【結婚式準備】ふたりですること・会場がやってくれること
結婚準備がスムーズに進むかどうかは、ズバリ会場との連携プレーがコツ! 今回は「ふたりがメインで進めること」「会場にある程度お任せできること」に分けながら、いつどんな準備をすればいいのかをお教えします。先輩花嫁たちのリアルな声もぜひご参考に。
[式5~6カ月前の結婚式準備]
ふたりがすべきことを最初にしっかり確認しておこう
会場が決まってまずすべきはゲストのリストアップと招待状の準備。プランナーさんとの最初の打ち合わせで、自分たちがしなきゃいけないことと、どこまで会場にお任せできるのかを具体的に確認しておきましょう。衣裳選びも意外と時間がかかるので、最初に取りかかりたい準備の一つです。
【この時期にやっておきたい準備】
★会場がやってくれること
□招待状の案内・文面作成などのお手伝い
□衣裳の試着案内(会場・提携店で頼む場合)
□前撮りの案内(会場で撮影を頼む場合)
★ふたりですること
□ゲストのリストアップ
□招待状の準備(招待状のセレクト・文面作成)
□衣裳の試着予約
□衣裳の試着・決定
□前撮りの予約
ポイント1 「会場はご案内、実際に動くのはふたり」
ドレスと前撮りについては、会場や提携ショップを利用する場合のご案内はプランナーさんがしてくれます。ただし実際に予約を入れたり決定するのはふたりの仕事。招待状もこちらからお願いすると文面の相談もできますが、リストアップしたりどんな招待状にするのかを具体的に考える部分はふたりで行うということを覚えておきましょう。
ポイント2 「親族のリストアップは親にお任せ!」
招待するゲストがあらかた決まったら、宛名を書くためにリストの作成が必要になります。友人や職場関係者はふたりじゃないと分かりませんが、親族については親に任せてしまっても。誰を呼ぶかだけ擦り合わせしておき、お声掛けや住所録の作成は親にお願いするとスムーズです。
「私の準備はこんな感じでした」
招待状は手作りする予定だったので、文章も自分たちで考えなきゃと思っていましたが、会場がひな型を用意してくれていたので助かりました。(渡辺美紗さん)
ドレスの試着は自分たちで早めに動いて。会場で頼むので衣裳室からの案内が来るだろうとのんびり待っていましたが、実は自分で予約する必要があることを知って焦りました!(MMさん)
[式3~4カ月前の結婚式準備]
テーマと方向性を決めたら、いざリサーチ!
本格的な打ち合わせが始まるまで、まだ少し時間があるので、今のうちにどんな結婚式にしたいのかをイメージし、料理や演出など特にこだわりたいものがあれば、リサーチを始めておきましょう。手作りも早めに取り掛かっておけば後が楽。まだふたりのペースで動ける時期ではあるけれど、スケジュールをプランナーさんとも共有しておくと安心です。
【この時期にやっておきたい準備】
★会場がやってくれること
□ペーパーアイテムの提案・アドバイス
□会場装花・装飾の提案・アドバイス
□プログラム・演出の提案・アドバイス
★ふたりですること
□招待状の宛名書き・封入作業・発送
□ペーパーアイテム選び
□会場装花・装飾のイメージ固め・情報収集
□やりたい演出のイメージ固め・情報収集
□婚礼料理の試食(成約者向けの試食会がある場合)
ポイント 「招待状の最終チェックは会場にも頼める」
卒花さんへのアンケート結果を見ると、半数以上の人が招待状の最終チェック(文面や内容物など)をプランナーさんに頼んでいました。会場によっては、黙っていても「確認しましょうか」と声を掛けてくれるケースもあるけれど、不安な人は、早いうちにお願いできるかどうか確認しておきましょう。
「私の準備はこんな感じでした」
招待状は会場にオーダーしたので、封入作業まで会場がやってくれるものとばかり……。実際は自分たちで作業し、切手を貼って投函(とうかん)しなくてはなりませんでした。(りりぴさん)
心配だったので自分たちで早め早めに動いていましたが、「ここまでに○○をしましょう」という感じで、プランナーさんが誘導してくれました。意思疎通を緊密にしておけば、ある程度お任せできることも多いと思います。(たえたそさん)
[式1~2カ月前の結婚式準備]
プランナーさんと連携しながら、どんどん決めていこう
ゲスト数が確定したら、次は必要なアイテムと数量などを決めていきます。料理・飲物・ケーキをはじめ、会場装花やギフト、撮影などふたりが決断すべきことはたくさん。プログラムや演出なども決めなきゃいけません。たくさんあって大変そうですが、そこは心配ご無用。決断するのはふたりでも、プランナーさんがちゃんとアドバイスしてくれるので、上手に連携を取りながら準備を進めましょう。
【この時期にやっておきたい準備】
★会場がやってくれること
□料理・飲物・ケーキの提案・アドバイス
□引出物の提案・アドバイス(会場に頼む場合)
□プログラム・演出の提案・アドバイス
□席次の提案・アドバイス
□席次表の作成(会場に頼む場合)
□席次表の最終チェック
★ふたりですること
□料理・飲物・ケーキの決定
□引出物の決定
□会場装花・装飾の決定
□プログラム・演出の決定
□ゲストの席次を考える
□席次表用のリストを渡す(会場に頼む場合)
□席札・席次表の作成(自作の場合)
□お車代・お礼の用意
ポイント1 「プログラムは一から考えなくてもOK」
「演出やプログラムはどうすればいいの?」と、今から悩んでいる人がいるかもしれませんが、基本は会場にお任せしても大丈夫。挙式も披露宴も所要時間が決まっていて、多くの会場でベースとなる進行表が用意されているので、後は希望する演出を書き込むだけでOK!
