<結婚式の余興ソング25曲>#2024婚 定番から最新までプランナーが推薦!
「余興で披露する歌は、新郎新婦はもちろん、ゲストみんなに喜んでもらえる曲を選びたい!」。そんな花嫁のために、現役ウエディングプランナーが提案する新旧の余興ソング28曲をラインナップ!叶えたい雰囲気別にお届けします♪ここ数年注目の、<新郎新婦による歌余興>におすすめの楽曲もぜひチェック。当日流す「余興ムービー」などのBGMの参考にも。
今回教えてくれるのは……フリーウエディングプランナー・岡村奈奈さん
Profile
音大卒。婚礼施設勤務を経て2005年にフリーに転向。執筆・監修、メディア出演多数。オーソドックスなスタイルから、アウトドアや音楽ホール等でのユニークなウエディング、伝統的な和婚までオールマイティに対応。カウンセリング型のプロデュースに定評がある。音楽と結婚式、2つの専門分野を生かし、結婚式のBGMへの見識も広い。
【Type1】ウエディングを盛り上げる!
<ハッピーミュージック>
歌って、踊って、笑って。ゲストを、新郎新婦を、会場中を一つに繋ぐ!
「ふたりを祝福したい!」。結婚式に集まったゲストの思いを一つにしてくれる、会場全体を盛り上げてくれるのが、ハッピーソング。思わず口ずさみ、リズムに乗り、踊り出してしまいたくなるような高揚感。曲が持つパワーに思いが重なって、ハッピームードは最高潮に!そんな10曲はこちら♪
ハピネス/AI
おすすめVOICE
ゆるやかなテンポで自然に手拍子を招き、合唱へと繋がっていくことも多い不思議なパワーを持った楽曲。歌詞にある「君」の解釈によっては、「ありがとう」の曲にも「おめでとう」の曲にも。誰がどんな気持ちを込めて選曲したのか、アナウンスもあわせてするとさらに心に残るものになりますよ。
『THE BEST』収録曲
(C)ユニバーサル ミュージック
さくらんぼ/大塚 愛
おすすめVOICE
SNSのダンス動画など、何度もエンドレスにヒットを繰り返す、時代を超えたハッピーチューン。ダンス、お笑い、チャレンジ系など演目を選ばない余興ソングの大王道です。有名曲なので、基本的に歌詞は気にせず、ロック的なノリの良さを楽しんでしまいましょう。
avex trax
あなたにスマイル:)/MISIA
おすすめVOICE
ウエディングに欠かせないキーワードである「笑顔」や「シェア」を表現。溢れる気持ちを届けたいなら、この曲!数えきれないほど歌詞に登場する「スマイル」の言葉は、初めて聞いた人も口ずさみやすいので全員で歌ってみるのもよし。余興以外では、退場シーンの曲としても一体感があって心に残るフィナーレになりそうです。
素材提供:ソニー・ミュージックレーベルズ
岡村さんおすすめの<ハッピーミュージック>。他7曲はこちら!
●恋/星野 源
<もちろんダンス付きで!意外なあの人も巻き込んで>
誰もが口ずさめるヒットソング。巻き込み力の強いイントロはインパクト大!親や親族など「まさかこの人が!」というメンバーが歌って踊れば、さらにゲストの視線はくぎ付けに。ミュージックビデオを連想させる黄色いコスチュームやメガネなど、小道具を取り入れればより盛り上がる一曲になります。
●Make you happy/NiziU
<キレキレもユルユルもOK!みんなで楽しめるアイテムを使って>
みんながまねした「縄跳びダンス」ですでに定番化している人気曲。ダンス経験者によるフォーメーションばっちりなダンスもすてきですが、初心者によるほほ笑ましい光景もおすすめ。NiziUのメンバーカラーを思わせるボンボンやリボンワンズなど、カラフルな小物があると参加しやすく楽しげです。
●やってみよう/WANIMA
<やってみよう!トライトライ!の大合唱がリズミカルな演出に>
人生の応援歌ともいえそうな名曲。だからこそ、どんな企画のBGMにも合います。連続シュートなどスポーツ系のチャレンジ映像なら何倍もリズミカルに見せてくれますし、披露宴内ならスプーンでピンポン玉を運ぶリレーなど、準備がむずかしくなく勝ち負けが気にならない家族やグループ対抗の余興も、この曲があればより楽しげに。
●バンザイ/ウルフルズ
<ノリのいい新郎新婦へ贈りたい>
どんなスタイルの結婚式にも合う、パーフェクトなウエディングソング!率直な気持ちを歌い上げるこの曲を嫌いな人はいないはず。ノリのいいカップルや、愛されキャラの新郎にスポットを当てたい余興の歌にはもってこい。歌い手は男性陣だけでなく、小さいお子さんたちとの合唱もおすすめ。「バンザイ!」のところでは迷わずバンザイのポーズを!
