定番演出じゃ物足りない。親にもっと「ありがとう」が伝わるアイデア
「結婚式で、親への感謝を伝えたい!」でも、花嫁の手紙や花束贈呈の定番演出だけでしっかりと思いが伝わるか不安……。とお悩みの花嫁さんのために、「親へのありがとう」を伝える感謝アイデアを実例でご紹介。さまざまな「ありがとうがもっと伝わるアイデア」、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アイデア1■日数や思い出etc.をプラスして<“子育て感謝”記念品>
「生まれてから結婚するまでの日数」や「幼少期と現在の写真」「誕生時の体重」など、子育てへの感謝をより強く込めたギフトとして、手作りの子育て感謝状を贈ったというももさん。「生まれてから式まで」の日々を想起させるアイテムで、育ててもらったこれまでへの感謝も伝わるのが、このアイデアのよさ!
このほかの子育てへの感謝を伝えるギフトとしては、「生誕時の体重のお米やぬいぐるみ」、メッセージ入りの「サンクスボード」など、子育てに関する何かしらの思い出をプラスして贈ったという花嫁たちの声も上がりました。
“子育て感謝”記念品で
結婚式が終わった後も形として残せて、思い出にもなる感謝のアイテムを贈りたいと思い、手作りで子育て感謝状を作成。無印良品で購入したアクリルスタンドにダウンロードした子育て感謝状のフォーマットを挟み、新郎新婦の幼少期の写真+現在の写真、子育てへの感謝の言葉を添えて贈りました。両家の親とも、式が終わった後も実家に飾って大事にしてくれています。(ももさん)
アイデア2■ふたりや両家とのつながりを乗せる<“結”ギフト贈呈>
結婚指輪を作ったお店で、親へのギフトも一緒に作ったというきぃさん。オリジナルの一枚の木目から指輪以外のものを作れるというお店のサービスにより、新婦の父にはストラップ、母にはネックレス、新郎の父にはメガネストラップを作成。ふたりの指輪と家族のつながりを感じるギフトで、両家や親子の絆が一層深まりそうなアイデアです。
このほかにも、「式場限定のコップを両家と新郎新婦用に購入して贈った」「お揃いの夫婦箸をプレゼントした」など、ふたりと家族のつながりを感じる“結”ギフトを贈ったという花嫁たちも。ぜひ参考にしてみて。
“結”ギフト贈呈で
一緒に住まなくなっても、家族のつながりをずっと大切にしたいという思いを込めたギフトです。またいろいろな感謝ギフトがある中で、「世界に一つだけのもの」と思ってこちらのギフトを選びました。身に着けられるアイテムで、離れていても家族を身近に感じられるのもいいなと思ったポイント。「こんなのあるんだ。すごいね」と驚き、デザインもすごく気に入ってくれて嬉しかったです。(きぃさん)
アイデア3■親の好み、タイプetc.に合わせた<“特製花束”贈呈>
花束贈呈の際に、両家の母親ごとに異なる色み、デザインの花束をオーダーして渡したふーかさん。自らの母親へは「明るくてハツラツ、エネルギッシュな性格」をイメージしオレンジ系を。新郎のお義母さんへは「冷静で落ち着いていて、凛とした雰囲気」をイメージしブルー系の花束をプレゼント。母のタイプに分けて贈り分けされた特製花束で、より「大切に思っています」という感謝の気持ちが伝わる演出に。
このほかにも、「母との思い出のあめ細工で作った花束に」「母の好きなバラを」など、より贈る相手のタイプに合わせた特製花束で気持ちを伝えていた人も。さらには「アーティフィシャルフラワーのフラワーボックスにして記念品になるように」など、手元にずっと残せる形で贈っていた花嫁もいました。定番の花束にもう一歩アイデアをプラスした特製花束で、もっと感謝を伝えられること間違いなしです。
“特製花束”贈呈で
両家の母はともに花好きなので、花束贈呈は絶対にしようと思っていました。そしてせっかくなら、それぞれのパーソナルカラーを表現できればより記憶に残ると思ったので、異なる色、デザインでオーダー。加えて、両方の母の性格を引き継いですてきな家庭にします、という思いも込めています。ふたりともうれし涙を流して喜んでくれ、お互いの花束が違うことにも盛り上がり「似合っているね」と言い合っていました。(ふーかさん)
アイデア4■五感で感じてもらえる、伝わる<“ビジュアル”花嫁の手紙>
両親との思い出をぎゅっと凝縮し、手描きの「絵本型の花嫁の手紙」を用意。絵本の読み聞かせのように朗読し、ありがとうの気持ちを贈った茜さん。幼少期からよく絵本を読んでもらっていた思い出があり、実家には約500冊もの蔵書があったほど、親子にとって絵本は特別な存在。そんな思い入れの強い絵本の形にしつらえられた花嫁の手紙は、感謝の気持ちを聞くだけでなく、思い出と重ね、見て触れて、飾ってと五感で感じてもらえる、ビジュアル性の高いものに。聞いてもらうことがメインとなる花嫁の手紙の、とっても素敵なアレンジアイデア。
このような五感を刺激する花嫁の手紙はほかにも。例えば、「自分でピアノの生演奏をしながら、スクリーンで思い出の写真と親へのメッセージを流した」「フラワーボックスに花嫁の手紙を印字し、インテリアとしても飾れるようにした」など、花嫁の手紙を聞くだけでなく、「見るなどの五感を刺激するアイデア」を反映して贈ったという花嫁も!
