結婚式当日の「これあって助かった!」~まさかの持ち物が花嫁を救う~
いよいよ結婚式も間近! 当日の持ち物もいろいろ調べてバッグの中に。でも、本当にこれだけで大丈夫? そこで今回は、当日思いがけないピンチが訪れたときに救ってくれた持ち物を先輩花嫁&ウエディングプランナーさん直伝でご紹介。ぜひ参考にして。
ヒヤッとするハプニングにNICE RESCUE!
汗びっしょり、電池切れ寸前、ストッキングが何度も破れたなど、結婚式で想定外の出来事に遭遇し、焦ったという花嫁の声多数。何とか切り抜けるために、念には念を入れて持っていくと助かるアイテムをチェック!
汗拭きシート
夏以外の季節もスポットライトを浴びると想像以上の暑さに。じっとり汗ばんでしまい「大丈夫かな」と焦る花嫁さんは少なくありません。着物を何枚も重ねる和装はなおさらです。また、暑くなくても緊張すると汗をかきがち。季節を問わず、汗拭きシートを控室に持ち込んでおくと、着替え時間にささっと使えて安心です。
花嫁ボイス
結婚式で憧れの和装姿に。着替えるとき、想像以上に汗ばんでいて驚きましたが、汗拭きシートがあったおかげですっきり。次の衣裳も汚さずに済みました。(tomoestさん)
秋でしたが自然光がたっぷり入る会場は意外な暑さ。緊張もしていたため、すっかり汗ばんでしまいました。汗拭きシート、持っていけばよかった。(MKさん)
ボータブル充電器
普段なら朝フル充電したスマホを持って出掛ければ夜まで余裕で過ごせますが、結婚式当日の電池の減り方は想像以上。いろんなゲストから予期せぬ連絡がきたり、LINEでたくさんの写真や動画を受け取るとあっという間に電池がなくなりひやひやします。だから充電器はマスト。コンセントに繋がずに持ち運べる物がお勧めです。
花嫁ボイス
式当日は親や友人からの連絡が想像以上に多くなります。電話やLINEなど、たくさんの人とやりとりしているとすぐ充電がなくなるので、いつでもどこでも使える充電器を持参すると便利ですよ。(ともみんさん)
結婚式の間は携帯を使うことはなかったのですが、友人が写真や動画を送ってくれていたので、想像以上に充電が減っていました。結婚式後、二次会の幹事と連絡を取る必要があったため、充電器を持参していてよかったです。(mamiさん)
ストッキングの予備の予備
ドレスを着るならストッキングは必需品。伝線したときのために予備を用意する花嫁は多いけれど、予備の予備まで気が回らなかったという花嫁多数。ドレスで見えない部分だとしても、ストッキングが破れているとテンションが下がるので多めに持参すると安心です。
花嫁ボイス
ストッキングの予備1セットは用意していましたが、靴を履き替えたり、お色直しする際に汚れや伝線が。予備として2~3セット用意しておけばよかった。(ともみんさん)
手の付け爪が慣れず、挙式前にストッキングが破れてしまいました。念のため、予備をたくさん持ってきていたので助かりました。(みんさん)
他にもこんなハプニングが……!
どんなハプニングが起こりそうかを事前に知っておけば、自分を救ってくれる持ち物をジャッジしやすいですよね。結婚式中に必要になりそうな物は、会場のスタッフさんに持っていてもらうよう頼むことも可能だそう。
花嫁ボイス
【ハンドクリーム】
指がむくんでしまい、挙式リハーサルで指輪が奥まで入らず……。挙式直前にハンドクリームを塗ったら、すんなり入ってよかったです。(シェレンさん)
【白いハンカチの予備】
当日、花嫁からの手紙で新郎側父と新郎が感動して大号泣。結局新郎は私のハンカチで涙を拭っていたので、2枚はあってもよかったと思いました。(なーさん)
【手鏡】
小さな手鏡を持っていき、アテンドさんに携帯してもらえばよかった。唇の皮がむけたり、前髪が乱れていないかなど、当日自分で確認したいと思ったシーンが何度もありました。(ayk0さん)
【生理用パンツの予備】
当日生理2日目でなかなかナプキンを替えられずパンツを汚してしまいました。ドレスまで汚れずに済みましたが予備を持ってくればよかったと後悔。(中村晃子さん)
【手持ちの扇風機】
夏の結婚式。屋外で記念撮影も行いましたが暑さは想像以上。1台持っていき、スタッフに風を当ててもらったら、暑さも少し和らぎよかったです。(kkさん)
体調の急変にNICE RESCUE!