●てんとう虫のサンバ/チェリッシュ
<老若男女の手拍子を誘う、オールマイティな結婚式ソング>
歌詞で描かれている景色は、結婚式の原風景のようなかわいい世界。また、明るくポップでありながら、ミディアムスローなテンポという希少な曲調が老若男女の手拍子を誘います。ダンスやムービー、似顔絵やケーキデコレーションといった演出にもオールマイティに合う一曲。
●世界はあなたに笑いかけている/Little Glee Monster
<ほら笑って!一体感と笑顔を輝かせるハッピーソング>
「Smile Together」のリフレイン、聴く人を惹き込む仕掛けの詰まった曲調、CM曲として馴染みがあることなど、完璧なハッピーソング。新郎新婦が自ら動き回ってゲストの表情を撮影する新郎新婦目線動画など「笑顔」をキーワードにした演出にもぴったり。
●マツケンサンバII/松平 健
<国民的元気ソングで心躍らせよう>
2000年台前半の第一次ブームに続き、今人気再燃中でウエディングシーンでもさらに注目を集めているマツケンサンバ。聴き馴染んだサウンドは、一瞬で陽気で華やかな気持ちにさせてくれます。披露宴の中盤から後半にかけて、ちょっと明るく場面転換したいというシーンにおすすめです。
【Type2】ウエディングを包み込む
<感動系ミュージック>
伝えたい思いを音楽が後押ししてくれる。感動を呼ぶ余興ソング
言葉だけではうまく表せない、新郎新婦への温かな気持ち。数ある名曲は、その歌詞やメロディーによって伝えたい思いを雄弁に語ってくれます。ふたりの記憶の奥深くまでしっかり残るよう、ぴったりな一曲を見つけましょう。そんな10曲はこちら。
ひまわりの約束/秦 基博
おすすめVOICE
アニメ映画の主題歌として知られ、かけがえのない友情や思い出が描かれている名曲です。号泣必至の感動ソングだからこそ、1人で歌うならぜひ歌唱力に自信がある人に。またグループの場合は、女性や子どもの優しい声がマッチ。余興以外なら、退場やエンディングビデオなど終盤での演出の曲に選んでも。
(C)ユニバーサル ミュージック
CAN YOU CELEBRATE?/安室奈美恵
おすすめVOICE
20年前のヒット曲でありながら、今なお大事なシーンに選ばれている「ザ・ウエディングソング」。結婚式らしい、ドラマチックで荘厳な空間へ一気に導けるのは定番曲ならではの強み。1人で歌うなら歌に自信のある人、グループで歌うなら男性など意外性のある人におすすめ。
『CAN YOU CELEBRATE?』
ALL TIME BEST ALBUM『Finally』収録
※New Recording ver.
Dimension Point
家族になろうよ/福山雅治
おすすめVOICE
『ゼクシィ』のCMソングとして印象深く、結婚イコール「家族になる」を改めて提起したウエディングソングのテッパン。未来のふたりを励まし、またふたりを大事に思う周りの人たちをも安心させてくれる曲になるのではないでしょうか。弾き語りや楽器演奏で行えば、さらなる感動を呼ぶこと間違いなし!
(C)ユニバーサル ミュージック
Butterfly/木村カエラ
おすすめVOICE
登場と同時にすぐに不動の定番となった、花嫁の友だちからのウエディングソング。友だち目線のおめでとうソングとして特筆すべきは花嫁との「近さ」。特に親しい友人から新婦に贈る曲として選びたい。王道中の王道曲なので、余興などで歌う場合にはひと工夫を。歌詞に合わせて小道具としてチョウを用意するなど、歌プラスアルファの視覚的な演出があるともっと盛り上がるはず。
『10years』収録曲
日本コロムビア
岡村さんおすすめの<感動系ミュージック>。他6曲はこちら!
