人の平均が396万5000円だから、390万~400万円くらい?」とゲスト数に合わせて調整を。
「格式の高い会場で華やかに行いたい」「衣裳や写真は妥協したくない」など、お金がかかってもかなえたいこだわりがある場合は、予算を多めに。

卒花はどのように予算を立てた?

顔写真

[エリア別の相場を調べた] 
ネットで見つけた地域別の平均的な結婚式費用をベースにして、自分たちのゲスト数だったらどのくらいになるか試算しました。(あゆみさん)
●予算:ゲスト150人で500万円

顔写真

[希望会場の平均より低く想定]
チェックしたのはインスタグラムなどで公開されていた卒花さんの事例。あまりお金をかけたくなかったので、希望会場の平均額より抑えた額を予算に。(ゆうのさん)
●予算:ゲスト85人で350万円

顔写真

[口コミ情報を基にアレンジ]
同じ会場を利用した方たちの総額と式の内容をチェック。初回見積りの段階から、料理やドレス等を一番低いコースではなく、真ん中からスタートするなど、自分たちに合わせて予算を立てました。(mimiさん)
●予算:ゲスト70人で600万円

卒花が予算を立てるときに参考にしたものは?

会場見学に行く前、卒花が参考にしたものを多い順に挙げると

●世間の相場・平均金額
●ゼクシィアプリやゼクシィ本誌、ゼクシィnet、各会場ホームページに掲載の会場見積り
●希望会場で挙式した卒花の最終見積りや口コミ
●先に結婚した兄弟姉妹、友人などの体験談

いいなと思った会場の見学に行き、そこでもらった見積りから予算を立てた人も。

みんな親からどのくらい援助してもらっている?

援助額は人ぞれぞれなので、自分から親に相談してみて

親援助額の平均額と、分布

親に頼らず、自力で式を挙げる人たちもいますが、73.5%の人たちが親から援助を受けています。結婚式に対する援助の平均額は両家合わせて163万7000円。少額でも助かるので、「結婚式にこれくらいかかりそうなんだけれど……」と切り出し、様子を伺ってみましょう。
その際は謙虚な気持ちで臨み、自分たちも頑張ってお金をためることをアピール。「援助してもらって当然」という態度はNGです。頼みづらかったら、「貯蓄で足りなかったときは貸して」と相談を。援助OKだったら、その金額やもらえるタイミングも聞いてみて。

ご祝儀総額はどう試算すればいい?

招待したい人数×3万円がざっくりとした目安

ゲスト人数別のご祝儀総額

ゲスト1人当たりのご祝儀平均額は友人3万円、上司4万2000円、親族7万4000円、恩師4万1000円。この金額にそれぞれの人数を掛ければ総額が出ます。ただし、夫婦で招待する場合、ご祝儀はふたりで1つ、就職していない子ども連れの場合は家族で1つ。
計算が面倒だったら、1人3万円×ゲスト数で計算を。
ご祝儀はあくまでもゲストの気持ちとして頂くもの。実際の金額は式当日でないと分かりませんが、式費用総額に対するご祝儀の割合は53~69%ほどになります。

卒花のご祝儀額と試算アドバイス

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[少なめに想定しておくと支払いがラク]
実際のご祝儀額は相場より多く頂けました。でも、試算するときは少なめで考えておいた方が支払いのとき、ラクに感じられてよいと思いますよ。(りりぴさん)

●実際のご祝儀総額:ゲスト27人で110万円
●ゲストの内訳:親族10人、友人12人、職場関係5人

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[実際の額も1人3万円で相場通り]
1人3万円×100人で300万円と試算していたら、実際の額もそのくらいに。ご祝儀は開けてみないと分からないので、それ以上はもらえないものだと思っていた方がよいです。(石井麻衣さん)

●実際のご祝儀総額:ゲスト103人で320万円
●ゲストの内訳:親族15人、友人50人、職場関係38人

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[親族中心の場合はご祝儀が多め]
最初は低めに見積もっていましたが、高額なご祝儀をくださった親族がいたため、1人平均も約4万2000円と上がりました。親族中心の結婚式だったら、少し多めに想定しても大丈夫だと思います。(ひまわりさん)

