ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. ゼクシィ WEB MAGAZINE
  3. 演出・演出アイテム
  4. 写真・映像
  5. 【結婚式エンドロールムービー】作り方とそのまま使えるコメント文例集
演出アイテム等
Share on>

【結婚式エンドロールムービー】作り方とそのまま使えるコメント文例集

披露宴の最後に流すエンドロールムービー。いったいどんなもの?どんな役割があるの?どうやって手配すればいいの?など、疑問に思っている人も多いのでは。この記事では、エンドロールムービーの役割や内容をはじめ、簡単な作り方、ゲストへのメッセージ文例、先輩花嫁の実例まで、すべてご紹介します。

エンドロールムービーは何のために必要なの?

ゲストに感謝の気持ちを伝えるために流すもの

エンドロールムービー・エンディングムービー・エンドムービーは何のために必要なの?

エンドロールとはもともと映画などで本編の最後に役者やスタッフなどの名前を列記するもの。これをまねて、披露宴の最後にゲストの名前を記した映像を上映するようになりました。結婚式のエンドロールムービーの目的は、ふたりのためにわざわざ足を運んでくださったゲストに感謝の気持ちを表すことにあります。

ちなみに、「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によれば、映像を使った演出を実施した人のうち、エンディングに映像を使った余興や演出を行った人は68.9%を占め、列席者の名前や感謝のメッセージを伝えた人は24.1%いました。

エンドロールムービーの具体的な内容は?

ゲストの名前やゲストへのメッセージを文字で伝える

エンドロールムービー・エンディングムービー・エンドムービーの具体的な内容は?

エンドロールムービーでは、映像や画像に合わせて、ゲストの名前やゲストへのメッセージなどを写し出すのが一般的です。

映像や画像は、ふたりと一緒に写っているゲストの写真、ふたりのいままでを振り返った写真など使用することが多いようです。また、披露宴を振り返るいわゆる「撮って出し映像」を使うケースもあります。

エンドロールムービーはどうやって用意すればいいの?

外注か自作か。それぞれのメリットデメリットを知ろう

エンドロールムービー・エンディングムービー・エンドムービーはどうやって用意すればいいの?

エンドロールムービーの手配方法は大きく、外部の制作会社(会場の専属や提携も含む)に依頼するか、自作するかの2通りがあります。それぞれメリット・デメリットがありますから、自分たちにはどちらが合っているかよく考えて選ぶと良いでしょう。

なお、撮って出し映像を使用する場合、事前にムービーを作っておくことができないため、必然的に制作会社に依頼することになります。

<外注のメリット>
・手間がかからない
・クオリティーが高い

<外注のデメリット>
・費用がかかる
・自分たちの意図がうまく伝わらず、思い通りのものにならない可能性も……

<自作のメリット>
・外注に比べると費用が抑えられる
・自分たちの思いや個性を反映することができる

<自作のデメリット>
・時間がかかり、他の準備を圧迫することも……
・クオリティーが低く、見栄えがしない可能性もある

ちなみに、費用に関しては、会場の専属や提携会社に依頼する場合が平均約22万円、外部の事業者に依頼する場合が平均約9万円、自作する場合が平均約1万円となっています(「ゼクシィ結婚トレンド調査2022(全国推計値)」より)。

会場の専属や提携会社に依頼する場合は撮って出し映像を選択することが多いためか、他に比べて費用が高くなっているようです。

エンドロールムービーを自作するにはどうすればいいの?

動画編集ソフトやアプリを利用するのがおすすめ

エンドロールムービー・エンディングムービー・エンドムービーを自作するにはどうすればいいの?

エンドロールムービーを自作するには、パソコンやスマートフォンが必要です。また、動画編集のためのソフトやアプリなど利用すると簡単です。

さらに、テンプレートがあれば、画像やテキストを書き替えるだけなので、初心者でもそれなりのクオリティーのものが作れるでしょう。ソフトやアプリは所有のパソコンやスマートフォンなどに標準装備されていたり、無料でダウンロードできるものもあるので、調べてみましょう。

エンドロールムービーを自作する手順は以下となります。

(1)ゲストの名前を書き出し、グルーピングする。

(2)メッセージを考える。

(3)名前とメッセージの背景に流れる写真とBGMを用意する。

(4)動画編集ソフトやアプリを使って、テキストと写真、BGMを組み合わせる。

(5)最終的に調整をし、必要ならプランナーに確認してもらう。

なお、自作する際は事前に会場に、スクリーン比率や動画のファイル形式、上映設備などを確認し、それに合わせてムービーを作成しましょう。BGMは著作権の問題があるので、必ず事前に詳細を確認し、どのように作成すればいいのか指示を仰いでください。

初心者でもOK!な「手作りエンドロールムービー」の基本構成って?