●花束の代わりにメロディーを/Aimer
<不動の人気曲を、カバーならではの生かし方で>
言わずと知れた清水翔太の名曲。ウエディングでも不動の人気曲ですが、ここではあえてAimerによるカバーをおすすめします。「僕」を女性が歌うことで、ストレートなラブソングが第三者的に語られるストーリーにも聴こえてきます。温かく見守るゲストたちからの目線に投影され、メッセージビデオや思い出ムービーのBGMにも合いますよ。
●君とつくる未来/ケツメイシ
<シーンを選ばない、ウエディングの感動ソング>
多くのウエディングソングを生み出しているケツメイシ。たくさんの夫婦のよりどころとなり続けています。そんな中でも特にスタイルを選ばずどんなシーンにもフィットするのがこの曲。新郎と友人とで歌うもよし、両家のお父さんが歌うのもすてきです。写真をテンポよく並べたシンプルなスライドショーも感動的に見せてくれるかもしれません。
●虹/菅田将暉
<伝えたい思いが凝縮した、強く優しい愛の歌>
一節を聴いただけで涙が出てしまうという人が続出しています。素朴で、胸に深く響く優しい愛の歌。思いは溢れていても伝える機会がないような、共感100%の歌詞は、結婚式で伝えるのにぴったり。カラオケ、弾き語り、歌詞をかみ締められるような静かな映像もいいでしょう。新郎が撮った、新郎目線の写真のスライドショーもすてきです。
●輝く月のように/Superfly
<感謝の気持ちが伝わりますように……>
「いつか結婚式で使いたいと思っていた曲」として、カップルから挙げられる曲です。パートナーへ、家族へ、かつての自分へ、曲を通じて思い浮かんで、贈りたい相手もさまざま。感謝の気持ちを伝えて、また、この先も月を見上げて同じ気持ちになれたらすてきですよね。BGMとしてだけでなく、「好きな曲をみんなで聴く」という時間をつくるのもアリだと思います。
●LOVE LOVE LOVE(カバーバージョン)/井上苑子
<言葉にならない、溢れ出る思いを届ける名曲>
平成を代表する大名曲。ここでは、よりシンプルサウンドにアレンジされたカバーをご紹介します。結婚式は「思いを伝える」貴重な機会。ゲストが歌うのならば、よりふたりに親しい関係の人が新郎新婦の思いを代弁するように熱唱してほしい一曲です。合唱やバンド演奏でも思いは届くはず。
●未来へ/Kiroro
<大勢で歌うほど感動は深く、思い出は色濃く>
合唱コンクールや卒業式などで歌われることの多い、名曲としても知られる一曲。人生の節目にそっと寄り添う曲として、結婚式でも長く愛されてきました。余興として新郎新婦へ贈るなら、この曲は全員での合唱がおすすめ。歌詞を通じてふたりへのメッセージを伝えることができます。
【Type3】新郎新婦による歌余興
<ふたりからのありがとうソング>
新郎新婦からゲストへ。式当日、高まる感謝をとっておきの一曲に込めて
ゲストの負担を考え、余興はなしにという結婚式が増えている昨今、新郎新婦主導の演出が増加しています。その中でも、新郎新婦自らが歌うという余興例もじわじわ注目を集めています!「私たちも……」と思うふたりにおすすめの、ゲストへの感謝の気持ちが伝わるソング8曲をご紹介!
ありがとう/いきものがかり
おすすめVOICE
数ある「ありがとうソング」の中でももっとも代表的な曲。「ありがとう」から始まるストレートでピュアなメッセージが、冒頭からズドーンと聴き手の胸に迫ります。朝ドラの主題歌として幅広い世代の人に知られているため、年代や性別の垣根を越えて、ゲスト全員に思いを伝えたいときもしっかり届くでしょう。
素材提供:ソニー・ミュージックレーベルズ
手紙/back number
おすすめVOICE
離れて暮らす親に向けて、独り言のようにつづった感謝の歌。直接的な表現ではありませんが、母親から注がれた愛情が映像になって目に浮かぶようで、とても感動的です。照れくさくて素直に思いを伝えられないという新郎新婦は、歌の力を借りて、親やお世話になった人へ「愛情にちゃんと気付いていた」ことを伝えてみては?
(C)ユニバーサル ミュージック
岡村さんおすすめの<新郎新婦からのありがとうソング>。他6曲はこちら!