●実際のご祝儀総額:ゲスト人60人で250万円
●ゲストの内訳:親族35人、友人20人、職場関係5人

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[ご祝儀は後で返ってくるお金と思って]
友人が多い結婚式で、友人と職場関係者のご祝儀額は1人平均3万円強、親と親族は1人平均8万円でした。式費用が前払いの場合、自己資金から出すことになり、ご祝儀は後から返ってくる感覚。無理のない予算を組むことも大事です。(#maさん)

●ご祝儀総額:ゲスト55人で228万円
●ゲストの内訳:親族11人、友人38人、職場関係6人

結婚式費用は前払いの会場が多いので注意を

式費用の支払い時期は会場によって異なります。後払いが可能な会場や、カード払いできて引き落としが式後になる場合はご祝儀が使えますが、前払いの場合は全額分を準備しなくてはいけません。足りなかったら、親に借りてご祝儀で返すなどの対策が必要。支払いが心配な人は後払いやカード払いができる会場を検討してみて。

卒花たちの自己負担額はいくらだった?

0円の人もいれば、200万円以上になった人も

卒花の自己負担額

中には「ふたりで貯めたお金で払うことにこだわったから」「前払いだったから」という理由でご祝儀を式の費用に使わなかった人も。そのような人たちや親援助なしの人たちは、自己負担額が高め。
親援助とご祝儀をフルに使った人たちは、数十万円の自己負担で済んでいるケースが多く、自己負担なしでできたという人も。

卒花の自己負担額と他の資金は?

顔写真

[自己負担30 万円/式費用総額200万円]
親援助が200万円あり、そのうちの100万円を結婚式に使用。ご祝儀も全額式費用に回し、残りの30万円を自分たちで出しました。(青木瑠奈さん)

●使った資金:ふたりの貯蓄30万円、ご祝儀70万円、親援助100万円
●ゲスト27人(親族10人、友人16人、職場関係1人)

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[自己負担150万円/式費用総額300万円]
親に頼らないと決めていた私たち。頂いたご祝儀180万円のうち150万円を式費用に充てました。カード払いで50万円、式後の振込で100万円を支払い、残りの150万円が自己負担です。(babyryota さん)

●使った資金:ふたりの貯蓄150万円、ご祝儀150万円、親援助0円
●ゲスト43人(親族5人、友人38人)

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[自己負担20万円/式費用総額380万円]
ご祝儀全額と親からの援助は、遠慮なく式費用に使わせていただくことに。思っていたよりもご祝儀を頂け、自己負担は20万円で済みました。(ちぃさん)

●使った資金:ふたりの貯蓄20万円、ご祝儀210万円、親援助150万円 
●ゲスト70人(親族20人、友人20人、職場関係30人)

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[自己負担197万円/式費用総額470万円]
挙式3日前に現金で払った分は親援助から。残りは式後の支払いだったので、ご祝儀を全額式費用に。足りなかった分を貯蓄から出しました。(岡田伶実さん)

●使った資金:ふたりの貯蓄197万円、ご祝儀223万円、親援助50万円 
●ゲスト84人(親族23人、友人38人、職場関係23人)

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[自己負担90万円/式費用総額390万円]
親からの援助は辞退。予算を400万円以内と決め、自分たちで賄える範囲でやりました。頂いたご祝儀が300万円になったので、自己負担は90万円。(rieさん)

●使った資金:ふたりの貯蓄90万円、ご祝儀300万円、親援助0円 
●ゲスト100人(親族10人、友人90人)

From 編集部

多額の資金は不要。でも資金計画はしっかり立てて

親援助があれば、多額の自己資金は不要。援助がなくても、ご祝儀でかなり賄えます。だからといって、いろいろなことにお金をかけ過ぎると、式費用がどんどんアップ。貯蓄が少ない人は、資金計画をしっかり立てて、身の丈に合った結婚式にすることも大切です。援助を受けられたら、親への感謝も忘れずに。

構成・文/渡邊博美 イラスト/Sachicafe D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2020年5月時点のものです
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」(全国推計値)、※のデータとコメントは2020年4月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー110人が回答したアンケートによるものです

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