初心者でもOK!な「手作りエンディングビデオ」の基本構成って?

エンドロールムービーを自作する際に気を付けたいポイントを解説しています。構成や写真の選び方、おすすめのアレンジ法など、初心者でもわかるように丁寧に紹介しています。

この記事を読む

結婚式の「退場・エンドロール」で使いたい!おすすめBGM10曲

結婚式の「退場・エンドロール」で使いたい!おすすめBGM10曲

披露宴ムービーのBGMに詳しいウエディングプランナー・岡村奈奈さんが選んだ、エンドロールムービーや退場シーンで使いたいBGMをご紹介。ぜひ参考にしてみて。

この記事を読む

ゲストの名前とコメントはどうやって入れる?

入れ方は大きく2通り

・エンディングムービー・エンドムービー ゲストの名前とコメント

エンドロールムービーの根幹とも言えるのがゲストの名前とコメント。その入れ方は大きく2通りあります。

一つはゲスト一人一人にメッセージを付けるスタイル。このスタイルはふたりの思いがダイレクトに伝わりやすいものの、内容が重複してしまったり、映像が長くなってしまうというデメリットも。少人数ウエディングにおすすめです。

もう一つはゲストをグループ分けして、グループごとに一つのメッセージを入れるスタイル。こちらは映像も程よい長さにまとめることができますし、メッセージが重複する心配もありません。ゲストの人数が多い披露宴はこちらがいいでしょう。

ゲストの分け方としては、ふたりとの属性(仕事関係者、友人、親戚など)で分けるのが一般的。当日の席次で分けるという方法も。グループ分けの数は80名くらいの招待客数で8~10くらいがおすすめです。

結婚式のプロからひと言

数多くの結婚式を手掛けてきたウエディング ナビゲーターの清水恩さんに、エンドロール演出についてアドバイスを頂きました。
顔写真

最近の結婚式は招待状や席札など、ゲストへのメッセージを入れるものが多くあります。あまり数が多いと、もう書くことがないということも……。もし他のアイテムでゲストへメッセージを伝えているのなら、エンドロールはグループごとにしてもOK。ゲストは自分の名前が紹介されただけでもうれしく思うので、無理にコメントを付けず名前だけでも大丈夫ですよ。

紹介する順番とコメントの文字数は?

新郎側→新婦側。席次と同じ順番が一般的

エンドロールムービー・エンディングムービー・エンドムービー 紹介する順番とコメントの文字数

エンドロール全体の構成としては、冒頭のあいさつ文→ゲストの名前&コメント→締めのあいさつ文となります。映像の長さとしては5分くらい、BGM1曲分が妥当です。

紹介する順番はかつては新郎ゲスト→新婦ゲストという流れが一般的でしたが、いまはどちらが先でも構いません。両家それぞれの中では、主賓→仕事関係者→友人→親戚→家族という流れになります。

仕事関係では役職の上の人から並べる場合が多く、上司→先輩→同期→後輩の順となります。友人では特に守らなくてはならない順番はありません。古い年代の友人から紹介するもよし、新しい年代の友人から紹介してもいいでしょう。また、ふたりの共通の友人がいる場合は、新郎ゲスト、新婦ゲストの枠に当てはめなくても問題ありません。

親戚は父方の親戚と母方の親戚に分けて紹介する方がいいでしょう。親戚の中では祖父・祖母→伯父・伯母→叔父・叔母の順番です。いとこはこの後になりますが、家族を一単位としてもOK。最後に自身の家族となりますが、きょうだいを先に紹介し、父母を最後に持ってくるのが一般的です。

コメントの文字数ですが、あまり長いと読みづらいので、1~3行で40~50字くらいがいいでしょう。また、招待状の文面などと同様に、句読点は付けないのがおすすめです。

冒頭と締めのあいさつ文例

【冒頭あいさつ文例】
本日は私たちの結婚式にお越しいただき 
ありがとうございました
私たちふたりが大切に思う皆さまに
じかに結婚を報告でき 
大変うれしく思っています

【締めあいさつ文例】
私たちが今日あるのは
皆さまのおかげです
今日のこの感動を忘れずに
ふたりで力を合わせて
温かな家庭を築いていきます

仕事関係者へのエンドロールコメント文例

節度のある文体で感謝の気持ちを

エンドロールムービー・エンディングムービー・エンドムービー 仕事関係者へのコメント

仕事関係者へのメッセージでは、今までの感謝やこれからの抱負を伝えるといいでしょう。上司へはしっかり敬語を使って失礼にならないように。同僚へは少し砕けた文体でも構いません。

【主賓や上司へ】
・本日は心のこもったごあいさつを
 ありがとうございました
 結婚後も変わらぬご指導をお願いします

・新入社員の頃から見守っていただき
 ありがとうございます
 結婚で浮かれずに今まで以上に頑張ります!

