\こんなの見たことない!/「結婚証明書」最新アイデア14
人前式や教会式の際、新郎新婦がゲストや神様の前でサインをして永遠の愛の証しにする結婚証明書。最近では挙式の大事なセレモニーとして、オリジナリティーあふれる証明書を作る人が増えています。そこで今回は、ふたりだけでなく、参加したゲストの思い出にも残る驚きの結婚証明書をご紹介。楽しいアイデアが満載ですよ。
結婚証明書とは
結婚証明書とは、ふたりの結婚を証明するものとして、人前式や教会式の中で新郎新婦がサインをする誓約書のこと。サインした後はゲストにお披露目し、承認の拍手をもらうのが一般的です。形式にこだわらず、ゲストに参加してもらって一緒に完成させるものも多く、祝福の想いが詰まった結婚証明書はこの世に一つの宝物に。
【アレンジアイデアが光る!】結婚証明書6
書面にサインをするシンプルなスタイル、イラストが描かれた用紙にゲストから指印などをもらうスタンプタイプ、小さなチップにゲストの名前を書いてもらいフレームに投入するドロップスタイプやインテリア性のあるタイルなど、定番人気の結婚証明書もアレンジ次第でふたりらしさが全開に。ゲストの印象に残ること間違いなしのびっくりアイデアをご紹介します。
お気に入りの写真でアレンジ! クリアなチップもかわいいハートドロップス
韓国での前撮り写真をアクリル板にプリントし、ハートドロップスの背景に。チップが透明なので、写真が隠れることもなく、ふたりの前にたくさんのハートが積み重なるハッピーな仕上がりに! 写真の雰囲気に合わせて、署名用のペンもゴールドで統一。
「結婚式のコンセプトでもあるクマの写真を使って、ゲスト参加型のハートドロップスにしたい!」とプロの方に相談。実はこのフレームの写真、新郎新婦と真ん中のクマだけが浮いて見えるよう加工してあるんです。ゲストには「めちゃくちゃかわいい!」と好評で、私自身も大のお気に入り♪ 家で証明書を見るたび、幸せな結婚式を思い出します。(らいらさん/@_310wedding_)
一つ一つ形が違うシーグラスに、ゲストのサインをもらって
大きさも形もさまざまなシーグラスを使ったウエディングドロップス。ゲストにはシーグラスにローマ字で名前を書いてもらってフレームの中へ。挙式ではふたりがそれぞれ名前入りのシーグラスを投入し、みんなに完成品をお披露目。
離島に住んでいた時期に集めていたシーグラス。何か結婚式のアイテムに使えないかなぁ、と考えて、結婚証明書にしました。シーグラス同士が重ならないよう、フレームは段ボールなどで厚さを微調整し、背景にジュートを貼って海の雰囲気に。「オリジナルでよかったよ!」と、いろんなゲストに言ってもらえてうれしかった!(Ayananさん/@ayana_n_mw)
デニムのスタンプをポン! ユニークなアレンジが大好評
人数分のハンガーが描かれた台紙にデニムのスタンプを押してもらい、まるでデニムパンツを干しているような証明書に。「結婚生活で一番大切なもの」の答えを3つに色分けし、ゲストが思う色のデニムをスタンプ。挙式では立会人と一緒に、完成した証明書をお披露目。
私がデニム屋さんで働いているので、デニムをモチーフにした結婚証明書にしたいと考えて思い浮かんだのがこのアイデア。台紙は自分で用意しスタンプはオーダー。ゲストには「ほなみらしい!」「初めて見た!」と喜んでもらえたので、このデザインにしてよかったです。結婚式後は新居の玄関に大切に飾っています。(ほなみさん/@ tobe.wd1130)
インテリア性も抜群。ハワイでのロケフォトにサインを入れて
ハワイでのロケーションフォトを拡大プリントして大きなフレームに入れ、ゲストには余白の部分にサインをお願い。ウエルカムパーティの最後、スパイダーシャワーのためゲストに新郎新婦を囲んでもらい、みんなに見守られながらふたりがサインを入れて完成!
