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[プランナーが伝授] 会場決定後、1回目の打ち合わせまでにコレ考えておいて!

結婚式会場の予約後、1回目の打ち合わせまでには意外と時間があります。会場側から特に何も指示されないままだと、何をしてよいのか分からず、のんびり過ごしてしまう花嫁も。そこで、打ち合わせまでの時間を有効活用する方法を、会場のプランナー2人に教えてもらいました!

会場の本契約から1回目の打ち合わせまでには、時間がある!

1

卒花110人に「会場契約後、1回目の打ち合わせまではどのくらい時間があったか」をヒアリングしたところ、以下の結果に。

1カ月以内・・・26.3%
2~3カ月以内・・・25.5%
4~5カ月以内・・・20.0%
6カ月以上・・・28.2%

半数弱が1回目の打ち合わせまで、4カ月以上空いていました。その間、会場側から宿題が出た人もいれば、全く何もなかった人もいて、会場によって対応は異なるようです。まだ一度もプランナーと話をしていない段階で、結婚式のイメージを固めるのはなかなか難しいもの。卒花さんたちに、どんなことが不安だったか聞いてみました。

打ち合わせまで不安でした・・・

A

打ち合わせまでは半年くらい空きました。会場からは、ペーパーアイテムやケーキ、演出のイメージなど全体の方向性を決めるための宿題がありました。式準備のスピード感が分からなかったので、できれば全体のスケジュールをもっと早く教えてもらいたかったです。(あおいさん)

B

なかなか1回目の打ち合わせの日程連絡が来なくて、いつ打ち合わせが始まるのか分からず不安でした。最初の打ち合わせは契約してから半年後。1回目の打ち合わせまでに、家族構成やなれそめなどをプロフィールシートに記入しておく宿題がありました。(まゆさん)

C

実際にプランナーさんに会うまで時間があったので、どんな人に担当になっていただけるのか、相性が合うか気になっていました。初回の打ち合わせまでは何も宿題がなく、できれば試着の案内をしてもらいたかったです。(kannaさん)

教えてプランナーさん!1回目の打ち合わせまで、何をしておけばよい?

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打ち合わせまでの間に不安な気持ちになっている花嫁さんに代わり、実際に会場で打ち合わせを担当しているプランナーさんに「何をしておくといいのか」を聞いてみました。

教えてくれたのはこの2人!

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浦安ブライトンホテル東京ベイ
プランナー 白川綾乃さん

「私たちにとっては何百件のうちの1件でも、新郎新婦にとっては生涯この1件だけ」6年在籍していた宴会サービス部門で先輩に教わった言葉をモットーに、ウエディングプランナーを務めて5年。カップルの思いを叶える結婚式をプロデュースしつつ、後輩の指導にも当たっている。

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レストランひらまつ レゼルヴ
チーフコンシェルジュ
岡崎幸菜さん

入社後に3年間レストランサービスを経験し、現在はプランナー歴6年。レストランは、式後もふたりとつながりを持ち続けることができる、例えるなら家族のような場所。「新郎新婦とゲストの皆さまに当日を心から楽しんでいただきたい」という熱い思いを胸に、スタッフ一丸となってウエディングを支えている。

Q1.1回目の打ち合わせまでに、ゼッタイやるべきことって?

会場側から宿題として出されることが多いのは、【ゲストのリストアップ】と【衣裳の検討】。ゲスト人数は予算や会場配置にも関わるため、招く親族の範囲などを親と相談して。衣裳は、他のアイテムに比べて決めるまでに時間がかかるアイテム。また、予約が埋まっていると着られないので、早めに動く方が◎。

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成約された方にはまず「ゲストのリストアップ」と「衣裳合わせの予約」をお願いしています。リストは、“打ち合わせ共有システム”に入力していただく形をとっています。衣裳はどの花嫁さまも一番悩む部分なので、じっくり時間をかけて選ぶことをお勧めしています。(白川さん)

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「ゲストのリスト作成」と「衣裳の検討」、それに専用のプロフィールシートに入力をお願いしています。ふたりの生い立ちやなれそめを書いていただき、それを拝見してご提案などをさせていただきます。衣裳は、実際にドレスショップにご試着に行っていただきます。(岡崎さん)

Q2.式までの打ち合わせのスケジュールは?

式までの打ち合わせ回数は4回前後が大半。担当プランナーとの初顔合わせになる1回目は、スケジュールやゲスト数の確認などを行う。会場によっては、ギフトや映像演出、招待状などアイテムの案内をしてくれることも。いつごろ何を決めるのか気になるときは、事前に会場に聞いてみよう。

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打ち合わせ回数は4回。式の5カ月前を目安に、担当するプランナーをご紹介しています。初回は、式の約4カ月前です。まずは、ゲスト名簿とプロフィールシートをご提出いただき、今後のスケジュールや招待状、ギフトなどをご案内します。2回目に料理と進行内容のご相談、3回目にアイテムの決定、最後は式2~3週間前に全ての最終確認を行います。これとは別に、牧師先生のカウンセリングもございます。(岡崎さん)

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打ち合わせの回数は決まっていませんが、平均で6~8回行っています。初回はプランナーとの初顔合わせなので、おふたりについてお伺いさせていただき、今後のスケジュールをお話しします。2回目以降、挙式、料理、装花、ギフト、記録関係など順番に決定していきます。最終の打ち合わせは式の3週間前。このときに司会者との打ち合わせも行います。(白川さん)

Q3.必須ではないけれど、できればやっておくといいことは?