緊張してよく眠れなかった、準備の疲れが出た、ホルモンバランスが乱れたなど、挙式当日の体調が優れなかった花嫁も実は多数。そんなピンチを救ってくれるアイテムを事前に用意しておくと安心。
栄養ドリンク
準備から結婚式、披露宴、二次会まで、楽しくて忘れているけれど、体にはいつしか疲れが! 栄養補給系のドリンクを飲んで乗り切った&持っていけばよかったという花嫁も多いようです。
花嫁ボイス
前日緊張で全く眠れず。着替えが終わるころには早くも疲労感。栄養ドリンクを飲んで三次会まで乗り切りました。(ゆきさん)
ヘアメイクが始まったらあっという間に挙式。その後ゆっくりできる時間がなく……。栄養ドリンクや栄養補給ゼリーなどの簡単に飲める物を持参していたら、体力的にもっと楽だったかも。(mamiさん)
生理用ナプキン
予定日はまだ先だけど、急に生理がきて慌てた、なんていう花嫁の声もちらほら。心配な人は保険として用意しておくとよさそう。
花嫁ボイス
緊張や疲れなどでホルモンバランスが崩れ、当日の早朝から生理に。いつもの周期なら1週間後の予定なので準備しておらず、急いで妹に買いにいってもらい、式中もずっと持っていてもらいました。(Kanaさん)
生理予定日が数日後だったため大きめのナプキンを持参。花嫁姿になる前に着けておきました。結局生理にはなりませんでしたが、「挙式中、急に始まったらどうしよう」と心配することなく楽しむことができてよかったです。(小松恵子さん)
薬
飲み慣れている薬を持っていくのが基本ですが、お守りとして市販薬をもっていったという花嫁多数。ただし、お酒を飲んだら飲めない薬もあるので注意して。おめでた婚の花嫁などは、医師に相談し、処方してもらった薬を持参すると安心です。
花嫁ボイス
ドレスでおなかを締め付けすぎて、少し料理を食べたりシャンパンを飲んだだけで気持ちが悪く……。胃薬や吐き気止めを持っていってよかったです。(ともみんさん)
前日から会場のホテルに宿泊したのですが、緊張のせいか着いてからおなかを壊してしまい、挙式当日も腹痛が。薬を持ってくればよかった。(伊藤杏果さん)
あめ・ミントタブレット
「おなかがすいて気持ちが悪くなりそう」「歯磨きができず口臭が気になる」などという花嫁を救ってくれるのが、あめやミントタブレット。さまざまな種類があるので、好みに合うも物を持参するといいかも。口紅が落ちるのを気にせず口にできるというメリットも。
花嫁ボイス
マタニティー婚でつわりがあったので、お守り代わりにあめを持参。結局食べなかったけど、いざというときは食べればいいという安心感があり、気持ち悪さを軽減できました。(M.Wさん)
緊張して喉が渇くし、飲物や食べ物を口にしてから、ゲストと近い距離で話す際には口臭も気になって……。タブレットを持ち込み、披露宴の最中に少し口に入れたかったなと思いました。(伊藤杏果さん)
●妊娠中に結婚式を挙げる方は、妊婦健診に欠かさず行き、必ず医師の指示を最優先で守ってください。
●おなかが大きくなるペースやつわりの度合い、体調は個人によって差があります。ご自身の体調を最優先に、準備を進めてください。
このままではゲストに失礼!をNICE RESCUE!
