見学前と後ではどう変わる? 「会場の決め手ランキング」
会場見学へ行く前と行った後では、「会場選びの判断基準」が微妙に変わることを知っていますか? 理由はいろいろあるけれど、実際に自分で確かめることで初めて気付くことって結構あるようです。まずは見学前・後の「会場を探す際に重視していたこと」をランキング形式で見てみましょう。
まずはランキング発表から!【見学前・見学後】
見学前に重視していたことと、いくつか会場を回った後で最終的な決め手になったことの違いは上の通り。ちなみに重視する際の背景を、前提条件・ふたりの憧れ・安心感・ゲスト満足度・ゲストへの配慮という5つのポイントに分類したので、併せて確認してみて。
★「前提条件」……希望するエリア・日時・価格など
★「ふたりの憧れ」……チャペルの雰囲気・外観・希望の演出など
★「安心感」……頼れるプランナーさんの存在など
★「ゲスト満足度」……料理や会場スタッフのサービスなど
★「ゲストへの配慮」……交通の便・バリアフリー設備など
ここからは、先輩花嫁たちの見学前・後の気持ちの変化をチェック!
<Case1>めぐみさん【ふたりの憧れ→ゲストへの配慮】
見学前はチャペルの外観など自分たちの憧れを優先していましたが、何軒か見学するうちに、ゲストが快適に過ごせる設備や動線などが気になってきました。
【見学前に重視していたこと】
「キリスト教系の学校に通っていたのでチャペルには強い思い入れがありました。また、パイプオルガンを習っていたこともあり、本物のパイプオルガンを備えた会場を希望していました。おしゃれな外観やゴージャスなイメージの有名ホテルなど、どちらかといえば自分自身の憧れを優先させていたと思います」
【最終的な決め手になったこと】
「見学した会場は5軒。さまざまな会場を回るうちに気になったのは館内の動線です。大きなホテルの中には挙式・披露宴会場からトイレが遠いところもあり、ゲストが不自由するのではと思いました。最終的にはワンフロアにトイレや喫煙スペースがあるコンパクトな専門式場を選びましたが、高齢者やマタニティーゲストもいたため、バリアフリー設備が整っていることも大きな決め手に」
【変わらなかったこと】
「やっぱりチャペルの雰囲気は最後まで譲れませんでした。さらにゲストをもてなすための料理も見学前からずっとこだわっていたことです」
<Case2>たえたそさん【ゲスト満足度→ふたりの憧れ】
見学前に重視していたのは料理。見学後もそこは一貫していましたが、さらにワクワクする会場に出会った後は、素敵な空間づくりや演出への憧れが重視ポイントとして加わりました。
【見学前に重視していたこと】
「結婚式で大事なのはゲストへのおもてなし。おいしい料理が一番のポイントでした。さらに集まってくれた人たちと、かしこまらず、非日常的な気分が味わえる会場でワイワイ楽しみたいと思っていました」
【最終的な決め手になったこと】
「出会った瞬間“ここだ!”と思ったのはプールやガーデンを備えたおしゃれな会場。まるで別世界に足を踏み入れたような感覚に、ワクワクしたのを覚えています。以前から憧れていた“新婦が早着替えして参加するフラッシュモブ”をプールサイドで行うイメージもすぐに頭に浮かびました。さらに家族のように接してくれるスタッフに巡り合えたのも決め手のひとつでした」
【変わらなかったこと】
「準備の段階から楽しいと思える会場であること。そういう気持ちにさせてくれるスタッフの人たちと一緒に、最高の式をつくり上げていくのが夢でした」
<Case3>しおりさん【ゲストへの配慮→前提条件&ゲスト満足度】
見学前は遠方のゲストに配慮して駅から近い会場をイメージしていましたが、郊外の会場を見学したとき、スタッフさんの素晴らしい接客態度に触れ、本当に必要なのはこれかも!?と。
【見学前に重視していたこと】
「見学前は普通の結婚式ができれば良いと思っていたので、手頃な価格で駅に近い会場を探していました。特に遠方から来るゲストが多かったことから、主要駅から迷わずに行けて、宿泊設備が整っているホテルであることが条件でした」
【最終的な決め手になったこと】
「ずばりスタッフの対応。大事なゲストをお任せするのでホスピタリティーあふれる会場であるのは重要なポイントです。説明も丁寧だし帰る際には玄関までお見送りしてくれ、どの会場よりも好感が持てました。4軒回ったうち一番良かった会場は駅から徒歩で20分かかりましたが、それが気にならないほど。シャトルバスもあり、駐車場の問題もクリアになったので最終的にそこに決めました。当初のイメージより規模は小さめだけど、同じ時間帯に別の式が並行して行われない点や、チャペルや披露宴会場が気に入ったことも決定した理由の一つです」
【変わらなかったこと】
「料理がおいしいことと、挙式を人前式スタイルで行うこと。常々キリスト教信者以外の人が教会で式を挙げることに疑問を持っていたので、一押しの会場が人前式を推奨していると知り、嬉しくなりました」
<Case4>はなよさん【前提条件→安心感&ゲスト満足度】
見学前は漠然と「人とかぶらない会場がいいかな」と思っていましたが、いくつか会場を回るうちにイメージが具体的になってきました。信頼できるプランナーさんの存在も大きな決め手に!
【見学前に重視していたこと】
「京都で式を挙げること。ふたりが出会った大学が京都にあり、お互いに思い出がたくさん詰まった場所なので、ここは変わることのない前提条件でした。またゲストが訪れたときに新鮮な気持ちになれるよう、人とかぶらない会場であることも重視しました」
【最終的な決め手になったこと】
「いくつかの会場を回るうちに、ゲストにくつろいでもらえるよう披露宴会場の大きさや雰囲気も重要だなと感じました。もう一つはプランナーさんが信頼できること。打ち合わせなどで長い期間お世話になるし、話がスムーズで端的にまとめてくれるプランナーさんの存在が、会場選びの決め手になりました」
【変わらなかったこと】
「希望エリアと、人とかぶらない会場であること。せっかく足を運んでくれるので、おいしい料理でおもてなしをしたいという気持ちも変わりませんでした」
From 編集部
頭で考えるだけではだめ。まずは会場見学へGO!
見学前と見学後では優先順位が変化することも。会場を訪れて初めて気付くことや、「ここだけは譲れない!」と思い込んでいたことが、実は意外と気にならなかったりするかもしれません。皆さんもあれこれ考える前に、まずは会場見学へ行ってみませんか?
構成・文/南 慈子 イラスト/別府麻衣 D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2020年1月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2019年12月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー89人が回答したアンケートおよび、20~30代の既婚女性206人が回答したマクロミル調査によるものです
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