1回目の打ち合わせまでに「できればやっておくといいこと」は、以下の通り。

【テーマやイメージづくり】
テーマやコンセプトは必須ではないが、趣味や好きな色、季節などをモチーフにすると統一感が出せる。「全体的なテーマではなく、衣裳や装花のイメージ画像を探すのもお勧めです」(白川さん)

【前撮り】
前撮りの写真はプロフィールムービーやウエルカムボードに使えるので、早めに撮っておくのが◎。「桜や紅葉シーズンはロケーションフォトの予約が取れないこともあるので、早めにリサーチされるとよいと思います」(岡崎さん)

【写真集めとデータ化】
「プロフィールムービーの制作は時間がかかるので、幼少時の写真などを集めておくとよいです」(岡崎さん)

【楽曲のピックアップ】
「時間があるうちに、使いたい楽曲を探しておくのもおすすめです」(岡崎さん)

【エステのお試し体験】
「エステを受ける直前の時期は慌ただしいので、時間のあるうちにお試ししておくといいと思います」(岡崎さん)

花嫁のニーズ別!「こんな場合は、打ち合わせまでに何をしておけばよい?」

花嫁によって希望する結婚式のスタイルはさまざま。それぞれのニーズに合わせた打ち合わせまでの過ごし方を、プランナーさんにアドバイスしてもらいました。

《case1》何も宿題が出ない場合、どうすれば?

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「ゲストの人数把握と、衣裳やケーキ、装花のイメージ集めは自主的にしていた方が、スムーズに準備ができると思います」(白川さん)
「『できればやっておくといいこと』を参考に進めてみてください。ゲストのリストアップをする際に、ゲストのグループ分けもしておくと、ゲスト卓のレイアウトが組みやすくなります」(岡崎さん)

《case2》余興はしたくないけど、歓談タイムはどうしたら?

「最近は、歓談をメインにする方も多くいらっしゃいます。代わりの過ごし方として、ゲスト卓を回ってフォトラウンドしたり、料理やデザートをグレードアップしたり、どこに重点を置くか考えてみましょう」(白川さん)

「余興は無理に入れる必要はありません。歓談中は、生演奏を入れたり、各テーブルで着席して1品ずつゲストと食事をする新郎新婦もいらっしゃいます。ゲストとどのような時間を過ごしたいかふたりで話をしてみてください」(岡崎さん)

《case3》ドレスを打ち合わせ前に決めるのが難しい・・・

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「ドレスはご本人の『なりたいイメージ』で選ぶといいと思います!『クラシカルで奇麗な感じ』や『プリンセスのような可愛らしい感じ』など。その衣裳を基に式のイメージをコーディネートすることもできるので、ご安心ください!」(白川さん)

「まずはお好みのドレスのスタイルやラインを見つけることから始めてみましょう。会場の雰囲気にドレスを合わせるのも一つの方法。ドレスショップの店員さんに『私に似合うドレスを紹介してほしい』とお願いしてみても◎。プロのアドバイスは役に立ちます」(岡崎さん)

《case4》親族だけの少人数婚だけど、準備は必要?

「親族だけの式の場合、『受付は設けるのか?』『引出物は全員に渡すのか?』など、ふたりだけでは決められないことも多いと思います。事前に親御さんと話し合っておくとよいと思います」(白川さん)

「親族だけの会食会なら、両家の会話のキッカケになるものを用意されるとよいです。新郎新婦の幼少期からのアルバムを作ってゲストに見てもらったり、親族一人一人の紹介文をプロフィールブックに載せるのもお勧めです」(岡崎さん)

《case5》おもてなしにこだわった式にしたいけど、何を準備すれば?

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「料理は、多くのゲストが楽しみにしている部分です。引出物もそれぞれに合うものを贈り分けすると喜ばれます。上席の方もご出席なのであれば、配席(席の並び)や肩書も、確認するようにしましょう!」(白川さん)

「レストランウエディングでは、料理やワインにこだわって、ゲストの満足感を上げる方が多くいらっしゃいます。ふたりで試食して吟味されるとよいと思います」(岡崎さん)

《case6》手作りアイテムを先に作り始めてもよい?

「まずは、こんなものを作りたい!というイメージをプランナーに相談しましょう。会場によっては持ち込めなかったり、サイズが合わなかったり…とNGが出てしまうこともあります。自分で進める前に、会場に確認をしてみてください!」(白川さん)

「小物は手作りを始めても大丈夫ですが、大きな装飾は会場内にどのように飾るかを考える必要があります。制作前に一度プランナーにご相談ください」(岡崎さん)

From 編集部

「あの結婚式、ココがよかった」を話し合うところからスタート!

何から手を付けたらよいか分からないなら、まずは出席したことがある結婚式について、よかったところと気になったところをふたりで話し合ってみて。会場によってできること、できないことがあるから、分からないことは気軽に会場に聞いてみるのがお勧め。打ち合わせ前の時間を有効活用して、理想の結婚式を叶えよう!

構成・文/稲垣幸子 イラスト/田中麻里子
取材協力/浦安ブライトンホテル東京ベイ https://www.brightonhotels.co.jp/urayasu/
レストランひらまつ レゼルヴ
https://www.hiramatsurestaurant.jp/hiramatsu-cave/
※掲載されている情報は2020年7月時点のものです
※記事内のコメントおよびデータは2020年5月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー110人が回答したアンケートによるものです

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