●ただ、ありがとう/MONKEY MAJIK
<ストレートに、そしてシンプルなのが一番!>
ラブソングのような、いとしい日々を思うような優しい歌。結婚式当日は普段言えない思いや言葉を伝えられたり、涙してしまったり、思わずハグをしてしまったり。どこか魔法にかかったように素直になれるもの。この曲は、新郎新婦から家族や友だちへ掛けたい言葉がそのまま歌になったよう。歌声にして贈るのはもちろん、退場やエンディングビデオのBGMにして披露宴の締めを感動的に彩っても。
●ママへ /AI
<母へのストレートな愛と感謝を歌で伝えて>
母親への愛と感謝がつづられた一曲。ストレートに気持ちを伝えるのは日常ではむずかしいもの。幼い頃、1人暮らしをはじめた頃、そして結婚を決めた時。親との関係に変化の起きる節目に思いをはせた歌詞に、共感するところも多いのでは? お母さんとの中座シーンにもぴったり。泣いてしまっても、お色直しでメイク直しができます。
●Best Friend/Kiroro
<思い出にこれまでの感謝を添えて>
親友へ贈る歌として数多くのアーティストにカバーされ、時代を超えて、今も熱く愛されています。友人だけでなく、親や兄弟姉妹、ゲスト全員に向けてこの曲を選曲するカップルも少なくありません。BGMというより歌をしっかり聴く演出にぴったりなので、新郎新婦による歌余興にぜひ選んでほしい一曲。
●ありがとう/JUJU
<映画のワンシーンのような景色に>
やさしく穏やかでありながら、華やかさのあるサウンドはその場を映画のワンシーンのような景色にしてくれる効果があります。家族や大切なお友だちとのハグ、新郎新婦間で中身をサプライズにしたプレゼント交換など、感謝やメッセージを込めた場面に合わせるのがおすすめです。
●ありがとう/大橋卓弥
<直接言えない感謝と敬意を歌にのせて>
故郷の家族への思いが歌われたありがとうソング。共感を通り越して「これは自分の歌だ」とまで言う新郎新婦も少なくありません。あの時のあの言葉がどんなに支えになったかと強く思っていても、直接伝える機会はなかなかないもの。歌に思いをのせてしっかり届けましょう。
●娘より/Uru
<親からの愛に「ちゃんと届いたよ」と伝えたい>
タイトルの通り、娘の視点で親への思いが綴られた名曲。与えられた愛情の大きさとそれを感じながらも反抗してしまった後悔など、複雑な娘の心の中が描写されています。まさに自分の曲だと感じる花嫁もいるでしょう。そして列席するゲストにも響くところが必ずあるはずです。家族をフィーチャーしたシーンに。
「余興の音楽を選ぶときのアドバイス」from 岡村さん
最近は全体的にサプライズ志向で、ゲストが余興やムービーをプレゼントする場合にも音楽を内緒にすることがとても多い傾向に。ですが全体の流れや曲かぶりなどが生じることを避けるため、新郎新婦でなくてもプランナーや音響担当者には早めに伝えておくとよいでしょう。
また有名定番曲であれば、カバーアレンジもバリエーション豊富。同じ曲でも違うアーティストのものを選ぶなどの方法も。ぜひあわせて検討してみてくださいね!
From 編集部
音楽が持つ力で余興をより楽しく、感動的に。「ありがとう」が溢れる場に♪
結婚式の余興や演出のシーンは新郎新婦とゲストが思いを交わす時間。だからこそ、そこに笑顔や涙が溢れます。伝えたい思いをより深く、楽しい雰囲気をより高めるために音楽は大きな後押しに。ぜひ自分たちの思いや結婚するふたりにリンクした一曲を選んで、心に残る式にしてくださいね。
取材・文/小松七恵 イラスト/二階堂ちはる 構成/松隈草子(編集部)
※掲載されている情報は2023年11月時点のものです
「BGMを決めるときに知っておいてほしいこと」
●会場によって、音源の持ち込みができない場合や取り扱える音源に制限がある場合があります。事前に会場に相談、確認をしましょう。
●曲を購入する前に、会場での使用が可能かを事前に確認しましょう。
●会場によって、音源の再生タイミングの指定など、オペレーションの制限がある場合があります。事前に会場に相談、確認をしましょう。
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