ぴったりの数を用意していたはずなのに足りなくなった、当日の朝ミスが見つかったなども、実はありがち。想定外のピンチを防ぐために、ギフトや席札、ポチ袋などの予備を持参するのがお勧めです。
プレゼントの予備
当日ちょっとしたことをゲストに頼んだり、あらためて感謝を伝えたくなったときに、プレゼントを渡すと心が伝わります。披露宴後、ゲストを迎えにきてくれた家族などに会う時なども、プレゼントの予備があるとさっと渡せて喜ばれるはず。
花嫁ボイス
プチギフトは多めに用意しておきました。挙式のみ急きょ参加してくださった方にもお渡しできたのでよかったです。(DAHANEさん)
結婚式の送迎に来てくださったゲストのご家族にも、ちゃんとごあいさつして予備のプチギフトを渡すことができました。(陽子さん)
親あいさつ用のゲストとの関係性メモ
歓談中、親がゲストにあいさつ回りをする際に、新郎新婦とゲストの関係性がわかる紙があると大助かり。どこに誰が座っているかがわかる席次表に、書き込んで渡したという花嫁が多いようです。
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事前に親にメモを渡していたので、ゲストとの話がとてもスムーズに楽しめたと両親に喜ばれました。ゲストの方からも「丁寧に声を掛けていただいて嬉しかった」と好評でした。(かもめさん)
両家の親たちがあいさつしてくれたときに誰が誰かあまりわからず困っていた様子。簡単なメモを作って渡した方がよかったなあと後悔しました。(yn_0525wdさん)
白紙の席札
席札のゲスト名は、新郎新婦はもちろん、ふたりが作った名簿を基に当日プランナーが最終チェックを。当日ミスが見つかっても、予備の席札があればギリギリ変更できます。当日キャンセルが出て急きょ別の人に出席してもらうときなども、予備の席札は必要。オーダーした場合は余分に付いてくるので、当日忘れずに持参して。
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前日キャンセルが出て、近所でいつもお世話になっていた方に参加してもらうことに。当日予備の席札を持っていったので、すぐに差し替えることができてよかったです。(みなみさん)
席札を手作りしたので、ゲストの名前に間違いがないか不安で……。当日は白紙の席札を複数、予備として持っていきました。(ともみんさん)
ポチ袋とピン札
当日、何かをやってもらい、急きょお礼を渡したくなるシーンはよくあります。また、ゲストのお車代を用意しそびれたなんてことも。ポチ袋数枚と、1000円札、5000円札、1万円札で計3万円分ぐらいのピン札を用意しておくと安心です。筆ペンもあると便利。親に預けておきましょう。
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何かあったときのためにピン札を持参。実際使うことはありませんでしたが、気持ちに余裕ができました。(Y.Yさん)
披露宴で新郎側のゲストの方1名のお車代の用意をしそびれるという失敗が。お義母さんが封筒と新札を持参してくれていたため二次会でお渡しでき、とても助かりました。(高田啓さん)
【番外編】海外ウエディングでのNICE RESCUE!
慣れない海外でのウエディングは思いがけないピンチがいっぱい。自分が結婚式を挙げる場所&シチュエーションに合わせて、救ってくれそうな持ち物をピックアップしていきましょう。
花嫁ボイス
【サングラス】
ビーチフォトを撮りましたが、日差しが強くどの写真もまぶしそうな顔……。サングラスを掛けて、目を隠した写真も撮ればよかった。(mueさん)
【ウエットティッシュ】
ビーチフォトの際、砂でドレスが想像以上に汚れがち。ウエットティッシュがあるとすっきり落とせて便利です。(つんさん)
【太いヒールのサンダル】
海外リゾートでガーデンウエディングをしたので太いヒールのサンダルが大活躍。芝生にヒールが刺さらず歩きやすいし、サンダルならではの軽やかさとネイルも見えて、形式にとらわれないラフウエディングが叶いました!(長縄美奈子さん)
【厚手の上着】
夏にパリで挙式を。早朝からだったので日本と違って寒く、厚手のカーディガンを持っていってよかったです。(ありさん)
<一緒にCHECK!>当日の持ち物はもうできた?
From 編集部
心配しすぎず、自分を救ってくれるアイテムを賢く準備しよう!
結婚式で想定外のピンチが起こるのはよくあること。マストではないけれど、あると助かるアイテムを事前に見つけて、持っていけたらラッキーですよね。まずは先輩花嫁の体験談を参考に、何が自分を救ってくれるかチェック。当日は心配しすぎず、リラックスして楽しんでくださいね。
荒井さやか
Coco style WEDDING代表
フリーランスウエディングプランナー
ウエディングプランナーとして、北海道札幌市内の結婚式場に4年半勤務し、2011年に独立。ホテル、専門式場、レストランのほか、公園や学校、自宅などさまざまな場所でふたりらしい結婚式を叶えるフリーランスのプランナーとして活躍中。
取材・文/笠原恭子 イラスト/つぼゆり 監修/荒井さやか(Coco style WEDDING フリーウエディングプランナー) 構成/紺矢里菜(編集部)
※記事内のデータならびにコメントは2019年12月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー94人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2020年2月時点のものです
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