写真はネットプリントを利用して拡大印刷し、フレームは市販のものを使いました。準備が簡単で低コストなのに、おしゃれに仕上がるところがこの証明書のポイント。今はインテリアとしてリビングに飾り、参列してくれた方のサインを見ながら結婚式当日のことを思い出しています。私たちふたりの大切な宝物になりました。(shioriさん/@ shi401_wd)
ふたりのロゴマーク入り「結婚証明酒」に、ゲストのメッセージをお願い
地元・秋田の地酒でおしゃれな印象のものをソムリエに選んでもらい、「結婚証明酒」のオリジナルラベルを貼って全員にメッセージをお願い。挙式では、そのお酒で両家の家族が乾杯し、承認代わりのセレモニーに。「結婚証明酒ってふたりっぽい!」とゲストにも好評。
結婚式を挙げた地元・秋田のものを使いたいと思い、披露宴に日本酒ビュッフェを用意するほどお酒好きなゲストも多かったため、日本酒ボトルを使って証明“酒”に。ラベルに使ったふたりの似顔絵入りロゴマークは、大親友が作ってくれた消しゴムハンコをベースにデザイン。招待状にも同じロゴを使ったのでゲストもなじみやすいラベルになりました。(wedding_sさん)
取材協力/村前志織(グローヴエンターテイメント株式会社/@ murashio0511)
ゲストのサインを入れて積み重ねたカラフルなブロック証明書
好きな色のブロックにゲストの名前を書いてもらい、下から順に積み上げてもらったカラフルな証明書。名前の書き方はゲストにお任せしたので、漢字、ひらがな、ローマ字と、一人一人の個性が表れて楽しい仕上がりに。大切なゲストと宝物を作る喜びを実感!
同じメーカーのブロックでリングピローを作り、挙式後はリングピローに使った新郎新婦の人形を証明書のトップにオン! 挙式を終えたふたりがゲストと合流して披露宴に参加する、というイメージを表現しました。ゲストには「参加した私たちも楽しかったよ!」と言ってもらえたし、仕上がりもかわいくてお気に入りです。(友紀さん/@ yukimidaifuku71)
【斬新なアイデアが光る!】結婚証明書8
自由な発想で、びっくりするほどの進化を続けている結婚証明書。参加して楽しい! 見てわくわくする! そんな見たことのないアイテムなら、参加したゲストへのインパクトも抜群です。ふたりらしさや結婚式のテーマを大切にした証明書の数々は、どれも個性的でマネしたくなるものばかりですよ。
アート感覚で家に飾れるドライフラワー&押し花の結婚証明書
ガラスのフレームに、ゲストからドライフラワーや押し花を入れてもらったボタニカルアートの証明書。人前式でふたりが仕上げ、完成品をその場でお披露目。フレームの中で動かないよう厚みのある花を選び、ガラス表面には当日の日付と名前を入れて。
ゲストも参加できる人前式にしたかったこと、ボタニカルアートをどこかに取り入れたいと思っていたことからこの証明書に。作り方の説明と完成イメージ図は用意しましたが、お花の入れ方はゲストのセンスにお任せ。私たちも出来上がりが楽しみでした。ゲストからは「すごくかわいい!」というお褒めの言葉をもらってうれしかった!(yuriさん/@xxyt_wdxx)
真っ白だったキャンバスが、ふたり&ゲストの手でカラフルな作品に
真っ白なキャンバスを用意し、ゲスト一人一人の手で色を塗ってもらったカラフルな結婚証明書。人前式では、星形にくりぬいた板を色とりどりのキャンバスに重ね、ふたりが名前入りの星をはめて完成! 披露宴会場にも飾って結婚式の象徴に。
結婚式のテーマは「make your mark」。交際中、周りの皆さんに支えてもらったことに感謝して、みんなで楽しめる特別なことをしたいと考えました。思い思いの「色」や「形」に彩られた作品を見て、想像以上に自由に描いてくれたことに感動! ゲストには、「こんなの初めて見た!」「ふたりらしいね」と言ってもらえました♪(になさん/@dhwxhappy)
メッセージ入りのオーナメントを飾り、にぎやかなクリスマスツリーが完成☆
麻ひもを付けた木製オーナメントにメッセージや絵などを自由に書いてもらい、ゲストみんなでクリスマスツリーを装飾。仕上げは、新郎新婦がツリーのトップに星のオーナメントをオン!「かわいい!」という声も上がり、楽しい誓約の演出に。
ゲスト参加型の証明書にしたいという希望があり、クリスマスも近かったので、ゲストの皆さんと一緒に世界に一つだけのツリーを作ることにしました。毎年クリスマスの時期におうちに飾ることで、年に一度、結婚式を思い出すことができるのがこの証明書の魅力。これから、毎年のクリスマスがさらに楽しいイベントになりそうです。(sayakaさん/@kr___wed1201sn)
ゲストが作った“星”がキレイ!プラネタリウムのようなランプの結婚証明書
結婚式のコンセプト、「ほしあかり」にぴったりの幻想的な結婚証明書。ゲストから銅板に穴を開けてたくさんの星を作ってもらい、ふたりは挙式中に銅板部分へサイン。出来上がったランプを点灯した瞬間は、会場から「わぁ~」と歓声が!