ポイント2 「席次は意外と難しいので相談しながら進めよう」
誰がどこに座るのかという「席次」を決めるのは、意外と頭を悩ませる作業。特に上座や下座などはゲストに失礼があってはいけない部分だし、両家の人数や顔触れが異なるといった場合にも、プランナーさんがきちんとアドバイスをしてくれます。迷ったらまず相談を。
「私の準備はこんな感じでした」
進行プログラムを作らなきゃと焦っていたら、会場が「進行表のひな型」を用意してくれていました。ただし、具体的な演出内容は自分たちで決める必要がありました。(大倉加奈子さん)
イメージが全然湧かないまま装花の打ち合わせに行きましたが、実際には会場オススメのパターンが決まっていて、そこから選ぶだけで大丈夫でした。(ひまわりさん)
[式直前の結婚式準備]
忘れ物がないよう、チェックリストを作成して確実に準備を
式直前にはプランナーさんとの最終打ち合わせを行います。頼んだアイテムに抜けや漏れ・変更がないかどうかを確認したり、自分たちで持ち込むアイテムの搬入方法などを聞いておきましょう。シェービングやネイル、ヘアメイクリハーサルなど、ビューティの仕上げも忘れずに。また、式当日会場に持参する物については、チェックリストを確認しながら一つずつ準備を。
【この時期にやっておきたい準備】
★会場がやってくれること
□オーダー内容の最終チェック(相互で確認)
□ドレスの最終フィッティングの案内
□シャトルバスやタクシーチケットの案内
□ヘアメイクリハーサルの案内
□司会者との打ち合わせ(立ち合い)
□持ち込みアイテムや搬入方法の案内
□式当日に持参する物の案内
★ふたりですること
□ドレスの最終フィッティング
□ヘアメイクリハーサルを受ける
□シェービング・ネイルを行う
□BGMの検討・決定
□司会者との打ち合わせ
□持ち込みアイテムを搬入または手配する
□式当日に持参する物を用意する
□花嫁の手紙や新郎謝辞を書く
ポイント「装飾は会場がやってくれることが多い」
ほとんどの場合、受付やウエルカムスペースの装飾は会場側が行ってくれます。前日や式当日の慌ただしい中、わざわざ足を運ばなくても、事前にイメージを伝えておけばOK。「こんなふうに飾ってほしい」というイメージが具体的にあるなら、いったん自宅の部屋に飾ってみて、その画像を送っておくと安心です。
「私の準備はこんな感じでした」
BGMは特に考えなくても、「このシーンにはこれ」というものを準備してくれていました。こだわりがなければ、ある程度会場にお任せしてもいいと思います。(O.Rさん)
式当日の受付をお願いする友人に、手順をどう説明しようかと悩んでいたら、プランナーさんがレクチャーしてくれたので安心でした。ちなみに私の会場では受付用のリスト作成までしてくれました。(popoさん)
「花嫁エステで必ず知っておいてほしいこと」
エステの施術経験がない人は、万が一トラブルが起きた場合、結婚式当日に回復が困難なこともあるので、結婚式直前ではなく時間的な余裕をもって施術をスタートさせましょう。なお、「体験コース」や「お試しコース」の実施も時間に余裕をもって行いましょう。肌が弱い方は施術前に医師に相談し、サロンにも伝えましょう。妊娠している場合は施術前にまず医師に相談しましょう。
「BGMを決めるときに知っておいてほしいこと」
会場によって、音源の持ち込みができない場合や取り扱える音源に制限がある場合があります。事前に会場に相談、確認をしましょう。曲を購入する前に、会場での使用が可能かを事前に確認しましょう。会場によって、音源の再生タイミングの指定など、オペレーションの制限がある場合があります。事前に会場に相談、確認をしましょう。
From 編集部
プランナーさんは強い味方。悩む前にまず相談を
ふたりの結婚式なので、もちろんふたりが主動で準備するのが理想だけど、進め方が分からなかったり不安だったりすることってありますよね。そんなときは迷わずプランナーさんに相談を。プランナーさんは数々の結婚式準備をこなしてきたプロ。きっと状況に応じた適切なアドバイスをくれるはずです。
構成・文/南 慈子 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2020年5月時点のものです
※記事内のデータおよびコメントは2020年4月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー109人が回答したアンケートによるものです
※北海道、青森、山形の一部エリアでは、会費制ウエディングが一般的です。お礼・お返し・お車代の相場金額が異なるものもありますので、親や会場担当者に相談、確認をしましょう。
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