・いつも優しく 時には厳しく 
 ご指導いただき 感謝しております
 これからもどうぞよろしくお願いします

【先輩へ】
・いつもフォローしていただき 
 ありがとうございます
 今後は独り立ちできるように頑張ります!

・どんなときも笑顔でバイタリティー溢れる
 ●●さんは私の憧れです
 また飲みに連れて行ってくださいね

・公私共にお世話になり 感謝しています
 ●●さんのような温かな家庭を目指します!

【同僚へ】
・いつも相談に乗ってくれてありがとう
 これからも頼れる存在でいてください

・同期の結束は不変だよね!
 みんなが頑張っている姿から 
 いつもパワーをもらっています

・お互いに忙しくなっちゃったけれど
 同期でまた一緒に集まろうね!

【課やチームのメンバーへ】
・家族のような●●課の雰囲気が大好きです
 これからもご指導よろしくお願いします

・秋には新婚旅行でしばらく休みますが
 皆さんに迷惑を掛けないように頑張りますので 
 安心してください!

・このチームに加入して 
 自分自身成長できたと思っています
 今後のさらなる飛躍を期待してください!

友人へのエンドロールコメント文例

親しみを込めた文体でOK!

エンドロールムービー・エンディングムービー・エンドムービー 友人へのコメント

親しみを込めたメッセージがいいでしょう。共通の思い出を絡めたり、相手の良いところを褒めながら感謝の気持ちを伝えたり、今後の変わらぬお付き合いをお願いするといいでしょう。話し掛けるような、カジュアルな文体で構いませんが、他のゲストも見るものなのであまりに砕け過ぎるのは慎んだ方が無難です。

【幼なじみへ】
・一緒に遊んだのが昨日のことのようです
 ぜひ新居にも遊びに来てね

・今までたくさんの思い出をつくってきたね
 これからも素敵な思い出を一緒に増やしましょう

【学生時代の友人へ】
・いろいろな悩みを分かち合ったみんなは生涯の友です
 結婚しても女子会には呼んでね!

・常に前向きな●●ちゃんには
 いつも元気をもらっています
 これからもずっと仲良くしてね

・みんなと過ごした学生時代はすごく輝いていたよ
 もちろんこれからも輝き続けます!

【部活で一緒だった友人へ】
・つらくも楽しかった夏合宿 
 あれでずいぶん根性がつきました
 またみんなでどこかに泊まりに行きたいね!

・みんなと一緒に汗を流した日々は
 かけがえのない時間でした
 これからも変わらぬ友情を!

・すべてをさらけ出したみんなは家族同然!
 気軽に新居にも遊びに来てね

親戚へのエンドロールコメント文例

幼い頃の思い出を絡めて

エンドロールムービー・エンディングムービー・エンドムービー親戚へのコメント

親戚には幼い頃の思い出を絡めたメッセージがおすすめ。関係性により、親しみを込めた文体でも問題ありません。きょうだいや父母は身内である上、「花嫁の手紙」などで家族への思いを表明しているケースも多いのでさらりと。溢れる思いはまた別の場所で伝えるといいでしょう。

【祖父・祖母へ】
・私の花嫁姿 見てもらえてうれしかったよ
 これからもずっと元気でいてね

・今日は来てくれてありがとう
 今度のお正月は彼とふたりで
 遊びに行くから待っていてね

・おばあちゃんに習った
 和風ハンバーグは彼も大好物です
 また料理教えてね

【遠方から来たおじ・おばへ】
・今日は遠くからありがとうございます
 これからも変わらぬお付き合いを
 よろしくお願いします

・遠いところ足をお運びいただき 
 ありがとうございました
 彼とふたりで温かい家庭を築きます

【仲の良いおじ・おばへ】
・小さな頃から可愛がってくれてありがとう!
 手料理をごちそうするから
 ぜひ新居に遊びに来てください

・センスの良いおふたりは私の憧れです
 おふたりのような夫婦になれるように頑張ります

・みんなと一緒に行ったキャンプ 楽しかったね
 また企画するから一緒に行こう!

【きょうだいへ】
・今も昔も自慢のお姉ちゃんです
 これからは彼も一緒によろしくお願いします!

・ケンカばかりだったけれど 憎めない弟よ!
 お父さんとお母さんをよろしくね 頼んだよ!