コンセプトに沿ったオリジナルな結婚証明書にしたくて、アートディレクターに相談しデザインしてもらいました。クリエーターさん、ゲストの皆さんと一緒に特別なアイテムを作ることができて、当日は幸せな気持ちでいっぱいに! 今は寝室に飾って毎日点灯させています。インテリアとして部屋に溶け込んでいる感じが大好きです。(志保さん/@0318mkt_)
誓いの言葉を囲むように、みんなの手でドライフラワーを敷き詰めて
ゲストにドライフラワーを詰めてもらったフラワーボックスの証明書。土台にスモークツリーを敷くことで、隙間が空いてもかわいい作品に。ブライズメイドに全体を整えてもらい、挙式でふたり専用の花を入れて完成! 新婦はプロポーズでもらったミニバラのドライを。
海外では、ドライフラワーは永遠に咲き続ける花と言われていて、その意味が好きだったし、ゲスト全員の承認がもらえて結婚式後も飾って楽しめるものを、と考えました。中央に置いたボードには、ゲストに向けた誓いの言葉を英語で表記。挙式の際、「みんなで詰めてくれたんだ!」と思ったら、うれしくて幸せで感動がこみ上げました。(yukiさん/@h.yuki_wd0921)
みんなの似顔絵をパネルに! シールで「心の芽」を作った温かい証明書
ゲスト全員分の似顔絵、名前を入れた結婚証明書を用意。ゲストには自分の絵の胸元に葉っぱのシールを2枚貼ってもらい、みんなの心に「芽」が生えた証明書に。最後に新郎新婦も同じようにシールを貼って出来上がり。おもてなしの気持ちが伝わる証明書にみんな感激!
ゲストに何かプレゼントしたかったし、「結婚式に来てよかった」と思ってほしい気持ちで、似顔絵モチーフの証明書にしました。似顔絵はプロのイラストレーターに依頼し、丁寧に仕上げていただいたもの。似顔絵のデータをゲストにプレゼントしたところSNSのアイコンに使ってくださる方もいて、うれしい感想をたくさんいただきました!(Hitomiさん/@ lololooove1104)
ジュエリーボックスをイメージ☆チャペルにキラキラ輝く結婚証明書
「結婚生活において必要なものは」という問いの答えを5つ作り、5色のイミテーションジュエリーを用意。ゲストが思う答えの宝石をアクリルボックスに入れ、蓋にサインをしてもらいフレームへ。挙式では、フレームに書いた誓いの言葉を読み上げ、署名をして完成!
子どもの頃からキラキラしたものが好きで、宝石をモチーフにしたゲスト参加型の証明書に。宝石を並べたフレームは自作。閉じた後に蓋が開かないよう鍵を付け、四隅に装飾を加えました。当日は「宝石ってちえらしい!」といううれしい言葉も。今はリビングに飾って、誰が何色を選んでくれたのか主人と見返しています。(wedding.chieさん/@ wedding.chie)
みんなの縁を結んで作る、サムシングブルーのウエディングリース
ステッチ用フレームにリボンを結んでもらい、ゲスト全員で完成させたウエディングリースの結婚証明書。パーティ終盤に行った承認セレモニーでは、ふたりが署名したリボンをリースの頂上に結んでお披露目。スタンドには、夫婦生活の約束5カ条をプリントして貼付。
「これまでとこれから」「ゲストと新郎新婦」、そして「新郎と新婦」をつなぐ結び目のような時間と場所にしたくて、結婚式のテーマを「tie(結ぶ) the knot(結び目)」に。見た目だけでなく意味があり、ゲストが参加できる承認セレモニーを考えてリースにしました。リボンを結ぶことでゲストにもテーマを体感してもらえたと思います。(CHIEさん/@ chie_hi)
From 編集部
ゲストの祝福をぎゅっと詰め込んで
結婚証明書は、ふたりの結婚の証しであり、ゲストの「幸せになってね!」という思いが込められた大切なアイテム。ずっと残るものだから、こだわらないのはもったいない! 自分たちらしさを詰め込んだ証明書で、結婚式をさらに思い出深いものにしてくださいね。
取材・文/関東博子 構成/小田真穂(編集部)
※掲載されている情報は2020年4月時点のものです
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