両家の「初めまして」を記念!婚約食事会で贈る“結ギフト”花嫁実例6
婚約食事会の場で「両家の親に仲良くなってほしい」「結婚式や新生活の具体的な話をしたい」と望む花嫁さんへ。両家が親しくなるきっかけをつくり、話を盛り上げてくれるアイテム“結(ゆい)ギフト”をご紹介します。
「初めまして」記念の“結ギフト”ってどんなもの?
“結ギフト”とは、両家の出会い、そしてこれから家族になることを記念して、新婦の実家、新郎の実家、そしてふたりの新しい家の3つの家で持つことができるアイテムのこと! 実際に先輩花嫁が用意した“結ギフト”と、セレクトの理由を取材しました。
【結ギフト1】日常の中で、両家のつながりが目に見えるアイテム
ふたりの結婚を機に「家同士のつながりが生まれた」とはいえ、よほど近くでないと両家が顔を合わせる機会は少ないはず。だけど、日常的に使う物がお揃いのアイテムなら、見るたび、使うたびに、お互いのことを思い出し、絆を感じることができるんです。
両家のイニシャル入りでつながりを感じる「ストラップ」
ふたりが記念品に選んだのはストラップ。ベルト部分の表面にはそれぞれの名前、裏面には婚約食事会の日付、飾りのクローバーには両家のイニシャルを刻印することで、より両家のつながりを感じられるようにという願いが込められている。
「男女問わず、気軽に身に着けて使える物を考えてストラップに決めました。私の父は他界しているのですが、夫がサプライズで父の分までストラップを作成し、当日母に渡してくれて、母と共に彼の心遣いに感激し涙を流しました」(平手さん)
結ギフトの感想は?
まさか食事会で記念に残る物をもらえると思っていなかったから、とても嬉しかった。大切過ぎて使うのがもったいないです。(新婦母・幸子さん)
挙式当日にも両家お揃いで使える「ブライダルハンカチ」
新郎新婦が結婚式用にお揃いのブライダルハンカチを購入する予定だったが、「両家でお揃いだと式当日のいい記念になる」と思い、サプライズとして婚約食事会の場で両家の親に贈ることに。両家にとって結婚式がさらに心待ちになる素敵な贈り物となった。
「両家が初めて会う機会だったので、記念に残ることがしたいと思ったのがきっかけです。喜んでもらえると良いなという思いと、両家が仲良くなりますように、と願いを込めました! 刺しゅうは全員お揃いのフォントで、男性と女性で色を変えました。花嫁の私だけ“サムシングブルー”にあやかってブルーです」(冴香さん)
結ギフトの感想は?
粋なプレゼントで、当日も使えてとてもいい記念になりました。イニシャルも入れてくれて特別感もあります。大切に使っていきたいです。(新婦母・真弓さん)
【結ギフト2】新しい家族の始まりを祝う縁起アイテム
ふたりの結婚を機に、これから親しい付き合いが始まる両家。縁起のいい品を贈って、新しい家族の始まりを祝いたい! おめでたい意味を持つアイテムを選び、幸福を願う気持ちを伝えて。
家庭円満を願う「だるま」に、婚約食事会で目入れ
群馬出身のふたりが、縁起物で思い付いたのは伝統工芸品のだるま。高崎市にある達磨(だるま)寺のだるま絵付け体験で、家族に向けて思いを込めながら作成した。中心にはそれぞれの名字、左右には家族の名前を入れ、顔も描き、家庭円満と書き入れたオリジナルのだるまに!
「婚約食事会の催し物として、両家の代表がだるまへ目を入れるコーナーを設けました。結納はしなかったので、目入れが一つの節目のような儀式になりました。結婚式を挙げる際に、もう一方の目を入れるのも節目かなと考えています」(mittonさん)
結ギフトの感想は?
マトリョーシカやこけしなど民芸品が好きで部屋に飾っているので、だるまの記念品がとても嬉しかった。だるまの模様の部分を手書きしてくれたのも嬉しかったです。ふたりが仲良く書き入れて用意してくれてほほ笑ましく思いました。(新婦母・カヨコさん)
両家を“ハシ”渡しする手作りの「めおと箸」
婚約食事会の記念に何か残したいと考えたふたりは、箸の手作り体験ができる場所を見つけて、ふたりで一緒に手作り。食べやすいように丸みを出しながらかんなを使って先端をとがらせ、心を込めて完成させて、かわいらしくラッピング!
「箸をプレゼントするのに『人と人を結び付ける』という意味があると知り、新しく家族として迎え入れてくれた感謝の意味を込め、お互い義理の両親に手作りしました」(はなよさん)
結ギフトの感想は?
手作りの箸をチョイスしたことに驚きました。使うのがもったいなくて今でも飾っています。(新婦母・のりさん)
Other Ideas
他にも新郎新婦が心を込めて選んだアイテムをご紹介。両家の親が喜んでくれるような品を選ぶのが一番。あなたの“結ギフト”選びのご参考に。
3つの夫婦の幸せを祈る「夫婦守」ボックス
両家顔合わせの際に、「話のきっかけになって場が盛り上がり、顔合わせの日を思い出せるような記念品になれば」と花嫁が手作り。乃木神社で「よりそひ守」「つれそひ守」を授かり、木製のボックスに造花を詰め、家族の幸福を祈る記念品が完成した。
「『末長く連れ添っていけますように』と願いを込めたお守りは素敵なデザインで、婚約をした今だからこそ持っておきたいなと思い、両家にも贈りました。彼と乃木神社に行ったデートも思い出です」(ゆみさん)
結ギフトの感想は?
忙しい時期だったのにわざわざ手作りしてくれたんだな、と思い嬉しかったです。自宅のピアノの上に飾って大切にしています。(新婦母・ゆうこさん)
オリジナルラベルのビール6本で家族の始まりを表現
ふたりが探したのは「実用的だけど気に入ったら形にも残せる物」「特別感を感じられる物」。写真や文字を入れられるビールを見つけて、両家の名前と日付、「両家顔合わせ食事会」のラベルを付け、オーガンジーのリボンを飾った。
「お互い一人っ子で、親にとっては子どもの結婚が1回しかないので、一つ一つの行事を大切にして思い出を残そうと思い、記念品を渡すことにしました。6本入のパッケージで、6人がこれから家族になることがイメージできるような記念品になりました」(nog_wdさん)
結ギフトの感想は?
両家の名前や日にちも入っていて、とても嬉しかったです。とてもびっくりして、たくさん写真を撮りました!(新婦母・かずみさん)
From 編集部
「今までありがとう」「これからよろしく」の思いを届けよう
婚約食事会は、結婚式当日よりも両家でゆっくり話すことができる日。これまでの感謝や新生活への思いをぜひ語り合ってください。思いの詰まった“結ギフト”がきっかけとなり、さらに両家の話に花が咲くはず!
取材・文/竹本紗梨 D/ロンディーネ 構成/可児愛美(編集部)
※掲載されている情報は2020年3月時点のものです
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