・いろいろ衝突もしたけれど
 ●●ちゃんが妹で本当に良かった
 これからも一緒にライブに行こうね

【父母へ】
・今まで育ててくれてありがとう
 これからもどうぞよろしくお願いします

・心配ばかりかけてごめんね
 今後は彼とふたりで頑張っていきます

・二人の子どもとして生まれてきて幸せでした
 彼とふたりで親孝行するから 
 楽しみにしていてね

・今までどうもありがとう
 幸せになります!

卒花たちのエンドロールムービー実例3

コメント量が同じになるように配慮

エンドロールムービー・エンディングムービー・エンドムービー 卒花実例

同じような内容が並ばないように、グループごとにメッセージを伝えることに。コメントはどのグループも同じ分量になるように気を付けました。

友人へは「みんながいたから今の私がいるよ また遊びに行こうね」、親戚へは「今まで見守ってくれてありがとうございました 幸せな家庭を築いていきます」、親へは「実家を出て親のありがたみを知りました ありがとう」などのコメントを。

挙式の撮って出し映像をバックにコメントを流し、ゲストからは「よかったよ!」と褒められました。(伊藤恭子さん)

具体的なエピソードを盛り込んで

エンドロールムービー・エンディングムービー・エンドムービー 卒花実例

ゲスト一人一人へのメッセージは席札に入れたので、エンドロールはグループごとに。ありきたりにならないように、具体的なエピソードを入れました。

例えば、親戚には「小さい頃にパン作りを教えていただけたこと 今でもすごく覚えています」、上司には「お世話になっている皆さまにお祝いしていただけて本当にうれしいです! 月曜日からまた頑張るのでこれからもよろしくお願いします」、同期には「カラオケのマイクを独占した1年目の忘年会懐かしいね これからもいろいろ頑張ろう!」などです。

ゲストもコメントをしっかり読んでくれたようで、上司からは「こんなときまで仕事のこと考えなくていいのに!」と言われました(笑)。(めぐみさん)

お世話になった人たちへサプライズエンドロール

エンドロールムービー・エンディングムービー・エンドムービー 卒花実例

当日の撮って出し映像を使ったエンドロールの他に、受付やサプライズに協力してくれた人、会場のスタッフなどへの感謝のメッセージを載せた自作のエンドロールを上映しました。

多くの人たちの協力で実現した結婚式だったので、しっかり感謝の気持ちを伝えたいと思ったからです。ふたりでそれぞれ、名前と「ありがとう!」と書いたボードを持って写真を撮影し、それを動画に仕立てました。

友人からは「気持ちがこもったエンドロールで感動した。最後までサプライズがあってよかった」と言われました。会場スタッフにもすごく喜んでもらえました。(たえたそさん)

【実例】“1万円以下”のエンディングムービー、作り方&内容は?

【実例】“1万円以下”のエンディングムービー、作り方&内容は?

エンドロールムービーを自作した先輩花嫁の実例を集めています。使用したソフトや制作期間、制作工程などが詳しく載っているので、エンドロールムービーを自作したいと考えている人はぜひチェックして!

この記事を読む

From 編集部

コメントはさりげなく簡潔に。未来志向の内容で

披露宴の締めくくりに上映するエンドロール。感謝の気持ちを伝えるのにぴったりの演出ですが、あまり長いとゲストも飽きてしまいます。コメントはさりげなく簡潔に、未来志向の内容で。ありきたりにならないように、ゲストの顔を思い浮かべながら考えるのがおすすめです。

顔写真
Profile

清水 恩 ウエディング ナビゲーター

専門式場やプロデュース会社でウエディングプロデュースの経験を積み、2004年に独立。フリーウエディングプランナーの先駆けとして活動を始め、「しっくりと心になじむ結婚式」をモットーに結婚式を幅広くサポートし続けている。結婚式の専門家として、『All About』のオフィシャル・ガイドなどメディアでの執筆や監修も多数。
プリーマ ウェディング
https://prima-wedding.com

構成・文/粂 美奈子 イラスト/sachicafe D/ロンディーネ 
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によるものです。回答者数100人未満の数値が含まれますが、参考値として記載しています
※掲載されている情報は2023年7月時点のものです

【エンドロールムービーを作るときに知っておいてほしいこと】
※会場によって映像の持ち込み、および使用する音源に制限があるため、事前に会場に確認をしましょう
※会場によって音源の再生タイミングの指定など、オペレーションの制限がある場合があります。事前に会場に相談、確認をしましょう

  • 演出・アイテム
  • アイテム検討期
  • 定番
  • エンディング演出
Share on>

pagetop