“ビジュアル”花嫁の手紙で
作ることが元々好きなのと文字を書くのがあまり得意ではないので、私らしく自分で作り上げたものを通して感謝を伝えようと思い絵本にしました。私が幼い頃は、両親が愛情を込めて絵本を読んでくれたので、今度は私の番。いざ読み手になると、短い文に大きな気持ちを込めて読むのはとても難しいと感じましたが、自分らしくめいっぱいの感謝を伝えられたと思います。また、両親もとても喜んでくれました。(茜さん)
アイデア5■式前に晴れ姿の初披露とあいさつを<ファミリーミート>
当日の挙式前。親に内緒でファミリーミートを行い、感謝を伝えたというmarinaさん。流れとしては、まずは新郎新婦でのファーストミートを行い、その後に親を呼んでファミリーミートを行うというもの。突然呼ばれたmarinaさんの親はその理由がわからず、チャペルの扉が開いた瞬間目にした娘の晴れ姿に、思わず涙。サプライズにしたことで、より一層感情が高まるひとときに。
ゲストに披露する前に親に晴れ姿を見てもらえるこのアイデアは、ほかにも「小さい頃によく遊びに行っていた公園に親を呼んで」や「ファミリーミート用の部屋を会場に用意。壁には幼少期からの成長が感じられる写真を装飾。そこで親が待っている中で花嫁姿の私と対面」など、ひとひねり加えた花嫁たちも。
ファミリーミートで
私の親に一番にドレス姿を見てもらいたかったので、感謝の気持ちを込めてサプライズのファミリーミートを行いました。母は扉が開いた瞬間に泣いてましたし、父は涙を我慢している感じでした。「こんなんせんといてや!始まる前からめちゃくちゃ泣いてしまったやん!」と言われましたが、とても思い出深いシーンとなりました。(marinaさん)
アイデア6■映像に言葉やこだわりの音楽を乗せて<メッセージムービー>
挙式が始まる前にチャペルに家族を呼び、ドアの前で幼少期から現在までの家族写真をムービーにして流したというなほみさん。ムービーの最後には直筆のメッセージを盛り込んで、親への感謝の気持ちもしっかりと伝えたという内容。挙式前に心温まるムービーを見てもらうことで、親の気持ちもますます高まるアイデアです!
このようなムービーにこだわりの言葉や音楽を盛り込み、メッセージを伝えるのはこのほかにもたくさん。「新郎新婦とそれぞれの家族写真を動画にまとめて、両家の親が好きな歌をBGMに」「親への感謝を告げる歌をBGMにして家族写真を流した」という先輩花嫁たちもいて、歌や歌詞にメッセージを込めるというアイデアもおすすめです。
メッセージムービーで
大勢の前で手紙を読んだり、大々的に親に感謝を伝えるのではなく、親と自分たちだけの空間で落ち着いて感謝を伝えたいと思っていました。少人数の家族式だったこともあり、チャペルを利用してムービーを流した後にファーストミート、記念品贈呈と、家族だけで大切な時間を過ごすことができて大満足です。(なほみさん)
アイデア7■撮影とともにコミュニケーションも<ファミリーフォト撮影>
家族の集合写真は、真面目なものととびっきりの笑顔の2パターンを撮影したというにっぴさん。「楽しかった思い出を全力で表現したものを残し、これまでの感謝の気持ちを伝えたかった」という希望通り、式後も実家に帰るたびに「楽しい結婚式やったなー」と親が話してくれるとのこと。オーソドックスな家族写真に加えて、全員がリラックスした「それぞれらしい」表情が記念に残せるのも、このアイデアの魅力。写真撮影を通して、家族の絆も深まる瞬間に。
そのほかにも、「お見送り後が終わった後に両家の親と一緒にスタジオに移動。ゆっくりと家族写真を撮影」「みんなで腕を組んで一体感のあるポーズのカットを」など、写真撮影を通して感謝のコミュニケーションを行ったというアイデアも。
ファミリーフォト撮影で
父が写真嫌いで、七五三以来それらしい家族写真がなかったので、結婚式を機に特別な家族写真を撮影したいと思っていました。毎日の会話が漫才をしているみたいといわれるほどユーモアに溢れる家族なので、今まで一緒に過ごした楽しい毎日を思い出せるようにという感謝の思いも込めています。父からは「いいやん」とひと言。母は「どっちもいい写真やね」とコメントしてくれました。(にっぴさん)
From 編集部
自分がしっくりくる方法で親への感謝をもっと伝えよう!
花嫁の手紙や花束贈呈などの定番演出で感謝を伝える方法には今いちしっくりこない、という場合には「どんな雰囲気で」「どんな内容で」感謝を伝えるのが、自分にとってちょうどいいのかをまず考えてみるのがおすすめ。今回紹介した先輩花嫁たちのアイデアも参考にしながら、親へ感謝を伝える演出、ぜひ検討してみてくださいね。
取材・文/島袋芙貴乃 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のコメントは2021年10月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー83人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2021年12月時点のものです
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